2010年09月24日
アウェイの柏戦は、雨の中、1-5で気持ちの良いくらいの大敗。 これで奮起しなかったら、本当の負け犬。
さて、どの辺が“FORZA!”コンサドーレなのかと疑問だったので(笑) 札幌、要所でミス 後半5失点(09/24 10:00) >札幌は首位の柏をたたいて、前節ホームで負けた悪い流れを変えるはずだった。 前節の試合を観ていたのなら、 どこに首位の柏を叩けるような光明があったんでしょうか・・・ 勝手に“変えるはずだ”などと期待されても困るというものでしょうに(-"-;A ... >前半は柏に押し込まれながらも、しっかりと身体を寄せ、こぼれ球を拾うなど 「みんな身体を張って、よく守っていた」(石川)。 これに関しては、体を張るとかいうより↓ 【J2:第27節 柏 vs 札幌】レポート:雨水を含んだ重いピッチ状況でも、ポゼッションスタイルを貫いた柏がゴールラッシュで大勝。数的不利の札幌も気迫の反撃を見せたが、連敗を喫す。(10.09.24) >「イシさん(石崎信弘監督)のことだから前からプレスに来る」と柏の選手たちは、 かつての指揮官の出方をそのように予想していたのだが、 札幌は柏の陣形が整っていない状況では前からプレスを仕掛けるも、 柏のポゼッションの陣形が出来上がった時には無暗に前から獲りに行かず、 リトリートしたブロックの中で激しく奪いに行くというメリハリを効かせた。 雨の試合は、技術の差が出やすいとされます。 そんな状況の中、首位の柏相手に前半の0-0は善戦といっていい。 負け試合でも、こういうところはちゃんと評価して欲しい。 >後半は守ってカウンターという作戦に出た(道新) 後半、DFの藤山をFWの近藤に代えた3-4-2の采配は、 守って引き分け狙いというよりもむしろ、 前の人数を減らさずに勝ちを狙った積極的な采配でしょう。 柏との力関係でカウンターサッカーを強いられるのは織り込み済みだし、 さらに一人退場の状態で、ポゼッションサッカーを志向したところで出来ない。 カウンターは当たり前で、後ろに人数を確保して守りを優先するよりも 前線の人数を減らさずに、カウンターの威力をあげることを優先した 数的不利でも勝ちを狙った攻撃的な采配だったと思います。 そして、前半終了間際の上里のプレーに対して、 >警告1枚、滑りやすいピッチという状況を考えれば、やってはいけないプレーだった。 確かにそうかもしれないし、ミスなのかもしれません。 でも、ボランチとして体を張ることが少なかった上里が、 “ボールへの執着”を見せたシーンでした。 冷静な判断は持ってほしいけれど、このプレーでカードをもらったことで、 萎縮してせっかく変わり始めたボールへの執着心まで失って欲しくない。 まあ、こういう観方(viewpoint)もありますよってことで(苦笑)。
【J2:第27節 柏 vs 札幌】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(10.09.23) >前線でタメができる内村と宮澤を縦の関係のFWにしてスタートさせたんですけど、 なかなか前線でボールが収まらなくてタメができない分、 攻撃にかける時間が長くなってしまったんじゃないかなと。 (-ω-;)ウーン、最大の問題はここでしょうね。 でも、これも今に始まったことじゃなく(-"-;A ... 昨季は、クライトン>ハファエルと力のある外国人がここに居て、 今季、ここに外国人選手がいなくなった。 それなのに、今季、 マイクみたいなはっきりとポストが上手い選手は誰も補強しなかった札幌。 選手の成長でカバーできると踏んだのでしょうけれど、それが大誤算。 それでも選手の成長を待つのか、補強するのか、 今のサッカーそのものを捨てるのか。 そろそろ来季の展望をHFCには示して欲しいです。
2010年08月23日
甲子園決勝戦ということもあって、そっちに男性客が流れることも予想しての
あの日の“女子会”という企画だったのでしょうかね。
オイラは、サッカーが面白ければ不満はないです(苦笑)。
さて、試合内容に関してはいつもの繰り返しになりそうなので、気になったところを・・・。
