甲府戦、どうよ? -red & black owls 再び。-

2010年04月30日

redowl(以下r): whiteowlが、本音を書きたいが本音を書くと角が立つ時に

時々出現する二人組のコーナーがやってまいりました(笑)。皆さんお久しぶりです。


blackowl(以下b): 再びお目にかかれる日が来るとは思いませんでした(苦笑)。

やっぱり我々が登場することになった原因は、甲府戦の1-4での惨敗。

今季、3度目の3点差での大敗。ご立腹のサポーターも多いことかと思われます。

順位も、昇格どころか、最下位が見えてまいりました。


r: まあ、最後の失点は、点数をとるしかない局面で喰らってしまった

カウンターだから仕方ない面もある。


b: しかしです。1失点目もカウンターで、あまりにもあっさりと失点。

他の2点は、今や実況に“苦手”とまで言われるようになったセットプレーから。


r: わずか3年前は、セットプレーでしか点数が取れないチームだったんだけどな(笑)。

時が経つのは早いもんだ。


b: 感慨にふけってる場合じゃないでしょう。

まあ、でも、確かに3年前は背が高くないと試合に出られないといわれていたくらいでした。


r: その頃に比べたら、本当にヘディングに強い選手がいなくなったよ。


b: 我らが“天空の覇者”も引退しましたしね・・・。


r: 実際、170センチの藤山がCBの時点で高さは期待できないだろ。

他の選手だって、一体誰がヘディング強い?


b: 強いて挙げれば石川でしょうけど、“唯一神”の様な絶対的な強さはないですね。


r: FWは10回中1回でも成功すればいいけど、

DFは10回中1回でも失敗すれば、戦犯扱いだからな。辛い立場だ。


b: 何かずいぶん甘いんですね。失点の多くがセットプレーからで、

相手の監督からは、“狙い目”とまで言われてる始末なんですよ?


r: でも、背が高いやつが軒並み怪我してんだから、仕方ないだろ。

他所から持ってくる金もないし。

それより、開幕には間に合うとか言われてたソンファンはいつ戻ってくるんだ?

まじで、このまま帰国とかしないよね?(苦笑)


b: 真剣に勝つ気があるのなら、セットプレーに対して、

何らかの対策をしないとまずいことは明らかでしょう。


r: ソコだ、ソコ。実際、“対策”って、何がある?

選手に身長を伸ばす手術をさせるとか、

“ぶら下がり健康器”をクラブハウスに常備して、毎日1時間、選手をぶら下がらせるとか?(笑)


b: ・・・。

もっとセットプレーの時に集中して、しっかり自分のマークを外さないとか、

もっと相手に体を寄せて自由にさせないとか・・・。守り方をもっと工夫するとか。


r: いあ、でも、今季、上からのお達しがあって、

手を使って相手を止めるプレーは厳しく取り締まることになった。

だから、もし、体格差をカバーしようとPA内で手を使って激しくいってファールを取られたら、

相手にPKを献上した上に、こっちは一人少なくなったりしちゃ、

そこでゲームが終わっちゃいかねない。

それに、工夫っていっても、基本的に相手より高さで劣ってんだから、

マンツーマンだろうとゾーンだろうと、それを混ぜてみたところで限界がある。


b: そうかも知れませんが、最早、相手に確実にセットプレーが狙われてますから、

止めないとこれから試合になりません。


r: でもさ、そもそも、タッパの高さみたいな物理的なハンデを覆すのは難しいよ。

だって、マイクとか190もあんだよ。

あれに平均的な高さの選手が、どうやってファールしないで高さで勝つの?

