ポスト“以心伝心”。

2011年01月31日

延長後半、李の芸術的なボレーでアジア杯優勝を決めた日本代表。

オーストラリアの徹底的なロングボール攻めに苦しめられ、
何度も危ないシーンもありました。


日本が優勝した要因は様々あるでしょうが、私は今大会を通じて↓、

現場での問題解決能力。 -日本代表ヨルダン戦- 2011年01月10日

>現場の選手が、それを共有してその場で問題を解決する能力があるか

という点が大きかったのではないかと思っています。


若手も多かった今回のアジア杯のメンバーでしたが、
W杯経験者がうまくチームを継承して、引っ張っていったんではないでしょうか。






例えば、

今野が出した×マーク ザック監督第2案と選手の提案が一致し決勝点に[ 2011年1月31日 スポニチ ]

>岩政が第4審判に連れられピッチに入ろうと準備をした次の瞬間、今野が両手で×マークを出した。それを見た指揮官は岩政をいったんベンチに呼び戻し、コーチ陣と協議。同時に選手も試合を進めながら話し合いを持ち、遠藤が選手の総意として代替案をベンチに伝えた。

あの時点で、怪我以外で今野を代えるというのは考えにくかったので、
あの“×”の意味がわからなかったんですが、そういうことだったようです。


日本では、“監督の権威”ばかりがクローズアップされ、
上に逆らうことなど、(部下である)選手にできるわけがないと言われますが、
あの場面は、現場の判断が優先されたシーンでした。

前提として、監督と選手の間に信頼関係がないと出来ないことでしょうが、
どちらか一方からではない双方向のコミュニケーションが成り立っていると感じました。

それ以外のシーンでも、TV番組で名波さんも言ってましたが、
選手がコミュニケーションをとっている姿が散見されました。



日本は伝統的に相手の気持ちを慮る“以心伝心”の文化と言われますが、
その文化は次第に薄れていっていると感じています。

余談ですが、日本の伝統的な武道でも、本来の相手の動きに合わせるより、
フェイントを仕掛けるなど、積極的に自分から相手に働きかける方が主流になってきています。

懐古主義で古き良き日本の伝統の復活を望むのもいいですが、
世界に自らをアピールするためにも、以心伝心を補うために、
“関西のおばちゃん並み”の自己主張も必要になってくるのではないでしょうか(笑)。



さて、“あっちのチームは声出しちゃいけないルールでもあるのかい?”
っていわれちゃったこともあるくらい、昔から大人しいと言われている札幌の選手。


今年の補強は、その辺りも考慮されていたようにも感じますが、
今までのイメージを払拭できるくらい、変われますか。




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16:30

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アジアカップ決勝どうなる?

2011年01月27日

決勝の相手、オーストラリアは、準決勝で6-0で勝っても、
ボール支配率が3分の1しかなかったらしい。

どうも、典型的な堅守速攻カウンターのチームらしい。


ラグビー強豪国でもある屈強なフィジカルを持つオーストラリアに
守備を固められては、正直厳しい。


当然、日本は先制されると厳しいが、同点でも向こうは焦る必要がない。
じっくり守って、セットプレー、カウンターを狙ってくるだろう。

しかも、日本がポゼッション志向だと相手の思う壺になる可能性が高い。
というか、恐らく相手に“ボールを持たされる”。

相手に“持たされる”のではなく、韓国戦の1点目のように意図的に崩して先制できるか、
若しくは、今大会は不調のFKで得点をもぎ取れるか。


今回の日本代表は、失点が多いので守備が不安という評も聞くけれど、
そもそも南アのW杯の代表とコンセプトも違うし、当然、人選も変わっている。

W杯の時は“守るだけのサッカー”だったから、
守備は堅いけれど、流れの中からの点数もほとんどなかった。

今回は点数は取れているが、その分リスクも背負っているので失点も多い。


ただ、今回の決勝に限って言えば、リスクを背負って攻撃すると
相手の思う壺になる可能性があり、引いて守ってもジリ貧になる可能性がある。

個人的には、それでも崩しに行って欲しい。


さて、策士ザッケローニは、香川の離脱もあり、
決勝に向けて布陣変更も含めてどういう手を打ってくるんでしょうか。




日韓戦、今野良かった!

