もっとシンプルにいけばいいのに(;´Д`A ``` -第18節 甲府戦-

2009年05月31日

第18節は、4位の甲府と0-0。

上位との直接対決で勝点を縮めたい試合でしたが、内容からみれば
中盤でミスもあり、決定的なチャンスも少なく、妥当な結果でしょうか。

しかし、甲府は札幌よりも上位。さらに、アウェイですから、0-0の引き分けで問題ない。
問題なのは、札幌の方。とにかく勝たないことには、上位との勝点は縮まらない。

負けないことで危機感が出にくいですが、確実に上位との勝点は開いています。
これでまた、昇格が遠のく結果に(;´Д`A ```






さて、試合前にキーにあげたサイドでの攻防。
いくつかサイドから危ないシーンも作られましたが、
しっかりと前回の反省を活かして、守備に関しては、ほとんど問題なかった。
むしろ安全に行き過ぎて臆病すぎたくらい。
予測不能の強風の影響もあって、“おっかなびっくり”やっているというのが近い表現でしょうか。


問題は守備から攻撃に切り替わった時の1発目、2発目のパスの精度が悪すぎる。
キープも出来ないから、すぐにボールを失うような状態では、
後ろは自分の持ち場を離れて上がりたくても危なくて上がれない。
これが他の選手の動き出しや、フォローが少なかった原因の一つでしょう。


選手と監督が言及してますが、確かに、このパスミス多発の原因の一つに、
厚別の強風の影響もあると思います。


“聖地”と呼ばれているので、今まで、若干書くのがはばかれたのですが、
石崎サッカーと厚別の相性は悪いまあ、そんなこと気にならないほど技術が高ければ問題ないのですが(;´Д`A ```

もう少し正確に言うなら、正確なパスを通そうとするサッカーは強風と相性が悪い。
サッカーは、数十cmパスがずれると通らないですし、通ったとしても、
受け手の欲しい場所とずれると位置を修正しなければならず、攻撃の時間が遅くなります。
相当の技術がないと強風でパスを正確につなぐのは難しい。

今までの札幌のサッカーの多く、岡田監督、三浦監督など、堅守速攻型でした。
堅守速攻型のサッカーにとって、強風というのは逆に都合がいい。
前にとにかく蹴り出して、それに速いFWが反応して裏に抜けてゴールする。
アバウトなボールを前線に供給すればいいので、カウンターサッカーにとっては都合がいい。
風上なら、押し込まれていても、風にのってボールが前線まで伸びる。
風下の場合でも、逆風でボールが止まるので、
DFラインの裏に抜けるパスは、むしろ通りやすい。
また、攻守がはっきりしているのである意味守りやすい。

それが、厚別が“聖地”といわれることになった一つの理由だと思っています。
(※以前もちょっと書きましたが、陸上競技場としての厚別の価値はほとんどありません。
なぜなら、2m以上の追い風が吹くと参考記録にしかならないからです。
強い逆風でも記録は出ませんから、陸上競技場として致命的な欠陥といえます。)


ですから、とにかく前にロングボールを蹴って、
それに速いFWが追いついてカウンターというアバウトなサッカーならまだしも、
もう少し細かくパスを繋ぐサッカーを志向する場合、あの強風ではちょっと厳しい。


そうはいっても、今後も札幌は厚別でやらなければいけない。

では、どうすればいいのか?

その答えは、恐らくアバウトなサッカーをやればいい(笑)。

ノブリンは、ハーフタイムに指示を出しています。

【J2:第18節 札幌 vs 甲府】ハーフタイムコメント(09.05.30)プレーが遅い、もっと判断を早くしてテンポを上げてプレーしよう。後半は風下、ボールをシンプルに動かして、サポートをしっかりしていこう。

要は、簡単に前に蹴れって言ってるんだと思うんです。
逆風の場合、DFラインの裏に出してもボールが止まるので、スルーパスは通りやすい。
前には、足の速いキリノが居ますし、
彼をターゲットにするだけでもかなりチャンスを作れるはずです。


ただ、強風の影響もありましたが、甲府のプレスも厳しくて、
ボールホルダーが、なかなか単純に前に蹴り出せる状況でもなかった。

【J2:第18節 札幌 vs 甲府】安間貴義監督(甲府)記者会見コメント(09.05.30)
ハーフタイムに金選手が思ったより足が張っていて、
後半勝負を仕掛けようと思ったのですが、思ったより早く選手交代をしなければならなくなった。
2枚一気に代えたのですが、後ろのほうの選手にも足に違和感持っている選手がいたので
様子を見ながらという状況になってしまった。
それと、あのままいけば勝点1を確保できる状態ではあったので、
そこで3を取りにいくのか1にするのかということを考えながらやっていきました

甲府は足がつる選手が続出するくらい守備をがんばっていたということでもあります。
(※札幌が怠けていたとは思いません。むしろ、甲府と同じようなことを
足をつらずにやってるわけですから、体力ついたなぁと思いました。)

しかし、これもノブリンが指摘していたように、
ボールホルダーへのサポートと別の(第3の)選手の動き出しで打開できます。

ボールホルダーが前をすぐに向けなくても、サポートに入った選手に一旦下げて、
そのサポートに入った選手が、そこから大きく前に動き出した別の(第3の)選手に蹴り出せばいい。
このボールの動きがほとんどなかった。

ボールが自分に入ったら、前にドリブルしかしないから、攻めが遅い。
映画「ゴール」でコーチが主人公に諭すシーンがありますが、
ドリブルするよりもパスする方が、攻撃は圧倒的に速い。

カウンターのチャンスの時は、シンプルにボールを繋がないと、
相手に守備を整える時間を与えてしまう。
クライトンがボールをもらった時に、前にドリブルばかりを選択してました。
他の選手のサポートが少なかったというのもありますが、
結果的にそれで攻撃のチャンスを潰していたように思います。


そして、ボールをすぐ失っていたことや、甲府相手で守備意識が高まっていたせいか、
スペースを埋めることに意識が傾いていて、
攻めに転じた時に動き出す選手がおらず、パスの出しどころもなかった。


悪循環です(;´Д`A ```


ダイナミックな展開も選手の動き出しもなかったことが、
試合があまり面白くないと感じる人が多かった理由ではないかと。


今回の引き分けは、失点癖が続いて守備意識が高まりすぎたのと、
厚別の強風が招いた結果と言えるかもしれません。

しかし、それに臨機応変に対応できるだけの実力がなかったと
ノブリンのようにいってしまえばそれまでですが、
これからも厚別の試合が続きますし、
厚別の時は、もう少しシンプルに前に蹴ることと、相手のプレスが厳しい時は、
他の選手がボールホルダーのサポートをすることを意識して欲しいと思いました。




そして、最後に、気になったのは、上里のおしいFKがありましたが、

セットプレーが、全くチャンスになっていないこと。


コーナーキック、何本蹴ったでしょうか(-"-;A ...

【J2:第18節 札幌 vs 甲府】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(09.05.30)
Q:セットプレーの数はあったが、なかなか得点にならなかった。その原因については。
「キックの精度が悪いのと、相手の守りが良かったということだと思います」

私が思う原因の一つは、札幌の特徴として、ニアに飛び込む選手がとにかく居ない。
クロスに対してもそうなんですが、ファーよりニアの方が
得点は入りやすいといわれているのに、近い位置であわせる選手が居ない。
不思議なんですけど、単にキックの精度が悪いからなんでしょうか(;´Д`A ```

14本も蹴って、チャンスらしいチャンスがないというのは、
明らかに問題だと思います(-"-;A ...




サイドから中に展開された前回の反省を活かせるか。 -第18節 甲府戦のてんぼー-

2009年05月29日

前回の対戦は、第3節。
甲府の左ウイングのマラニョンに、札幌の右SBの藤田が対応に追われていた記憶がある。

この頃は、特にサイドで人数をかけすぎて、真ん中をカバーできない守備の課題があった。

次節は、累積でそのマラニョンはいないらしい。これは一つ+材料。

とはいえ、サイドの攻防が一つの鍵になるだろう。
札幌はサイドの攻防で数的優位をつくりながらボールを奪えず、甲府にサイドを起点にされ、
ボールを薄くなった中央に入れられ失点した前回の反省は活かして欲しい。


フォーメーションは、4-3-3の甲府と4-2-3-1の札幌。

4-3-3の場合、やはり気になるのは3トップをどう押さえるか。
3トップに良い形でボールを供給させないことが鍵になってくる。

3トップに良い形でボールが行ってしまえば、前目の人数が多いだけにその破壊力もでかい。

パスの供給先を効果的にプレスして押さえ込めるか、
前から積極的にプレスに行くためには、全体的にコンパクトになる必要があり、
DFラインも積極的に上げていかなければならない。

そして、最終ラインは4バックとはいえ、3トップとは1対1の場面が増える。
この対応で負けていては、カバーしきれない。
その点では、1対1に強いソンファンの復帰は+材料。


特に前半の試合展開は、お互い中盤でつぶし合って、ショートカウンターの応酬になるか。
そして、厚別の強風が試合展開にどう作用してくるのか。


攻撃は、厚別の強風もあり、甲府が引いてこないとすれば、
スピードのあるキリノに簡単に出してみるのが効果的か?


