2008年11月28日
HFCが出すと約束した中期計画が出てきました。 2009 北海道フットボールクラブ 経営方針(公式HP) 予想通りまずは大まかな計画で、具体的な施策は今後ということになりそうです。 以下、ざっと読んだ印象を書いていこうと思います。 (※以下、青字が引用。) ~コンサドーレが百年後も、北海道のコンサドーレであるために~ 百年後とは、大きく出ましたね(笑)。 市民クラブとしての存在意義および価値を今一度見いだす 親会社を持たない市民クラブチーム・コンサドーレ札幌の活動を通して、 北海道にアイデンティティを持つ人だれもが『共有体感』できることを企業使命 損失を補填してくれる親会社を持たないことをネガティブにとらえるのではなく、 企業名を冠さない真の道民のためのチームとしてポジティブに考えるということ。 そのために「北海道」という地域のチームであることに 自らのアイデンティティを持とうということのようです。 こういった地域性に特色を持たせたチームのあり方は、 有名なところだとスペインのビルバオがあります。 ちなみに、このビルバオとレアル・マドリッドだけが、 スペインリーグで過去に1部から2部に落ちたことがないチームです。 ただ、このビルバオというチームは、スペインという国家の中で、 おのれはバスク人であるという強烈なアイデンティティとしての民族意識があります。 (※他には、カタルーニャ人(※フランス南部を一部含む)としてのバルセロナもあります。) 未だに、テロ組織であるETA(バスク祖国と自由)が、爆弾テロを続けています。 このチームのチーム構成も有名で、下部組織を充実させ、 ほぼ選手全員がバスク人という構成に拘っています。 このビルバオの事例を札幌で援用するなら、 例えば、北海道出身者及び関係者のみでチームを構成するといったことになるでしょうか。 そのためには、ユースの拠点を道内にさらに拡大し、 その総本山となるべきU18を全寮制にする必要があります。 また、有望な若手を発掘するためにスカウトに力を入れなければなりません。 このようなしっかりとしたアイデンティティを確立し、 それを強みとした営業戦略を展開するということのようです。 特に経営基盤の確立を最重点課題と認識 上の計画が絵に書いた餅にならないためにも一番の課題は、 ↑だということは今さら言うまでもないでしょう。 そして、結局、今後も若手育成路線で行きますということだと思います。 最後に、 チーム強化については、2003年策定のコンサドーレ札幌強化計画にある 「チーム力の強化、活動方針」(筆者注:所謂、5段階計画。)を指針とする。 なお2009年当初のチーム現状はステップ3、同年末の目標をステップ4と捉える。 また、当該強化計画はステップ5をもって完了ではなく、ステップ5を維持継続するものである。 5段階計画の継続が、ここで改めて言及されているということは、 村野GMは、GM職にとどまるかどうかは別として、 札幌に残留するという解釈でいいのでしょうかね・・・(・・;)
2008年11月27日
外国人2選手獲得へ MFコルドバ、FWキリーニョ ダビら3人退団濃厚(11/27 道新) エジソンがいますが、実質、今年の外国人は、5人もいなくなることに!想定外(?)が、2名含まれていますが・・・(・・;)>MFクライトンにJ1から2チーム、FWアンデルソンにはJ2の2チーム、J1の1チーム >FWダビにもJ1の複数のクラブ ダヴィとクライトンはわかるのだけど、アンデルソンも人気あるんですね。 本人には失礼だけど、ちょっと意外です。 クライトンは移籍金がかからないはずだけど、 アンデルソンは、移籍金かからない契約なのか?かかってまで欲しいということなのか? で、ダビィは引き止めるのが難しく、クライトンはJ2だと年俸がネックになるので、 (※クライトンは、父親の入院で緊急帰国のようですが・・・(・・;)) 実際問題として来季の残留は厳しい。 ただ、アンデルソンは、監督によって要る要らないが選択可能な選手なのかなと。 エジソンがいますし、経済的な理由で仕方のない面もありますが、 外国人の総とっかえは避けたほうが、いいのかなとは思います。 やはり、外国人がチームになれるための案内役を果たす選手がいた方が、チームに早くなじめる。 昨季のブルーノ、今季のダヴィ然り。まあ、いても関係ない人たちもいましたが・・・(・・;)アンデルソン、J2ならある程度活躍を見込める選手だとは思うのですが・・・。 やはり、戦力を見極める上でも、来季の監督をどうするかが焦点でしょうねぇ...( = =) トオイメ まあ、でも、もうこうなったら、ネガってもしょうがないし、 結局、1ヶ月無駄にしちゃった訳ですから、もう開き直ってリセットして、 焦らずに候補の範囲を広げて最初から探した方がいいのではないでしょうか? 急いては事を仕損じる、急がば回れともいいますし・・・。その反対の意味のことわざもあるよという突っ込みはなしの方向で・・・(・・;)その一方で、どこかの誰かさんが、噂の某氏に三顧の礼とかし続けてたりして・・・( ̄_ ̄|||)日刊の逆転勝利はあるのかっ!(笑)
2008年11月26日
コンサ新監督選出長期化も…J1第32節(11月24日報知) >スウェーデンリーグのジュールガルデンに所属するブラジル人FWチアゴ・キリーノ(23) 札幌が元コロンビア代表を完全移籍で獲得(11月26日日刊) >コロンビアリーグのインデペンディエンテ・メデリンのMFダニルソン・コルドバ(22)を完全移籍で獲得 >移籍金だけで5000万円以上 >身長185センチのコルドバはコロンビア代表で2試合出場の実績があり、 >本職はボランチながら攻撃的MFもこなす。 外国人枠だけが埋まっていきますね・・・(・・;) アジア枠で、マンUのパクチソンみたいな運動量のあるサイドプレイヤーを獲得すれば、 今のところ外国人の補強は、順調といった感じ。 まあ、そこが一番重要なわけですが、後は、監督の人選だけだ・・・|||(-_-;)|||||| 理論派の監督に、選手から人望のある人をコーチを据えるというのが常套手段のように思います。 ある程度名前の知れてる監督の獲得が難しいのなら、コーチでもしもの時の保険をかけて、 若い監督にチャンスを与えて賭けてみる・・・。 う~ん、でも、そんなギャンブルするなら、三浦監督再登板の方が良い気がする・・・。 今月のCS、三浦監督が昨季優勝した時の2次会で、 冗談めかして記者に「勇退したい」と語ったとか・・・。 ( ̄~ ̄;) ウーン しかし、いくら外国人を補強しても、来季の監督が決まらないと どんな戦術をつかうのか分からないし、1年でJ1再昇格なんて現実味を帯びてこない・・・。泣きついてみたら・・・?
