2011年09月02日
燃えろ!コンサドーレ 平川弘の通信簿 前線の縦と横 柔軟に (2011/08/24) >要は縦と横の関係を、状況によって的確に切り替えられれば問題はない。それを石崎さんではなく、自分たちでやれるようになれば昇格できるだろう。 確かに、平川さんの言うように、FWの縦と横の関係は役割が違う。 ただ、最近の試合で、FWが縦の関係の時は、ジオゴと内村のコンビ。 横の関係の時は、ジオゴと近藤になることが多い。 この文章を読んで、私が思った疑問は、二つ。 ①内村と近藤のタイプが違うこと。 だから、選手たちで判断して切り替えることが難しい。 ということを前提にして書いているのだろうか(-"-;A ... 現実的には、選手交代によって、 フォーメーションをいじって、シフトチェンジするしかないのでは? ②ジオゴの交えがいないこと。 ポストプレイヤーの不在は、このチームの積年の課題でもあったので 選手層が薄くても仕方がないとしても、出場停止、怪我など、 ジオゴが出れなくなったときにどうするのか。 ジオゴを攻撃のメインにするのではなく、 オプションで使うくらいがちょうどいいのでは。 まあ、というわけで、そもそも攻撃を活性化するには、FWを縦か横かよりも、 (※2トップが縦か横かとも多少関係ありますけれど、) このチームにはもっと重大な課題があると思うんですよ。
私が思う“脱ジオゴ頼み”のキーポイントは、 スペース だと思ってます。 (※スペースというのは、選手が誰もいない“空間”のことです。) どうも、日本のマスコミが伝えるサッカーは、 止まってる と思うことが多い。 フォーメーション上、マークが付くというのは、 正に机上の話で、静止状態の話ですよね。 実際は、サッカーは常に動いてるんです! だから、味方選手にマークが付けば、 味方選手にくっついて守る相手選手が動いた後に、スペースができる。 で、このスペースを他の選手がうまく利用すればチャンスになる。 例えば、ジオゴに相手のマークが集中して、 二人三人と集まってくるということは、、 その周囲には、スペースができるということになる。 要は、そのスペースをうまく使えないことに問題があると思うのです。 もう少しいえば、ジオゴに楔のボールが入ったときに、 誰も前に上がってこないし、ジオゴをフォローしないことに問題がある。 現に、調子の良かった千葉戦は、ジオゴの周囲にいる選手は多かった。 んじゃ、 どんどん選手は前にあがっていけばいいじゃないか! と思いますよね(-"-;A ... では、なぜ前に上がって行けないのか。札幌の選手は、体力不足なのか!?サッカーは、当然チームスポーツですから、組織的に守備をします。 だから、自分が、前に出ていくには、自分が空けたスペースを味方が 埋めてくれる(カバー)という信頼関係が前提となります。 そうじゃないと、サッカーは攻守がすぐ入れ替わるスポーツですから、 自分が空けたスペースを逆に相手に利用されることになります。 また、味方のスペースを埋めることにかけては、 職人の域に達している芳賀不在というのも、 他の選手が、思い切って前にいけない理由の一つになっていると思われます。 それと、パスミスが多いので、思い切って前に出られない という事情も考えられます。 マイボールだと思って前に出たら、すぐ相手のボールになって 守備に戻らないといけないんじゃねぇ(-"-;A ... というわけで、守備に穴をあけられないという不安から、 積極的に前に出ていけないという悪循環。 でも、ある程度、リスクを承知で前に出ていけば、 千葉戦のように主導権を握れると思うのです。 やる気になれば上位相手にも出来るんですから、 いつになったら選手に積極性が出てくるんでしょうかね(-"-;A ...
2010年12月20日
過去のシリーズは↓ 2010年11月26日 パスサッカーと4バック。 -その1- 2010年12月07日 パスサッカーと4バック。 -その2- 2010年12月13日 パスサッカーと4バック。 -その3-
さて、まず、前回の続きから。 今まで説明してきたサッカーは、 ドン引きサッカー(≒DFラインを下げたカウンター狙いのサッカー)に弱いという話。 これも“オフサイド”というルールと関係があります。 オフサイドは、自陣側でしか、かけられないからです。 (参照: http://ja.wikipedia.org/wiki/オフサイド_(サッカー) ) 相手が相手ゴール前に密集しているからと、相手陣内までDFラインを上げても、 センターラインを超えてしまうと、オフサイドトラップをかけられない。 つまり、DFラインの上限は、センターラインまでということになります。 また、相手DFラインが相手ゴール前に張り付いている場合、 そこまで味方FWが追いかけていってプレッシャーをかけ続けるのは難しい。 (※FWよりDFの数が多いし、こちらの布陣も間延びしてしまう。) そして、DFラインにプレッシャーがかからないと、 そこから自由にFW目がけてロングボールが出されることになります。 相手FWは、味方DFとのハイボールの勝負にさえ勝てば、後は、 高く上げられたDFラインの裏の広大なスペースへ進入することができる。
似たような状況で、危うい場面や失点するケースを招くことが、
今季の札幌にも何度かありました。
特に、観客が多くて選手の気合が入った試合で、
その気合がDFラインの強気な設定につながり、DFラインを高めにするものの、
それが裏目に出て相手の逆襲をあっさり喰らってしまう
というパターンが多い(-"-;A ...