第2クール初戦は、4位の甲府とホームで直接対決。
あまりこれ以上、言葉は要らないかも(笑)。


積極性と利き足。 -「右」利きの「左」SH岡本。-

2009年05月28日

昨日は、日本代表がキリン杯でチリとやって4-0で快勝。

深夜というか日本時間の早朝?に、
ヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝があって、バルセロナが、マンUに2-0で勝利。


代表戦は、本田が積極的にゴールを狙っていたのが、良かったですよね。
MFであれだけシュートの意識が高い日本人選手は、なかなかいない。
オランダリーグで意識が変わったんでしょうね。
2点目の中澤のアシストも、CBの中澤がなんであの位置に?という積極性でした。

札幌も採用する4-2-3-1は、FWが一人しかいない以上、
1トップがスーパーマンでない限りは、1トップ以外の選手が
積極的に得点を狙っていかないとなかなか得点につながらない。

特に、1トップのすぐ下「3」の選手のシュートへの意識が大切だと感じました。
シュートをうたなければ、得点は入らない。
とりあえず、シュートをうてば何かが起こる。そんな1点目でした。

札幌の選手は、シュートをうてるところで、シュートよりもパスを選択する場面が多い。
またこれと関係して、クライトンもそうですが、利き足以外でのシュートをほとんどうたない。
上里も左足のシュートコースを消されると、右足でのシュートよりもパスを選択する。
パスした先がどフリーとかなら、パスした方が確かにいいのですが、
コースがあるなら、上里は、この前もう右足でのシュートはないと言ってましたが、
例え利き足でなくても狙って欲しい。
そうすれば、何かが起こるかもしれない。シュートをうたなければ、何も始まりません。





CL決勝は、まだ見てないんですが(;´Д`A ```


一昔前は、右利きは右サイド、左利きは左サイドというのが一般的でした。
その概念を取っ払うのに一役買ったのが、バルセロナのメッシ。

彼は、「左」利きなのに「右」ウイングに配置されることが多い。
それは、右サイドに流れて右足でクロスを上げることよりも、
彼の突破力を活かして中に切れ込んで左足でシュートを打つことに重きを置く、
よりシュートを意識した攻撃的な配置として、メッシの活躍もあって有名になりました。


メッシと違ってポジションが中盤になるのですが、札幌にも利き足とサイドの違う選手がいます。


それは、「左」SHに入っている「右」利きの岡本です。


右SHの征也は、右利きで右サイド。左SHの岡本は、右利きで左サイド。
征也は、右サイドから右足でのクロスが多く、岡本は中に切れ込んでの得点が多い
というのも利き足とサイドの関係から説明できます。

このことから岡本が左SHに配されている理由は、得点であるということがいえそうです。

さらに、右サイドのクロスから、岡本が左サイドから中に絞って、
クライトンを経由して、右足で得点したヴェルディ戦の得点は、
これから札幌の一つの攻撃パターンとなる可能性を秘めた得点でした。
今後も、この形を積極的に狙っていって欲しい。


これから個々の選手がもっとレベルアップしていかなければ、昇格は厳しい。

岡本に限らず、もっと選手が自信をもってチャレンジすることが、
第2クールから、札幌が逆襲するための鍵ではないかと思っています。



post by whiteowl

14:47

Consadole Sapporo コメント(0)

次のクール最低10勝では厳しい。

2009年05月27日

さて、全17チームと一巡した第1クールが終わり、
その総括と今後の目標を定める時期になり、そのことについて各紙書いています。

札幌は、最初の1クールを7勝6分4敗の勝点27、
昇格圏である3位との勝点差は「8」。

私の基本的な認識として、昇格を目標とするなら、
スタートダッシュでつまずいたといわざるをえず、
今後、反転攻勢するには、今の状況をかなり上回っていかなければ、
厳しい状況だと思っています。




さて、札幌が今後目標とする勝点について、日刊と道新が記事を書いています。


日刊の記事は、厳しい状況を踏まえた上で、

札幌石崎監督、第2クールノルマは13勝[2009年5月27日9時45分 日刊]

最近の試合内容は良くなっており、数字上は厳しいが、選手にそれをする力はあるという論調です。
必要な勝ち数も、13とかなり高めに設定しています。




一方、私が最近問題にしている一連の道新の記事。

今回は、前回のこのままいけばトップ3に追いつけるという楽観的な論調から
大きく危機感を強める内容に変わっています。

ですが、

【道スポ】第2クール目標 勝ち点36以上! 予定より6不足、最低10勝以上 (05/27 09:58)
 ここまでの目標勝ち点を33に設定していた石崎監督は「予定より6足りなく、
今のままだと届かない」と口にする。足りなかった分を残り2クールで獲得するとなると、
それぞれ36の勝ち点が必要。最低10勝以上の計算だ。

勝点36が必要だとする一方で、それには最低10勝が必要としています。
なんでそういう計算に・・・(・・;) また、無記名記事だし(-"-;A ...

しかしながら、1勝して勝点3ですから、単純計算で10勝だと勝点30です。
引き分けでも勝点1が入るので、1クール17試合で、10勝6分1敗でも、
勝点36に到達することは数字の上では可能です。

ですが、これは第1クール7勝6分4敗の札幌にとって、とても楽観できる数字ではない。

そして、ノルマとする勝点36には、単純計算で1クール12勝しなければならない。
まして、今後、勝点を出来るだけ積み上げていかなければならないと考えれば、
12勝、勝点36が最低ラインと考えるべきで、
かなりのペースで勝っていかなければ、難しいということになります。


さらに、このノルマも、あくまで昇格ラインを100と仮定し、
札幌の都合で目標とする勝点を「36」と設定したに過ぎません。

つまり、上位の3チーム、セレッソ、湘南、仙台が、現状かなりのハイペースで飛ばしており、
このままの調子を維持した場合、勝点を100積み上げれば昇格できる保証などなく、
札幌は3チームを上回る勝点数を積み上げなければ昇格することは出来ません。

確かに、このままの調子を上位3チームが、維持することは考えにくいことです。
しかし、昨年の広島の例もありますし、相手が落ちてくることを期待しても、
自分たちが勝点を積み上げることを考えなければ差は縮まらず、
追いつき、追い越すことなど出来ません。


従って、本気で昇格することを前提とした場合、
確かに3分の1で今から焦っても仕方ないかもしれませんが、
そんな悠長なことを言ってる場合でないことも事実であり、
道新が主張するように、1クール最低10勝では、厳しいと言わざるを得ません。


昇格するには、すでにかなり厳しい状況なのだという雰囲気が、
全体的に論調が甘く、特に道新の記事からは感じられない。

おそらく、札幌に関しては影響力のあるメディアであるだけに、
期待もしていますし、その危機感のなさを個人的に憂いています。



post by whiteowl

16:47

Consadole Sapporo コメント(2)

道新のHFC擁護記事、ここに極まれり。

2009年05月26日

相変わらず道新は、のー天気な記事を書いていらっしゃる。

むしろ、これは“釣り”か?(笑)


【道スポ】第1クールは6位 3位仙台と勝ち点差8 (05/26 10:00)

 現在、昇格圏内の3位(仙台)との勝ち点差は「8」。
しかし、7節以降の戦いから推量すると、決して大差とはいえない。
札幌は、負けなしが始まった7節以降で勝ち点「23」を稼いだ。 

 これはC大阪、仙台の「25」、湘南の「24」に続き、甲府の「23」と並ぶ勢いで、
このままいけば、第2クール内でトップ3入りも見えてくる。


あのー、昇格圏の3位仙台と勝点差8で下位にいる札幌が、

仙台の「25」を下回る勝点数「23」で、

どういう計算をすると、このままいって第2クールでトップ3が見えてくるんでしょうか?

上位チームが、落っこちてこない限り、それを上回る勝点を上げていかないと
追いつくことすら出来ないんですが・・・(・・;)


どんだけ、ぬるい計算してんのかと。
こんなてきとーな記事書いて、強引に第2クールに望みが繋がるように書いてるとしか思えない。

記者名書いてないし、誰かに指示されて書いたのかと勘ぐりたくなるような内容。



↓もそう。

 北海道フットボールクラブ(HFC)の矢萩竹美社長(58)も
第1クール3位以内を想定していただけに、
「序盤がああいう結果なので二重丸とはいかない。丸というところ」と、過大評価を避けた。

第1クール3位以内を想定して、6位で丸?

そして、6位が丸で、過大評価を避けたってことは、6位でも評価はしているってことでしょう。
ということは、昇格争いはしても、昇格は無理って考えてるってことでしょうか?

危機感たりなくないですか?少なくても昇格争いすることが経営的にも大事なら、
昇格圏の3位と勝点差「8」で、6位じゃまずいのではないのですか?

少なくとも、普通の感覚なら「丸=OK」じゃないですよね?





観客数J2首位、平均13000人 (2009/05/21)
 今季、札幌はこれまでホームゲームを7試合開催し、1試合平均1万3088人の観客を集めている。J2の18チーム中では一番の多さだが、平均で目標を約3千人下回る。幸いチームは調子が上がっており、その流れに乗って観客増につなげたい。

この記事も、チームがスタートダッシュでこけたにもかかわらず観客数はJ2で首位と、
HFCの観客動員は健闘しており、達成できるかはチームの成績次第で、
フロントは頑張ってるから目標を下回っても仕方ないとしか読めません。

HFCは、今季目標の30万人動員は、もうあきらめたということでよいのでしょうか?