2008年11月25日
DSでサッカーチームを作るのに夢中になっていたら、 来季監督選びが、混迷化しているようで・・・(・・;) コンサ新監督選出長期化も…J1第32節(11月24日報知) >23日、柏が石崎信弘監督(50)に続投要請することが分かり、 >最有力候補の続投で、札幌強化部は、現在神戸を指揮する松田浩監督(48)、 >前川崎監督の関塚隆氏(48)をリストアップ。 コンサの新監督に反町氏が浮上…北京五輪代表率いた手腕評価(11月25日報知) >三上大勝強化部長(37)は「(正式交渉する相手が)まだ、決まっていないのでなんとも言えない」 う~ん、反町さんね。北京五輪代表を率いた手腕は評価できるの、あれは? ていうか、石崎さん本命だったら柏が契約延長しないという保障がどの程度あったのか。 もしそこが曖昧であったのなら、フリーの人を探さないとダメでしょう。 HFCが、少しでもちゃんと考えていると思っていた私が馬鹿だった・・・OTZ 犬飼さんに、経営の素人呼ばわりされても仕方ない・・・。 早く降格しても、これじゃ意味がない。 来季の監督も決まらないのに戦力外通告とか前倒しして大丈夫なのだろうか・・・(´Д`|||) こうなったら、もう一回、三浦監督に頼んでみたら? 確か、三浦さん、一回頼まれて延長したことあったはずだし・・・(-_-;) 来季の監督が、いないからやってくれ!と頼んでみては? あ、やっぱダメ?(・_・;
2008年11月24日
今週末は、ブログも更新しないで何をやっていたかといえば、 サカつくDS タッチandダイレクトをやってました。 サカつくやるのは、久々です。ドリキャス版をやったのが多分最後・・・(・・;) とりあえず、週末やってみたのですが、 今のところ、1年でJ1あがって、今J1第16節ですが、1位を突っ走ってます!普通は、こんなのありえないけど(笑)ユニホームは、もちろん赤黒の縦じま!!(笑) DS特有のタッチペンをつかった選手起用や、ポジションの調整と戦術の使い分けが面白いです。 DSの特性を上手く活かしてますよね。 あと、普段、ブログ書くときとサッカーの試合を見るときくらいにしか使わない女性にふっても大体無視されるし・・・(・・;)無駄なサッカー知識を活かすのは、これくらいしかないかな(笑)。 ちょっとゲームの攻略のことを話すと、 基本的に、フォーメーションは、自チームのFWと攻撃的MFはスペースにおいて、 ボランチとDFで相手の攻撃陣をマークします。 後は、相手が3バック(サイド攻撃有効)か4バック(裏に抜ける選手を置く)かもある程度は考えます。 そして、各選手間でトライアングルが出来るように配置します。 そして、前線のFWだけ残してあとはドン引きして、カウンター。(全員守備と中盤省略) カウンターサッカーは、やっぱり強かった(笑)。 あとは状況にあわせて、ポジションを変えたり、戦術を変えたり・・・。 選手の育成に関しては、初期評価の低い選手もうまく育てれば、 使えるようになるので長い目で育成していくことが重要です。 お薦めの初期セットは、フィジカルです。 ちなみに、私のFW水沢選手はJ2で得点王なりました。 まあ、実際のサッカークラブの采配や経営は、そんな上手くいきませんけどね(笑)。
2008年11月21日
シーズン終盤になり、移籍話もちらほら。 名古屋V争いの立役者ヨンセンが退団へ(11月20日日刊) 軽く流せないのが、この話・・・(・・;) 名古屋といえば、ダヴィ争奪の最右翼といわれる存在。準備万端ですか?(´Д`|||) 戦術的には、ダヴィはクロスへの対応がヨンセンほど上手くないので、 名古屋はどうなのかなぁと個人的には思うのだけれども・・・(・・;) 大久保、ボルフスブルクへ電撃移籍濃厚!(11月20日日刊) 選手個々の力量があがらないと、ラストパスの精度、決定力不足という 日本代表積年の課題は解消されないと思うので、ドンドン海外に挑戦して欲しいですね。 秋春制との絡みでいうと、やっぱり実力ある選手は、シーズンに関係なく声がかかるだろうと。 まあ、でも、Jリーグ終了後の移籍となれば、ブンデスリーグは、シーズン真っ只中。 途中加入の助っ人扱いなので、求められるハードルが高くなるんですよね。 戦術への即応力とか、求められる結果とかが。札幌でいうとアンデルソンみたいなもんですからね。 秋春制といえば、 札幌困った!雪で宮の沢使えない…(11月21日日刊) 11月でもこの状態だというのは、むしろ、今の春秋でも問題を抱えているということ。 犬飼さんに宮の沢に来て欲しいという声もあるみたいですが、私がもし同氏の立場なら、 「室内練習場を完備すれば、降雪に関係なく練習できるようになるから、 札幌にとってもむしろ都合がいいのでは?」 と言うと思います。 その場合、問題になるのは、室内練習場の資金の出所と、 (※totoの収益をあてにしているようですが) 人工芝は硬く怪我をしやすいといわれるので、実際、選手に与えるダメージはどうなのかという点。 その辺りがクリアになると、もう少しまともなお話になると思うのですが・・・。
2008年11月20日
日本代表は、アウェイでカタールに3-0で快勝。 前半の立ち上がりは、カタールに押し込まれかなり不安だったが、徐々にボールを支配し始めると、 田中達也が前半19分に右サイドの角度のない位置からGKの股を抜いて先制。 まず、この1点が大きかった。冷静にGKの股を抜いた田中達也も上手かった。 しかし、この試合を通じて思ったのは帰化選手の多くは攻撃の選手で、 カタールは、前の選手に比べてGKやCBは弱いという印象をもった。 このようにチームとして選手のレベルがアンバランスなため、カタールのホームということもあってか、 中東お得意のリトリートしてのカウンターサッカーではなく、 DFラインを高くして、日本と張り合ってきたことが、逆に日本にとっては好都合だった。 (※日本でのホームの試合の方が、やりにくいかもしれない。) その結果、DFラインの裏にスペースがあり、相手の弱点を突きやすかった。 1点目は、まさにそこに簡単に内田からロングボールが出され、 それにすばやく反応した田中が決めた得点だった。 後半開始早々の2分、玉田のミドルが決まる。 前半の後ろの時間帯や後半の前の時間帯、岡田JAPANのサッカーは、 岡田監督お得意の前線からの激しいプレスと オシムJAPANを彷彿とさせるようなパス&ゴーが徹底されていた。 そのような時間帯で、追加点を奪えたのが大きかった。 右からのグラウンダーのパスにワンタッチで合わせた玉田も上手かった。 が、枠にはいっていたがコースが真ん中だったので、これも相手GKに助けられた面はある。 そして、最後はセットプレイ。中村俊輔の右コーナーキックからトゥーリオのヘッドで駄目押しの3点目。 この時もカタールのGKはパンチングをしに前に出ながらボールに触れないというミス・・・。 3点目が入ると、カタールのサポも諦めてスタジアムを帰り始めた。 岡田監督が試合後のインタビューで答えていたように、この試合では前線からの激しいプレスと オシムJAPANを彷彿とさせるようなパス&ゴーが徹底されていた。 ただ、相手GKに助けられたという印象はある。しかし、相手の弱点を突くのも常套手段だろう。 日本の守備では、中澤と楢崎不在の影響もあってか、トゥーリオが珍しくちゃんとDFをやっていた。 毎試合、二人が居なくてもあれくらいちゃんとやって欲しいと思った(笑)。 あとは、遠藤の守備面での軽さを長谷部がカバーしていたのが印象的だった。 中村俊輔は、やはり怪我の影響かパスの精度は普段より悪く、コンディションは悪そうだった。 しかし、試合後のインタビューでも語っていたが、後ろまで戻って守備で頑張っていた。 3-0になった時点で代えないのか?と冷や冷やしながら見ていたが、結局最後までいった。 セルティックから文句を言われなければいいが・・・(・・;)