2011年01月26日

アジア杯の準決勝。日韓戦、盛り上がりましたね!


今までの試合と違って、日本も簡単にポゼッションできないし、
全体にコンパクトでプレッシャーもきつかった。

W杯のような緊迫感があって、試合時間は延長、PKと長かったですが、
久々に短く感じる良い試合でした。

韓国も強かったからこその盛り上がりでしょう。


それにしても、PKを献上してしまいましたが、今野、良かった。

まあ、アレがアジアの審判のレベルなんでしょうけどね(-"-;A ...


もう、ザックJAPANに欠かせないCBになってますね。

ボランチもやってるだけに、DFラインからの縦へのパスは、ほとんど今野から。
対人にも強く、カバーリングもいい。

延長後半は、停滞するチームを鼓舞するかのように、
トゥーリオばりに前へ上がっていって、ザッケローニに怒られてましたが(笑)。

ホント良い選手になりました。



決勝の相手、オーストラリアも難敵ですが、
是非優勝してコンフェデに出て欲しいですね!




とりあえず並べてみた。

2011年01月25日

今日は、アジア杯準決勝、日韓戦。

アウェイの公式戦、今までの試合もそうですが、
ホント何が起こるかわからない。

でも、コンフェデで、強豪と試合するところが観たいんで勝って!






さて、コンサドーレも長いキャンプが始まりました。

外国人選手補強の原資の謎はとりあえず横において(笑)、
練習生が二人来ていますが、ほぼ今季の選手が固まったということで、
並べてみましょうか。


フォーメーションは、昨季からの継続で4-2-3-1を想定。

現時点でのwhiteowl的ベストメンバーを選んでみました。



        内村


純平 アンドレジーニョ 古田


  ブルーノ  芳賀


岩沼  チアゴ  河合  日高


        高木






まず、並べてみて気付いたこと。


①スタメンが半数以上入れ替わってる( ̄◇ ̄;)エッ

まあ、そりゃアレだけいなくなればねぇ(;´Д`A ```



②GK含めて、DFラインがほぼ総入れ替え。

河合をボランチに入れるのなら、DFリーダー不在に。

高いDFラインを維持するには、DFラインのコミュニケーションが重要なので、
ここが安定しないと、守備とともに攻撃面にも影響を与えそう。

したがって、DFラインを早めに見極めないと致命傷になりそう。



③センターライン(背骨)も、ほぼ総入れ替え。

≒チームの浮沈は、外国籍選手の活躍次第④高さがない。

そのため、攻守ともにセットプレーは今年も苦労しそう。


また、特に前に高さがないので、単純にクロスを上げても厳しい。

パスを繋いで相手を崩す攻撃が主体なら、SHの“突破”、“得点力”が鍵に。



⑤ワントップ、機能するか?

昨年もここにボールが納まらず苦労したが、補強はなし。

前線にボールが納まらないと、パスを繋ぐにしても他の選手が上がれない。
当然、相手はここを潰しに来る。その上で、自らもFWとして得点をとる。

ちょっと考えただけでも、ハードルが高い(-"-;A ...

トップ下のアンドレジーニョのフォロー次第か。



⑥攻撃のバリエーション不足。

攻撃が停滞した時に、リズムを変えられそうな選手があまりいない。

サブの底上げがないと厳しいか。



⑦誰がキャプテンやるんだ?

フォーメーションと関係ないけど(笑)、コンサドーレ札幌の積年のテーマ。

2年目だけど、純平か?