成績とは関係なく、HFCとして目標とした以上は30万人は目指すべきと考えますし、
もし、実現には成績が必要であるとするなら、もっとチームに結果を求めるべきですよね。


HFCも今まで散々マスコミにぶったたかれてきて、
対応に苦慮してたのかもしれないけど、露骨に利用するのもどうかと思いますよ。

マスコミって、そうやって記者の都合のいい解釈によって、
勝手に事実を捻じ曲げて記事書いてるんだという良い例ですよね☆



シーズンオフに昇格を逃した理由は、引き分けが多く勝ちきれない試合が多かったなんて反省の弁は聞きたくない。 -第17節 ヴェルディ戦-

2009年05月25日

これで全チームと1回はあたったことになった、第17節東京ヴェルディ戦。

結果は、後半18分に岡本の得点で先制するも、後半ロスタイムに2回ミスが続いて、
大黒にこの日唯一のシュートを決められ1-1でドロー。






宮澤と吉弘が、試合後のコメントで、内容は悪くなかったと。
【J2:第17節 札幌 vs 東京V】試合終了後の各選手コメント(09.05.24)

陸上競技場としては、致命的な欠陥と思われる恒例の厚別の強風の中、
ヴェルディ相手に、確かに、内容は悪くはなかったし、成長の証は見えた試合だった。

プレスが効果的に効いて、ヴェルディのシュートは、たった3本。
岡本のシュートは、今季初めて相手を崩してとった点数。
今までの終盤のスタミナ切れからくる失点を反省して、
後半の最後の時間の使い方を工夫したり、
DFラインを下げてボールを奪うポイントも今までより低くして対応しようとしていた。


でも、最終的には追いつかれた。
サッカーは内容が良くても、どこかで抜けたら勝てない。
ラインは下げたものの、どこでボールを奪うのかチームで意思の統一が出来ていないように見えた。
しかも、そんな試合展開は今回だけに非ず。
それに対して、ノブリンは突き放すような言い方。

【J2:第17節 札幌 vs 東京V】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(09.05.24)
Q:この試合以外でも終了直前に失点をすることが何度かあったのですが、
その時間帯に集中力が欠ける原因というのはどう考えているか?
「いや、集中力が欠けたことが失点の原因ではないと思います。
イージーなミスでやられています。」

要は、対策はちゃんとしてたんだし、集中力云々のレベルじゃなくて、
下手糞だからミスするってことでしょう(-"-;A ...

こりゃ、監督の方が、辛辣だわ。
ボール譲ってないで、全員が最後まで必死に強い気持ちを持って、
意志の統一をしないと。

そして、この引き分けで、上位3チームとの勝点差は開いた。

3位仙台との勝点差は、8。最終的に、ここに入ればいいけど、
上位はなかなか負けないし、これから先、勝点差を詰めるのは至難の業。

本当に昇格する気があるなら、こんな試合を続けていては難しい。
そんな危機感が、ちょっと足りないように感じる。

大体、今まで昇格を逃したチームの反省点は、
引き分けが多く勝ちきれない試合が多かったということ。

現在の札幌が、正にソレ。シーズンオフにそんな反省の弁は聞きたくない。


「まあ、焦るな。内容は良くなってるから、これから巻き返してやるぜ!」
って、選手のコメントだと解釈することにしましょうか。



ダメだこりゃ。

2009年05月24日

終盤の守備、改善されてないわけじゃないけど、
一人少なくてカウンターしか狙ってない相手に、カウンター喰らって失点とか、
もう、さすがに呆れてきますよ。


下手に、負けてないから希望が繋がるような報道のされ方もされてるけど、
シーズンオフに序盤で勝てる試合を引き分けたのが、
昇格を逃した要因とか冷静に書かれても、その時書けよと。


負けずに引き分けてるから、批判されないけど、上位との差は広がっていくばかり。
気付いたら手遅れってことに徐々になりつつあるのが心配。


post by whiteowl

17:25

Consadole Sapporo コメント(2)

悪魔の辞典(ぱくり(笑))。

2009年05月22日

新型インフルエンザ  勝手に対策にパニックを起こしている政府とそれを煽るマスコミに、
               冷静に対処してくださいといわれる国民の複雑さ。



裁判員制度       「司法に国民の意見を反映させるため」に始まったこの制度。
               「なんで人を殺したのに死刑じゃないの?」といっていた人々が、      
                     突然、裁判に意見を反映させてもいいよといわれたら、
                     死刑とか重罪とか判断するのは気が重いと言い出す。



北海道新聞       かつては道警の裏金問題を暴き一躍マスコミ界の寵児に。
               しかし、その後は、取材活動に支障が出たか大人しく。
               社長がOBとはいえ、最近は、HFCの擁護記事まで書く。
               マスコミが、身内に甘く批判精神を失っては、読む価値もなし。



whiteowl           OWLSさんとは別人28号です(笑)。



チームが発展途上であることを実感した試合。 -第16節 水戸戦-

2009年05月21日

第16節、札幌はアウェイで水戸とやって、スコアレスドロー。

今季、監督が交代しチームが試行錯誤を繰り返す中で、
スタートで思いっきりこけたものの/(*ε*) 、これで10戦負けなし。

チームが発展段階であるにもかかわらず、負けないということに、
チームとしての今後の可能性の大きさを感じます。

しかし、今節はチームがまだ発展途上であるということを実感させられる試合になりました。






今回は、試合をノブリンのコメントから振り返ってみたいと思います。

【J2:第16節 水戸 vs 札幌】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(09.05.20)

「ここ最近負けていない状態でこの試合を迎えましたが、今日の試合の入りは集中できていなかった。90分間自分たちのリズムでできなかった。守備に関しては相手がロングボールをどんどん入れてくるので、守備のリズムができなかったし、奪ったあとにイージーミスが多くて、攻撃のリズムもできなかった。まだまだウチは発展途上のチーム。そういったところを改善していかないといけない。すぐにヴェルディ戦がホームであります(5/24@札幌厚別)。今日負けなかったということで、切り替えてやっていきたい」

Q:2人目の交代は考えなかったのですか?
「考えはありましたが、リズムを取れていなかったところで、攻撃重視の形にすると、やられそうな感じがした。ボランチも含め、後ろの選手を替える勇気がなかった。メンバーチェンジしたとき、リズムを変えられる選手もいなかった。ただ、砂川が入って、カウンターからチャンスがあった。そこで決められればと思いました」

Q:無失点でしたが、守備の評価は?
「無失点で終えたのは相手のミスがあったから。前半はポストに当たったし、後半はゴールに誰もいない状態ではずしてくれた。褒められる内容ではなかった」




まず、

>今日の試合の入りは集中できていなかった。

どんなスポーツでも、どこのチームも立ち上がりには不安を抱えているものです。

まあ、相手と実際にやってみないとわからないわけですからね(笑)。


しかし、試合に集中できていないとか、フワッと入るとよく表現されますが、
そういう場合は、気持ち的に受身になっていることが多い。

自分でこうしよう、こうしてやろうというよりも、
相手の出方を見て、それに対処しようと思っている場合が多いのですが、
それをするには、自分に精神的な余裕と実力が必要です。

つまり、試合の入り方に対するイメージが不足しているということが言えそうです。


クライトンが試合前に、怪しい儀式を・・・なにやらブツブツ言ってますが、
ああいう集中力の高め方もありだと思うし、
私が組手の前によくやってたのは、自分で相手を想定してイメージすること。

試合前に具体的なイメージがあるとそれを実行しようと動きが明確になるのですが、
イメージがないと試合にフワッと入っちゃうんですよね。

そうならないようにミーティングをしているのでしょうが、
人からの分析を聞いて相手のことをわかったつもりになって、
具体的に自分で考えないとこうなることは多いです。

ただ、相手に自分のイメージした以上の動きをされると、かえって慌てることになるので、
実力のある人は、逆に具体的なイメージは持たず、集中力だけ高めるようにしていると言ってましたが、
それは経験という名の具体的なイメージが自分の中に蓄積されているから出来るのだと思います。


だから、選手の頭の中にコンセプトがはっきりあった開幕戦の立ち上がりの15分、
相手どうこうではなくて、今年の札幌は一味違うぞという攻撃が出来たのだと思います。




>守備に関しては相手がロングボールをどんどん入れてくるので、
>守備のリズムができなかったし、奪ったあとにイージーミスが多くて、
>攻撃のリズムもできなかった。まだまだウチは発展途上のチーム。

水戸は、前節、セレッソ相手に3-5、前々節、湘南相手に1-5と
上位相手に大量失点していたこともあり、高い守備の意識をもって試合に臨んできました。

相手のプレッシャーがきつくなると、
余裕を持ってプレーできなくなるので、ミスが多くなる。

そして、思うようにプレーできないので、困ったらドラえもんに頼るのび太くんのように(笑)、
札幌のストロングポイントであるクライトンとキリノへの依存も高くなる。

彼らへのチームの依存が高まれば、相手はさらにクライトンとキリノだけ抑えればよいことになる。


攻撃は開幕と比べると格段に良くなっていますが、プレッシャーがきつくなると
慌ててしまって出来なくなるというのは、発展途上の証でもあるのですがね(;´Д`A ```

ただ、上を目指すなら、より高いプレッシャーの中でも
実力を発揮できなければならないのは言うまでもないこと。


水戸の場合は、特に札幌対策として、まず長いボールを高崎に当てる
ということではなかったのですが、これだけ効果てき面だと、
上位になるというのはそれだけ今後マークされる可能性が増えるということですから、
札幌対策としてやってくるチームは多そうです。

前線からプレスをかけるためには、DFラインを上げて全体的にコンパクトにならないといけない。
しかし、コンパクトにしようとDFラインをあげれば、DFラインの後ろにスペースをつくる。
その結果、DFラインの裏に抜けるスルーパスや、
ロングボールを競った空中戦からのこぼれ球に弱い。

その対処のためには、パスの出所を抑えるのが効果的だと思われます。

しかし、プレッシングサッカーの弱点でもありますが、
中盤ではなく相手のDFライン、SBやCBから組み立てられた場合、パスの出所を抑えにくい。

(概ね世界のサッカーは、高いDFラインによるプレッシングサッカーが普遍化してきているので、
ゲームメイカーがトップ下から、よりプレッシャーの少ないボランチになり、
今やSBやCBにパスの能力が要求される時代となっています。)

これに対処する方法は、もっとラインを上げてFWから積極的にプレスをかけるか、
極端にラインを下げて裏のスペースをなくすかのどっちかでしょうか。

わかりやすようでわかりにくい例えで言うと(笑)、
スペイン風にいくか、イタリア風にいくかといった感じでしょうか。

ノブリンサッカーを追求するなら、前者で対処して欲しいと思いますけどね!(笑)






>メンバーチェンジしたとき、リズムを変えられる選手もいなかった。

意外と、ノブリン、辛口なんですよね(苦笑)。
まあ、あんまり甘口でも困りますが・・・(・・;)

きっちり砂川は違うよというフォローは入れてますが、
それ以外の選手は、はっきり使えないって言われてるのと同じですからね。

これはマスコミを使った強烈な監督からのメッセージですよ。

これでベンチとそこに入っていない選手が奮起しなかったら、
なんなんだって話じゃないですか。


>無失点で終えたのは相手のミスがあったから。

これで2試合連続無失点ですが、まだ安定というには程遠い内容。

しかし、課題を抱えながらもここまで10試合負けずに来たわけですから、
これからその課題を少しずつ克服していって、
どんどん札幌のサッカーが良くなっていくことを期待しています☆



俊輔と曽田の復帰。

2009年05月19日

欧州は、リーグ戦も佳境を迎え優勝チームも大体決まってきました。

しかし、そうなると、まだチャンピオンズリーグの決勝が残っていますが、
マンUのテべスなど今年も移籍市場が話題の中心になっていきます。


さて、

俊輔、日本復帰!横浜M初正式オファー!(2009年5月19日11時36分  スポーツ報知)

今までも噂はありましたが、俊輔、戻ってくるんですかね?