試合の状況にあわせて臨機応変に“チームとして”DFラインを設定することが肝要ですが、
対策の1つに、相手のDFでキックの下手な選手にボールを集めさせるという手があります。
DFラインから正確な前線へのロングボールを出されると厄介ですから、
比較的パスの下手な選手にパスを出させるように仕向ける。
これは、パスの上手い選手へのパスコースさえ塞げばいいので、比較的実行しやすい。
(※あのドログバですら、一応やってます。)
逆を言えば、DFラインにパスが上手い選手が多いと
相手は止められないということになります。
したがって、DFラインにパスが上手い選手が求められることになります。
(※この場合は、ロングパスの精度。)
また、DFラインにパスが上手い選手が多いと、
布陣がコンパクトになっている時も有利です。
なぜなら、DFラインから攻撃の起点として、
“有効な縦パス”(≒受け手が前を向けるパス)が出せれば、
その後、攻撃を有利に進められるからです。
(※この場合は、ショート~ミドルパスの精度。)
DFラインでボールを奪って、そこから素早く攻撃に移る時に、
攻撃の起点として横パスやGKへのバックパスでは、攻撃のチャンスを失います。
ちなみに、このパスがチームで上手いのが石川。
だから、このサッカーをやる上で、
他の選手ではなく石川が攻守でキーになるわけです。
2010年12月13日
パスサッカーをする上で、3バックで中盤や前線の人数を増やして、 パスの三角形をたくさん作るという従来の方法ではなく、 4バックでラインディフェンスをして全体をコンパクトにする 一般的な考え方について説明してきました。 その1では、分かりやすい例として、漫画『GIANT KILLING』のシーンから、 その2では、3バックではなく、 4バックでラインディフェンスをする理由について触れました。 今回は、4バックでラインディフェンスをした上で、 更に、全体をコンパクトにする重要性に触れたいと思います。
前回、ラインDFをするのは、特に相手FWをオフサイドにかけるためだと説明しました。 それは、積極的にオフサイドトラップをかけることで、 DFラインを上げることが出来るからです。 オフサイドは、“待ち伏せ禁止のルール”ですから、 DFラインが上がって、DFラインの後ろに広大なスペースが出来ても、 そのスペースで相手選手は待ち伏せすることが出来ません(≒相手選手は入れない)。 ですから、近年、DFラインを上げることによって、以前よりGKの守備範囲が増えていると言われています。 ただし、DFラインを上げることが目的ではありません。 DFラインと前線のFWまでの距離を短くする(≒コンパクト)ことが目的です。 全体をコンパクトにすることによって、 味方選手間の距離を短くしてパスを繋がりやすくし、パスサッカーを実現するというのが、 4バックでパスサッカーをする上での基本的なコンセプトです。 また、単純にDFラインを常に高く設定すれば良いというわけではなく、 こちらがオフサイドトラップを仕掛けるには、 相手選手がパスを出すタイミングを予測する必要があります。 (※相手がパスを出すタイミングでDFラインを上げて、オフサイドをとるため。) 予測するためには、相手ボールホルダー(保持者)に対して、 プレッシャーがかかっている必要があります。 プレッシャーがかかっておらず、相手選手に余裕があれば、 フェイントされたりとパスを出すタイミングが限定しにくくなります。 更に、全体をコンパクト(≒密集)にすることによって、 相手選手へのプレッシャーもかけやすくなるというメリットがあります。 そのため、全体をコンパクトにしてボールホルダーに対してプレッシャーをかけることと DFラインを高く維持することは、お互いに独立して存在できないのでセットと考えられます。 ちなみに、DFラインを上げるのは相当勇気が要ります。 後ろを抜かれたらどうしようと少しでも躊躇するとオフサイドを取れません。 従って、オフサイドトラップを成功させるには、 常にDFラインの選手が、前へ出る意識を持つことが重要ですが、 中盤できちんとプレスがかからず、オフサイドをとれずに何度かDFラインを突破されたりすると、 DFが怖がって、DFラインが次第に下がっていってしまうのが普通です。 しかし、そうなってしまうと、全体が間延びして、 パスが繋がらない、ボールを奪われる、カウンターを喰らう、 間延びしているのでプレスがうまくかからない、オフサイドトラップをかけられない、 DFラインの裏にパスを通されるという悪循環に陥ります。 なので、オフサイドトラップがかからない場合、それはチーム全体の責任といえます。 特に、中盤の1対1で簡単に負ける、 ボールを執拗に追わないという前線や中盤の個々の選手の姿勢が、 DFラインを上げられないことにつながり、チームの悪循環につながります。
4バックでDFラインを上げてパスサッカーをする好例は、スペインリーグです。 スペインリーグのほとんどのチームが お互いにこのコンセプトでサッカーをしているため、 お互いにDFラインが滅茶苦茶高い。 その結果、センターライン付近に両チームの選手が密集します。 そのお互い中央に密集した激しいボール争いの状態から、 時々、DFラインを突破して、ボールがDFラインの裏にこぼれる といった感じのサッカーになります。