【J2:第23節 札幌 vs 栃木】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(10.08.21) >石川がいないぶん、いいビルドアップができなかったというのはありましたが 確かに、CBのパス能力って重要だなぁと。 特に、縦ポンのカウンターサッカーではなく、ポゼッションサッカーの場合。 DFラインでボールをまわし、タイミングを見て前線に配球したり、 サイドに展開したり、ボランチに預けたり・・・。 ビルドアップの際の最初のパスの出し手になることが多いCB。 パスがつながらないと前の方の選手の責任にされがちだけれど、 このパスで時間的な余裕が作れると後の攻撃が楽になる。 ボールをもらいにボランチが下がりすぎると、時間もかかるしボランチの位置も低くなってしまう。 CBでキックが上手かったのは、曽田とソンファン。 西澤とCBを組んだ時、西澤が全部曽田にボールを預けていたのが懐かしい(笑)。 しかし、今や二人ともいないわけで・・・ 今まで吉弘と藤山もどちらかといえば、曽田と組んだ時の西澤タイプ。 上手いやつが蹴ればいいという訳にもいかず(;´Д`A ``` DFラインは相手から最も遠いのでプレッシャーをあまり受けずに、 前と連動して受け手が前を向けるパスを配球するチャンス。 相手陣地でパスの受け手が前を向ければ、そのままドリブルをしても、 さらに前にパスをしても、相手に脅威を与えられる。 逆にいえば、チャンスをうかがいDFラインでまわしても、最初のパスが悪くて、 パスの受け手が前を向けずに後ろに戻してしまうようなパスでは、 なかなかいいチャンスにはなりにくい。 ハードルは高くなるもののパスを受ける側に工夫があれば、 前を向けるかもしれないので、一概にパスの出し手のみが悪いともいえないけれど・・・ バルサを手本にして、ポゼッションサッカーを目指すなら CBにも1対1の強さだけではなく、 メキシコ代表のマルケスのような足技も磨いて欲しいですね!
2010年08月16日
逆転負けの後じゃ、ブログを更新するモチベがあがらねぇっす。
特に後半、守備ブロックをつくっても、DFリーダーの石川の抜けた後のDFラインは、
自陣のペナルティエリア内とかなり低かった。
守備位置が低ければ、相手はブロックの外から容易にゴールに迫れる。
例えば、バスケで、ゴール下をゾーンで固めてスペースをなくして密集しても、その外側から3ポイントをうたれる感じ。
ある程度相手に自由にさせていても、
どこかでしっかり跳ね返せるのならいいのですが・・・
蒸し暑さがあったとはいえ、ブロックを作ってスペースを消しても、
足が止まって相手にプレッシャーがなければ相手を自由にさせてしまう。
確かに、その前に、チームとしてキープできず、シュートも3本なんだから、 DFラインをあげるタイミングもなかっただろうし、 守り疲れがくるのは仕方のないことなのかもしれません。 が、そのままでは相手に押し込まれるのも時間の問題なわけで、 その状況をどこかで何とかして欲しいというのが観ている方の心理。 シュート数“3 vs 18”じゃそう思われても仕方ないですが、 おそらく、“やられっぱなし”という印象があるのが、 試合後の心象を悪くしている原因の1つなんじゃないかと(;´Д`A ``` 蒸し暑い夏のアウェイ戦は、札幌にとって“鬼門”だと思うので、 “心頭滅却すれば火もまた涼し”と仰る方もいるやもしれませんが、 動きの悪さの原因が“暑さ”なら、アウェイは引き分けでもいいと割り切って、 私はドン引きカウンター狙いをするしかないんじゃないかと思っとります。 確かに、育成型のチームとして、結果よりも内容を求めるのはいいとおもいますし、 今さら結果を求めても昇格は手遅れなのかもしれませんが・・・ 札幌の場合は、北海道という地理を考慮したサッカーの必要性があると思いますし、 おそらく現時点で観客動員がかなりまずいことになっていると思うので、 このまま1度も盛り上がることなく失速するとオフが心配です(;´Д`A ```
2010年08月03日
日時:2010年7月30日(金)19:33キックオフ 会場:kankoスタジアム [入場者数] 11,290人 [天候]晴、気温30.0℃、湿度68% [主審] 岡田 正義 [副審] 原田 昌彦 / 伊東 知哉 前半4分 田所 諒 岡山 1-0 札幌
“カズvsゴン”のレジェンドマッチよりも、 ある意味すごい今季2度目の“筑波大学同期対決”。 それも42歳の選手と監督としてなんですから、人生本当にわからない。 まあ、あまりこの点は注目されてませんが、現実逃避もかねた導入ということで(苦笑)。 さて、夜の7時半からのキックオフとはいえ、30℃越え、湿度も高い。 救いがあるとすれば、全部日陰で直射日光があたらないことくらいか(-"-;A ... こういう試合に限らず先制点は大事ですが、 蒸し暑さによって消耗戦になることを考えれば、 先制点の重要性は普段以上であったはず。 慎重に試合に入るということであれば、 ブロックをつくって様子をみるという選択肢は理に適っていましたが・・・