スコットランドリーグが、資金難に喘ぐイングランドリーグに参入するという話もあり、
海外でまだやって欲しいという気持ちもありますが、
身近で見たい、スタジアムで見たいと思える数少ない日本人選手の一人でもあります。

かといって、わざわざ横浜にまで行きたくはないので(笑)、
彼を身近で見るには、札幌にJ1に上がってもらわにゃならんのですが(;´Д`A ```





再び復帰ネタ。
札幌のバンディエラ、ネ申こと、

曽田、9カ月ぶり合流 ゲーム形式の練習に汗(道新05/19 09:10)

また、あのファンタジーが見れる。じゃなくて(-"-;A ...、
曽田の復帰が、以前も指摘しましたが、(「曽田の復帰をどうみるか。」)
終盤のDFラインのバタつきに安定を与える起爆剤になれるか。

終盤バタつくのはDFラインだけの責任ではないですが、身体能力ではなく、
それが見れたら見れたで、そこまでコンディションも復活したかと喜ばしいことなのですが(・・;)
経験でDFラインに安定をもたらしてくれたらいいなぁと思っています。


ただ、CBの場合、途中交代前提で不完全な状態で出ても、
そこで交代枠を一つ使うのは、チームにとって厳しいし、
今のノブリンのサッカーはCBの負担がでかいので、
コンディションが本当に良くならないと色々な意味で危険な予感(;´Д`A ```
(※怪我の再発とか、スタミナ切れとか、裏を抜かれるとか etc…)

次怪我やったら、ほんと選手生命にかかわってきそうなんで、
本人が一番分かっているでしょうが、慎重に復帰して欲しいと思います。

チーム状況もそこまで逼迫していないので、ある程度余裕もあると思いますしね☆



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14:33

J-league コメント(3)

祝5位!でも、これからが本当の勝負の始まり。

2009年05月18日

熊本に0-4で負け、一時は昇格候補と名乗るのも恥ずかしい16位まで
順位を落とした札幌ですが、ここのところの9戦負けなしで、順位を5位まで上昇させました。


が、


第15節は、仙台が徳島と2-2で引き分け。
7連勝で勝ちはストップしたものの負けない。
首位の湘南も1-1で草津と引き分け。
セレッソは、途中追いつかれながらも水戸に5-3で勝ち。

とにかくこの上位3チームは負けませんねぇ(;´Д`A ```
まあ、負けないから上位に居るんですけれども(笑)。


札幌のすぐ上の4位に、勝点3差で甲府がいますが、
その上の上位3チームとは、勝点10ほど差がついてしまっています。

4位の甲府は、完全に射程圏内に入りましたが、
肝心の3位以内に入るのは、ちょっと勝点差があって難しい状況。

残り試合数を勝点差が上回ってしまうと逆転するのは難しいと言われており、
まだ30試合以上残っているので、追いつき追い越す可能性はあるのですが、ちょっと先が遠い(-"-;A ...

J1復帰を目指すなら、まずこの5位という順位から今後落ちることがあれば、
上が負けないですから、昇格は厳しいだろうということに。


興行的にも、昇格を語るなら5位以内につけていないと説得力がないわけで、
上位とはまだ勝点差がありますが、昇格争いをしてるっぽい順位につけていることが大事で、
ここから落ちないことが重要になってきます。


昨年の広島のように最初から最後まで、なんで降格しちゃったの?というくらいの強さで、
ぶっちぎりで昇格しちゃったチームもありますが、
今年はそこまで飛びぬけて強いチームはないと思いたい!期待も込めて(笑)

セレッソも思ったよりは、守備に不安があるせいか、ぶっちぎるほどの強さはないですし。

だとすれば、必ずどこかで調子を落としてくる可能性があるはず。
最終的な結果を考えても、このままだと昇格圏の勝点が90を越えて、100に届きそうな勢いなので、
1クール勝点30以上は、一つの目安になるかもしれません。
(※その意味でも、今勝点25で残り2試合なので、負けられないですね。)

まあ、調子を落とす可能性は、当然、札幌にもいえることなんですが(;´Д`A ```




しかも、これから暑い時期を迎え、走り回るノブリンサッカーの特性上、
スタミナの消耗が心配されます。

現状でも、試合終盤でスタミナ切れを起こしピンチを招いているので、
これから夏を迎えるにあたって、先を見越して考えた場合、
試合終盤をどう乗り切るかということが、課題になってきそうです。



まず、選手が入れ替わっても戦術を維持できるくらいの選手層の厚さ。

今後、現在のほぼ固定されているレギュラーが疲労でコンディションが落ちてくることが予想されます。
その時に、スタメンに割って入ってくるような選手がいないと厳しい。

また、スタメン争いが増えることで、選手のモチベもあがるでしょうし、
そろそろレギュラー組に疲労が見え始めているので、サブ組はチャンスだと思います。


次に、試合の戦い方。
試合展開や相手によって、引いて守ることも選択肢に入れていかなければいけない。
ノブリンサッカーを90分遂行できるためのスタミナをつければいいのかもしませんが(笑)、
この先、J1と違って中断期間もないですし、疲労が溜まっていくことが予想されます。

現在はチームの骨格をつくるためにも、ノブリンサッカーを追求して欲しいと思いますが、
我慢して凌ぐというサッカーも今後必要になってくるのではないしょうか。


J2経験豊富なノブリンが、選手の育成と結果、面白いサッカーと結果
という難しい課題を抱えながら、今後どうチームの成長の行方を定めていくのでしょうか。

生暖かく見守っていこうと思います(笑)。




post by whiteowl

15:10

Consadole Sapporo コメント(4)

守備よりも攻撃で進化を感じた試合。 -第15節 岐阜戦-

2009年05月17日

今節の札幌は、ドームで岐阜とやって3-0で快勝。

9戦負けなし、ホーム4連勝、
07年10月24日の札幌ドームでの徳島戦1-0以来となるホーム完封勝利。
さらに、引き分けた福岡の試合を除けば、3点以上取る試合が続いている。


そして、一番の課題とされた後半の守備も完封することで解決された様にも・・・(-"-;A


課題の後半集中力切らさず (道新 05/17 08:39)

後半の集中力の欠如が、ここ数試合の大きな課題となっていた。

だが今週、今季の全20失点をパターン別にまとめたビデオを選手に見せたほか、
クロスへの守備練習に時間を費やすなど、問題点の改善に集中的に取り組んだのが実った。


ただ、守備については、↓のノブリンと同じで私はあまり素直に喜べない感じ(苦笑)。

【J2:第15節 札幌 vs 岐阜】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(09.05.16)

ただ、やはり後半15分過ぎからは何回かピンチを招いてしまっていた。
前半はほとんどピンチらしいピンチがなかったんですけれど、
終盤になってくると押し込まれてしまう。
それはディフェンスラインだけの問題ではないと思うんですけれど、
そういう所を克服していかないと厳しくなってくるんじゃないかと思います。

それに、岐阜の監督も言ってますが、

【J2:第15節 札幌 vs 岐阜】松永英機監督(岐阜)記者会見コメント(09.05.16)

やはり相手との力関係の差があると思います。特に1対1の局面では負けている場面が多かった

まだ、中盤のプレスが効かなくなった終盤でのDFラインのロングボールの対応と
ゴール前のスペースへのカバーの遅れなどが目に付き、
対戦相手によってはそこを突かれた可能性は十分に考えられ、
実際に失点まで紙一重というプレーもあったわけですが
相手のミスに助けられた面もあったのではないかと(;´Д`A ```


まあ、何はともあれ、今季初めて普通に11人で無失点に抑えたわけですから、
これをきっかけに、堅守を築いて欲しいと思います☆






さて、攻撃に関しては、守備よりもずっと今後に期待を持てる内容だったと思っています。

ここのところ、福岡戦を除いては、たくさん点数をとっていますが、
それが本当に実力になってきて、これからもたくさん点数をとれそうな
点数の取り方に変わってきたのかなと感じています。


敢えて苦言を呈すなら、ノブリンがコメントしているように、

90分間のゲームのなかで、もう少し自分達でボールをポゼッションして
崩していける時間帯があっていいんじゃないかと思います。
チャンスになっているのはカウンター気味。
カウンターが悪いということではないが、そういうなかで色んなバリエーションの攻撃が出来れば
チームとしての幅が広がってくると思います