チームが大きく変わったので、現時点で正直どっちに転ぶかわからない。

しかし、守備に不安があると安定した成績が残せないので、
現時点では、期待よりも不安の方が大きい。

昇格に絡むには、DFラインの安定と助っ人の活躍、ワントップの爆発が必要か。




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14:30

Consadole Sapporo コメント(2)

取らぬ狸。

2011年01月21日

行き先が決まっていなかった、キリノの行き先が決まりました。↓


コンサドーレ札幌 キリノ選手 大邱FC(大韓民国)へ期限付き移籍のお知らせ 2011年01月19日


昨年は怪我に泣かされ、心機一転、Kリーグで活躍して欲しいと思います。



ただ、ダニルソンに続いて、キリノも“レンタル移籍”なんですね。

もし、彼らの移籍金を“見込んで”、HFCが今季の補強をしているなら、
正に“取らぬ狸の皮算用”で、リスクを抱えていることになる。

そう考えると色々と辻褄も合うわけですが・・・

まあ、もしそうだとしても、もうどうにかするしかないんでしょうけどね(-"-;A ...



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12:00

Consadole Sapporo コメント(0)

いろいろ。

2011年01月19日

今年の補強に一抹の不安を感じてしまうのは、
具体的には、一昨年の大分の状況が念頭にあったんですが、
コンサドーレと同じ、道内プロスポーツチームのレラカムイにも
大ナタが振られたようです。


ブライアントHC解任、金田AC昇格へ…レラカムイ新体制で後半戦(2011年1月19日 スポーツ報知)

>深刻な経営難が明らかになったファンタジア。
昨年11月、水沢佳寿子オーナー(48)が2億3000万円としていた累積赤字も、
その後、リーグ側が監査に入り、倍近い4億円以上に上ることが発覚。
リーグへの年会費も2年間滞納し、自主再生は不可能と判断された。

個人的には、こうなるのが一番怖い。

まあ、某掲示板で、某さんは、HFCもこういう風になってJリーグ管理になった方が、
このままHFCに任せるより将来明るいって言ってましたけどね(苦笑)。






札幌助っ人MFアンドレジーニョが来日[2011年1月19日 日刊]

これで、CB、ボランチ、トップ下とチームの背骨、センターラインを
助っ人で固めて今季を迎えることになった札幌。

この補強に、ポジションがモロ被りするのが、宮澤(-"-;A ...


ただ、今回の補強、見方によっては、

育成と結果の狭間で揺れるチーム状況を

表しているようにも感じられるんですよね。


高校の後輩も入ったことですし、厳しいポジション争いから、
今年は成長した姿を見せて欲しいですね。




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13:00

Consadole Sapporo コメント(9)

今年の補強に金銭的な裏づけはあるの?

2011年01月17日

今年の補強は、万全とはいえないものの、
外国籍選手をフルで獲得するなど意外と派手という印象だ。

サポーター的には、昨年出た選手と今年入った選手の戦力比較を
していればいいのかもしれないが、少し心配になってきた。


もしこれが、J1昇格前提で補強したけど、もしできなかったらどうなるかわからない
というHFCのいつもの破れかぶれの補強でないとすれば、
(蓋を開けてみないとわからないが、)
一定程度評価できる補強といっていいかもしれない。


ただ、ニトリがユニフォームのスポンサーから撤退、
昨年の前期決算では大幅な赤字になり、
観客動員の大幅な見込み違いから通年の決算でも赤字になる可能性が高く、
債務超過まで2千万ほどの猶予しかない。


お金が入ってくる話で良い話はないのに、出て行く方だけ派手だと心配になる。


問題は、今年の収支がどうなるかであり、来年もチームを継続できるかだ。
確かに、どんな予算を組んだとしても結果が良ければ問題にはならないかもしれない。

しかし、今まで多くの場合、その甘い見込みの予算に
結果がともなってこなかったために、HFCが多額の債務を抱えることになってきた
という過去を忘れてはならないだろう。






“J2にいるからには、J1昇格を目指す。”

そんなことは“当たり前だ”と言われるかもしれない。


しかし、その一方で、組織に無理をさせ続ければ、その存続すら危うくなる。

という、この単純明快な事実が、しばしば忘れられてしまう。

いや、現実を直視したくないが故に、敢えて無視されているのかもしれないが。


経営の継続性は度外視で、昇格を強いる方は気楽だ。

まして、マスコミなどの周囲は散々J1昇格を煽っておいて、HFCがもし破綻したとしても、
破綻の原因は採算を度外視してチームの編成を進めた放漫経営にあったとするだろう。