フライ級の選手が、鉄球握ったりするような反則をしないで、

ヘビー級の選手にどうやったら勝てますか?ってのとほぼ同じだよ。

精神論を振りかざしたって、“たけやりで飛行機は落ちない。”






b:では、諦めろと仰るわけで?


r: 残念ながら、基本的にはそうなるな。怪我人の早期の復帰を願うしかない。

あとは、自陣ゴール近くで相手にセットプレーをさせないとかくらいじゃないか。


b: それにしても、やけに諦めがよくありません?


r: あーわかった?(笑)

うん、今年の昇格は、もう諦めてるから、精神衛生的にも(苦笑)。

だって、このままだったら攻撃がかみ合うようになるまで時間かかるよ。

例え、噛み合うようになっても、石崎監督のトラウマだったギリギリ昇格できない感じ。

今季は、昨季と違って試合数も減ったしね!


b: そんな悠長なことをいっている場合ではないんですよ。

今季も赤字なら再び債務超過になる可能性が高いくらいHFCの経営は厳しいんです。

昇格を今の時点で諦めるくらいなら、今のサッカーは諦めて、

とっとと監督を交代させて結果を求めるべきです。背に腹は代えられません。


r: いや、我慢してたらシーズンの終盤、面白いサッカーが観れそうな気配はある。

相変わらずイージーなミスが多いけど、微妙に、ミスパスが減ったり、パススピードとかも上がってる。

そこに期待。あくまで今は気配だけど(苦笑)。

つーか、でも、これから面白いサッカーが観れそうな気がするから、

負けて悔しいし、凹んでるけど、俺はそんなに腹は立ってない。


b: でも、結果を出さないと観客動員は期待できません。

昇格に絡んでいかなければならいんです。

せっかく今季頑張って積み上げたって、来季の予算が確保できなければ選手を引き止められません。


r: まあ、そこは、HFCの経営努力によるカバーに期待するしかないかなぁ(苦笑)。

経営がしっかりしなきゃ、強いチームなんて、できやしない。

そこんとこ、HFCには期待しております!(笑)


b: 今さら持ち上げたって、それこそ期待薄です・・・。


r: まあ、ただ勝つ試合がみたいんなら、巨人でも応援しとけばいいじゃない。


b: プロとして結果をだすのは、最低限の仕事だと思いますけど。

結果を出さないと、普通、お金もらえませんから。


r: 実生活でも結果求められてんのに、娯楽でも結果求めてたら息苦しいじゃない(笑)。


b: 一般人に日常を忘れさせて、夢を与えるのがプロスポーツ選手の仕事だと思いますけど。


r: まあ、我々の役目もこの辺りで(苦笑)。


b: 次回があれば、また、お会いしましょう。

まあ、対話形式の方が書きにくいことも書きやすいので、

早期に、再び出番が来るとしたら、チームがまずいことになってそうですが・・・。


r: そうならないことを祈ってる(苦笑)。




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17:00

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リメンバーヤンツー。

2010年04月28日

【道スポ】攻撃サッカー変えない 石崎流貫く(04/28 10:02)

>「最後の崩しのところで工夫がないと、J2では厳しい。
そういうサッカーを目指さないと、選手は育たない」と石崎監督。
人もボールも動き、攻め勝つ石崎札幌が本格開花するまで、
あと一歩のところまで来ている。それまで、目指すサッカーを貫き通すだけだ。


“J2では”というよりも、
ポゼッションサッカーを目指すなら“J2でも”厳しい。

もし昇格できたとして、このままJ1に行っても、何も出来ないでしょう。そこまでのチームの完成度はない。



>人もボールも動き、攻め勝つ石崎札幌

磐田の現監督、ヤンツーが札幌の監督だった頃を思い出します。
あの頃よりは、もう少し守備に気を遣ってる感じはしますけれど(苦笑)。

新人選手ばかりだったあの頃より、選手は良くなっているとは思いますが、
まだ“人もボールも動くサッカー”を体現しているとは言いがたい。


>それまで、目指すサッカーを貫き通すだけ

その“だけ”が難しい。今のチームの順位に、経営がたえられるか。

前節の水戸戦、観客動員が早くも1万1千人台に減ってきています。

これ以上下がるようだと観客動員の目標を達成するのは難しいでしょう。

そんな状況も、ヤンツーの頃と似ていますね(-"-;A ...