となると、このゲームプランが崩れたのは、やはり前半4分の上里のプレー。 自陣ゴール前、シュートも上手かったですが、 一番とられてはいけない位置で取られてしまいました(;´Д`A ``` 最近のボールを受けてからの上里のファーストチョイスは、ほぼキープ。 常に同じ行動をしていれば、相手に狙われていた可能性すらあります。 本人は大事に繋ごうという意識から、まずキープするのでしょう。 そして、上里の左足のキック力があれば、 大きなサイドチェンジやチャンスメイクも期待できる。 監督もそれを期待しているから上里をボランチでつかっているんだと思うんです。 ただ、この間のなぜ札幌のパスはつながらないのか。でも指摘した スペイン代表のシャビとの違いは、ボールを持った時のポジショニング。 特に常に周囲を確認しているか、していないかの違いが大きい。 シャビを見ていると、自分がパスをもらう前はもちろん、 自分が味方からパスをもらっている間ですら、 ボールよりも周囲を常にキョロキョロして確認しています。 シャビがボールを失うところをほとんど見たことがありません。 当然、この裏には、トラップに自分の意識を大部分傾けなくても 確実に受けられるという技術的な裏づけもあるでしょう。 ただ、上里の場合、以前に比べてポジショニングは格段に良くなっています。 そして、この場合は周囲を確認していなかったので寄せられましたが、 確認を常にやっていないということではなくて、やってる時とやってない時がある。 プレーにムラがあるんです。 それが、暑さによるものなのか体力的なものなのか、精神的なものなのかはわかりませんが、 前半4分という時間帯を考えれば、意識の問題という可能性が高い。 自分でもポカミスという認識があったので、 その後がっくりきて前半のうちに交代させられてしまったのかもしれません。 (※【J2:第20節 岡山 vs 札幌】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(10.07.30)) >Q:上里選手の交替については。 「怪我で不調なのか分からないんですが、余りにも動きが悪すぎたので、交替しました。(札幌は)それほど実力があるチームじゃないので、失敗して下を向いてると何も出来ないんじゃないかと。失敗しても前を向いて積極的に戦っていくことが必要なんじゃないかと思います」 しかも、これは上里に限らないことですが、 チームとして後半に監督の指示があって修正されるまで、 自分たちで不利な状況を修正して、どうにかしてやろうという意識が低い。 前半は、反撃するどころかそのまま岡山に押し込まれています。 そして、後半のように意識が高くなっても、 個人で何とかしてやろうという意識が高くなって自滅してしまう。 (※【J2:第20節 岡山 vs 札幌】試合終了後の各選手コメント(10.07.31)) >●砂川誠選手(札幌): 「前節の事もあって、先制点の重要さを話していたんですが。最後まで相手を崩せなかったことが大きいです。奪いに行ってチャンスを作らなければいけないのに、今は個人でサッカーをしている、チームで出来ていないと思います」 内容をともなって勝てていないという自信のなさが、 今の状況を招いているのかもしれませんが、 内容をともなって勝つまで自信がもてないということであれば、 “卵が先か鶏が先か”の議論になってしまう。 せっかく再開明け、千葉に3-0で快勝しても、 その後、ホームの大声援を受けてプレッシャーに押しつぶされ、 そして、建て直しのために重要な試合で連敗。 自ら流れを逃しにいっているようにしか見えません。 今年もまた、このまま失速してしまうのでしょうか(;´Д`A ```
2010年07月27日
久々に2万7千人近い観客が札幌ドームに集まり、会場にも熱気が篭っていた。 試合前、いつも以上のサポーターの声援が後押ししたのか、 選手からも勝ってやろうという気合が十二分に感じられた。 しかし、その気合が空回りしてしまったのか、 開始早々、訳のわからないうちにPKになってしまった感じ(;´Д`A ```
ただ、PKになったシーンも含めて気になったのは、
相手のボールを持っている人(ボールホルダー)へのプレッシャー。
おそらく当初のゲームプランでは、積極的に前線からプレスに行く予定だったのだと思う。