どっちに転んでも、自らが煽ってきたことを批判されることはない。


しかし、その状態が続くのなら、おそらくHFCはそう遠くない将来に破綻する。


J1に昇格しないチームなら必要ないのか、
ファイターズがあれば他のプロスポーツチームが北海道に存在しなくてもいいのか。

マスコミやサポーターを含む周囲の人間が、
今一度“コンサドーレ札幌の存在意義”について考えなければ、
失ってからでは遅いだろう。






移籍金収入があったので、想像以上に補強できたと推測することはできるが、
それはあくまでHFCに好意的な憶測に過ぎない。

もし、今、HFCが周囲に説明できない補強をしているのであれば、
ますます経営が危ういとしか言いようがない。

まだ確定できる段階ではないのかもしれないが、できるだけ早い段階で、
しっかりとした見通しに基づいて、
チームの編成作業をしていることを周囲に説明するべきではないか。

マスコミにも、派手な部分だけ報道したり、
批判しっぱなしではなく、そういう姿勢を望みたい。


そうでなければ、獲得前提で練習生をキャンプに帯同させるとしても、
こちらもそんなに選手をとって大丈夫なのか?と素直に喜べない。




今年の陣容。-MF、FW編-

2011年01月13日

昨日、取り上げた“タイガーマスク運動”。
批判的な人もいるんですね。


まあ、確かに、善意であっても、
何でも贈ればいいってもんじゃないことは事実。

これに関係しそうで、私が印象に残っている話は、
途上国に古着を送る活動をしている人から聞いた話。

かつての失敗談として、年中夏の熱帯地域に住む人に、
長袖などの冬物を送ってしまい、現地の人が困ってしまったという話。

まあ、“プレゼント”って何でもそうですが、ちょっとでも贈られる側に配慮して、
善意の押し付け、贈る側の自己満足にならないことが重要なんじゃないでしょうか。



さて、昨日に引き続き、MFとFWの今年の陣容について見ていきましょうか。







MFは、入れ替えもありましたが、
昨年のサッカーを継続できそうなメンバーが残りました。


MF 砂川 誠
MF 宮澤 裕樹
MF 岡本 賢明
MF 芳賀 博信
MF 古田 寛幸
MF 河合 竜二
MF ブルーノ
MF 高木 純平


中盤の構成は、4人か5人になりそう。


SHには、高木、砂川、岡本、古田と観るのが楽しみなメンツが。

結果的に、砂川は出戻る格好になりましたが(-"-;A ...、
今年も去年の最終戦の活躍が出来れば、来年も現役でやれますよ!

岡本と古田は、シーズンを通じて活躍したことがないので、
安定した力を発揮して、そろそろスタメンに定着して欲しいところ。

高木は、GKに高木が入ったので、ここでも純平にした方がいいのかな(笑)。
昨年で能力の高さは示したと思うので、
2年目の今年はチームを引っ張っていって欲しいですね。


ボランチは、ブルーノ、河合、芳賀、宮澤か。

個人的に、昨年の一番の課題だったと思うのがここ。

特に、危険なバイタルエリアでの守備の粘り強さと、
守備から攻撃に切り替わった時の展開力。
その意味で、河合とブルーノの補強は合点がいく。

確かに、現状DFリーダーがみあたらないので、河合はCBで使う方が無難かもしれない。
ただ、バイタルで体をはれる選手が居ると守備が安定するし、
何より、そこから素早く攻撃に転じられれば、チャンスも広がる。

そう考えると、大きな体をいかした守備力に定評のある河合と
助っ人のブルーノのダブルボランチの組み合わせは、
上手くはまれば昨年より可能性を感じる。

宮澤は、4-2-3-1のトップ下か、4-4-2のFWで、
今年こそブルガリアの英雄ベルバトフを目指して欲しい。
三上が入ったので、今年は宮澤にも一皮むけてもらわないと!