そして、債務超過、結果重視のサッカー・・・というところまで、
再び繰り返すことになってしまうのでしょうか。


同じことを繰り返しているようでも、上にあがっていればいいのですが…(・・;)




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18:20

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意図のあるパス回し。

2010年04月27日

先日の水戸戦、気になったのは両SHまでボールが行っても、
そこから先に進めず、後ろに戻してしまうシーン。


以前、砂川がインタビューで、チームの意図としてポゼッションをして、
そのためにDFラインまで戻して攻撃を組み立てなおしているが、
スタジアムからは何で戻すんだという空気を感じると。


まあ、某会長のように“バックパス禁止”とか
訳わからんことを言うつもりはないですが、

日本代表にも感じていますが、

ポゼッションすることは、手段であって目的ではないと思うんです。


つまり、少なくとも最後にシュートまでいくという
意図があってパスを回しているように見えないのです。






それじゃ、意図のあるパス回しってどんな風?って話になるわけですが、
昨年のクラブW杯に出てたメキシコのアトランテのパス回しは上手かった。

(※来季の札幌は、アルアハリからアトランテに進化しないとっ。 -クラブW杯- 2009年12月14日)


例えば、左サイドにパスを出す。左サイドの選手は、相手選手を十分に引きつけてから、
ボランチを経由して素早く逆サイドに展開する。

相手を左サイドに集中させてから逆サイドに展開するので、逆サイドにスペースがある。
だから、逆サイドで縦に勝負できる。

これをアトランテは面白いように何度も繰り返してました。

相手も、わかってても止められなかった。


なぜなら、相手は、左サイドに寄らないとそこを突破されてしまうので、
左サイドに集中せざるを得ない。

そして左サイドに十分に引きつけらてしまったところで、
逆サイドに展開されるわけですから、止めようがない(笑)。


基本的に、サイドの選手が縦に突破できる力があって、
相手の守備に隙があれば、そのまま縦に行ける迫力を持っていて、
囲まれたとしても、ボールを簡単に失わないキープ力があることが前提ではありますが、
囲まれた選手に対するフォロー、フォローに入った選手が素早くサイドチェンジ、
そして、それに反応して今まで自陣に引いていた逆サイドの選手が
一気に走りこんでくるタイミングなど、チームとして有機的に連動していました。


メキシコのチームなので、年俸は多分そんなに札幌と変わらないはず(苦笑)。

まあ、メキシコはW杯常連国で“サッカーセンス”の部分で、決定的に日本とは違うのかもしれませんけれど(-"-;A ...


最近の日本代表の試合を観ていても思うのですが、ポゼッションすること、
パスを回すことが目的になってしまっているように見えます。

また、ただパスを回すのだけは、日本人は上手いですからね(笑)

パスを回して相手の隙を意図的につくって、
その出来た相手の隙に選手を走りこませて勝負させるという風には見えない。


日本代表でもそんな状況ですから、J2のチームにそんなことを求めるのは
お門違いかもしれませんけれど、代表チームに比べてクラブチームの方が、
練習だけはたくさんできるので、練習でより組織を成熟させていって欲しいと思います。




post by whiteowl

12:08

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負けたけど・・・。 【第8節 vs 水戸】

2010年04月26日

日時:2010年4月25日(日)13:03キックオフ 会場:札幌ドーム
[入場者数] 11,430人 [天候] 屋内、気温21.1℃、湿度36%
[主審] 扇谷 健司 [副審] 岡野 宇広 / 山崎 裕彦


〇得点

前半45分 作田 裕次
後半13分 上里 一将	
後半23分 作田 裕次


札幌 1-2 水戸



       近藤

岡本   宮澤   藤田

     上里 芳賀

岩沼 石川 藤山 堀田

            高原





ユニフォームの見た目だけなら、ミラン対インテル偽ミラノダービー(笑)。

そんなことを書いて、現実逃避してみる(苦笑)


さて、中断期間を経てのGW連戦の大事な一発目を1-2で負けたわけですが、
強がりでも現実逃避でもなく、今回は、
内容だけ見れば、今季のベストゲームなんじゃないかと。

シュート数、ポゼッション、チャンスの数も札幌の方が多かった。
で、最も大事な結果だけがともなわなかった(-"-;A ...