札幌の場合は、前線や中盤できちんとプレスがかけられないので、 DFラインが次第に下がり、全体が間延びしていきます。 全体が間延びした状態だと、3バックでも4バックでも大差ありません。 むしろ、3バックにして中盤や前線の人数を増やして、 前へのパスコースを増やした方がパスが繋がるという結果になってしまいます。 スペインリーグのサッカーを目指して、4バックでラインディフェンスをするなら、 もっと中盤や前線でしっかりプレスをかけ、DFラインを上げ、 全体をコンパクトにすることを試合を通じて維持しないとパスサッカーは実現できません。 ただ、このコンセプトは、スペインの様に相手もそうなら、まだやりやすいのですが、 ドン引きしてくる相手に相性が悪く、J2ではそういうチームも多いので、 臨機応変な対応が求められます。
2010年12月07日
札幌にブラジルやアフリカから、練習生が来たみたいですね。 “選手の多国籍化”と報じられてましたが、長らく日本や欧州のチームにとって、 安価な“決定力不足解消”の供給源であったブラジルが変わりつつあります。 ブラジルは、近年、経済発展が著しく、 “BRICs”として挙げられるように、通貨レアルの価値が上がっています。 つまり、ブラジルの選手は、 “安くて上手い”という今までの“お買い得感”が、なくなりつつあるんです。 なんでこの話をしたかといえば、 “決定力不足ならブラジルから選手を連れてくればいい” とは、安易に言えなくなってきているということです。 というわけで、安定した成績を残すためにも、 チームとして個に頼るのではなく、チャンスを多く生み出し、 決定力を高めるチーム作りが従来より必要とされているわけです。
さて、そこで、前回に引き続き、パスサッカーと4バックという話になるわけですが・・・ 前回の記事のコメントで、 “最終ラインにDFを4人並べる4バックでラインディフェンス”が、 くどい って書かれましたが、意味があるんです。(笑) 今回は、DFラインに並べるDFの人数について書こうと思っていたからです。 (↑前回のくどい言い回しは、今回の前振りのつもりでした。(笑)) 基本的に、4バックでパスサッカーをするという考え方は、 オフサイドというルールを前提としています。 だから、最終ラインにDFを横一線に並べるラインディフェンスをして、 相手からオフサイドをとりやすくします。 ラインディフェンス以外の守り方は、主に3バック時に見られる 相手2トップに対してマンツーマンで守って、残りの一人がカバーする方法があります。 (※5バックは、3バックのWBが下がった形として亜種と考えます。 また、DFラインに参加する人数が多いとオフサイドがとりにくくなります。) 3バックでラインディフェンスをする方法もありますが、 それが、2002年W杯時の、トルシエJAPANの“フラット3”です。 確かに、パスサッカーをするなら、DFラインの人数を4人から3人に減らし、 中盤や前線の人数を増やして、3-5-2や3-4-3にして、 パスコースの三角形をたくさん作った方がパスが繋がるように思えます。 しかし、日進月歩のサッカー界が、今後、どうなるかはわかりませんが、 現実には、“フラット3”は、世界的に普及していません。 理由はいくつかありますが・・・、 一つは、4-2-3-1や4-3-3などの1トップや3トップを採用するチームが増え、 3バックでは、DFは一人余らせるというDFの鉄則から考えると 不都合が生じやすいことがあります。 3バックだと、1トップに対しては、二人余る計算になります。 3トップに対しては、FWとDFが同数になってしまいます。 4バックだと1トップに対して、3人余るじゃないか!と思われるかもしれませんが、 その場合は、CBの二人が最終ラインに残り、両SBが積極的に上がることで解消できます。 (※2トップの時も基本的には、どちらかのSBが上がれば解消できる。) 4バックだと、3トップに対して一人余る計算になります。 また、もう1つは、3バックだと、3人のDFの守備範囲が広くなります。 特にピッチの横幅に対して、両サイドをカバーすることが難しくなります。 従って、3バックの選手にダニルソンのような超人的な能力が求められます。 もし、ダニルソンをDFラインに3人揃えられれば、機能するかもしれません(笑) そこで、ピッチの横幅に対して、攻守のバランスを考えると イングランド代表監督のカペッロ曰く、4人が適正と考えられています。 というわけで、オフサイドトラップを狙って、ラインディフェンスをする場合、 最終ラインにDFを4人並べる4バックを採用するチームが多いわけです。 ただ、次に、パスサッカーをするには、 最終ラインをどの位置まで上げるかが重要になってきます。 今季の札幌が、4バックでも3バックでも大して違わない、 むしろ、3バックの3-5-2の方がパスが上手く繋がってしまうのは、 4バックでラインディフェンスをするメリットをチームとして 上手く活かせていない可能性があります。 一応、次回は、この辺りを書く予定です(-"-;A ...