前半は、圧倒的に主導権を握り、攻め込みながら、シュート5本!
(※ちなみに、岐阜も5本)

ポゼッションしながらも、相手を崩せておらず、フィニッシュまでいけていない。
サイドのスペースへ駆け上がるタイミング、クロスと中への切り込みの選択、
キリノとクライトンとの絡みなど、両SHが攻撃のキーになってくるのではないでしょうか。


さて、苦言はこの辺にして明るい話題を(笑)。

1点目の西嶋のセットプレー。セットプレーで先制点を取れるのは本当に大きい。
それで、実際に先制出来れば、相手は前に出て来ざるを得なくなる。
そして、前に出てくれば、ノブリンサッカーの真髄である中盤のプレスから、
相手スペースをついたショートカウンターも出やすくなることに。

相手を崩しての1点も、セットプレーの1点も価値は同じ。

だとすれば、よりリスクの少ないセットプレーでの先制を狙うことに大きな意味が。
(まあ、この辺のリスク管理を徹底したサッカーは、三浦さんが得意でしたね。)
相手ゴール前の角度のない位置でのFKで、上里とクライトンがトリックプレーをしてましたが、
試合を優位に進めるためにも、セットプレーの完成度も上げていって欲しい。
その意味で、西嶋の得点と上里とクライトンのFKでの絡みが、
チームにとって明るい兆しではないかと感じました。


2点目の岡本の得点も、両SHが4-2-3-1もしくは、4-4-2の攻撃に、
大きくかかわっているということを表している得点だったのではないでしょうか。
前半のように両SHがサイドに開いてクロスを上げても、ボランチ(CH)がエリアに入ってこない限り、
エリア内にいるFWにピンポイントであわせないとチャンスにならない。

岡本の得点の場合は、1対1であったこともありますが、
まず最優先の選択肢がクライトンへのパスでもクロスでもなくて、シュートを狙って欲しい。
岡本もフィニッシュをイメージしてそれを実現できるだけの能力があるわけですから、
もっと果敢にチャレンジして欲しいと思います。
同じことは、逆サイドのSHの征也にもいえることですが(;´Д`A ```


そして、3点目。
上里が、右足ゴールは「もうないと思います」と笑っていたゴール。

ノブリンが、

そして上里の得点はカウンター気味で、
クライトンについていったからこそ得点が生まれたと思いますし、
ボランチの位置からああいう形で飛び出していければ、
もっとチャンスが作れるようになると思います

とコメントしていますが、ボランチが長い距離を走ってあの位置に詰めていたということに、
すごくチームとして成長したなぁと感じました。

クロスをいくら上げても、そこに選手が居なければ得点の臭いすらしない。
札幌はこれまで、ポゼッションをしてクロスまではもっていけていたのですが、
最後のところでのチャンスの質の問題があったと思うのです。

それに対して、上里の得点シーンは、あの位置に上里がはいっていった時点で勝負あり。
利き足でなくても入るくらい、シュートの前のプレーが良かったとも言えるわけです。

ああいうプレーがもっと出てくれば、
もっと攻撃面で面白いチームになれる可能性があると感じました。



次節は、5位と6位の直接対決。@2試合で対戦が一巡することにも。

水戸に勝って、5位をキープし昇格圏への挑戦権を確実にしたいところですね☆



今までの総決算を見せられるか!? -第15節 岐阜戦のてんぼー-

2009年05月15日

現在15位の岐阜と、明日ドームで試合をする札幌。

ここ最近の岐阜の戦績は、11節、富山に0-3で負け。
12節は、ヴェルディとやって0-0の引き分け。13節は、セレッソとやって、0-1で負け。
前節の第14節は、岡山とやって4-0で快勝。


岐阜は、昨季、JFLからJ2に昇格して13位でフィニッシュ。

現状、降格のないJ2というリーグの特徴を活かし、
中長期的なチーム強化を目指している。

そのために、シーズンオフに、相川を始めとした20人近いJ経験者を放出、
前節ハットトリック、筑波大卒の西川を始めとする多くの大卒新人を獲得しました。
そして、その新人選手の多くが試合に出ています。

フォーメーションは、4-4-2。
選手の大幅な入れ替えはあったものの、監督は代わらず。

前線から積極的にプレスを仕掛けてくるチームのようで、
そのプレスにセレッソも手を焼いた様子。
【J2:第13節 C大阪 vs 岐阜】レポート:岐阜のハードプレスに苦しみながらも攻勢を続けたC大阪。カイオのゴールで下位からしっかり勝点3を獲得(09.05.06)

そうはいっても、まだ主導権は握るまでにはいたっていないようで、
中盤でセレッソに楽にボールを持たせず、
効果的な攻めをすることを阻止したと見るのが妥当でしょうか。

とすれば、栃木戦と近いゲーム展開になりそうな予感。

今すぐJFLとの入れ替え戦があるわけではないので、
J2は降格がないこともあり、下位であっても将来を見据えてのチーム作りが可能で、
J1でも感じましたが、上位と下位の実力差があります。

こういう場合、サッカーでは、結果的か意図的かは別として、
押し込まれた下位のチームがカウンター一本で得点して、勝ってしまうこともままあります。
(※昨季の札幌の得点もほとんどカウンターでしたが、いかんせん、失点が多すぎた(;´Д`A ```)

特に、初顔合わせとなる今節は注意が必要でしょうか。

昨季の札幌とまさに逆(苦笑)、相手の気持ちを折るくらい攻撃で圧倒して欲しいとは思うものの、
押し込みつつもこじ開けられないようだと、カウンターの危険は増します。


栃木戦の反省をチームとして共有できているかの試金石にもなるでしょうか。

とにもかくにも、8戦負けなし、さらに、ホームの連勝記録はまだ途絶えていません。


8戦負けなしも安定した試合運びが出来ていない札幌が、
安定した戦い方をしてホーム4連勝することを期待しています!



ピッチで自由であるために。

2009年05月14日

“オーバーラップすべきタイミングを知っていますか?”なんて言われたら、
戦術厨としては、思わず買ってしまいますがな、“サッカークリニック”(笑)。

ブログを始めてからというもの、サッカー関連の出費が増えています(;´Д`A ```
が、色々とわかっていくことが増えていくのが楽しいからいいか(笑)。




さて、オーバーラップ特集ということもあり、
フランスW杯で日本代表の左サイドバックとして活躍した
相馬直樹さんのインタビュー記事が載ってます。


それを簡単に要約すると、オーバーラップするためには、機械的にあがりゃいいってもんじゃない。
パスの出し手が前を向けない状況で、オーバーラップしても自分にパスは来ないし、
パスの出し手がボールを取られてしまえば、
自分が不用意に上がって出来たスペースを攻めこめれることになると。
(※詳しくは、本を見てください。)


要は、状況判断がしっかりできないとオーバーラップは出来ないと。


そのタイミングを判断できるようになるには、どうしたらいいのかというところが、
オーバーラップの話ではありますが、
今の札幌の状況をよく表してるなぁと感じたので引用します。
(※以下、青字が引用文。)

S級ライセンスの研修でメキシコに行き、
「日本のサッカーはバタバタしているように見える」と現地の指導者に言われました。
(中略)それは、変化をつけられないことが理由ではないかと思います。
自分に与えられた仕事をまずやろうとする。それ自体は決して悪いことではないのですが、
状況は刻一刻と変化しているのです。だから当然やるべきことも変化しますよね。
ボールがどこにあり、自分がピッチのどこに立っていて、チームのどこにいるのか。
そういったことを把握できればピッチ上の変化に対応できるし、
意図的に変化をつけることもできるようになるはずです。


日本のサッカーは、展開が早いとよく言われ、実際に南米から来た選手は、
ダニルソンのように、その試合展開の早さに慣れるまで時間がかかるわけですが、
悪く言ってしまえば、一本調子で、すごく機械的な臭いがする。

サッカーは、その国の国民性を表すとよく言われますが、
日本サッカーがそう感じてしまうのは、昨今の裁判員制度への国民の反応を見ていても、
自己判断による自由よりも、お上の権威にすがって責任回避を望む国民性も
影響しているのかなぁと思っています。

11人の選手の中に責任を持たなくてもいい選手なんていません。
責任を持つからこそ自由を与えられるのです。追い越すのも自由。
だけど、その判断に対する責任があるのだと思います。

似たようなことをオシムが言っていたことも思い出されます。
日本人は、上のものに責任を押し付けて現場のものが責任を取りたがらない傾向があると。

選手が、意図的に監督に責任を押し付けているとは思いませんが、
どこか無意識のうちに、自己判断を回避してはいないかと。

“責任を持つからこそ自由を与えられる”そのまま民主主義にも援用できそうですが(笑)、

選手が責任を持たねば、ピッチで自由になれないということでしょうね。


さて、

【道スポ】後半息切れ改善じゃ!! 20失点中12失点が後半15分以降 (05/14 10:26)

今までの試合の得失点シーンをビデオで見て、選手はどう感じたのでしょうか。



post by whiteowl

13:03

Column コメント(4)

頑張れ堀田!