芳賀は、今年も縁の下の力持ち的な役回りになりそう。
河合がCBに入った時のボランチ、怪我人が出た時のバックアップ、
DFラインの層が薄いので、SBでの起用もあるかもしれない。
本当に、こういう器用な選手が居ないとチームが上手く回らない。






FWは、1トップか2トップ。
キリノの動向が気になるところ。


FW 中山 雅史
FW 近藤 祐介
FW 内村 圭宏
FW 横野 純貴
FW 上原 慎也
FW 三上 陽輔


今年もキリノが居るなら、キリノが軸になる。

ただ、居ないとなると誰が軸になるか。

目指すサッカーから考えると、キリノを活かす意味でも、
前線でボールをおさめられる選手が必要で、
昨年はそういう意味では、内村が一番機能していた。

おそらく、内村自身も守備の負担の大きいSHよりFWの方がやりやすいはず。


他の前線のおさめどころ候補は、近藤、横野、宮澤か。

ただ、近藤は、前にスペースがあった方がやりやすそうで、
自分がおさめるより、スペースに走りこむ役割の方が向いている印象。


横野は、前線でもっと泥臭く体をはってポストが出来れば、
チーム事情を考えても、もっと出場機会が増えそう。
前線で走り回るイメージが強いけれど、もっと強いフィジカルを身につければ、
ポストプレーにもプラスになるはず。
そして、そのプレースタイルの手本が身近にいることも大きなプラス。


今年、この役目で個人的に期待したいのは宮澤。
今年は、ピッチでもっと宮澤ここにありと自己主張して欲しい。


三上はゴール前でのポジション取りが上手いし、シュートも上手い。
ストライカーの条件はもっている。
これからどういう選手になっていくのか楽しみ。


上原は、現状、その足の速さを活かして、スペースのできる後半のカウンター要員。
そういうタイプがチームにいないので、その意味では代えがいない選手。
ただ、スタメンを目指すなら層の薄いSBへの本格的な転向もありかも。


中山隊長については、今年こそゴンゴールを見たい。
そのためにも、彼が出るような試合展開にチームがもっていけるか。

シーズン序盤にゴンゴールが見られれば、
今年はチームも上手く回っていくかも。



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12:00

Consadole Sapporo コメント(2)

今年の陣容。 -GK、DF編-

2011年01月12日

最近、巷で“タイガーマスク” 流行っているみたいですね。

新年早々、良いニュース。
今年の流行語に選ばれるか(笑)。

唯一の心配は、プレゼントをもらう子供たちに、
“タイガーマスク”は、“覆面のヒーロー”という認識があるのかどうか(-"-;A ...

まあ、もらえるなら誰でもいいか(笑)。


さて、来季の陣容が固まりつつあるので、今日はそっちを見てみようかと・・・。






GKは、下の4人。

GK 髙原 寿康
GK 曵地 裕哉
GK 高木 貴弘
GK 李 昊乗


結局、GKは4人体制でいくよう。

髙原が開幕には間に合いそうもないけれど、
高木の加入でむしろGKの層は厚くなった印象すらある。


注目は、髙原復帰までの第1、第2GK争い。
髙原復帰後は、誰が第1GKになるのか。

最近、“曵地”は“曳地”ではなくて、点があることを知った私・・・。

だからというわけではないけれど(笑)、個人的には曵地に頑張って欲しい。
上に直訴してでも、GKとしての経験を積む機会を増やして欲しい。


李も、GKは特にコミュニケーションが重要なので、
すぐスタメンということはないんだろうけど、
普通に考えれば、第1、第2GKは、髙原と高木で決まりという雰囲気に、
どこまで若い二人が絡んでいけるか。


ただ、シーズン終盤に、李or曵地がゴールマウスの前に居る事になっていたら、
ある意味、チームは非常事態かもしれない(苦笑)。





次に、結果的に、大幅に入れ替わってしまったDF陣(-"-;A ...