2010年11月26日
最近の札幌は、決定力不足が嘆かれ、 “パスを回すサッカーがしたいのか?” と揶揄されております。(苦笑) 実際、パスサッカー or ポゼッションサッカーといわれて試合を見ると、 “パスで繋ぐこと”や“ボールをキープすること”が 目的のように見えるかもしれません。 でも、そう見えたとしても、パスで繋ぐこともボールをキープすることも、 最終的にゴールを奪うための手段であって目的ではない はずなんですよ、一応(-"-;A ... さて、その“パスサッカー”とやらをして、 パス回しが目的ではなくて、決定力不足を解消するために、 決定力のあるブラジル人を連れて来い! という“身も蓋もない解説”ではなく(笑)、 最終ラインにDFを4人並べる4バックでラインディフェンスをする という一見ちょっと関係ないような話をこれからしていこうと思うわけです。 んが、まず、色々と説明するよりも、 ド━━━(゜ロ゜;)━━ン!! とわかりやすいイメージがあった方がいいので、 4バックのラインディフェンスで、DFラインを高く保つことの重要性を 説明してくれている漫画があるので、それを紹介したいと思います。
それは、みんな大好き『GIANT KILLING』4巻の#30~#31。 ETUのCBコンビ、杉江と黒田がスタメンを外されたところ。 GKの緑川に、CBの杉江は、 “チームが変わろうとしているのに、お前たちは時間が止まっている” と言われます。 そして、自分たちの代わりに出たCBが、自分たちよりDFラインを高く保ち、 中盤をコンパクトにして、選手間の距離を縮めて短いパスを回しやすくして、 自分たちがスタメンの時よりチャンスを多く演出していたと気付くシーンがあります。 まあ、正に、このシーンに凝縮されているので、 お手元にある方は、これを読むのが手っ取り早いという(笑)。 ただ、これでもうお前の言いたいことはわかった!という人はそれでいいんですが(笑)、 お手元にない方もいるでしょうし、次回は、もう少し詳しく書こうかなと思います(-"-;A ...
2010年07月22日
W杯で更新をサボっていましたが、その間に色々とネタも仕入れました!(笑) というわけで、今回は個人的なW杯の還元も兼ねて・・・ 先日のW杯中断明けの千葉戦、札幌はパスがつながらないシーンが目立ちました。 なぜ札幌のパスはつながらないのでしょうか? まず、多くの場合、パスがつながらないと パスの“出し手”が下手糞 ということにされます(;´Д`A ``` しかし、パスの出しどころがなければ、他の選手へつなぐパスの難易度は上がりますし、 逆に、パスの出しどころがたくさんあったり、 パスの受け手がどフリーならパスの難易度は下がります。 したがって、パスがつながらない場合、 一概にパスの出し手のみが一方的に下手糞であるとはいえないと思っています。 そして、特に札幌の場合、 パスの受け手の位置取り(ポジショニング)の方に問題があると思っています。
パスの受け手のお手本として有名なのは、スペイン代表MFのシャビです。 日本だとガンバの遠藤が有名です。 W杯のスペイン戦で、解説の山本昌邦さんも言ってましたが、 シャビはボールを受ける時に、相手選手の中間、 “三角形の重心”に位置取りします。(※下図参照) ・図
(●・・・相手 〇・・・受け手 ◎・・・出し手(ボールホルダー)) ● 〇 ● ● ◎
相手のマークをうけて相手にくっつかれていると邪魔をされる可能性が高いので、 受け手の選手が当たりに強い場合は別としても、 パスの受け手がボールを楽に受けるためには、フリーになっている必要があります。 一般的に、フリーになるには、 “たくさん走らなければいけない”というイメージがありますが、 シャビの1試合当たりの走行距離は特別多いわけではありません。 さらに、身長173㎝、体重68kと決して大柄な選手ではありません。 それでもシャビが確実に味方のパスを受けることができる秘密が、 “三角形の重心”というわけです。 これは、相手の守備が、人に付くマンツーマンディフェンス寄りの場合は難しいのですが、 現代サッカーの多くのチームが採用しているゾーンディフェンス寄り (≒守備ブロックをつくる守り方)の場合は非常に有効です。 なぜなら、相手選手の守備範囲(ゾーン)と守備範囲(ゾーン)の ちょうど中間に位置取りすればいいからです。 