だから、評価の難しいところでしょうね。

ただ、私個人としては、チームが良い方向に向かっていると思うので、
この結果に下を向く必要はないと思っています。






今節は、選手の入れ替えがあり、
右SBに西嶋に代わって堀田、左SHに岡本が初先発しました。


堀田は、守備の対応が非常に落ち着いていて、デビュー戦とは思えなかった。
ただ、SBとしては、攻撃面ではクロスの精度、
上がるタイミングと回数は物足りなさを感じました。


岡本は、岩沼との良い絡みから前半キレキレで、
左サイドから中に切り込んでシュートの得意のパターンを連発していました。
が、後半はそれにこだわりすぎて、少しワンパターンになってしまった印象です(-"-;A ...

それにしても、左サイドの岩沼と岡本の同期コンビは可能性を感じましたね。


あと、気になったのは、上里。
開幕の頃に比べて、格段にポジショニングが良くなっています。
その結果、つなぎがスムーズになり、大胆なサイドチェンジも生まれるようになっています。


ただ、問題は、サイドチェンジした後。

結局、両SHまでボールは行くものの、そこから縦に突破できず、
後ろに戻してビルドアップをしなおすシーンが、一体、何回あったことか(苦笑)。

で、結局、突破できないか、奪われてしまう(-"-;A ...


後ろに戻すなとは思いませんが、
ビルドアップすることが目的ではないですからね。


一人で突破できないなら連動して崩せればいいのですが、
ボールを狙った場所で確実に取れず、奪ってもボールキープもままならないので、
攻守が切り替わった時に、他の選手の動き出しがほとんどない。

動き出しがないので、選手間の足下でつなぐ各駅停車になってしまって、
相手が戻って守備を整える時間を与えてしまっている。


どこかで、連動して縦に入っていかないと、
より決定的なチャンスや崩しをするのは難しいのではないでしょうか。

攻撃の課題は、攻守が切り替わった時、大前提としてボールを簡単に失わないことがありますが、
ボールを持ってる人と周囲の判断のスピードでしょうね。

2年前の天皇杯決勝の柏は、これが抜群だった...( = =) トオイメ



守備の課題は、やはりセットプレーということになるのでしょうか。

まあ、でも、今の札幌は高さがないのにマンツーマンで人につけばどうなるか、
誰が考えてもわかりそうな結論のような気もします・・・(・・;)

ゴール付近でファールをしないように気をつけるか、
まだ、吉弘やソンファンがいれば、ましだったかもしれません。

その辺りは、怪我人の復帰に期待するというくらいしか
根本的な打開策はないかもしれませんね(-"-;A ...

ゾーンにしても、平均的に選手に高さがないとギャップを狙われてしまいます。


チームの状況は、確実に良くなってきているとは思うのですが、
それが結果にまでつながっていない歯がゆい状況。

ただ、トンネルを抜けるには何かしらの“きっかけ”が必要かもしれません。



今さら柏戦。 【第6節 vs 柏】

2010年04月23日

今さらの感じもありますが、リクエストもあったので、
柏戦の感想を簡単に書きたいと思います。




得点

後半3分 上里
後半41分 レアンドロドミンゲス


札幌 1-1 柏





選手に気合が入っているのがよくわかる白熱した試合でしたが、
柏との実力差を感じる試合内容でもありました。


負けていてもおかしくない試合で、実際、決定的なチャンスは圧倒的に柏の方が多く、

審判に助けられたシーンもチラホラ

先制したとはいえ勝点3を失ったというより勝点1を拾ったという印象の方が強いです。


柏には、昨年の仙台と同じようなチームの完成度を感じました。

これが昇格するチーム という感じ。

これで、フランサとアルセウがいないわけですから、
復帰したらどんなチームになってしまうんでしょうか(苦笑)。


対外的には、首位の柏に引き分けた、今季はまだまだ行ける!
でいいと思うんですが、冷静に試合内容を見つめると結果以上に厳しい。






後半20分辺りからDFラインが下がりっぱなしで、
一方的に柏にポゼッションされて攻められまくってたわけですが・・・

今回は石川のフォローをすると、DFラインを上げるためには、
ボールホルダーに対して中盤でしっかりプレスがかかっている必要があるわけです。

が、柏にいいようにボールを回され、中盤でプレスがかからず、
前線への縦パスをかなり入れられてます。

この状況では、オフサイドトラップをかけられず、
DFラインの裏を取られる可能性が高いので、危なくてDFラインを上げられません。

ただ、DFラインが上がらないから、中盤でプレスがかかりにくかったともいえますが、
どちらにしても悪循環です。
チームとしてもっと結束して守備をする必要がありそうです。