DF 岩沼 俊介
DF 山下 達也
DF 櫛引 一紀
DF 日高 拓磨
DF チアゴ


昨年から居るのは、岩沼だけ・・・。

CBは、チアゴ、山下が中心になりそう。

ただ、山下のプレーを見たことがないので、正直よくわからない(;´Д`A ```

チアゴも2007年に京都にいて、J2で戦ってはいるものの
“強い”という以外、あまりよく覚えていない(-"-;A ...


一番の心配は、DFラインを統率できるポスト石川を担えるDFリーダー。

河合がボランチに入るという話も、
チアゴか山下が、DFリーダーになれるという前提だと思われ、
石川が今年も残る予定で補強した感じも否めない。

さて、一体誰が、今年のDFラインを引っ張っていくのか・・・。


それ以外の心配は、右SBに日高が入るとしても、CB,SBともにバックアッパーがいないこと。

櫛引は選手権を見た限り、ルーキーだけに過大な期待は出来ない感じ。
今年もFW登録なわけですが・・・、上原が本格的にSBに転向するのか?


いずれにしても、DFリーダーに誰がなるのか、
また、DF陣は層の薄さも否めないので、今年もDFラインには苦労しそうです・・・(・・;)




post by whiteowl

10:30

Consadole Sapporo コメント(2)

現場での問題解決能力。 -日本代表ヨルダン戦-

2011年01月10日

前回の予告を変更しまして・・・m(_ _"m)ペコリ

昨日の代表のヨルダン戦について、思うところがあったので・・・。


個人的には、全体的なコンセプトが似ているので、選手のレベルの差はあれど、
去年のコンサドーレを観ている様な気持ちに(苦笑)。


そして、相手が引いて守ってくるだろうことは分かっていたのに、
引いた相手を崩す“戦術がない”。

そう評されてしまいそうなこの試合(苦笑)。






まず、ポイントだと思うのは、解説でも言われていたサイドの活用。

どっちかのサイドに寄せておいて、逆サイドや中央に飛び込んで最終的に勝負するという
ゴールを逆算した動きがなかったこと。


ヨルダンに対して、フィジカルで優位に立てない日本は、追う展開で、
得点が欲しいからと前線に上がって立ち止まってボールを待ち受けるのではなく、
フィジカル勝負を避けて、少ないタッチでワンツーなどを活用して、
前のスペースへ入り込んでいく必要があった。

決してフィジカルに恵まれていないメッシが、バルサで活躍できても、
アルゼンチン代表で輝けない理由もその辺だと思っている。

正に、昨日の香川がそうで、メッシ同様体格に恵まれているとはいえない香川は、
相手との接触を避けて、動きながらボールをもらわないと良さを発揮できない。



もう1つは、相手のカウンターに対するカウンターの遅さ。

引いてきた相手が唯一前に出てくるタイミング。
それは、こちらの攻撃に対して、相手がボールを奪ってカウンター攻撃をしてくる時。

だから、そのカウンターを少ないタッチで逆に前に繋げればチャンスになる。

その意味での攻守の切り替えが、昨日は遅かった。
選手が意識していれば、ピンチを容易にチャンスに変えられる。



ただ、問題点を指摘することは簡単だし、おそらく選手もわかっている。

本当の問題は、その後の番組で神戸の宮本選手も言っていたが、
現場の選手が、それを共有してその場で問題を解決する能力があるかということ。

それはピッチという“現場”で起こっているだけに、
監督の指示よりも選手個々の問題解決能力によるところが大きい。

実際、試合中に、監督に出来ることは、
ハーフタイムでの指示・修正と選手交代くらいなもの。


もし、監督が選手に試合前に崩すパターンを教えていたとしても、
同じ事を試合中に何度も繰り返したのなら、その内、相手に読まれてしまう。

また、そのパターンを出すタイミング、そのパターンをダミーにして、
違うパターンで勝負するなど、現場の状況判断の割合は圧倒的に選手の側にある。


そして、サッカーが少なくとも野球と違う楽しみがあると思うのは、
(当然ある程度、戦術的な制約がある上で)現場の選手に大きな裁量権が認められていることと、
選手たちが、そうやって何とかしようとアイディアをひねり出す過程を観られること。