守備ブロックをつくるチームは、ゾーンディフェンスで守っていますから スペースをつくろうと別の選手が動いても、マークを受け渡すだけでスペースをつくりにくい。 ですから、こういったスペースのないところでパスを回すには、 “三角形の重心”でパスを受けることが重要なポイントになってきます。 では、常に“三角形の重心”にいればパスを受けられるのか?というと、 確かにそれはそうなのですが、これを常に維持するのは意外と難しい。 なぜなら、上の図は止まった状態なので三角形の重心にいることは容易に見えますが、 当然相手も動いてきますから、最初は三角形の重心にいたとしても、 それを見て相手も寄せて来る可能性があるからです。 つまり、“パスをもらう時”にだけ、三角形の重心にポジショニングする方が望ましい ということになります。シャビを見ているとわかりますが、 常に周囲に目を配って一定の距離を保とうとしています。 そして、スペースがない時は、パスをもらう瞬間だけ三角形の重心方向に少しずれます。 ただしこれは、かなりシビアなタイミングなので、 パスの受け手と出し手のイメージが一致しないと成功しません(;´Д`A ``` まあ、そこがスペインのパスサッカーを真似できそうで出来ないところなのですが(-"-;A ... サッカーはボールを持っている選手(ボールホルダー)に注目が集まりがちですが、 パスの受け手の動きにも注意してみると観戦の楽しみも増えるのではないでしょうか。
2010年07月18日
今回のW杯で、多くの国が採用していた“4-4”で2ラインをつくる “4-4-1+1”のシステム。 札幌もこの守り方を実践して3年前にJ1昇格を実現したことは記憶に新しい。 この守備システムの特徴は、DFラインとその手前でラインを2つつくって ゾーンディフェンスをおこない、ゴール前の危険なスペースを埋めることにある。 2ラインとFW以外の+1の選手をどこに置くかで多少のバリエーションがある。 2ラインの間に、守備専門のアンカーを置けば、より守備的な4-1-4-1になり、 FWにおけば、より攻撃的な4-4-2になる。 いわゆる、“守備ブロック”をつくるという守り方だ。 1つのラインを4人で構成する理由は、3人だと両サイドにスペースができ、 5人以上だと後ろに人数がかかりすぎるため、4人がちょうど良いとされる。 (※実際は、ピッチの横幅に対して4人でも足りないので、本当に危険な場面ではDFラインの人数は増える。) 各国の実力差を埋め、この守り方の有効性が示された今回のW杯という印象がある。 スイスが優勝国のスペインに勝った一戦もこの守り方だった。
その一方で、今回のW杯の国々と三浦監督時代の札幌のそれを比較した時、
札幌の方が、“2ラインが常にきれいに揃っていた”という印象がある。
今回のW杯で、あれだけ常に2ラインをきれいに並べて戦った国はなかった。
しかし、当時の札幌がきれいに2ラインを並べたから悪かったというつもりはない。
なぜなら、ゾーンディフェンスは自分の守備範囲(ゾーン)では1対1が前提になるが、
その1対1で勝つ可能性が高い場合は、2ラインを揃えることには意味があるからだ。
この場合、布陣のバランスが崩れないので、そこからカウンター攻撃に移りやすい。
J1昇格当初は、これを目指していたと思われる。
だから、DFラインにCBを4人並べるなど、
チーム内でフィジカルの強い1対1に強い選手ばかりを起用していたのだろう。
しかし、チーム内では1対1に強いはずの選手を起用しても、
J1レベルでは通用しなかったことに誤算(?)があった。
W杯でも、守備ブロックをつくって守るチームは、戦力的に相手よりも劣る場合が多いので、
きれいに2ラインを形成することよりも、ボールサイドで数的優位を作ろうとしたのではないだろうか。