2009年05月13日

【道スポ】DF堀田、20歳の誓い 早くデビュー (05/13 09:08)

51試合の世界でも稀な長丁場の今シーズンのJ2。

札幌は27人と決して多くはない選手体制でのぞんでいる。

しかし、試合にまだ出られていない選手もいる。堀田もその一人。


J2とJ1の違いの一つとして、ベンチに入ることが出来る人数の違いがある。

J2は5人で、J1は7人。

たかが二人の違いだが、サブの一枠はGKで埋まってしまうので、
実質、J2だと残りのベンチ枠は4人。

札幌に2点差をひっくり返された栃木の松田監督が、
CBが足をつっていて代えたかったが、代わりがいなかったと嘆いたが、
流れを変えたい場合、攻撃的な選手を入れるのが常道であるため、
ベンチに守備要員を置いておく余裕はあまりない。

まして、札幌は戦術的にSHの消耗が激しいので、
ここに毎回砂川が後半から入るのがパターンになっているが、フレッシュな選手を入れたい。

そうなると、残りのベンチ枠ですら限られてくる。
さらに、守備は経験が必要とされるポジション。
昨季の札幌がちょっと異常だっただけで(笑)、若手の出る機会は限られる。

従って、あらゆる試合展開に対応するためにも複数のポジションが出来る選手が、
石崎サッカーの特徴でもあるが、まずサブメンバーに近いともいえる。

【道スポ】FW上原、今度は右サイドハーフ挑戦 (05/13 09:09)


堀田は、世代別代表にも選ばれており、プレーに落ち着きとクレバーさを感じるし、
それは今の札幌に一番足りない部分。



また、柏ユース出身ですが、チームの生え抜きでCBのレギュラーまで成長した選手が
曽田のみ・・・(;´Д`A ```という札幌にあって、2年目ではありますが、
宮澤同様将来を期待する選手の一人でもあります。


守備陣は攻撃陣と比べて、連係や経験が重視されるためレギュラーをなかなか取りにくく、
試合になかなか出られず色々と悩みを抱えているかもしれません。

キャンプ中に、堀田もSBに挑戦したりしていますが、
そんな時こそ、選手は試合に出てナンボ、まだ2年目、だが、もう2年目、
毎年勝負と思って、貪欲に何にでもチャレンジして、
早くピッチの上で活躍する姿を見せて欲しいですね☆


post by whiteowl

17:25

Consadole Sapporo コメント(2)

“若いチームには波がある。” -第14節 徳島戦-

2009年05月11日

前節、2点差をひっくり返したかと思えば、
今節は、前半に2点をとってそのリードを守りきれず3-3で引き分け。


先行してからの同点試合は、これで3試合目。ただ、これで8戦負けなし。

負けなくて良かったともいえる一方で、湘南に水戸が負けていただけに
一気に順位を5位まで上げられるチャンスだったのに・・・(;´Д`A ```

でも、まだ対戦が1巡目で、順位を上げるチャンスはきっと来る。
が、その一方で、浮上するチャンスを逃していては、昇格などできるわけもないわけで・・・(;´Д`A ```

3位以内昇格圏のチームは、きっちり勝点を積み重ねている現状では、
そこに引き離されないようについていくだけでも大変。
しかし、上位についていかなければ、昇格のチャンスは訪れない・・・(;´Д`A ```


その意味で、評価の難しい徳島との引き分け。
アウェイで上位のチームに引き分けたのだから、
最低限は果たせたとはいえそうですが、正直、リードしていただけに複雑です。






“若いチームには波がある。”


とよくいわれます。


若いチームは、良くも悪くも一本調子のため、
調子に乗って勢いが出ると手におえないが、
流れが悪くなると自分たちで修正もまた出来ない。


まず、一旦相手に流れが傾いてしまったら、その流れを変えることは容易じゃない。
傾かない様に、相手に流れを与えそうな要所をきっちり抑える、
芽のうちに摘む努力をまずするべき。

その意味で、西の与えたPKは痛かった(-"-;A ...

3点とって追いつかれたという試合結果を受けて、
選手は口々に気持ちの問題と言われても仕方ないとコメントしていました。
ですが、こういう場合は、得てして頑張る気持ちはあるが、どう頑張っていいのか分からなくなって、
頑張っているのに糠に釘で効果が出ず、気持ちばかりが焦り始めてしまうことが多い。

このように、個々が別方向を向いてバラバラに頑張っても効果は出にくいので、
全員で守るのか攻めるのか、守るならどの地点で守るのか、

まず、『劣勢の時こそ、選手全員の意思の統一をするべき』。

と、以前、とあるサッカー指導者の方に、相手に流れが傾いて押し込まれている時間帯に、
まず選手は何をしたらいいんでしょうか?と私が聞いた時にそう答えてくれました。

その当時は、何かスペシャルな戦術論でも聞けるかと思って期待していたのに、
そんな一般的な話でがっかりした記憶がありますが(苦笑)。

劣勢の時こそ、チームの団結力、底力が試されていると言っても良いかもしれません。


現状では、監督から分かりやすい選手交代というメッセージをもらうことで、
チームの意思統一をしているように見えます。

そして、要所を抑えられるようになるために一番に必要なものは、
おそらく、今チームに一番足りていない経験。

まだ頼りなく、不安も感じてしまう若いチームですが、
開幕の頃に比べると素人目にもよくなっているのは明らか。

きっとこの経験を活かしてくれる日も近いと信じています!



宮澤のボランチ起用。

2009年05月08日

キリノの代わりとしてワントップに入ったり、
ポストプレーを期待され2トップの一角に入ったりと、
今季は、主にFWとしてプレーしていた今年2年目の宮澤裕樹。

それが、

愛媛戦、上里の累積による出場停止によってボランチで先発して、
クライトンのCKからヘッドで先制点。

栃木戦、ダニルソンの出場停止によって再びボランチで先発して、
ボランチからFWにポジションチェンジした後でしたが、
反撃の狼煙となる1点目、西の折り返しを冷静に決めました。


ボランチに入るようになってゴールという結果を出すようになりました。




FWとしての宮澤は、キープ力とポストプレー、パスセンスは感じられるものの、
FWとして最も必要とされるであろうシュートへの意欲が足りないと言われてきました。
実際、全くシュートをうっていない試合も。(;´Д`A ```

そんな宮澤にノブリンは、

「ワントップのおまえが行かんかったら誰が行くんじゃ!」

と練習中に檄を飛ばしたようですが、これも期待の表れなのかなと。


本人もそのことは重々承知しているようで、色々なところでシュートへの意欲を
コメントするようになってきました。

私が記憶に残っているのは、
宮澤が、マンUのベルバトフのプレーを参考に見ることが多いと言ったコメント。

ブルガリア代表のベルバトフといえば、高いレベルでポストプレーをこなし、
足元の技術が高く、ゴールも奪えるストライカー。

宮澤の理想のプレースタイルは、ベルバトフなんだと妙に納得したんです。


宮澤といえば、昨季、名古屋戦ですんげーミドルを代表GKの楢崎相手に叩き込むという
鮮烈なデビューを飾っているわけですが、
その後は、その思いっきりのよさも影を潜め、
周囲を使うことに意識が向いてしまっているように見えます。


その前、室蘭大谷に居た頃、宮澤が札幌に入るということもあり高校選手権の試合を
TVで何試合か見ました。別格にうまいんですが、ゴリゴリのセンターフォワードというよりも、
点も取っちゃう司令塔、トップ下って印象で、イメージ的には、ローマの王子トッティに近いでしょうか。

前線で張ってるというよりも、下がってきてボールを受けて
そこから自分で突破なりパスなりして、ゴールを奪うタイプだったと記憶しています。

宮澤の良さって、多分、この高校の時のスタイルなんだろうなとは思うんです。

それに、宮澤が時折見せるゴール前でのアイディアに他の選手が反応できれば、
宮澤の評価ももっとあがるんでしょうし、点数もうばえるんでしょうが、
現状は、宮澤のアイディアに周りも驚いている状態ですからね。(-"-;A ...


また、前線でポストプレーをするには、プレッシャーがきつく、
まだフィジカル的に厳しそうです。

だから、よりプレッシャーの少ないボランチの位置だと宮澤の良さがより出てくるのだろうと。


宮澤のボランチでのプレーを見ていると、そのままボランチにはまってもいいんじゃね?
とも思ってくるわけです。ボランチとしてまだ守備の面で軽かったり、
不用意なパスがあったりはしますが、経験を積むことで改善するでしょうし、
それよりも、バイタルでの高さだったり、組み立て能力だったり、キープ力は魅力です。
むしろ、現時点ではFWよりもボランチの方が良いのではないかと思うくらい。


宮澤が、ボランチとFWのマルチポジションで活躍するのは、今年のチームの方針ですし、
チームとして選択肢の幅が広がり、競争が生まれることも良いとは思います。

選手を入れ替えてもチーム戦術を維持できれば、
不測の事態で選手が離脱しても、チーム力を維持できます。


ただ、観ている方としては、

“宮澤よ、どこへ行く?”