そして、その辺りが私が野球よりサッカーが好きな理由だ。


試合中に、サインによって監督からの指示が逐一出される野球とは違う、
現場の選手の状況判断に委ねられる自由がサッカーにはあると思う。






昨年、札幌の結果が出ないのは、監督の責任か、選手の責任かが話題になりましたが、
見方の違いにつながる理由として、
この辺りの根本的なサッカー観の違いもあるのかなと思っています。


私が選手の側により責任があると考える理由は、
正にこの現場での問題解決能力で、別に札幌の選手が下手糞だとは思っていない。

そして、もしかしたら、
そこの部分が、札幌に限らず日本人にサッカーは向いていない
と言われる1つの理由なのかもとも思っています。




“コンサドーレ札幌って、何で存在するの?” -その1-

2011年01月08日

往々にして、

“強くないと存在価値がない” 

と言われてしまうわけですが、今回のタイトルは、そういう意味ではありません。


敢えていうなら、

少なくとも今は、“強くないチームの存在理由” を提示することが、

コンサドーレ札幌にとって、今後の“ビジョン”のヒントにつながると思うわけです。





道新の↓の記事が一部で物議を醸してますが、

コンサドーレ倶楽部「成長目指し ゼロから」 DF西嶋 J2徳島移籍 (2011/01/06)

私が思うのは、この記事がHFCを批判する意図があるのなら、
選手側だけでなく、HFCの言い分の取材もなければ判断材料がないということ。

また、批判しっぱなしで終わるのではなく、問題点を分析・整理した上で、
どうすべきかという前向きな提言もすべきなんじゃないかと思います。

前任者を賛美する気はないですが、少なくとも前任者はそういう記事を書いてましたよ。






まあ、HFCにビジョンがないと私もずっと批判していますので、
“HFC批判の急先鋒”であることは間違いないわけですが(苦笑)、
だからといって批判しっぱなしもいかんと言うからには、前向きな提言をしようと(笑)。






さて、HFCの内部がこう考えてるのかはわかりませんが・・・


周囲は具体的なビジョンを出せというが、
出したらそれが足枷となって現実に柔軟な対応が出来なくなる。

まして、(経営的に)大きなクラブじゃないんだから、
持続性を持って何かに長期的に取り組む経済的基盤がない。

だから、その時点で、ベストと思われる選択をしていくしかない・・・。



“柔軟な対応と優柔不断”と、“一貫した方針と頑固”

時と場合によって、どっちにもとれるこれらの言葉。


一貫した方針で結果が出なければ、現実を知らないとか柔軟さに欠けると批判され、
コロコロ方針を変えて結果が出なければ、ビジョンがないと批判される。


まあ、結果さえ出りゃ何でもいい んでしょうけどね(笑)。

世の中そういうものです(苦笑)。


ただ、今の“日本の政治”もそうですが、現状の閉塞感を打破するために、
自転車操業から、せめて今後10年、将来どうやっていくのか
という展望(≒ビジョン)が必要だと思うわけです。


それが、少なくとも小沢さんをどうするのかより、ずっと本来の政治の仕事であり、
毎年、ただJ1昇格を掲げ続けるのではない、
コンサドーレ札幌を運営するHFCの本来の仕事だと思うわけです。


そうでなければ、目の前の支持率や結果(成績)に右往左往するばかりで、
人の心を掴むことなんて出来ない。


確かに、理想ばかり語っても困りますが、
現実ばかりで理想がなくても夢がないし、息が詰まってしまいます。


そこで、少なくとも、今は強くないわけですから、
強くなるためにはどうしたらいいかというのも含めて、
コンサドーレ札幌の存在理由を考えることが、
将来の“ビジョン”につながると思うわけです。