そこで、1対1で勝つことが望めないので、 ボールのある側で守備の人数を増やして数的優位を作る必要に迫られた。 ラインをきれいに揃えることを優先しては、ボールサイドで数的優位はつくれない。 だが、1対1で相手にかなわないことを前提に、 ボールサイドで数的優位を作って守る場合、 当初の自分の守備範囲(ゾーン)を捨てて数的優位をつくるため、 刻一刻と変化する状況にあわせた 選手個々の危険察知能力≒“カバーリング”能力が問題になってくる。 結局、選手が、1対1の守備も、カバーリング能力もJ1レベルになく、 戦術ではカバーしきれない選手間の実力差があったので、 再びJ2に降格した可能性が高いのではないかという思いを 今回のW杯を見ながら強くした。 本当に選手に実力があるのなら、どのような戦術を用いたとしても、 現在のように、ここまでチームが低迷することもないはずだろう。 札幌はチームとして“選手の育成によって昇格を狙う”というのであれば、 今のところJ1レベルの選手の育成に成功していない ということになるのではないだろうか。
2010年03月03日
前回の記事に対して、前に出てフォアチェック(プレッシング)するより、 リトリート(引いて守りを固める)するべきなんじゃないか?というコメントを頂きました。 これもなかなか楽しい議論になりそうな話題です。 CBの1対1の弱さというのが、大分戦の1失点目のように瞬間的に相手に振り切られることだとすれば、 DFラインが前に出る方が危険で、DFラインを引いて裏のスペースを消した方がいいのではないか? こういう場合の解決方法は、DFラインを下げて守るリトリートでしょう。 ですが、私が、引くことをなぜ避けた方がいいと考えたかといえば、 “メンタル”面を重視したからです。 まず、開幕戦、今年一年、こうやって戦うんですよってのを チーム内外に示すことが重要と考えるなら、 石崎スタイルを貫いて、フォアチェックでいくのではないかということ。 また、 >練習試合2連敗に「結果を求めない段階なのに『これがキャンプか?』と思うぐらい食事会場が暗かった」と三上大勝強化部長(38)。 (※[ゴン42歳の挑戦](上)「本物のプロ」の姿勢が若手の意識変えた(2010年3月3日 スポーツ報知)) ↑のように、ベテランを補強しても、突然変わるわけもなく まだまだメンタル面で弱さを抱えているのが現状です。 運良く、先制して2-0になったとして、残り時間が少なくなって引いて守ろうとしても、 必要以上に積極性を失ってしまう可能性がある。 そこで一点返されて、2-1にでもされたらガタガタになる可能性がある。 それなら、むしろ開き直って前に出続けるしかないと考えたのが第一。 次に、1失点目について石川がブログで、 オフサイドをとるか相手についていくか迷ったと書いてありました。 ディレイされずパスの出し手にしっかりとプレッシャーのかかっていないところでの、 DFラインの上げ下げの瞬時の迷いは命取りになります。 出すタイミングすら、わからないと上げられませんけど・・・。 前に行くしかないと開き直っていれば、迷わない(笑)。 この辺りが、私がフォアチェックを支持する一番の理由です。
さて、現状認識の部分として、CBの1対1での強度の話ですが、 確かに、1対1といっても色々な意味を含みます。 PSMを見た場合、かの二人は瞬発力がないので振り切られている。 その意味では、確かに他のCBの怪我人の復帰は解決に繋がりません。 が、高さそのものはある。背も180以上あるし二人ともヘディングそのものは強い。 石川はセットプレーからヘッドで得点もしている。 西嶋は三浦監督時代、相手GKのキックを跳ね返す役割をしていたほど。 これだけ見れば、高さはあるがスピードがないので、DFラインの後ろにスペースをつくらない というのが良いということになる。 が、二人とも、体をぶつける、“当たり”に絶対的な強さを発揮するタイプではない。 ガツガツボールホルダーにぶつかっていって取るタイプじゃない。 さらに、西嶋に関しては、ボールウォッチャーの癖もある。 単純な高さがあっても、相手に体を寄せられた状態でそれをどこまで発揮できるか。 当然、相手FWとの駆け引きもある。 当たりの強さという点からは、箕輪、吉弘、ソンファンの復帰が解決に繋がると考えています。 さらに、鳥栖のFWには、J2レベルでは十分実績も残している“高さと強さ”のある豊田と万代がいるので、 この二人とのマッチアップでゴール前の高さ勝負で完全に抑えられるかちょっと疑問です。 であれば、DFラインを上げて、自陣ゴール前から相手FWを引き離すというのも手かと。 まあ、状況にあわせて、前からいくのか引いて守るのか判断して、 それがチームとして意思統一して実行できるのが一番だとは思いますが(-"-;A ...