柏の攻撃がうまかったこともありますが、札幌の守備も機能していたとはいいがたかった。


これが結果以上に札幌の状況が深刻だと思う要因の一つです。


特に、中盤での粘り強い守備という点では、攻守の切り替えの後、しっかりディレイできず、
あっさり相手に振り切られるシーンが多い、ボランチの上里が気になりました。

失点シーンも相手が悪いですが、上里が振り切られてましたしね(-"-;A ...


攻撃では、トップ下の宮澤の所でもう少しキープできれば、
全体的に押し上げられたと思うのですが、
相手のプレッシャーもきつくて、つぶされてました(-"-;A ...


宮澤、上里、石川というチームの“背骨”にならなければいけない部分が、
もっとしっかりしないとチームとしての浮上もないのではないでしょうか。

そんなことを感じた柏戦でした。




決定力。 -その2-

2010年04月22日

すっかり長引いてしまい、体力落ちたなぁと実感している今日この頃です(-"-;A ...

バルサ、インテルに1-3で負けましたねぇ。
火山噴火の影響で、バス移動を余儀なくされたとはいえ、2点差はきつい。

ホームでどう挽回するんでしょうか。攻撃全開のバルサ、楽しみです。







さて、前回に引き続き“決定力”につながるプレーの質について、
毎週月曜深夜、フジテレビの“すぽると”の“Monday Selection”を見ながら
思っていることを漠然と書いていこうというこのシリーズ(笑)。

今週はあまり時間が長くありませんでしたが(-"-;A ...


2回目は、ゴール前の落ち着きについて。

その端的なプレーが、“シュートフェイント”。

一番派手なプレーは、シュートフェイクを入れて相手のタイミングを外して、
そこから切り替えして、ずっこけてるDFとGKをあざ笑うかのように
その横をコロコロとシュートを決めるシーン(苦笑)。

シュートフェイクもやればいいってもんじゃなくて、中途半端だとDFに見破られますけどね(笑)。

こういうプレーをするFWって、日本だとほとんど見ない。
ゴール前で、DFの動きを最後までよく見て動くFWがいない。






あと、シュートフェイントとも関係ありますが、“キックフェイント”。

単純にいえば、例えば、最初はインフロントキックでまっすぐ蹴ると見せかけて、
インパクトの瞬間にインサイドに当てて、左右に散らすとか。
相手に簡単にシュートコースを読まれないようにするための技術です。

地味ですが、これも結構有効で、GKが動けなかったり、出足が遅れたり、
逆に跳んでたりするのは、このキックフェイントのせいです。

こういうプレーで一番わかりやすいのは、
“GKが左(or右)に跳んでるのに、シュートはゴールの真ん中に決まった”
とかいうシーンでしょうか。


昨年、大伍が地味にやってたはず・・・。


あと、前々節の岐阜戦、前半のビックチャンスだった征也のシュート。

前から思ってるんですが、征也は試合中にキックフェイントが使えれば、
あの角度のないところからでも、おそらくもっと簡単に点数が入る。

技術的に難しいことではないので、あとはあの場面で技術を発揮できるかという
メンタル面の問題だとは思うのですが(-"-;A ...


征也に限らず日本の選手は、ゴールに近づくほど慌てる傾向があります。

ゴールにシュートするんじゃなくて、パスすればいいんだと言われて
シュートが決まるようになったという話もありますが、
他の場面と同じように、ゴール前でも落ち着いてプレーできるかが
日本と世界とのプレーの質の違いなのかなと感じています。



post by whiteowl

14:00

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決定力。

2010年04月19日

まだ全快とは言いがたいですが、快方には向かっております。
ご心配おかけしました。

無理のない範囲で更新を続けていきますので、これからもよろしくお願いします。






“決定力不足”は、きっと世界中どこのチームであっても問題でしょう。


日本代表も長らくコレが叫ばれ続け、未だ解決の目処も立ちません(-"-;A ...