前振りだけで長くなったので、続きは次回・・・




選手の移籍自由化に勝ち残るために。

2011年01月06日

まず、

コンサドーレ札幌 上里一将選手 FC東京へ期限付き移籍のお知らせ 2011年01月05日

上里、決断しましたね。私は、この移籍を前向きに捉えてますよ。

FC東京は主力がほぼ残り、J2では半端ない選手層なので、
札幌で戦えることを楽しみにしています。


>移籍に関してとても悩みましたが新しい環境で自分を追い込み、
チャレンジしたいと考えて移籍を決断致しました。

今後、“あれが良い決断だった”といえるような移籍にして欲しいですね。







さて、日本も移籍金制度がなくなったので、
これからも活発に選手が移籍することが予想されます。

ただ、移籍制度が世界標準になったので、
既に、欧州のクラブなんかでは日常的に起こっています。


その先例なんかを見ていると、
中小のクラブが、自由競争の弱肉強食のサッカー界を勝ち抜いていくには、
長期的なビジョンがあるのかないのかが重要になってくる。

いきあたりばったりで監督をすぐ交代させているところは、
大体ろくなことになってない(-"-;A ...

稀に、監督が当たって成績を上げるクラブも確かにありますが、
それは監督が原因ですから、監督が引っこ抜かれるとまた低迷します。


誤解を招きそうなので一応書いときますけど(笑)、
クラブ側がいきあたりばったりで、方針をコロコロ変えるのでなきゃ、
監督を代えるのはありですよ。

まして、中小クラブで長期政権は望めません。

クラブが成績を残せば、上のクラブに監督を持っていかれますし、
成績を残せなければ解任されてしまう。

だから、クラブの側に明確なビジョンがあることが重要になってくるわけです。


具体的に言えば、せめて、そのクラブの“サッカーの色”を固定して、
それに必要なキー選手の保有権獲得と複数年契約、
その選手が移籍するとしても違約金(≒移籍金)で、必要な選手の新たな補強、
契約の切れた他クラブの選手の補強、先を見据えた選手の育成でしょうか。


もう少し簡単に言えば、カウンターサッカーやんのか、
ポゼッションサッカーやるのかで、必要な選手が変わってくるわけですから、
方針をコロコロ変えてるとチーム力はいつまで経っても上がらない(-"-;A ...


で、今のところ、札幌は経営陣もコロコロ変わるので、
常に短期的な結果(≒J1昇格)を求めては、
それが実現できずに赤字を出すことを繰り返しております。

まあ、そういう意味ではどっかの国の首相と同じですね(笑)


事実上、5段階計画は破綻しているわけですから、
HFCには、今年で15年目なわけですし、
明確なビジョンを打ち出して欲しいです。




新年のご挨拶 と いってこい大伍。

2011年01月04日

まずは、新年のご挨拶。

皆様、明けまして、おめでとうございます。


何だかんだで、当ブログも、今年で4年目に突入することとなりました。

これもひとえに、おぢさん(笑) 皆様方のお陰でございますm(_ _"m)ペコリ


元日の天皇杯決勝、試合内容よりも数年前のスーパーカップで
選手以上に存在感のあった家本主審の笛が、
良い意味で存在感がなくなっていて感動しました。

今年は、家本主審以上に、変わったなぁと思えるくらい

コンサドーレにも変わって欲しいと思います(笑)。


本年も、よろしくお願いいたしますm(_ _"m)ペコリ






さて、新年早々、早速、大伍のアントラーズへの移籍発表ですか。


コンサドーレ札幌 西大伍選手 鹿島アントラーズへ完全移籍のお知らせ 2011年01月04日


鹿島は、“イケ面審査”もあるらしいので、それも無事通過したようで(笑)。


天皇杯を制した鹿島とはいえ、試合を観た感じでは代表の内田がドイツに行った後、
SBはチャンスがあるように見えました。


↑の挨拶では、後ろを振り返らずに前だけ見て進んでいくみたいなコメントでしたが、

数年後、“豊平川を遡上して”

必ずたくましくなって帰ってくると思っています(笑)。


もし、その時が本当にきたら、札幌のバンディエラになってくれれば嬉しいですね。


鹿島は羨ましいほどの良いサッカーをしているので、
まずは、鹿島で更に上を目指して頑張って欲しいと思います。




post by whiteowl

19:30

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