2010年01月28日
広島から新加入のハンジェが、昨年の札幌の印象を [2010コンサドーレ新鮮力](上)昇格請負人・李漢宰(2010年1月28日 スポーツ報知) >「札幌は、攻守のバランスが悪かったと思う。」 と評していた。 以前、“チャレンジ&カバー”と“ゾーンディフェンス”。で、 札幌の課題は、ボールホルダーへのプレスによって生じるスペースへのカバーリング、 パスコースを消すなど、状況にあわせたポジショニングにあると書いた。 ハンジェの言っているのは、おそらく相手に利用されるスペースをつくってしまう 布陣のバランスの悪さのことを言っていたのだと思う。
ヤンツー時代は、カバーリングなんていいって感じだったし(苦笑)、 三浦さんの時は、機械的に動いていた。 J1昇格、その後の残留を目指すなら、ポジショニングの精度をあげていかないといけないだろう。 ただ、三浦監督時代、主に用いられていた4-4-2のフラット型が、 世界中の多くのチームで採用されるようになったのには訳がある。 現イングランド代表監督のカペッロによれば、ピッチのサイズにあわせて 選手を合理的に配置すればこうなるしかないと自信たっぷりにいっていた(笑)。
◎図1(4-4-2の並びとゾーンの意識) (●・・・選手) ● ● ━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ● ┃ ● ┃ ● ┃ ● ┃ ━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ● ┃ ● ┃ ● ┃ ● ┃ ━━━━━━━━━━━━━━━ ●
わかりやすい上に、基本的に穴がない。 積極的にプレスをかけるとしても選手の配置のバランスが良いのでかけやすい。 守備は、積極的にプレスに行くかどうかの違いで、動きそのものにはあまり違いはない。 問題は、こっから攻めに行く時で、バランスを崩さないように攻めるとすると、 サイド攻撃かカウンターしかなくなる(-"-;A ...(←コレ三浦時代。) だからといって、攻める時に、あまり布陣のバランスを考えずに攻めると、 今度は、攻守が逆転した瞬間に、そのバランスの悪さを引きずる(←コレ去年。) これを解決するには、全員のカバーリングの意識を高めるか、 カバーリング専門の人員を配置するくらいしか思いつかない。頑張れ!ノブリン!あとは、攻められたときに、引かない守り。で書いたように、 ボールを取られた時に、安易に下がらずに潰しにいくとか、シュートで終わるとかか・・・。 今年は、4バックと2トップが前提ということなら、中盤の4人の配置は、 フラット型の4-4-2にして、全員のカバーリングの意識を高めるか、 4-1-3-2のように、できるだけ2ラインを維持したまま、 バイタルエリアにカバーリング専門の人員を配置するのがいいのかなぁと 相互リンク先のはげおさんの一連の『妄想③を楽しむ(で苦しむ?)!』 を読みながら今年の布陣について考えていたことを書いてみました。
2009年12月18日
前回の記事、 “ゾーン”から“チャレンジ&カバー”に変わっても、札幌の守備の課題は変わっていない。2009年12月16日 に対して、色々と表現の不足もあり、反響もありましたので、 もう一度、書いてみたいと思います(-"-;A ...
まず、昨季までの三浦監督の“ゾーンディフェンス”と 今季からの石崎監督の“チャレンジ&カバー”は、何が違って何が同じなのかという点。 大きく違うのは、守備の意識の部分。自分から相手ボールホルダーに積極的に寄っていって “チャレンジ”するのが、石崎監督の“チャレンジ&カバー”。 相手が自分のゾーン(守備範囲)に入ってから、相手のマークに付くのが 三浦監督の“ゾーンディフェンス”。 “チャレンジ&カバー”が、積極的にボール保持者に寄って行くのに対して、 “ゾーンディフェンス”は、相手が来るのを待って、引き込む感じ。 だから、網を張って待ち構えるとか、守備ブロックを作って待ち構える、 “受身”という表現がされます。 その点では、確かに意識の持ち方が、180度違います。 しかし、だからといって、“チャレンジ&カバー”が、 ゾーンディフェンスと180度違う守り方をしていたり、 人に付くマンツーマンディフェンスなのかというと、それは違います。 なぜなら、どちらもまず、積極的か受身かは別としても、ボールホルダーに対して、 プレッシャーをかけに行きます。(※下図1参照。) すると、守備側の一人が相手に寄ったことでそこにスペースができます。 (※下図2参照。) そのスペースを埋める動きのことを“絞る”とか、“カバーリング”と呼びます。 (※絞るのは、どちらかで良い。) この一連の動きは、三浦監督の“ゾーンディフェンス”も 石崎監督の“チャレンジ&カバー”も同じだからです。
・図1 (◎…ボールホルダー、〇…守備側) ◎ ↓ ↑ 〇 〇 〇
・図2 ◎ 〇 〇→ (←)〇
守備側は、基本的に幾重にもラインをつくって守備をします。 人を横に並べることで、ボールを前に運べないように 幾重にも壁をつくると考えればいいでしょうか。 守備をする時に、人を危ないところに隙間なく並べるというこの発想が、 そもそもゾーンディフェンスの考え方です。 そして、守備側が動くことでできるスペースを埋める(=カバーリング)という考え方も、 ゾーンディフェンスの考え方です。 ですから、“チャレンジ&カバー”も“ゾーンディフェンス”なのです。