コンサドーレも6試合で5得点と正に決定力不足。

点が取れなくては勝てませんから、サッカーの永遠の課題といってもいいかもしれません。


ただ、決定力は個人の問題で、決定力のあるストライカーがいれば解決される
ということでもないと考えています。


“個人”がその決定的な解決策にならないことは、
アルゼンチン代表の時のメッシ、ポルトガル代表の時のC.ロナウドを見れば明らかでしょう。

クラブチームではあれだけ活躍し、世界最高の選手といわれながら、
代表チームでは決定力を発揮できない。

両チームともW杯予選をがけっぷちで切り抜けてきました。






ただ、まあ、そうはいっても個人のプレーの質が
決定力を高めていることは事実だとも思うんです。


毎週月曜深夜、フジテレビの“すぽると”で、ご存知の方も多いと思いますが、
風間さんが欧州でのゴールシーンを集めた“Monday Selection”というコーナーがあります。

ゴールの場面だけではなくて、そのゴールに至った前のプレーまで
しっかりフォローされていて、個人的に大好きなコーナーです。


これを見て最近特に思うのは、ファーストコントロールの位置です。

ゴール前でパスを受けた選手が、最初に自分のどこにボールを止めるか。
おそらく、今日の深夜にもあると思うので、注目して欲しいのですが、
欧州の選手の多くが、相手のいないスペ-スの方、DFからのプレッシャーの弱い方へ、
ボールをコントロールしています。

それは、当然、最初からボールをコントロールした次のプレーとして、
“シュートをうつ”ことを意識したプレーだからでしょう。


まあ、改めて言うまでのことではないかもしれません。


しかし、札幌の選手と比べると一目瞭然です。
札幌の選手は、ゴール前であってもボールを足元で受けたがります。

ですが、ゴール前でボールをキープすることに意味はありません。
シュートをうたないと意味がない。


ボールを足元でもらうとそこからシュートにいくまでに、
シュートコースを作らねばなりませんから、フェイントなり、もう一工夫必要になる。
時間がかかり、その分チャンスも失ってしまう。


昨年、試合に出てきはじめた頃の古田の動きが良く感じられたのも、
ファーストコントロールでシュートまでつなげようという
意識が高かったからだと思っています。

最近は、それがあまり感じられない。
だから、その分、相手にとって危険じゃなくなってしまった。



もう一つの違いは、ゴール前の落ち着きだと思いますが、それはまた次回。




post by whiteowl

18:07

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お知らせ。

2010年04月15日

私事ですが、ただいま、体調不良のためブログが書けない状況です・・・(・・;)

いつもご贔屓にしてくださる方、コメントを書いてくださった方には、
大変申し訳ないのですが、もう少しお待ちくださいm(_ _"m)ペコリ


治りかけに大丈夫だろうと思って無理したら死にました(-"-;A ...


やればできる子(笑)。

2010年04月09日

(注:次節の柏戦の話ではありません。)


今季、23万人という集客目標を立てているHFC。

当ブログでは、その集客に向けたHFCの取り組みについて苦言を呈してきました。

その中で、以前、公式HPに画像とか写真を貼れないなら、
貼れるところで案内をつくって、リンクをはってみては?と提案したのです…



HFC、仕事早いですね!



J2第5節 4月4日(日)FC岐阜戦(長良川)をご観戦の皆様へお知らせ【お願い】2010年04月02日


フォント、デザイン、重さなどの改良の余地はありそうですが、

写真つきで、非常にわかりやすいと思います!


アウェイの案内なら、札幌のアウェイサポの数はかなり多いので、
宿の案内やご当地グルメ案内をすれば、
そこからの広告料も期待できるかもしれませんね。

今後も良い取り組みは、とりあげていきたいと思います!






ここからは、若干こちらの言い訳ですが(苦笑)、
この取り組みについては、先週には気付いていました。


ただ、ちょっと、週末に

(゜ロ゜;)エェッ!?

って事態が起こったので、ブログを更新する意欲がっ(-"-;A ...