その場合、DFラインを高くして全体的にコンパクトにする必要がある。
しかし、その分DFラインの後方(DFラインとGKの間)にスペースをつくるため、
中盤でしっかりボールホルダーにプレッシャーがかかっていないと、
PKと判定されたシーンのようなDFラインの裏に抜けようとする相手FWを
DFが後ろや横からチャージするような危ない場面になる。
確かに、あの判定には疑問が残る。 しかも、あの開始早々の時間帯、あのホームの大観衆を前に、 ゲームバランスを大きく崩すことになる、“誤審”を恐れないPKの判定と、 そして、一発退場の判断を下した“主審はある意味すごい。”(苦笑) W杯でも誤審は問題になり、次の欧州チャンピオンズリーグからは、 試験的に、ゴールの横に副審を二人増やすようだ。 判定に泣くこともあれば笑うこともあるので、 それもサッカーの一部と割り切るしかない・・・。 審判のせいにしても勝てるわけではないのだから・・・。
その後、不満そうな内村と高木を交代して4-2-3-1から4-4-1に。 この突然の事故への対応は、落ち着いた素晴らしいものだった。 しっかりと2ラインで守備ブロックを形成し、試合を落ち着かせることに成功。 ただ、ここでも寄せの甘さが気になった。 ゾーンディフェンスの場合、自分の守備範囲(ゾーン)では基本的に1対1であり、 自分のゾーンで相手に十分にプレッシャーをかけずに、 安易に味方にマークを受け渡そうとすると、 相手に自由に動きまわるスペースを与えてしまう。 ここが正に、札幌のゾーンディフェンスがJ1で通用しなかった理由ではなかったのか? そこが依然として改善されていない(;´Д`A ``` 特に、FWならまだしも上里と宮澤は、ボランチとしてボールホルダーへの寄せが甘い。 自陣なのに寄せが甘いので、相手に精度の高いクロスをゴール前に入れられ、 横浜FCに得点を許したり、ゴール前で決定的なチャンスを作られる原因になっている。 ボールへの執着心が感じられず、淡々と守っている印象すら受けてしまう。
そして、もう1つ気になったのは、4-4-1にして守備ブロックを形成したのなら、 少なくとも前半、狙うのはカウンターだろう。 しかし、チームとして守備の意識はあっても、そこから素早く攻撃に切り替えて、 チームとしてカウンターを仕掛けるという意識があまり感じられなかった。 前半は、ボールを奪っても周囲の動き出しがなかったし、 かといって、ロングボールでキリノをDFラインの裏に走らせるというよりかは、 不得手のポストプレーをさせて起点をつくれず(;´Д`A ``` 後半は、芳賀をリベロにして、近藤をFWに入れて3-4-2にして、 2点差ということもあって、サイドの藤田と高木が積極的に上がった。 1点返したシーンも右サイドの藤田がゴール前に飛び込んで生まれた。 しかし、石崎監督も試合後にコメントしていたが、 ボランチからタイミングよく前線にボールが出ない。 こねくり回した挙句、横パスやバックパス。 これでは、折角走りこんでいても完全にカウンターのタイミングを逸してしまう。 ただ、負けていたこともあり、 “一本のパスでどうにかしてやろう” という気持ちが強すぎて、 パスの出し手も受け手も縦に急ぎすぎていたのかもしれない。 前線へのパスの出し所がないなら、誰かがフォローしてそこから前に出したり、 サイドチェンジをするなど、もう少し視野の広さや落ち着きがあれば また違った展開になったのかも・・・。
しかし、まあ、選手の勝ってやろうという気持ちは十分に伝わってきた試合だっただけに、
11人だったなら・・・と思うと非常に残念な試合です。゜゜(>ヘ<)゜ ゜。
今回ばかりは、仕方ないとはいえ審判に試合を壊された感じは否めません・・・。
さらに、これで次節、西嶋と石川が出場停止と相変わらずDFラインが、
火の車ですが、今節、吉弘も人に強いところを見せていましたし、
藤山が戻ってきます。
そして、終盤に見せたあの必死さを次節にも継続できれば、
次の試合こそ勝点3がとれるのではないでしょうか。
2010年07月20日
日時:2010年7月18日(日)19:03キックオフ 会場:フクダ電子アリーナ [入場者数] 15,716人 [天候] 晴、気温27.1℃、湿度73% [主審] 高山 啓義 [副審] 下村 昌昭 / 竹内 元人 〇得点 5分 古田寛幸 89分 古田寛幸 93分 岡本賢明 千葉 0-3 札幌
前半の早い段階で先制、相手の反撃を粘り強く耐え続け、
終盤にダメ押しの追加点を 2点 も!