一般的に普及している、“ゾーンディフェンス”が自分のゾーン(守備範囲)を守り、 “マンツーマンディフェンス”は、マン(人)に付くという説明は、 ある意味正しくて、ある意味間違っています。 まず、完全にオールコートで、1対1で人に常に付いて守るのが、 狭い意味でのマンツーマンディフェンスです。 一方、ゾーンディフェスは、 相手に利用されるスペースをつくらないことが最も大事な点とされます。 つまり、危ないところに人を置いて、相手の侵入を許さず守るのが ゾーンディフェンスということになります。 CMで、ゴール前にたくさんのキーパーを並べたり、巨大なキーパーを置くCMがありますが、 ゾーンの究極的な考えは、アレだといえます。 将棋でいうと、将棋は、一番最初の形が最も堅いといわれます。 動かすので隙が出来るともいえます。(ただ、動かさなければ攻めることもできませんが(-"-;A ...) しかし、完全な理想の形でマンツーマンディフェンスや ゾーンディフェンスを行っているチームはありません。 まず、完全な形でマンツーマンディフェンスをすると、 1対1での能力差が出やすくなります。 まして、現代サッカーは、SBが攻撃参加しますから、それに付いていくとなると、 マークする対面のFWは、ボールを持って上がる相手SBを追いかけて、 自陣の深い位置まで戻らなければならないことになります。 これを攻守の切り替えのある度に行うと、スタミナが持ちません。 一方、完全なゾーンディフェンスをしようとすると、一歩も動けなくなります。 危ないところに人を置くわけですから、動くと危険なスペースができてしまうからです。 (※だから、動いた後にできる危ないスペースを埋めるカバーリングが必要。) しかし、サッカーはコートが広いので、 11人では危ないところ全てに人を置いて守ることができません。 ですから、ゾーンディフェンスであっても、 ボールホルダーに合わせてゾーンそのものも動く必要があります。 また、前回もバスケの例を出しましたが、 ボールホルダーに対してノープレッシャーだとゾーンの中に入れなくても、 ゾーンの外側から攻撃を許すことになります。 (※サッカーだと、ミドルシュートやクロス。バスケなら3ポイントシュート。) したがって、ゾーンを守ることを優先するゾーンディフェンスであっても、 ボールホルダーに対してノープレッシャーで良いということにはなりません。 つまり、ゾーンディフェンスであっても、人に付いて守備をしなければなりません。
したがって、現代サッカーでは、どのチームも基本的にゾーンディフェンスで守っています。 (※相手のキーマンに対して、マンツーマンで守るということはあります。) 違いがあるとすれば、“どこからどこまで人に付いていくか”という判断の違いでしかありません。 一見、三浦監督の“ゾーンディフェンス”と石崎監督の“チャレンジ&カバー”では、 守り方が異なるように見えますが、大きく守り方が変化しているわけではないのです。 (※実際、カバーリングの上手い芳賀や西は、監督が代わっても試合に出ている。) 全てのチームが、マンツーマンディフェンスとゾーンディフェンスの中間の守備を行っています。 “人に付く”要素が強くなるとマンツーマン寄りの守り方になりますが、 同時に、マンツーマンのデメリットである1対1の差も出やすくなります。 逆に、“人に付く”要素を弱めて組織的に守れば、個人の差は出にくくなります。 (※ゾーンの要素を強くすると、マークの受け渡しが非常に難しくなります。) 昨季は、それでも個人の差を埋めきれずに降格したといえます。 したがって、個々の守備能力の向上がJ1昇格と残留へのキーと考えるべきです。 (※もしくは、より組織的な守備を磨くかです。) 昨季も今季も、積極的にボールへチャレンジするか、相手を引き込むかの違いはありますが、 どちらも広い意味でゾーンディフェンスであり、ボールホルダーへの1対1のプレッシャーと スペースを埋めるカバーリングのセットで、それが重要である点は変わりません。 今季も守備が破綻気味でしたが、 それは戦術が変わって慣れるまで時間がかかったというよりも、 昨季も今季も選手が同じ課題を抱えていたからだと思うのです。
プロフィール
当ブログは、ただのサッカー好きが、地元北海道のプロサッカーチームであるコンサドーレ札幌の情報を中心に、サッカーの話やそうでないものをチラシの裏的に書いたものです。 “whiteowl”の由来は、“ドーレくん”から何となく。 特に、サッカーの戦術やプレーに興味があり、他のスポーツも観ます。空手は、黒帯。 最近は、気分転換も含めて、スタジアムの色々なこところで観てます。 始めは純粋にサッカーだけに興味があったのですが、このチームは経営がもっとしっかりしないと強くならないと感じるようになってからは、HFCの経営に関する記事も書いてます。 尚、記事が長いのはデフォルトです(-"-;A ... コメントについて: 当ブログでは、長文コメント大歓迎です。 頂いたコメントに、すぐ反応できない場合が多くて申し訳ないのですが、極力返事をする方針です。 ただし、感情的なコメント、悪意が感じられるものについては、スルーするかブログ主権限において削除する場合があります。 ※当ブログはリンクフリーですが、コメント欄にでもこそっと書き込んで頂けると嬉しいです。
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