2008年11月19日
アメリカ大統領選挙のとき、日本のマスコミは盛んにオバマvsマケインの対立構図で煽った。 その際、両者の政策の違いは、ほとんど日本では触れられていなかった。 それと同じ構図を犬飼JFA会長と鬼武Jリーグチェアマンの秋春制を巡る対立報道で感じる。 (※私の秋春制移行問題に対するスタンスについては、こちら。) 今までの報道から推測される犬飼JFA会長の主張する秋春制は、9月開幕の翌年6月閉幕で、 1月と2月にウインターブレイクを入れず、7月と8月を休みにする。 (従って、キャンプを涼しい北海道ではるチームが多くなり、北海道にもメリットがあると主張している。) 積雪地帯での冬期間の試合については、人工芝の使用を許可し、 練習場については、屋根をつけて対応し、その資金にトトのお金を当てるらしい。 このようにインフラの整備を考えると、2010年の開始は難しいが、 期限を切らないと具体的な話にならないからということであった。 犬飼会長「ドームに人工芝、練習場に屋根つけよ」(11月10日報知) 一方、犬飼氏に楯突いているとされている鬼武さんの言葉は、 犬飼会長改革案にJ鬼武チェアマン反発(11月19日日刊) >(1)シーズン制移行 委員会では9月開幕~5月末の秋春制で試合日程をシミュレーション。 >11年1月のアジア杯(カタール)など日本代表の活動期間を考慮すると、 >リーグ戦8~9試合が未消化になると結論付けた。欧州のように、 >8月中旬から前倒しで開幕する例もあるが、鬼武Cは「猛暑や雷雨があるから >7、8月はやらないという(シーズン移行の)大前提が崩れる。 >準備が必要だし、10年からは無理」と断言した。 大事なことは、鬼武さんは準備が必要だし、10年からは無理と言っていることである。 それすなわち、秋春制導入を拒否という報道になっているが、現場サイドの人間として、 現実的に10年の移行は無理だといっているだけなのだ。 その前には、出来ないということを前提に話をしても仕方が無いという旨の話もしており、 鬼武さんは、秋春制導入に絶対拒否という立場ではない。 そして、10年に導入は無理ということは、強硬に導入を主張している犬飼氏も 薄々感じていることであり、鬼武発言をもって秋春制そのものがぽしゃったわけではない。 マスコミが両者の対立を煽って盛り上げて、穏健派の鬼武さんを抵抗勢力とみなし、 その結果、犬飼さんが強権を発動してJリーグチェアマン人事に介入してこないとも限らない。 私にはマスコミが対立を煽って、現実を掻き回して、ややこしくしている様にしか思えない。 この国は、もう少し中身のある話は出来ないものなのか・・・(・・;)
2008年11月18日
15日に書いたGK。へのコメントで、 選手が成長しないのは、コーチのせいではないかというのをもらった。 確かに、指導者の選手への影響力は強いと思う。 しかし、私は、コーチの言うことだけを聞いていたら良い選手にはなれないと思っている。 以前、迷いのある選手へでも、指摘したが、 コーチが言うことは、人によって違うように聞こえる場合があるし、 場合によっては、真逆のことを言っている時もあるだろう。 大事なことは、自分で考えることであり、工夫することだと指摘した。 また、コーチが間違った指導をしている可能性もある。 素直な選手が多い札幌では、それによって自分の良さを失っている場合もあるかもしれない。 例えば、蹴球計画 ~スペインサッカーニュース~で、 正しいインサイドキックについて指摘している。 正しいインサイドキックとは ~まとめ その1~ 正しいインサイドキックとは ~まとめ その2~ この批判の根底には、日本でよく見られる膝下を固定して押し出すように蹴る パター型のインサイドキックは、サッカーをする上でまったく役に立たない、無駄な技術である。 という考えがあるのだが、私はこの指摘は間違っていないと思う。 なぜなら、私の場合は空手に置き換えて解説するが、いくら威力があったとしても、 バレバレの大振りのモーションの蹴りや突きをいくら練習したところで意味はない。シャアではないが、当たらなければどうということはないからだ。 モーションが大きいというのは、実戦において何の意味もない。 サッカーでいうなら、パスを出す先がすぐばれてしまうような蹴り方をいくら練習しても仕方がない。 プレッシャーの無いところでパター型の蹴り方をすればいいという人が居るかもしれないが、 プレッシャーの無いところなら、正直、どんな蹴り方をしても大差はない。 だから、パター型のインサイドキックを敢えて練習する必要はないといえる。 また、その動作後に、大きくバランスを崩すというのも問題だ。 これは想像以上に致命的だ。なぜなら、動作後すぐに動けないからだ。 これは相手に付け入る隙を自ら与えているようなものである。 サッカーにおいても、攻守でちょっとした出足の遅れが致命的になる場合がある。 従って、武道から考えても、パターのように蹴るインサイドキックは間違いであるといえる。 このように一見理に適っているように見えるが、実はよく考えると間違っている言説が、 大手を振って歩いている場合がある。 だから、コーチの言うことがすべて正しいなどとは思わないほうが良い。天邪鬼になれということでもないのだが・・・(笑)確かに、素直というのは一つの素質なのだが、常識を疑う必要もある。 しっかり自分の頭で理解して、その後、実際にやってみて判断することが必要だ。 場合によっては、指導せず考えさせることがその選手にとって良い場合もあるだろう。 よい意味で、周囲の期待を裏切っていかないと良い選手にはなれない。 我々の普通の生活の中でも、私が~できないのは、あの人のせいだというのをよく聞くが、 それを言い訳にしても、本人にとっていいことは何もない。 確かに、日本人は、この手の思考力に欠ける傾向はあって、指導者の影響力は強い。 しかし、大事なことは、自分で考えることだ。 そして、四六時中、選手はサッカーのことだけを考えられるという羨ましい状況にある。 自分でいくらでも上手くなれる可能性はあると私は思う。 プロなのだから、自分の生活がかかっている。 そして、それを他人のせいにしたところで飯を喰えるわけではない。 だから、選手たちが実際どう思っているのかはわからないが、 例えそうであったとしても指導者を言い訳にして欲しくない。
2008年11月17日
ARCHIVE (2008年8月~10月分)
〇2008年8月 2008-08-01 頑固。 2008-08-02 オリジナルと国際化 -オリンピック競技- 2008-08-03 JOMOカップ 2008-08-05 国内移籍の自由化について 2008-08-12 スタイリッシュ 2008-08-14 3戦全敗の反町JAPAN。 2008-08-18 勝点3をとりにいっての逆転負け。 -第21節 京都戦- 2008-08-19 そのクレーム、普通? 2008-08-20 ピンチはチャンスだ! 2008-08-21 タイブレークが面白い。 2008-08-24 犬飼さんと三浦監督 2008-08-25 4-3-1-2はカウンター特化布陣 -第22節 横浜FM戦- 2008-08-26 試合をするのは選手。 2008-08-27 押し込まれても積極性を失わずに前へ進め! -第23節 ガンバ大阪戦プレビュー- 2008-08-28 引き分けでも積極性を失わないで! -第23節 ガンバ大阪戦- 2008-08-29 入れ替え戦を考える。 2008-08-30 ARCHIVE (2008年5月~7月分) 2008-08-31 持株会は打ち出の小槌か!?