文句のつけようのない試合展開で、3-0の快勝。
序盤の低迷から抜け出し、中断期間明けの反転攻勢に向けて
素晴らしい好スタートを切った札幌。
しかも、W杯中断期間中に、4-2-3-1の場合、
両SHの得点力が決定力不足解消の鍵になると書いたら、
あっさり右SHに入った古田が2得点(笑)。
特に、2点目はアルゼンチン代表のメッシを彷彿とさせるようなゴール。
昨年、Jにデビューしたての頃のゴールに直結するようなあの動きが戻ってきた。
これで一気に決定力不足も解決か!?
さて、一見、明るい材料ばかりに見えるこの試合。 しかし、当然、目の前の1試合1試合を勝っていくことが最も大事なことではありますが、 その先にあるより大きな目標をJ1昇格、その後の残留とするなら、 素直に喜べるような試合内容ではないことも事実かと(-"-;A ... また、この試合は、まだ動ける早い段階で先制できたことも大きかった。 札幌にとってアウェイでの夏の暑さは天敵であり、動ける時間は限られる。 その後、意図的に引いたのか、 反撃に出た千葉に単に押し込まれただけだったのか・・・ 意図的に引いたのであれば、 もっと鋭いカウンターを繰り出して、もっと早い時間に追加点が欲しかった。 しかし、相変わらずビルドアップでのミスが多い(-"-;A ... J2でつなげなければ、J1ではボールに触れることすらできないだろう。 今のままでは、“運良く”昇格できたとしても、また1年で降格濃厚。 厳しい見方をすれば、勝ったとはいえ、まだJ1昇格を目指すことすら時期尚早である ということを露呈してしまった試合内容だったといえないこともない・・・(・・;) そうはいっても、勝利に勝る成功体験がないことも事実。 次のホームは、この勝利を本当の実力に変えていけるかを 試される試合になるのではないでしょうか。
2010年06月07日
日時:2010年6月5日(土)13:04キックオフ 会場:正田醤油スタジアム群馬 [入場者数] 9,382人 [天候] 晴、気温26.4℃、湿度40% [主審] 岡部 拓人 [副審] 名木 利幸 / 唐紙 学志 21分 近藤祐介 56分 高田保則 草津 1-1 札幌
前節の感想が、奇しくも当てはまってしまった今節。 2010年05月31日 本当に、“前半から後半のようなプレーをできるようにしなければいけない”のか?【第15節 vs 富山】 >前半善戦しても、後半(特に後半の後半)まで体力が続かないという課題は、 昨年のオランダ戦の時と何も変わっていない。 >そして、代表と似たような戦術をとる札幌も、前半飛ばして得点できず、 後半ばてて失点するというパターンを昨年から繰り返しているように見える。 これは一朝一夕で克服できるような生易しい課題ではないし、 昨年から散々繰り返してきたことでもある。
しかし、札幌は、アウェイの長距離移動というハンデがある限り、 特に、アウェイの戦い方を工夫しないと勝てないチームだと思っている。 さらに夏場は、気温差というハンデがある。 暑いところから涼しいところへの移動は比較的楽なのに対し、 その逆、涼しいところから暑いところへは、体の適応が難しい。 真夏に、新千歳から羽田に降り立った時のまとわりつくような暑さは、何度経験してもなれない(-"-;A ... 前からボールを奪いに行くプレッシングサッカーは、 ただでさえスタミナを必要とするだけに、この環境の変化は厳しいといわざるを得ない。 それは、敵の指揮官にも読まれていた。 【J2:第16節 草津 vs 札幌】副島博志監督(草津)記者会見コメント(10.06.05) >暑さの中でのゲームだったので慣れていない札幌は後半、動きがにぶることが予想できた。 