という危惧も持ってしまいます。


宮澤のプレーは、サッカーで最も重要で魅力的な、ゴールに関わる部分で才能を感じるだけに、
できるだけゴール近くでプレーするのが良いんじゃないかとも思うわけです。


で、最終的に、FWでやっていくということを念頭に置いた場合、
今やっているボランチの経験、パスの出し手としての経験が、
パスの受け手としてのポストプレイヤーの経験に活きてくれば、
FWとしても一皮剥けるきっかけになるのかもしれないとも思うわけです。

そう考えると、単に宮澤の能力を見てると使わないのがもったいないというのもあるでしょうが、
宮澤のボランチ起用には、憶測ですがノブリンのそういう意図もあるのかなぁと。


個人的には、宮澤に、FWとして先発して周囲も活かしつつ、ゴールも奪えるような
ベルバトフのようなFWに成長して欲しいなと思っています。


post by whiteowl

14:52

Consadole Sapporo コメント(9)

曽田の復帰をどうみるか。

2009年05月07日

まずは、札幌の話。


DF曽田が、復帰秒読みみたいですね。

大型連休中の連戦で趙がお疲れのようですし、
趙が徳島戦へ堅守誓った…札幌(2009年5月7日10時46分  スポーツ報知)
単純にCBの層が厚くなるのはいいんじゃないかと私は思っていたんですが、
復帰してもそのまま今のノブリンサッカーにフィットできるか?とコメントを頂きました。


というわけで、個人的に不安要素を考えてみました。


確かに、今のノブリンサッカーは、3バックと4バックを使い分け、
面子も趙、吉弘、西嶋はほぼ固定で連係を高めてきました。

また、CBはバイタルエリアに出てきて積極的に守備をするスタイルのため、
まず、ノブリン流のチャレンジ&カバーの戦術にフィットできるのか。

そして、怪我明けの曽田が、箕輪にも言えそうですがプレースタイル的にも
走力を持久力と瞬発力どちらの面でも、求められるノブリンサッカーにおいて、
どこまで走れるかというのも不安です。


こんなところでしょうか。的をはずしてたら、指摘してください(;´Д`A ```


まず、3バックと4バックという点で言えば、一応両方やってんですよね。
3バックは、ヤンツーの時。4バックは三浦監督の時。
それは箕輪にも言えて、3バックは元々ノブリンのもとで川崎でやってたこともありますし、
4バックは、昨季の三浦監督のもとでやっています。

試合中の4バックから3バックへの切り替えというのは、二人はベテランですし、
それほど問題はないのかなと思っています。
まあ、3バックの時に、
ストッパーに入るのかスイーパーに入るかの問題はありそうですね。


ノブリン流“チャレンジ&カバー”の戦術については、
箕輪の方が、川崎時代にノブリンと一緒にやってますし、多分問題はないのかなと。
ただ、曽田は、キャンプ中も別メニューでしたからね。

同じ4バックでもバイタルエリアの守備のやり方が三浦さんとは違う。
でも、ノブリンの方が、簡単っていうと語弊があるかもしれませんが(笑)、
ゾーンを気にせず前に出て行けば良いので、吉弘なんか見てても今の方がやりやすそうです。

問題があるとすれば、長期間、実戦から離れていることもあり、
“チャレンジ”より“カバー”の方でしょうか?


曽田と箕輪のプレースタイルは、高さと強さがあって、
時にそのミラクルな身体能力でボールを跳ね返してきた(苦笑)。
ただ、怪我明けということもあり、横の揺さぶりには不安もある。
相手の速いFWに振り切られる心配はありますよね。

箕輪は、昨季、FWに抜かれて後ろから止めようとして一発退場もありましたし、
曽田もFC東京戦で、スルスルっと抜かれて失点したという記憶があります。


曽田と箕輪の復帰に対する不安って、ほぼ面子を固定していることと戦術的にはカバーリング。
それと、多分、持久力と瞬発力どちらの意味でも、以前はげおさんも心配してましたが
走力ってことなんだと思うんですが、違いますかね?


CBに一番に求められるのは、走力もあれば良いに越したことはないんですが、
高さと強さだと思うんですよ。

だから、あとは彼らの経験で、チームとしてどこまで失点を防げるか
なのではないかと個人的には思う次第です。


CBの層が厚くなるのはチームにとって単純に+でしょうし、
吉弘と趙もCBのレギュラー争いになれば、
今のポジションをそう簡単には譲りたくはないでしょうしね。

現状、チームは7戦負けなしで調子が良さそうなんですが、
守備に関しては、無失点試合が少ないだけに
曽田の入り込む余地はあると見ますが、
怪我明けの選手に過大な期待を寄せるのは危険でしょうかね?




さて、今年のヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝は、

“マンU”“バルサ”

というサッカーファンの多くが望んでいるであろう対決に。


バルセロナ、イニエスタの劇的ゴールによりCL決勝進出[ スポーツナビ 2009年5月7日 12:07 ]

バルサが10人になりながらも1-1の引き分けにもちこみ、
アウェイゴールルールでかろうじて決勝進出。

準決勝進出4チーム中イングランドプレミアリーグのチームが3チームと
プレミアリーグ全盛を感じさせる昨今、
贔屓のスペインリーグ、バルサの決勝進出は個人的にすごく嬉しい。

それにしても、今季のバルサは、本当にすごい。
新人監督、グアルディオラの手腕もすごい。
先日のレアルとのクラシコにも大勝してリーグ制覇目前。
CLも決勝まで進み、欧州制覇も目前。

そんなバルサを迎え撃つのが、
ファーガソンが今までで最強という昨年の世界王者マンU。


オラ、ワクワクしてきたぞ(笑)。



post by whiteowl

15:13

Consadole Sapporo コメント(4)

布陣変更が良い意味でも悪い意味でも試合を動かした。 -第13節 栃木戦-

2009年05月06日

6戦負けなし、大型連休中に迎えたホーム札幌ドームでの栃木との試合は、
後半2失点から3点取って、3-2で大逆転勝利しました。


しかしまぁ、簡単には勝てないですね。(;´Д`A ```


前半は、お互いに4-4-2の布陣。
(※札幌はクライトンが、キリノと横に並んでいることが多く、
守り方から考えて、そう表現しました。)

札幌は左右の両SBを左に西、右に西嶋に入れ替え、
(結局、前半のうちにもとに戻ってましたけどね・・・(・・;)) 
出場停止のダニルソンのボランチの位置に、再び宮澤でスタート。

守備では、全体のバランスを保ってスペースを作らないようにして、
積極的に前線からプレスをかけていた印象。

攻撃は、随所に開幕の頃は見られなかったプレーが観れました。
選手に余裕が感じられ、ワンテンポ遅らせて相手をはずしてパスを出したり、
パスをもらった時のボールの位置も相手から遠いところに置きつつ
次のパスも出しやすいところに置いたり、敢えて相手側に一歩踏み込んで
相手をけん制しておくことで上手く間合いをとってボールをキープしたり。

若手が6戦負けなしで自信を持ち、余裕を持ってプレーできるようになったからか
西、岡本、宮澤、上里のこんなプレーを見られるようになって、

うめぇ

と試合中連呼しておりました。(笑)


特に、ボランチの宮澤は、2本ほど不用意な横パスをカットされてたり、
カバーが遅れたりするシーンもありましたが、
それ以外のところでは良かったんじゃないでしょうか。

背がでかいので、バイタルエリアであのヘッドの強さは魅力。
キープ力もあるので、あそこから攻撃の起点にもなれる。
パスの上手い選手はカットも上手いといわれますが、パスカットも冴えてました。







ただ、後半、砂川が投入されて3-5-2になるまで、
ボールを支配して、押し気味に展開するも崩しきることはできなかった。

中央のキリノが押さえられていたこともあって、両サイドから攻めるも、
そこからの攻めでもっと低い位置ならタメを作るのは良いとしても、
高い位置でクライトンにボールが行くことで、攻めが遅くなっていたことが一つ。

【J2:第13節 札幌 vs 栃木】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(09.05.05)
前半は、もう少し上手くすれば、決定的なチャンスは作れたと思うんですが、どうしてもそこで1人で頑張ってしまっていた。もう少し周りを使うとチャンスは出来るよ、ということをハーフタイムに話をしました。

Q:ハーフタイムに、判断の部分について指示されたとのことですが、具体的にはどういったことについてだったのでしょうか。
「一番最初のプレーで岡本が相手を1人かわした、と。そのあとクライトンがいいタイミングでサポートをしている。そこを上手く使えばワンツーで突破できたのに、無理に自分で行ってしまった。あるいはゴール前でクライトンが2人かわした後、彼は左足では蹴れないので、そこで上手く岡本がサポートをしていた。無理してクライトンが左足で打たず、岡本を使っていけばもっといい形でシュートが打てた。そういった場面が多々あったので。1人で頑張るのではなく、チームで頑張りなさいという話しをしました」

上にも書いたとおり、開幕の頃は見れなかった個々の選手のプレーでの積極性
というか余裕は感じられるようになったのですが、
最後の詰めの部分で一人では崩しきれていないし、
かといって、ワンツーだったり、追い越す動きだったり、まだまだ連係も出来ていない印象。

開幕の頃から比べれば、本当に攻撃面は進歩したと思うので、形になるまであとちょっと。
引いてきた相手を崩すシーンが見られる日も近いのではないかと思いました。




栃木は、狙いがはっきりしてましたね。
両サイドが札幌に押し込まれていたこともあって、
両サイドの低い位置から、2トップ目がけて若林のポストか河原へのスペースへのロングボール。
結局、オフサイドでしたが、前半一回決定的なシーンを作られました。

札幌のDFラインが高かったので、DFラインの裏にスペースがあったこともあり、
栃木にロングボールを蹴られるとチャンスっぽくなって、
この頃からこの対応に追われていたDFラインの疲労が溜まっていたのかもしれません。




後半、勝ちに行くべく最初に動いたのはノブリン。
岡本から砂川を入れて、布陣を4-4-2から3-5ー2へ。

結果的に、リスクをとって攻めに出たわけですから、
この布陣の変更が良い意味でも悪い意味でも、試合を動かしました。


後半始まってから、サイドで数的優位をつくっておきながらボールをキープされ
プレスが弱くなっていたので、心配していたのですが、
3バックになってさらに両サイドのプレッシャーが弱くなり、そこをつかれた格好に。
前半からロングボールの対応で走らされ、さらに連戦の疲労からか、
DFラインが踏ん張りきれずあっさり2失点。


そこで下を向かなかった選手とゴール裏サポ、GJだと思いました。

こっから一気に早い球離れと動き出しとサイドからのアーリークロスが出てきます。
そして、宮澤の1得点目が札幌を勇気付けたのは言うまでもありません。

それから、西嶋のピンポイントクロスに上原のヘッドと
砂川のクロスにクライトンがダイレクトであわせて、2点取られてから、3点とっての大逆転劇。


まだホーム失点記録は継続中だったりしますし、砂川投入後の3-5-2への布陣変更も
負けていれば、ノブリンの采配ミスということになっていたでしょうが、
まあ、何はともあれ勝って良かった。(笑)