最後になりますが、村野さんの置き土産である↓は、まだ失われていないはずです。

強化計画(※いわゆる五段階計画) 


↑には、J1昇格に向けて、“チームと経営の強化”を車の両輪として、
J1に相応しいクラブを目指すと書いてあります。


今後も集客に向けた良い試みを継続して欲しいと思います。
それが強いクラブへ向けた、地味ですが着実な強化の道であるとも思っています。

まあ、経営がしっかりやってれば、チームの成績にも文句言えるでしょうしね!(苦笑)




立ち直ってきた(笑)

2010年04月08日

(;゜ロ゜)ハッ

お久しぶりです。

岐阜の前に、次の柏戦の話をしてたら、“足元すくわれるかも”
って書いてたら、本当にすくわれてしもうた(笑)。


えぇ、岐阜戦、観た直後はそれ程こたえなかったんですよ。

まあ、直後は、思考停止してたか、現実逃避してたかのどっちか。

いや、その両方か(笑)。


それから何か、ボディブローのように効いてきまして(苦笑)。

せめて、1点くらい反撃してくれれば、まだよかったんでしょうけど(-"-;A ...


結果だけみれば惨敗なんですが、不思議と怒りとかは感じません。

まあ、岐阜戦は、全体的なバランスは前節より良くなってましたけど、
選手間の距離が悪くて、セカンドボールがとにかく拾えなかった。

あのサッカーじゃ、勝ってたとしても実力というより、
“たまたま”の域を超えないと思いますし。


しばらく、コンサ断ちをしていたので(苦笑)、
次節の柏戦に向けて、選手がどういうモチベーションなのかわかりません。

でも、今のコンサの状態なら、柏と普通にやったら負けるでしょうから、
開き直って相手にチャレンジしていけるかではないでしょうか。


オイラもそろそろ立ち直ってきたんで、

遅いですか・・・ソウデスカ

一旦落ちたら、もう上がるしかないでしょう!(笑)



post by whiteowl

13:10

Consadole Sapporo コメント(0)

次節への“落としどころ”と宮澤。

2010年04月02日

前節の岡山戦、4-4-2の左SHに入っている内村が、
左サイドから中央に切れ込んで、そのまま攻守が入れ替わっても守備に戻らない時は、
札幌の左サイドの守備のバランスが悪くなる傾向があることを指摘しました。
(※4-3.5-2.5。 【第4節 vs 岡山】(2010年03月29日))

サッカーは11人同士の戦いなので、SHの後ろのボランチやCBの選手が
左サイドにカバーの意識が偏ってしまうと、
逆サイドである右サイドへのカバーの意識が薄くなってしまい、
全体としてバランスが悪くなります。






そこで、今後のことも考えて、フォーメーションの変更もありえるようです。

札幌 “2枚刃布陣”で3連勝狙う【永野高輔】[2010年4月2日 日刊]

>石崎信弘監督(52)は従来の4-4-2システムの他に、
近藤を1トップ、内村をトップ下に置いた4-2-3-1システムを試した。


ただ、内村が中央に流れるからといって、最初から真ん中(トップ下)に置けばいいともいいがたく、
動かないとかえって相手のマークはつきやすくなります。

つまり、左サイドから中央に流れるので、相手のマークを外しやすいともいえます。

また、こういった動きをすることで、一般的なサイドの選手のプレーである
縦への突破からのクロス以外の意外性もあり、フィニッシュに行く強引さもあるので、
相手にとっては、よりゴールに結びつくプレーをされる方が嫌です。

今の札幌では、内村は前線でタメも作れるので、攻撃のアクセントにもなっています。


したがって、どこかで内村を使いたい。

コンディションやバランスから考えて、4-4-2なら、
近藤、内村の2トップが、現状では無難な気がしますが、
そうなると、今度はキリノがもったいない(-"-;A ...

正に、ジレンマ…


(-ω-;)ウーン

前節のままのフォーメーションで岐阜戦はいいとしても、その次の柏戦が問題でしょうね。

何て言ってると、足元すくわれそうですが…

この試合の注目度も高いでしょうから、再び惨敗ということになってしまうと、
ホーム開幕同様、ただの一敗以上の痛手があるのではないでしょうか(-"-;A ...