確かに、走ることは必要だ。 しかし、某紙のいうように、人間の環境への順応を無視して、 アウェイでもとにかく走れというのは、精神論以外の何ものでもない。 まして、札幌のように前から積極的に奪う守備は、 草津のように前線のターゲットを狙ってロングボールを蹴り、 中盤の組み立てをとばしてくるようなチームに対しては効果が薄い。 相手が自陣の深い位置、DFラインから蹴ってきた場合、 そのパスの出所を止めるためには、敵陣深く走らなければいけない。
今の前線から積極的にプレスをかけるスタイルで、札幌で結果を残そうと思ったら、 プレッシングorゾーンディフェンスの臨機応変の対応は努力目標ではなく、 出来ない限り、後半にスタミナ切れをおこして“とりこぼし”を続け、 昇格圏にいくことはないのではないかと思っている。 長距離移動を避けて通れない札幌にとって、ハードルはさらに高い。 もし、選手が戦術に柔軟性を持たせるようなレベルにないというなら、 アウェイだけでも終始リアクションサッカー、カウンターサッカーをやるしかないのではないか。 状況にあわせたサッカーは、柏から移ってきた時に石崎監督も言っていたことだ。 頑なに同じスタイルを継続することは、確かにブレないチームの方針になるが、 結果が出なければチームの自信にもならない。 現実的にその“見極め”をしないと、 このままズルズル行くことになりかねないのではないだろうか。
2010年05月31日
ホーム厚別の開幕戦で、富山に3-1で快勝。 下位相手、厚別開幕戦、これで勝てなければ深刻だったところを何とか勝利。 宮澤、西嶋の今季初ゴール、古田はプロ初ゴールと これから、何かのきっかけにして欲しい試合だった。
その一方で、3得点とはいえ、FWの得点がないと嘆く向きもあるようで・・・ 日本では相変わらず、“DFは守る人”、“FWは点数をとる人”というイメージが強いのだなぁと。 だから、得点できないときは特にFWが批判され、 マスコミではよく、謎の “攻撃陣” なる表現が登場する。 是非、“トータルフットボール”といわれる現代サッカーにおける“攻撃陣”の範囲を教えて欲しい(-"-;A ... 時代錯誤も甚だしく、如何に “てきとー” に記事を書いているのかがわかる表現でもある。 だが、ピッチの上にいる11人、例えGKが得点したとしても1点は1点。 FWが得点しても、GKが得点してもその価値は一緒。 そして、サッカーは相手よりゴールをたくさんした方が勝ちといういたってシンプルなルール。 ゴールを奪うことが唯一の目的で、その目的のためにピッチの11人が協力する。 だから、結果的に決めれば、ゴールは誰が決めてもいいと私は思う。 むしろ、そういう意識がなければシュートを打つ意識は高まらないだろう。 そして、私が一番重要だと思うことは、 誰がゴールを決めるか、わからないサッカーの方が楽しいということだ。 サッカーまで分業による“縦割りの弊害”を受ける必要はない。
【J2:第15節 札幌 vs 富山】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(10.05.30) >後半はある程度安定して戦えたんですが、 やはり前半から後半のようなプレーをできるようにしなければいけない。 この石崎監督の発言には、少し違和感がある。理想論としてはわかる。 しかし、現実問題として、プレスを90分続けることは難しい。 正に、昨日の日本代表のイングランド戦だ。 