観客動員も、GW中の例年並の数値だと思われますが、15,696人とちょっと回復。


次は、一つ上の6位徳島と直接対決。
叩いて昇格争いに名乗りをあげたいところです。


観客動員とノブリンの采配に注目。 -第13節 栃木戦のてんぼー-

2009年05月04日

福岡戦があったばかりですが、もう明日は栃木戦。


まず、気にかかるのは、

観客動員数。


開幕こそ2万人を超えた観客が、順位も16位から6戦負けなしで7位まで上昇、
大型連休とも重なりどこまで回復するか。密かに注目しております。

前回ホームの愛媛戦は、11,242人と思ったほど伸びず(;´Д`A ```


選手強化と経営を車の両輪としてJ1昇格を目指す5段階計画の最終章と位置づけられた今季。

さらに、移籍金撤廃ルールもそろそろ正式発表になり、選手やサポーターにとって
より魅力あるクラブ運営をHFCはしていかなければならないでしょう。


ちょっとずつ運営の変化も感じますが、
それは札幌に比較的詳しい人たちだから気付くことでもあるわけで、
目に見える結果を求められているのは選手だけではないはず。






さて、試合の話。


明日は、17位と低迷する栃木との一戦。

前節、富山にホームで0-4と大敗しており、一見簡単に勝てそうな感じも・・・(・・;)

だが、その前の鳥栖とは2-2で引き分け、その前の甲府とは3-3で引き分けと、
上位とあたると引いて守って、前線へのロングボールでのカウンターという
栃木の狙いがはまっている様子。


そして、

札幌戦もそうなる可能性は高い。


栃木にとってはアウェイ。札幌が中盤を支配するも、栃木が粘り強く引いて守り、
そこを札幌がこじ開けられないようだと、前線へシンプルにロングボールを蹴られ、
カウンターで失点という可能性は十分ありえる。
失点しなくとも、DFラインがそれで下がってしまえば、
中盤でプレスがかかりにくくなり、これまた栃木ペースになりかねない。


しかも、連戦で守備の要であるCBの疲労が気にかかるところ。
【道スポ】ホーム3連勝へ趙、任せろ あす札幌Dで栃木戦 (05/04 08:58、05/04 09:51 更新)
 韓国Kリーグ時代でさえ、中2日で4試合が続く過密日程の経験はないという趙。石栗健フィジカルコーチ(37)が「体が強い」と認める屈強の男も、ここまで全12試合でフル出場を果たし、「体的にはきつい」と本音を漏らす。


17位栃木、そして札幌のホームとはいえ、
裏を返せば、集中力を欠けばカウンターで失点する前提条件が揃っている。

もし札幌が運良く先制できたなら、札幌も引いて守るくらいの勝ちへの
こだわりがあっても良い試合なのかも。


ノブリンの采配にも注目です。



君子危うきに近寄らず。 -第12節 福岡戦-

2009年05月03日

第12節、アウェイ福岡戦は、
66分にダニルソンが報復行為ととられて一発退場するも、
0-0のスコアレスドローとなりました。


前半福岡ペースで、ハーフタイムで修正して後半は良い感じで攻めていたものの、
その後、防戦一方の展開を招くことになったダニルソンの退場。

西が倒された上に顔を蹴られたので、ダニルソンが試合を止めようと
中払に接近したら、中払がなぜか顔を押さえて痛がると(笑)。

この行為自体は、“ダニルソンの心の優しさ”“中払の狡賢さ”を感じました。

ノブリンが、ダニルソンは優しいから、パスをくれといわれたら
すぐ出してしまうと言っていた言葉が思い出されます。






そんなダニルソンにもう終わったけど(笑)カンゴロンゴ風に、
お言葉を発射してみたいと思います(笑)。

(σ´□`)σ・・・・…━━━━☆ズキューン!!


君子危うきに近寄らず

李下に冠を整さず

瓜田に履を納れず


つーか、どれもほとんど同じ意味だろ!っていう突っ込みはなしの方向で(;´Д`A ```


まあ、結局、コレに尽きるんではないかと・・・(・・;)
怪しい行為は極力しない、危ない場所には行くなってことですね。

審判ちゃんと見ろ!って言う意見はもっともだと思うんですが、
審判も神ではなく人の子なんで、TVドラマのように
全てまるッとお見通しだ!って訳にはいかないので、
誤解を招く行為はできるだけ避けたほうが良いのではないかと思うわけです。

ダニルソンも思わずやってしまったんでしょうし、
しかも悪意があったわけではないんでしょうが、
相手に利用されるような行為をしてしまったことは事実ですし、
その点は反省すべきではないかと思われます。

通訳のウリセスさん、頑張って訳してください!←(゜ロ゜;)エェッ!?
近い意味のスペイン語の格言とかあるかも知れませんけどね(笑)






さて、ダニルソンの退場後、4-4-1になった札幌。

【J2:第12節 福岡 vs 札幌】試合終了後の各選手コメント(09.05.02)

●城後寿選手(福岡):ただ、引いて守られたときにどうやって攻撃するのかというのが今後の課題になると思います。


【J2:第12節 福岡 vs 札幌】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(09.05.02)

Q:10人になった時点で、ある程度引き分けでも良いという考えがあったのでしょうか
「いえ、カウンターから得点を狙いたかったので、キリノをずっと置いておいたのと、岡本が随分疲れていたので、点が取りたいということで砂川を投入しました。藤田は怪我があったので代えましたが、攻撃的な選手としては宮沢裕樹とか、上原慎也とかがいたんですけれども、あのシステムでは経験がないので出来ないと判断して芳賀を入れました。結局、砂川から芳賀への決定的な形が1回あったと思うんですけれども、そういうところを決めてくれたらなというところですね」


福岡の城後が引いて守ってきたと表現し、
ノブリンが↑で言うあのシステムとは、

そうそれは、あの悪名高き3ラインのゾーンディフェンス(笑)。


以前も指摘(より大きなチームになる可能性。 -第5節 岡山戦-)しましたが、
しっかり遺産として残ってるようです。

プレッシングサッカーで、基本的に体力を使うノブリンサッカーですから、
相手によって、状況によって、試合展開によって、
使い分けが出来れば試合運びに幅が出るでしょうし、
今節は、その遺産をしっかり活かして勝点1を拾ったといえそうです。

問題は、去年のメンバーしか出来ないという事(-"-;A ...
そういう点でも、選手層が厚くないといえそうです。


さて、

●荒谷弘樹選手(札幌):
「すごく苦しい試合でしたけれど、後は0で押さえることが出来たので最低限の仕事はできたと思います。無失点は毎試合こだわっているところなんですけど、今季はまだ2回目で、それも10人になったときしか出来ていないんですけど、それでも0で押さえられたことは素晴らしいことだと思っています。
(中略)
みんな声も出るようになったし、ラインコントロールだったり、リスクマネジメントの面で少しずつベルアップしてきていると思うので、今度は11人の時に0で押さえたいと思います。ホームで完封したいと言う気持ちは強いので、完封もそうですけれども勝てるように次の試合でも全力でプレーします」


次節のホームでは、面白いノブリンサッカーで、11人で、完封勝利希望!



スタートライン。 -第11節 愛媛戦-

2009年05月01日

前半クライトンのCKから宮澤がヘッドで今季初ゴール。
後半も起点はどちらもクライトンから、10分に岡本、23分にダニルソンがゴール。


このゴールが決まって、試合内容もずっと押し気味で展開していて、


正直、おらも、

今日は楽勝

だと思いました(苦笑)。




しかし、そこからミスがらみで2失点。

もう最後は早く終われと願うばかりの展開になりました(;´Д`A ```
結局、試合は3-2で逃げ切りましたが、完全に愛媛に押されてました。

↓DF陣の反省の弁(-"-;A ...

【J2:第11節 札幌 vs 愛媛】試合終了後の各選手コメント(09.04.29)
●趙晟桓選手(札幌):
「3点差から1点差まで詰め寄られてしまったのは、集中力を欠いてしまったから。ただ、勝利という結果を残したということで、課題がありながらもチームの雰囲気は良くなってきている。ヒロキ(宮澤)も初めて試合でボランチに入ったが、大きな違和感は感じなかった。良く頑張ってくれたと思う」

●芳賀博信選手(札幌):
「気持ちの部分で受け身になってしまい、終盤で2点を取られてしまった。ただ、崩されての失点ではないので、みんなで声を掛け合って修正していきたいと思う。試合の締めくくり方はよくなかったが、勝点3を取れたことは良かったと思う」

まあ、要は、気の緩みがあったということでしょうねぇ。

でも、私も今日はさすがに大丈夫だろって油断しましたし(笑)。
試合から目を離させない様に選手がしてくれたんでしょう。←そんな演出はいらない(笑)


後半の最後の15分くらい以外は、ダニルソンもチームにフィットしてきて、
良い感じだったと思うし、そのまま3-0で勝っていれば、
祝4連勝!ってだけで、素直に喜べたんですけどね。

ただ、疲労の溜まる後半の最後に集中力を欠いたなど、
次に課題が出ながらも結局勝てたわけですから、良かったのではないでしょうか。




今節勝って4連勝したわけですが、それでも、勝点17の7位。

昇格圏の3位甲府は勝点24。まだ7差あります。
(※1位のセレッソは勝点26で9差。)

そして、5勝2分4敗とやっと白星先行。得失点差も±0になりました。

今季の昇格云々は、

やっとスタートラインには立てた

という段階でしかないと思います。


札幌に「5連勝すれば昇格」の法則があるそうですが、
今後、上位との勝ち点差を考えても、さらに連勝をのばしていかないと
昇格云々は、まだまだ現実的ではないでしょうしね。


最後の2失点は、今後さらに連勝を伸ばすために、
連勝しても気を緩めるなという厳しい教訓と捉えましょうか。