また、芳賀、宮澤のボランチも、守備に精一杯な感じで、
まだまだ攻撃面で存在感を示せていません。


特に宮澤は、一生懸命苦手な守備を頑張っているのは、
見ていてよ~くわかります。

しかし、あの位置で守備面だけでいうなら他の選手を使った方がいいでしょうから、
宮澤の良さも発揮して欲しい。最近は、彼の良さである縦への効果的なパスが見られず、
後ろ向きの消極的なプレーが多いのが気になるところです。

新加入のパクがボランチとして、チームにフィットしてくれば、
“10番”とはいえ、このままでは安泰とはいえないでしょう。

ダブルボランチの相方が芳賀の場合は、もう少しリスクを犯したプレーをしても、
しっかりカバーしてくれるのではないでしょうか。

開幕前は、今季はMF登録でも得点にはこだわるようなことも言っていた
と記憶しているので、これからの試合、もう少し得点に絡むプレーも見たいです。




post by whiteowl

14:40

Consadole Sapporo コメント(4)

クラブチームとしてのサバイバル術。

2010年04月01日

今日は、4月1日ということで、エイプリルフールネタも考えたものの
『曽田、GKとして現役復帰』くらいでしょうか、思いついたのは(苦笑)。

なので、他の話題にしようと思います(笑)。

エイプリルフールネタではないです(笑)。






さて、昨年、パリーグを優勝した北海道日本ハムファイターズ。

しかし、昨季のオフから積極的に選手の入れ替えを行っています。

外国人選手の総入れ替え、藤井投手のFAも容認、中継ぎのトレード、
そして、ムードメーカーでもあった稲田も出しました。


さらに、

江尻、石井とトレード 日本ハムと横浜の思惑が一致 (04/01 道新)

昨年、パリーグを優勝したわけですから、戦力補強で大きく動く必要はないはずです。

十分、強いわけですから。






おそらく問題は、更なる補強というよりも 選手の年俸総額 だと考えています。


昨年読んだ『Number』によれば、いつの号かは忘れましたが(-"-;A ...
ファイターズは、この上限がチームとして決まっているようです。

つまり、誰かの給料を上げるには、
誰かの給料を下げるor高額年俸選手を放出しなければならない。


実際、ファイターズの場合、コストパフォーマンスの点で、
成績が年俸に見合わないと判断されると放出される傾向があるように感じています。


また、本人の意思とは関係なく、
ダルビッシュのポスティングでの大リーグ移籍の噂が絶えないのも
このあたりに原因があると思っています。

例えば、ダルビッシュに4億出すとすれば、2億の選手が二人、1億の選手は四人雇えます。
ダルビッシュが20勝しても、2億の選手が10勝以上すれば、
チームにとっては後者の方が良いことになる。

コストパフォーマンスだけ考えると、そろそろ年俸を払えなくなるのではないか?
という憶測からそういう情報が飛び交っているのでしょう。


私は、このファイターズの現状が親会社がつく経営スタイルの限界だとも思っています。

チーム名に会社名が入っていることの大きなメリットは、
親会社による赤字の場合の補填や、
戦力を維持する上で最低限の選手の年俸は保障されることでしょう。

しかし、その一方で、ある一企業の所有物であるため、
(※観客動員が頭打ちの状況である場合、)
チームの成績の上昇に比例して、新たな大口スポンサーがつきにくく、
親会社の経営規模の制約を受けやすい。

よくいえば経営が安定する代わりに、大きな拡大は難しい。
優勝しても、経営側としては素直に喜べないという現状があります。


したがって、あくまで可能性の話ですが、
親会社のないクラブチームの方があると考えています。

実際、アメリカの大リーグや欧州の多くのサッカーのクラブチームで、
チーム名に会社名は入っていません。



さて、そうはいっても、コンサドーレ札幌の現実は厳しいものです(-"-;A ...

ですが、現状、特定の親会社が“本来は”いないはずですから、
チームの長期的なビジョンとしても、
今回のJAグループさんとの新たなスポンサー契約のように
親会社のないメリットを生かして、幅広くスポンサーを求めていくというのが、
クラブチームとして生き残っていく方策であると考えています。

その意味でも、今回の新規スポンサー契約の意義は大きいと思っています。