オウンゴールの2失点での敗北だけに善戦したという見方も出来るが、 両サイドでプレスがかからず、サイドから触れば1点という精度の高いクロスを上げられ、 DFが触らざるを得なくなり招いた失点だった。 両サイドのプレスがきかなくなった時点で、DFラインは下がらざるを得ない。 失点も時間の問題だった。W杯本番直前で、怪我を恐れてか、 強豪イングランドとはいえ、やる気のない相手に完敗した事実は変わらない。 前半善戦しても、後半(特に後半の後半)まで体力が続かないという課題は、 昨年のオランダ戦の時と何も変わっていない。 そして、代表と似たような戦術をとる札幌も、前半飛ばして得点できず、 後半ばてて失点するというパターンを昨年から繰り返しているように見える。 これが勝ちきれない要因の一つにもなっているようにも思う。 これから代表に期待することは、 残された時間で出来るだけコンディションを整えて90分プレスを続けること。 しかし、札幌の場合は、アウェイの長距離移動、夏の気温差を考えると、 常に最高のコンディションで試合に臨むことは期待できない。 奇しくも、前半抑え目で後半勝負になった今節。 西嶋のミドルで前半のうちに追いついたという心理状況も大きかったかもしれないが、 試合展開という点でも、今後のきっかけになって欲しい試合だった。
2010年05月07日
昨晩、“すぽると”のインタビューで、カターニャの森本が、
4ヶ月ゴールできなくて、“ゴールの仕方を忘れた”、“当時は苦しかった”と語っていた。
そして、今は、あの苦しい経験が糧になっているとも。
今のコンサもゴールできない、勝てないという苦しい状況を乗り越えて、
“あの頃の苦しい経験が今活きている”なんていえる時期が来るのでしょうか。
それとも、このまま失速してしまうのか…
内容は悪くなかったと思います。でも、惜しい試合を繰り返しても評価はされない。
これからの自分たちのためにも、そろそろ結果を残して欲しいと思います。
総括してしまえば、ヴェルディとの試合はそんな感じ(-"-;A ...
以前、頂いたコメントの返事でも書いたのですが、指導者の指導不足を批判するのは、 “うちの息子の成績が悪いのは、先生の指導が悪いからだ。”と言っているのと同じだと。 実際、指導力に疑問をもたれる指導者がいることも事実ですが、 少なくとも、石崎監督は今まで実績を残してきた監督です。 それと、こういう不満の背景には、“うちの息子の実力は、本当はこんなものではない”という ある意味、親の“過大な”評価があるとも思っています。 確かに、指導者の与える影響は大きいですが、チャンスを生かすも殺すも、 結局は、選手次第だとも思っています。 まして、大人の“プロの世界”なのですから、 自分が活躍できない理由を監督のせいにしても、給料はあがらない。 サッカーを実際にするのは、選手ですから、 これからの選手の奮起に期待したいと思います。 ただ、気になったのは、この試合に対する石崎監督のコメント。 【J2:第11節 札幌 vs 東京V】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(10.05.05) 何かちょっと手詰まりを感じますね(-"-;A ...
2010年05月03日
昨日、更新もしていないのに、更新した日よりも多いくらいのアクセス数がありまして・・・(苦笑)、 どっかにリンクされたのか、GWだったからか(笑)、熊本戦、どぅーなのよ?ってことなのか。 チームの調子も良くないから筆も進まないし、GWなんでまったりしよう! なんて思ってたんですけれども(-"-;A ...