〇2008年9月 2008-09-01 ボランチに誰が納まるか。 2008-09-02 審判の権威。 2008-09-03 最近の気になる記事 2008-09-04 日本代表、大丈夫か? 2008-09-05 日本代表、大丈夫か? -その2- 2008-09-07 日本代表W杯最終予選 -バーレーン戦- 2008-09-08 中断期間。 2008-09-09 アウェイの洗礼でレーザービーム!? 2008-09-12 アジア枠創設。 2008-09-12 札幌は左SHに誰を使うかがポイント -第24節 清水戦プレビュー- 2008-09-16 相撲はスポーツか? 2008-09-19 メンタルケア 2008-09-21 雑感。 -第25節 千葉戦- 2008-09-22 DFいないって、誰か忘れてないか・・・。 2008-09-24 来季も三浦監督続投希望。 2008-09-26 苦渋の決断だが、ダヴィの移籍は容認するしかない。 2008-09-27 クライトンと三浦監督。 2008-09-28 バイタルエリア -第27節 FC東京戦- 2008-09-29 J1は良い経験の場なのだから。 2008-09-30 ゾーンディフェンスを考える。 -その1-
〇2008年10月 2008-10-01 ゾーンディフェンスを考える。 -その2- 2008-10-02 ゾーンディフェンスを考える。 -その3- 2008-10-02 逃げられた恋人が戻ってきた・・・(・・;) 2008-10-03 ゾーンディフェンスを考える。 -その4- 2008-10-04 ゾーンディフェンスを考える。 -その5- 2008-10-06 でも、やっぱり札幌が好き。 -第28節 磐田戦- 2008-10-07 来季も三浦監督続投希望。 -その2- 2008-10-08 来季も三浦監督続投希望。 -その3- 2008-10-09 来季も三浦監督続投希望。 -その4- 2008-10-09 迷いのある選手へ 2008-10-10 三浦監督続投希望 -2003を繰り返すな! 2008-10-13 スポンサーを考える。 2008-10-14 日本代表テストマッチ -UAE戦- 2008-10-15 勝ちきれない理由は、攻撃か守備か 2008-10-16 札幌の攻守のバランスを考える。 2008-10-17 今こそ、チームコンセプトを思い出せ! 2008-10-19 絶対に捲土重来 -第29節 柏戦- 2008-10-20 来季の監督を巡る報道。 2008-10-21 色々いいたいこと。 2008-10-22 札幌とセビージャ(セビリア)FC。 2008-10-23 ゾーンディフェンスを考える。 -その6- 2008-10-24 書き方の問題では? -違反者への処分- 2008-10-24 チーム路線の対立か? -監督問題- 2008-10-26 安易な育成路線とベテラン斬りはチームの停滞を招く 2008-10-27 札幌愛歌 -第30節 川崎F戦- 2008-10-28 守備の破綻は、選手の『間』の取り方が悪いから。 2008-10-29 動き出した秋春制移行問題。 2008-10-30 壮大なる計画。 2008-10-31 最強のスカウト。
2008年11月16日
今日の道新から 【道スポ】三浦監督、残り3戦若手を積極起用 来季の財産に(11/16 07:46) 今までのベストメンバーの方針を転換して、今さら若手起用かよっ! という怒りの声が聞こえてきそうですが・・・(・・;) おそらく、これは、この前に出された↓の記事の影響だと思います。 前倒し契約通達を選手会要望へ 戦力外選手の移籍をサポート(11/14 10:19) >札幌の選手会が、来季契約の有無について、 >期限となっている11月30日より“前倒し通達”を求めた。 三浦監督の退任が決まったこともあるでしょうが、来季契約をしないと言われた選手が、 今までの過去の例を見ても、モチベーションを保てるとは思えない。 それに、来季契約しない選手を試合に出すことは、札幌にとっても来季に繋がらない。 非常にシビアな話になりますが、この先の3試合に出ない選手は、 来季札幌と契約を結ばない可能性が高いのではないでしょうか。
もう一つ気になる記事。 報知から コンサ村野GM退任も…組織見直し職制廃止か 村野さん、三浦監督と駒大で同期だったんですね。そういう繋がりがあったとは知りませんでした。 三浦監督と一蓮托生の想いがあるのかもしれません。 今季の補強の失敗と降格の責任。新しいビジョンの発表に伴う5段階計画の終了と 育成路線の道筋が出来たことをもって辞めるという可能性は確かにないとはいえない。 そして、柏戦後、会場に居残るUSを中心とするサポの対応に真っ先に出てきた村野さん。 その後、今の札幌の説明をできるのは社長ではなく自分と言い切った村野さん。 でも、横浜Fにいたこともある村野さん。 このブログでは繰り返し主張していますが、 辞めることだけが責任の取り方ではないと私は思っています。
2008年11月15日
今日の報知から。 コンサユースGK曵地トップ昇格へ GKは、札幌にとってチームのストロングポイントではないだろう。 高木が大宮からのレンタルということもあり、来季に向けて補強のポイントですらある。 GKは、チームの最後尾からチームに安定と安心を与える存在でなければならない。 日本では、チームが完封すれば、それすなわちGKのお陰といわれるが、 シュートをうたれないよう、または、シュートコースを塞ぐように コーチングをしてDFを動かすGKであって初めて、その評価は妥当だろう。 手っ取り早いのは、良いベテランを引っ張ってくることだが資金的な余裕はない。 かといって、若手で競争を煽るといっても、 2004年以来、その方針が上手くいっているとは思えない。 >三上大勝強化部長(37)は「GKは若手選手の育成が絶対に必要なポジション」としており、 >曵地を最終的にリストアップした形だ。 >ユースの絶対的守護神は187センチ、75キロという恵まれた体格を生かし、 >ハイボールへの強さと守備範囲の広さが持ち味。 GKの素質として一番大事なことは、体格や反射神経の良さではないと私は思っている。 最後尾からのコーチング、プレイの安定感、読みや判断力が重要だと思っている。 GKは、サッカー的な意味でのインテリジェンスが 最も必要とされるポジションだとも思っている。 だから、経験を積んだGKが活躍でき、選手寿命が比較的長いとされるのだろうし。 まず、GKとしてコレはいけるという素材の良さを感じられる選手であるのかどうか。 そして、その素材を長期的な視点で我慢強く育成していく覚悟があるのかどうか。 もし、報知が報道するようにGKがいないという理由での昇格なら、 本人にとってもクラブにとっても良い事ではないだろう。 今までのユースから昇格させた経験や経緯をしっかり踏まえて、判断して欲しいと思う。
2008年11月14日
先日、ACL決勝のアウェイで、G大阪がアデレードに2-0で勝ちアジアチャンピオンになった。 去年の浦和に続き2年連続、JリーグのチームがACLを制覇した。 さて、この試合の前半は、ルーカスの1トップに遠藤のトップ下、 その下に4人ずつで2ラインを敷く4-4-1-1の布陣だった。 私が注目したのは、この4-4でのガンバの守り方。 コンセプトは、三浦監督の札幌とあまり変わらないという印象。 しかし、カバーリングが速いし早い。何より選手の動きに迷いがない。 ボールホルダーに対して、常に誰かが当たりに行くのでDFラインがズルズル下がることもない。 そして、大柄でなおかつ、日本で負けて勝つしかない状態であったこともあり 悪質なファールもしてきたアデレードの選手に対して、1対1で負けない。 4-4の特徴である、自陣にスペースを生み出さないことから、 前半のアデレードは、サイドから攻めるかロングボールを蹴るしかなく ほとんどチャンスらしいチャンスがなかった。 札幌とガンバの違いを考えたが、まず挙げられるのが、CH(SH)の違い。 まず、チームとして、ボールを奪われた時のファーストチェックが早い。 しかも、ガンバの明神と橋本は、危険なところに必ず顔を出す。危険察知能力が高い。 また、攻撃にも機を見て参加するなどとにかく運動量が多い。 それとサイド。特に、SBの上がりが多かった。 この4-4-1のどこかに残りの1を入れる布陣は、世界のトレンドになりつつあるが、 4-4-1+X系は、横に選手を並べるので守備でも攻撃でもトライアングルを作りにくい。 従って、攻撃ではパスの終着点であるサイドの選手に対して、 特に縦への突破力が求められ、それが攻撃のキーにもなっている。 ガンバはキープ力があり、すばやいパス回しで簡単にマイボールを奪われないので、 上がる時間もあるのだが、両サイドの加地と安田が積極的に攻撃に絡んでいた。 後半は、相手が点数を取りに行くしかなくなり、前がかりになってきた。 それに対して、ガンバのDFラインは状況によって5~3人がいる状況だったが、破綻はなかった。 しかし、フォーメーションをそれだけ状況に応じて動かしても、 迷いなくそれに対応するだけの適応力が選手にあるということだ。 また、後半、FWを2枚投入したが、 相手が前がかりになり相手のDFラインの人数が減っていたので、 FWの選手を投入することで、相手のDFラインに人数をかけさせるという意図もあったのだと思う。 確かに、ACL決勝に対するガンバの選手のモチベーションは普段より高かったのだろうが、 素直に、これじゃ札幌はJ1で勝てないわけだと改めて思わされる見事な試合運びだった。
2008年11月13日
GIANT KILLINGを6巻まで読みました! その存在は最近知りました・・・(・・;) (※7巻まで出てるんですよね。近くのネカフェに置いてなかった(*ノ-;*)) キャプテン翼、シュート世代としては、 選手ではなく監督にスポットをあてた漫画というところが、 新鮮だったし、面白かったですね。 こういう漫画が出てきて、世の中に受け入れられているということは、 サッカーが日本に普及してきているという証なのかなと思ったりもしました。 それにしても、札幌と似てますねユニフォームとか、置かれている状況とか・・・(・・;) 漫画の中だけでも、ジャイアントキリングして夢を見れれば(笑)。 そのうち現実でも、ジャイアントキリングして欲しいですけどね。 まあ、いつまでもジャイアントキリングと呼ばれているようでは、ダメなんですが。 ところで、他に面白いサッカー漫画あったら、ご存知の方いますか?
2008年11月12日
>門限である夜12時すぎに、自宅の固定電話に監督や彼のスタッフから電話がかかってくる。 >その電話に出なければ、理由や言い訳に関係なく、罰金を払わされる。 >また、練習には開始1時間前の集合が義務だが、 >もし練習に遅れるようなことがあれば、罰金。 >チームでの朝食を義務化し、 >移動の際の携帯電話、iPod(携帯音楽プレーヤー)を使用禁止にするなど、とにかく規則が細かく厳しい。 ピッチ外でもこの細かなディシプリン(規律)を求め実施しているのは、 どこかのユースチームか、若手中心で育成をしているクラブなのか、 はたまた、下位に沈み規律の乱れたチームを立て直すための方策なのか。 しかし、これをやっているのは、あのバルセロナだ。 生まれ変わったバルセロナ (1/2) “グアルディオラ改革”3つのキーワード 2008年11月11日(火) >高い位置から連動したプレスを機能させるためには、 >さぼる選手がいてはいけないが、今のバルセロナにはそうした選手は皆無。 >これを支えているのは、前述した“戦術ディシプリン”。 >バジャドリー戦では、前線左サイドに入ったアンリの献身的かつ積極的な守備が目立っていた。 >メッシ、エトーを含めて、前線の選手には「守備は自分たちのチェイシングから始まる」との意識が植え付けられており、 >追い込まれる相手DFが苦し紛れに前線にロングボールを放り込む場面も目立つ。 バルサに居た頃のロナウジーニョは、守備をしない挙句、 左ウイングの位置から中に切れ込むため、相手の右サイドにスペースを与えてしまっていた。 現代サッカーでは、例えスター選手であっても、守備をしないとチームが機能しない。 バルサもこのままの規律を維持するということも考えにくいが、 世界トップレベルの選手でも(だからというべきなのか)、このような状態である。 また、グアルディオラ監督は、選手のコンディション管理に科学的見地を導入している。 >週末のリーガと平日開催のCL(あるいは国王杯)で大胆なローテーションを採用するグアルディオラ監督。 >実は、彼が決めるローテーションでは、医科学的見地からの判断が重要な鍵を握っている。 >彼が就任前から提案してきた医療スタッフ、フィジカルコーチ陣の増員やシステムの抜本的改革が実行され、 >選手のコンディションコントロールがより緻密(ちみつ)に行われるようになっているのだ。 >中でも今季からは、筋肉の状態測定器が重用されており、その測定器でけがのリスクが高いという数値が出れば、 >選手の感覚や意見に関係なくグアルディオラ監督はメンバーから外す。 >現在のところバルセロナの選手に疲労からくるけが、筋肉系のトラブルは減少している。 まず、ローテーションというのは、定期的に選手の入れ替えを行うことを指す。 従って、よく天皇杯でベストメンバーを組まなかったと会長から非難されている千葉や大分は、 ローテーションをしただけだということをいう人がいるが、その指摘はおかしい。 なぜなら、ローテーションとは、普段から選手を入れ替えて使うことを指しているからであり、 普段使っていない選手を使うのは、ローテーションとは言わないからだ。 ただ、ローテーションを実施するには、選手層が厚くないとできないことは書いておく。 さて、私が札幌にフィジカルコーチを採用して欲しい理由は、 科学的に怪我を防止し、選手のコンディションを管理する人間がほしいということである。 フィジカル強化のための練習メニューを考える人間が欲しいわけではない。 北京で金を取った水泳の北島選手は、練習中泳ぐごとに血液を採取し血中の乳酸の量を調べていた。 確かに、科学的見地を導入すれば、怪我はしないかもしれないが、 練習を限界までやらないで止めると選手が強くならないという人がいるかもしれない。 しかし、誤解のないように書いておくが、科学的トレーニングの方が厳しい。 科学的に限界と思われる数値を設定しているため、怪我のリスクは低いが、 負荷は限界ギリギリだ。しかも、数値になってでるため、逆に手が抜けない。 世間では、「科学的トレーニング」といわれるが、 ただの「根性トレーニング」だと別のオリンピック選手も言っていたくらいだ。 そして、このコラムは、↓のようにまとめている。 今季のピクシーと一緒で、まだグアルディオラの監督としての 手腕を云々いうのは時期尚早ではあるが、 >(1)ディシプリン、(2)戦術、(3)ローテーションがチームに浸透したことにある。 >選手たちに高い要求を課し、自らの信条を浸透させることができた背景には、自分自身にも高いハードルを与え、 >それを日々のハードワークで消化しているグアルディオラ監督の勤勉さがあると言える。 >1日24時間をサッカー、バルセロナのために費やし、チームのため、勝利のために >賢明に仕事をこなす姿勢があるからこそ、選手もついてくるのだ。 次期監督には、最低限これは求められるだろう。
2008年11月11日
来季は、若手育成路線で行くことが濃厚になってきた。 札幌とセビージャ(セビリア)FC。でも指摘したが、 その場合、重要なのは『下部組織の充実と優秀なスカウトの確保』だ。 道新から 来季も外国人育成継続 可能性を見込み先行投資(11/11 10:50) >今季から本格的に始めた「外国人育成」も引き続き続けていく方向だ。 >今季は外国人“育成枠”としてFWエジソン(18)が5月にC契約で加入。 報知から コンサ、育成力向上へ強化部“補強” >早ければ来季から強化部人員を増員することになりそうだ。 >現在、強化部は三上大勝強化部長(37)と村田スカウト担当のわずか2人。 >現在、強化部は2人で外国人、日本人の補強や、高校生、大学生のスカウティングを行っている。 >1人の仕事量が多すぎるため、増員を要望。 >今季はJ2降格が決定したこともあり、新卒選手の獲得にも四苦八苦した 沖田分析担当コーチの留任の打診もしており、今のところフロントの動きは、 結果にも拘りつつ、若手育成という明確なビジョンを持って、 様々なフロントの強化を試みているように感じられる。 最後に、札幌の誇る最強のスカウト。の活躍もあり、 報知に新卒選手補強ゼロの可能性も…札幌と11月1日に報道されていたが、無事、 2009年新加入 沖縄大学 上原慎也選手の記者会見2008年11月11日が発表された。 この状況で本当によく来てくれたと思います。 快足FW、サイドプレイヤーは、今の札幌にはとても必要な人材です。
2008年11月10日
三浦監督が辞任を決意した背景には、次期監督が決まりかけていることもあると思っている。 続投を要請しておきながら、次を探すのは失礼だろうという意見は最もなのだが、 厳しいプロの世界、何が起こるかわからない。常に次善の策を用意せねばならない。 それくらいは三浦監督だってわかっているはずだし、むしろ、用意していない方がおかしい。 さて、私は、次期監督候補として名前があがっている石崎さんには、監督になって欲しくない。 誤解なきよう書いておくが、私は、石崎さんを評価している。 評価しているからこそ、監督にはなって欲しくない。 逆説的に聞こえるかもしれないが、来季、監督に据えて、若手中心のメンバーにして、 結果が出ずにまたすぐ「辞めろ」と言われてはたまらないからだ。 石崎さんには、長期間、札幌と付き合って欲しいと思っている。 その理由は、彼が、東芝サッカー部OBだからだ。 http://ja.wikipedia.org/wiki/石崎信弘 しかも、東芝OB最後の切り札といってもいい。 その今や貴重になりつつある東芝サッカー部の遺産をあっさり浪費しては、もったいない。 更に、石崎さんは、選手とのコミュニケーションに長け、若手育成に定評がある。 若手育成は、長く札幌にかかわらないと効果が期待できない。 また、そういう意味で、理論的な監督と選手の橋渡し役として適任でもあるし、非常時は指揮も執れる。 だから、まだ柏の監督だが、もし来てくれるのならば、 GMorコーチのような肩書きで、長期的に札幌に関わってほしい。 従って、私は、もし報道されていることが事実とするなら、年齢的には逆になるが、 監督江尻氏、コーチ石崎氏で、良いと思っている。 イタリアのミランのユニフォームがモデルの東芝サッカー部から継承した 札幌の赤黒のユニフォームを採用するように提案したのは、石崎さんだと言われている。 http://ja.wikipedia.org/wiki/コンサドーレ札幌 だから、私は石崎さんに監督になって欲しくない。 あと、若手を育成しながら再昇格を目指すなら、どうしても練習過多になるので、 必ずフィジカルコーチは雇って欲しい。それは必要な投資だと思う。