日時:2010年5月2日(日)13:04キックオフ 会場:熊本市水前寺競技場 [入場者数] 6,806人 [天候] 晴、気温25.1℃、湿度39% [主審] 佐藤 隆治 [副審] 相葉 忠臣 / 穴井 千雅 ●得点 いない。 熊本 0-0 札幌 ●フォーメーション (多分、こんな感じ。) キリノ 藤田 近藤 上里 宮澤 芳賀 岩沼 石川 藤山 西嶋 高原
道新によれば、前半は4-3-3で、FW3人だから攻撃的って話ですが、 はげおさんも書いてますが、結果的に、キリノの1トップの4-1-4-1 ってのが妥当かと。ポイントは、両サイドの征也と近藤の位置。 3-5-2の場合もそうですけど、サイドの選手がどこにいるかで、 攻撃的なのか守備的なのかは変わってくる。 札幌が、いくら 俺たち3トップだぜ! って言い張ったところで、 FWが中盤まで下がって吸収されて、前線に顔を出す機会が少なければ、 それを普通FWとは認識しないわけで・・・(・・;) 征也と近藤が上がれなかったのは、キリノの1トップ、 不得意なポストプレーでボールがおさまらなかったこともあるでしょう。 そこで、キープできなければ、上がれませんからね(-"-;A ... 後は、好調の上里さえ押さえておけば、札幌の攻撃は沈黙と(苦笑)。 何て、相手にとっては簡単なんでしょう(苦笑)。 実際、前半はシュート1本。 さらに、熊本が結構外してくれたので、助けられた側面も強かった。 前半はいいところなし。
後半は、3-5-2に変更。
札幌の3-5-2は、両WBが高めに位置するので、
両WBが最終ラインに吸収されて5-3-2になって守備的に成りがちな3-5-2でも、
攻撃的だといえます。実際、前半の“3トップ”より攻撃的だったと思います。
んじゃ、最初から3-5-2がいいんでないかい?とも思いますけれども、
今節の熊本のサイドの選手は、札幌のWBにお付き合いしてくれて下がってくれたのですが、
3バックの場合、DFラインの両サイドに出来るスペースをつかれてそこからクロスを上げられ、
中央で“高さ勝負”ってのをやられると今の札幌は耐えられるかどうか。
だから、試合の頭から3-5-2を使うのは、危険がいっぱいだと思うわけです。
おそらく、今回、4-3-3(4-1-4-1)にした理由は、
点数が取れないので、前で近藤とキリノを使いたかったっていうのと、
トップ下に宮澤だけだときついし、上里が好調だから、彼を前目で使いたかった。
これを両立させようとしたら、そうなったみたいな・・・。
まあ、あまりシステムをいじっても好転するどころか、
選手が対応できていないので、悪循環になっている気がします(-"-;A ...
ただ、もし、そういう意図だったのなら、
開幕の頃に比べれば、上里と宮澤も成長していると思うので、
開幕の布陣、4-4-2に戻すというのも手かと。
中盤を逆台形じゃなくて、ボランチ2、トップ下2のボックスにしてしまうのもアリかと個人的には思いますが。
チームとして、何か“きっかけ”が欲しくて、色々と動いてはみたが、
ダメな時は、何をやってもやっぱりダメなのねってことで、
そんな時は、原点回帰ってことで(-"-;A ...
前節は、北海道からの長距離移動と急激な環境の変化の影響で、
動きが悪いのかとも思ったのですが、
今節は、中二日とはいえ相手も同じ条件ですし、
熊本でミニキャンプをして臨んだので、その言い訳はちょっと厳しい。
今まで書いてきた攻撃の判断のスピードとかスペースとか、
あっさりカウンター受ける守備とか、セットプレーの守備とかの課題が改善されて、
惜しかったドローとかではなく、むしろ相手に助けられた試合ではあったのですが、
最早、3連敗しなくて良かったと前向きに考えるしかないのでは?
プロフィール
当ブログは、ただのサッカー好きが、地元北海道のプロサッカーチームであるコンサドーレ札幌の情報を中心に、サッカーの話やそうでないものをチラシの裏的に書いたものです。 “whiteowl”の由来は、“ドーレくん”から何となく。 特に、サッカーの戦術やプレーに興味があり、他のスポーツも観ます。空手は、黒帯。 最近は、気分転換も含めて、スタジアムの色々なこところで観てます。 始めは純粋にサッカーだけに興味があったのですが、このチームは経営がもっとしっかりしないと強くならないと感じるようになってからは、HFCの経営に関する記事も書いてます。 尚、記事が長いのはデフォルトです(-"-;A ... コメントについて: 当ブログでは、長文コメント大歓迎です。 頂いたコメントに、すぐ反応できない場合が多くて申し訳ないのですが、極力返事をする方針です。 ただし、感情的なコメント、悪意が感じられるものについては、スルーするかブログ主権限において削除する場合があります。 ※当ブログはリンクフリーですが、コメント欄にでもこそっと書き込んで頂けると嬉しいです。
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