2008年11月09日
今日は長くなりますが、ご容赦ください。 尚、今日の記事は、私の思っていることをただただ書いただけです。 コンサドーレ札幌 三浦 俊也監督退任に関するコメント2008年11月08日 矢萩社長の意向は恐らく、三浦監督続投であると何となくは感じていた。 ちょっとあからさまな道新の記事などを見て、そうではないかと推測していた。 それに、そもそも、監督を代える気なら、もっと早いタイミングで代えていたであろうし、 それから考えても、一番の優先順位は、三浦監督だと思っていた。 で、実際、そうだったようだ。 それをもって矢萩社長を、経営の素人という人もいるが、素人だったらそんなことはしない。 自分の責任を逃れて、監督に全てを押し付けて解雇し、新しい監督を据える方がよっぽど楽だ。 そして、J2降格が決定した後、三浦監督に続投要請を本気でしていた。 普通の社長なら、今季途中で就任したにもかかわらず、そんなことはしない。 三浦監督続投を本気で要請していた私が言うのもおかしいが、それは断言できる。 札幌の事情をよくわかっている。それでいて、敢えて三浦監督続投を要請したということは、 再び遠くない将来、J1再昇格を狙うことを意味する。 だから、社長は、エレベーターチームでも良いと思っているのではないか。 (以前、この論を展開していた人物がいたのだが、その人が矢萩さんだったりと思うときもある。) この一件を通じて、少なくても私は、矢萩社長は今までの社長より期待できると感じている。 なぜなら、少なくても、自らの信念もあるし、サッカーについても素人ではないと感じさせるからだ。
さて、私が、なぜ、クライトンと三浦監督。、ゾーンディフェンスを考える。 を書いた上で、更に来季も三浦監督続投希望。キャンペーンを張ったかといえば、 ある程度周到なキャンペーンでも張らなければ、誰も納得させられないような状況だと感じていた。 それくらい厳しい状況だという認識はあった。正直、もっと四面楚歌になることも想定していた。 そして、私は今季負け続けた結果を監督だけの責任に転嫁して終わらせてしまうことが、 札幌の今後のために一番良くないという考えが根本にあった。 逆説的になるが、要請している本人が、続投の可能性が最も低いと思っていた。 だから、三浦監督が今季最後まで勤め、尚且つ、来季のことも多少なりとも 迷っていてくれたことに実は驚き、感謝もしている。 なぜなら、この苦しい状況で、監督を続け今季を最後までまっとうすることが、 どれだけ精神的にきついかを考えれば、ある意味、拷問に近いとも思っていたからだ。 本当に、それだけでも感嘆に値する。その上で、更に来季もとなると その精神的なプレッシャーたるや想像できない。 相当このチームに思い入れでもなければ、今季最後までまっとうし、 それだけでもすごいのに、さらに、来季も指揮を執るというような判断はしない。 それをわかった上で、合理的な男の時に起こる合理的ではない判断に賭けるしかないと思っていた。 だから、多少なりとも三浦監督が迷ってくれたことに、 このどうしようもないチームのことを真剣に考えてくれていたことを感じた。 【J1:第31節 札幌 vs 浦和】三浦俊也監督(札幌)記者会見コメント [ J's GOAL ] (※長いが、該当部を全文掲載することにする。)
そして、ゲーム以外のところでひとつお話したいことがありまして、今シーズンを持ってチームの方を離れたいと思います。辞任したいと思います。まずは、この素晴らしいサポーターの前で2シーズン監督ができたということを非常に感謝しています。まず、経緯というものをお話させていただくと、8月の時点でなかなか勝てない時期が続き、やや降格も考えなければならないのかなというタイミングでクラブの方からは『今シーズンは監督を代えるつもりはないので、最後までやってほしい』という話しをされました。そのことに関しては、それではどういう状況になろうとも、最後までやりますという話しをしました。それから、17位以下が決まってからはクラブの方からは矢萩社長、三上強化部長、村野GMから来シーズン続投して欲しいというお話をいただきました。それについてはあまり考えていなかったので、少し整理して考えてみたいという答えをしました。まあ、それは決して続投ありきというものではなくて、単純にどうなのかな、ということで少し時間をもらいました。クラブの方も、充分な補強費用をかけられずに申し訳ないというお話をしてくれましてが、自分の方としては昨年もそうですが、選手の人権費用というのはすべて教えてもらっていましたし、それをわかった上で今季は残留を目標にしたわけですから、クラブに対してはわだかまりはありませんし、辞任の理由ということについていうと、唯一、結果が出なかったからということになります。社長以下、フロントスタッフには良くしていただきましたし、コーチングスタッフとの関係においてもまったく問題はなかったですし、本当の話を言えば、もう少しここでやりたいくらい、愛着のわいたクラブだと思っています。ただ、勝てない時期が長くなってしまい、そういう意味でリセットした方がいいのかなと思い、昨日、矢萩社長と三上強化部長に辞任の意向を伝え、了承してもらいました」 (※引用終了。)
実は、このコメントの中に、「選手」との信頼関係についてだけは触れられていなかった。 恐らく、これが辞任の最大の理由なのではないかと私は推測している。 選手からの信頼を感じられなければ、実際、来季以降、指揮を執ることは難しい。 サッカーは、監督がするのではない、選手がするのだから。 そして、選手と監督の信頼関係ばかりは、現場に居なければわからない。 でも、だからといって、選手を非難する気にもなれない。 人は簡単に他人に強さを求めるが、人間とは、それほど強い生き物ではない。
私は素直に三浦監督には感謝を示したい。例え今季、ぶっちぎりの最下位で降格を決めたとしても、 昨季、J2で優勝し、J1に昇格したことは、決して悪いことでも非難されることでもない。 確かに、J1に上がらなければこんな苦しい思いをすることはなかったかもしれない。 しかし、上がらなければ我々はJ1の厳しさを忘れてしまっていたことだろう。 万年J2のチームに、J1の厳しさを教えてくれた。 これが高い代償であったのか、安い代償であったかは、残された人間が今後どうするかで決まる。 今季の経験を絶対に活かさねばならない。 この経験を活かせず諦めた人間が、本当の意味で私は負け犬だと思っている。 そして、三浦監督の戦術は、本当に合理的だった。 だから、解明していくことにその合理性を垣間見ることが出来て、楽しかった。 私の戦術理解も深まった(笑)。 出来れば色々と話も聞いてみたかった・・・。 曽田選手が、以前、監督のサッカーはつまらないといわれるが、 奥が深いというようなことを書いていたが、今は私もそうだと思う(笑)。 偶然見つけてしまった2000年当時の三浦監督のインタビュー記事。 イタリア通信103:<番外編その1>三浦監督 ドイツ仕込みのアウトサイダー(07.2000) その内容は、是非読んで欲しいのだが、今の監督とは180度違うようにも感じる。 しかし、今に至る三浦監督の葛藤を考えると、監督が常々語っていた、 「勝ってくれとしかいわれたことがない。」 という言葉に重みを感じることも出来る。 プロは結果が全て。そのことも教えてくれた気がする。 また、三浦監督は、プロサッカー選手としての実績がないにもかかわらず、 夢を諦めきれず教員を辞めて、単身ドイツに乗り込んでいってコーチングライセンスをとった男である。 そして、時には、通訳もこなし、与えられたチャンスをものにして 今のサッカーチームの監督という自らの夢であった地位を築いた男でもある。 単純に、それだけでもすごいし、尊敬できる。 私には、その生き方は、その戦術とあいまって現インテル監督のモウリーニョと被る時もある。 まだ、3試合残っているので、終わった時にまた改めて書こうと思うが、 ありがとう三浦監督。
2008年11月07日
(※サッカーとは、何の関係もありません。) 最近、なぜか鼻から鼻毛が ピッ と出ているのを目撃することが多い。 札幌も空気が悪くなってきたからだろうか・・・。 しかし、鼻毛が鼻からたった一本出ているだけなのだが、 本当に、100年の恋も醒めそうになる。 当然、気づかずに自分が出していることもあるだろう。 鼻毛を出しながらだと、いくら熱弁して論理的であっても、 それに気づいてしまった人には、全く説得力がなくなってしまうから不思議だ。 だから、コメディアンは、敢えて自ら鼻毛を書くのだろうし、 つまらない教科書に載っている偉人たちに、よく鼻毛を書いて遊んだりもした。 鼻毛には、不思議な魔力がある。ナイナイ(笑)また、鼻毛は出ていたとしても指摘できない。相手との信頼関係にもよるが、 特に、女性には指摘しにくい。自分が出していたとしても、指摘されるのは微妙だ・・・。 しかし、意識するとどうしても鼻毛を直視してしまう自分がいて、 相手にそれがばれはしないかと、こっちがすごいドキドキしてくる。 そのうち頭の中で、鼻毛が渦巻いてきて、相手の話どころではなくなってしまう。 恋と一緒で、一度意識してしまうとなかなか頭から離れなくなる。 世界の中心で鼻毛を叫びたくなる。 鼻毛には、不思議な魔力がある。シツコイ(笑)皆さんは、鼻毛に直面したらどうしますか?みんな鼻毛を出していたら、世の中から争いごとはなくなるかも・・・(笑)
2008年11月06日
オランダで、ユニホームにミニスカートを採用している女子サッカーチームがある。 スカート姿で成績もひらり上昇?=オランダの女子サッカーチーム[ 時事通信 2008年11月4日 4:57 ] >その名は「FCデ・ラクト」で、今季から地域リーグ5部に参入したチームだ。 >「ユニホームはスカートにしてほしい」と要望。クラブ側はそれを了承し、正式に女子チームが発足した。 >だが、申請当初、オランダ協会からは「国際サッカー連盟(FIFA)のルールにのっとり、 >ショーツをはくことが義務付けられている」と却下 >「スカートもshorts(=短いもの)に含まれるはず。ルールを破ったことにはならない」と抵抗。 >すると、何とこの主張が認められた。ただし、スカートの下にホットパンツを着用している。 >クラブの広報によると、ファンにも好評で「相手チームの選手までうらやましがっている」とのこと。 >テミング主将も、「かわいくて、とっても優雅で快適。ずっとこのユニホームがいいわ」と満足げ。
TV番組でこの映像も見たが、確かに女性らしくかわいらしい。 実際の画像 日本では、反対されそうだが、さすが、江戸時代、幕府の求めに応じて布教活動をせず、 鎖国中、唯一欧州で日本と貿易していた合理主義と寛容の国、オランダというところか。 しかしながら、ホッケーやラクロスでは、すでに女子のユニフォームはミニスカートであり、 サッカーだから導入できないということもないだろう。 さて、児玉前社長の置き土産として、発足が決まった札幌の女子サッカーチーム。 女子チームとしては後発でもあり、話題性も必要だ。 ユニフォームにミニスカート、採用を検討してみては?
2008年11月05日
最近、深刻ではないのですが自分のブログのことでちょっと悩んでいます。 でも、悩んでも仕方ないことだとも思っています。 最近、札幌にとって重要な出来事が多く、できるだけ慎重に書くので、 どうしても文章が長くなるし、書くからには相手を納得させようと思うわけで、 硬くなっていったというのはあります。というか、もう少し気楽にブログを書けるチームになって欲しいもんだ!(笑)自覚はあるんですよ。文章が長いっていう・・・(´Д`|||) 以前コメントでも、目が痛くなるって書かれましたし・・・(・・;) 自分でも、堅苦しくて長い文は書きたくないし、読みたくはないのです!(笑)。 ただ、適当な文章を書くと文章そのものより、後で書くコメントの方が長くなるという 矛盾が発生することもあり、書く前から色々な反論を想定して、 論理として矛盾がないように構成しようとするので、文章がどうしても長くなってしまう。 それでも、完璧はないですし、自分の表現力の限界を感じますけれど。 しかし、その結果、あまりブログを気楽に書けなくなったというのと、 思っていることを素直に表現できなくなっている自分が居るなぁと最近思うわけです。 当然、不特定多数に見られることを前提にして書くわけですが、 でも、ただの個人のブログなわけで、もう少し気楽に書きたいことを書きたいなぁと。 いあ、あなたのブログなんだから自由に書けばいいじゃないかと、 結局、そういうことだとは思うんですけどね(笑)。
基本的に、私はブログを始めて良かったと思っています。 ブログを書くようになって、私は今までよりネットで調べたり、本も雑誌も読むようになり、 サッカーについて詳しくなりました。 それに、ブログのネタを考えるのに札幌のことを考える機会も多くなりました。 HFCは、今後この公式ブログをどうするつもりなのかわかりませんが、 『札幌サポ養成装置として、非常に優秀』だと思います(笑)。 それに、この間、当ブログもお陰様をもちまして10万アクセスを越えました。 それって純粋にすごいことだなぁと思うわけです。 どこの馬の骨ともわからない人物の書いたものが、10万回も見られたわけですから。 基本的に典型的なO型で適当なので、更新をがんばろうと続けることが目標だった私のブログに、 色々な方からコメントをいただくことで、次第にやる気も出てきました。 私がブログの記事として書いている内容に、 自分がある程度責任を持たなければいけないとは感じていますが、 私は、頂くコメントについては規制するつもりはないですし、 当たり前なのですが、自由に書いてもらって構いません。 むしろ、コメントを頂くことは嬉しいですし、モチベーションにもなります。 だから、結局、私の問題なんですよね。 つらつらと思ったことを書いてきて、まとまってきましたけど(笑)、 自分が書きたい内容と表現の折り合いをどうつけるかってことなんです。 ブログ書いてる方、その辺悩んだりしませんか? 私は、最近、そんなことかもしれないですが悩んでいます(笑)。 今までも自分の中で、ブログのスタイルを模索して色々と紆余曲折はありました。結局は、このまま突っ走っていくような気もしていますけれども・・・(・・;)こんなことを思っている私ではありますが、結局、また文章長いですね(笑)今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
2008年11月04日
オシム監督就任一面トップ報道のようなとばしをするかと思えば、 きちんとした検証記事も出す不思議な(?)日刊スポーツ(笑)。 ナビスコ杯優勝で「地方の鑑」と呼ばれるようになった大分だが、 その道のりは決して平坦ではなく、行く末も順風満帆ではないことの一端が窺える。
ぬるま湯体質変えたMF鈴木/大分V検証 <大分ナビスコ杯V「地方から頂点へ」:(上)> >昨年7月、新潟から期限付き移籍で加入したMF鈴木慎吾(30)は心の中でつぶやいた。 >「本当に勝つ気があるのか」。J2降格が背後に迫っているとは思えない光景が目の前にあった。 >あるとき、メンバー外の若手2選手が練習に遅刻。加入して間もない鈴木は、 >2人をドクター室につれだし、厳しい言葉をぶつけた。「だから、試合に出られないんだよ」。 >窮地を乗り越えていかなければならないときでも、チームは一体になっていなかった。 >「チームが苦しいときに(若い選手が多い)僕らだけでは、どうしていいかさえも分からなかった」。 >J1昇格後は、毎年のようにJ2降格危機に直面。大分は負けることに慣れすぎていた。 >MFエジミウソンはムードメーカーとして。MFホベルトは献身的なプレーで。 >そして鈴木は強烈なリーダーシップでチームを生き返らせた。
どこかで見た光景と思うのは、私だけでしょうか・・・。 違う点は、結果的に一致団結できなかったことでしょうけれど・・・(・・;) やはり、チームリーダーの補強は急務。ある程度資金を使っても獲得すべき。
選手層薄く来年が心配/大分V検証 <大分ナビスコ杯V「地方から頂点へ」:(下)> >皇甫官統括本部長兼育成部長(43)が口を開いた。「来年は難しい年になる」 >昨年のチーム人件費は約12億円。J1平均の15億円より3億円も安い。 >昨年のJ1平均営業収入は32億円。同22億円の大分は選手の移籍金収入がなければ20億円を切っていた。 >日本一を獲得したクラブも、経営は毎年のように綱渡り状態なのは変わらない。 >肉体的に精神的に疲労が残る昇格、優勝争いの翌年にガクッと成績が落ちる状況を何度も経験した。 >現在4位のリーグ戦で3位以内に入れば来年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を得るが、 >選手層の薄い大分には、それも不安材料。 >今季リーグ戦のホーム平均入場者数は1万8000人。昨年より1000人減だ。
J1リーグで3位以内に入ると出場権を得られるACL、アジアチャンピオンズリーグ。 クラブW杯が開催されるようになって、マンチェスターUなど欧州の強豪と 真剣勝負ができることもあり、今やJリーグ各クラブの目標となっている。 しかし、選手層の薄いチームが、リーグとACLの二兎を追うと一兎も得られない。 ACL、リーグ戦の低迷という事態は、川崎Fなどの前例があり、厳しいことも事実だ。 また、昇格や優勝争い後に、チームが疲弊し低迷するという事態は、今季の札幌も経験した。 選手層が薄ければ、必ず無理をする選手が出てくる。 さらに、大分は今季成績が良くても、それがあまり観客動員数に反映されていないようだ。 勝っても負けても応援に来るサポーターの数をどれだけ増やせるかが鍵になってくるだろう。 この分野での札幌の取り組みは、お粗末としか言いようがない。 逆にいえば、まだまだ改善の余地があるということだ。 悩ましいのは、タイトルを獲得すれば選手への年俸総額はあがる。 それに併せて、経営もステップアップしていかなければ、選手の流出を防げず、 一気に弱体化することも考えられる。経営にとっては喜んでばかりもいられない。 大分の快挙は、札幌にとっても久々に希望を感じさせる出来事であったが、 改めて、クラブチーム運営の難しさを感じさせる記事だった。
2008年11月03日
NHKで最近始まった謎の世直しバラエティ番組、カンゴロンゴのお言葉。 意味は、《「易経」の「君子豹変す、小人は面を革(あらた)む」による語。 (毛が生え変わった後の)豹の斑文がくっきりしているように、 君子ははっきりと過ちを改めるという意から》人の態度や性行ががらりと変わること。 本来はよいほうへ変わるのに用いたが、現在では、よくないほうへ変わる意味でいうことが多い。 (大辞泉より抜粋) この番組での解説によれば、自分に自信のある人間は、 過ちを認めて良い方向に「豹変」することができるが、 自分に自信のない人間は、今までのやり方に固執して変わることが出来ない。 要は、失敗を受け入れるにも強さが必要ということ。 また、それに必要な自信というものは、何かの支えがあったり、 自らの成功体験を思い出すことによって意外と容易く回復することが出来るもの。 ならば、監督の戦術が悪く、選手が下手で、フロントがお粗末なのだから、 彼らこそ豹変すべきと思うかもしれませんが、 私は、一番豹変しなければいけないのは、サポーターだと思いました。
2008年11月02日
ヤマザキ・ナビスコ杯は、大分が清水を2-0で下し、 チーム創設14年と7ヶ月目にして初のタイトル。 若手育成の成功とか、溝畑社長とか、同じ監督の長期政権とか、 今さら何もいうこたぁねぇ(笑)。
スポニチが、この件についてのオシムの言葉を伝えている。 オシム節で賞賛「勇気はお金で買えない」 >「勇気はお金では買えない。それがあった方が勝った」と大分の内容を評価した。 「勇気」という言葉で思い出したことが。 これは千野さん(千野圭一の辛口コラム)の受け売りなのだが、 1978年W杯アルゼンチン代表を指揮して優勝に導いた、 セサル・ルイス・メノッティ監督の選手選考基準の3つの要素は、 「テクニック」「インテリジェンス」「勇気」だそうで。 さて、この中で札幌の選手に一番足りないものは、私は「テクニック」ではなく、 後者の2つ、「インテリジェンス」と「勇気」が足りないと思うのだ。 守備の破綻は、選手の『間』の取り方が悪いから。でも指摘したが、 大事なのは相手との『間』であり駆け引きだ。 フィジカルやテクニックの優位性は確かにあるが、『間』さえ上手くつかめれば、 フィジカルやテクニックの差をカバーすることが出来る。 そして、どんな場面でも臆することなく相手に挑む「勇気」が何より必要だ。 J1のプレッシャーに負けない気持ちがあれば、技術は自然と発揮される。 何より、ガンバ戦で藤田が対面の安田を押さえ込んだ実績があり、 ポテンシャルは秘めているのであって、それを発揮できるかは正にメンタルだ。 技術のある選手が、必ず成功するとは限らないといわれるのも正にメンタルの影響がある。 人間とは、良くも悪くも精神が左右する生き物なのだから。 根性だけでは勝てないが、結局、どんなスポーツも大事なことは、 量と質の高い練習をどれだけしたかだろう。それが、自らの自信にもつながる。 とある水泳のオリンピック選手が、科学トレーニングと世間では持て囃してるいるが、 ただの無茶苦茶きつい根性トレーニングだと言って愚痴ってるのを思い出した。 (※科学的に人間の限界に近いトレーニングが、体を壊すことなく出来るようになったため。) まあ、今年の天皇杯は、なかったことにしよう・・・Σ(- -ノ)ノ エェ!?
2008年11月01日
私は、基本的に、応援したい人が好きな方法で応援すれば良いと思っている人間である。 応援という行為は、強制されてやるべきことではないし、 そんなことでは心の底から応援できないし、楽しめない。 だから、この問題について静観するつもりだった。 (※私の応援スタイルは、プロフィールに書いてあるとおりですし。) はすえいんさんのところから辿り着いたが、HPで彼らは自分たちの想いを表明している。 USが応援自粛というなら、信念があってやるのだからやればいいと私は思う。 http://www.ne.jp/asahi/ultras/sapporo/ >①今季残り試合のクラブとして臨むスタンスを示してほしい。 >②来季以降のビジョンを提示してほしい。 >③現状のクラブに対する危機感。 上に対して、それは間違っているとか、応援自粛は止めてほしいというのは、 私は至極まっとうな意見だとは思うが、彼らにも信念があるのだから、そこは尊重すべきだと思う。 そもそも、彼ら自身が最も応援したいはずだ。 それを我慢して、自粛することに意味があると信じているのだから、やればいいと思う。 応援するしないの問題になってはいるが、それは彼らの本意ではないとも書いてある。 しかし、これを読んで一つ思うことがある。 HP上の声明で、HFCに ①今季残り試合のクラブとして臨むスタンスを示してほしい。 ②来季以降のビジョンを提示してほしい。 とビジョンを要求する一方で、 >一部のサポーターに支えられるクラブではなく北海道民、札幌市民に愛され誇りとなるクラブになれるように誰もが考え努力をして欲しい。本当の「市民クラブ」になってほしいということです。 >その為に、サポーターも一緒になって考えていかなくてはならないと思います。 (※太字は、筆者による加筆。) ともいってはいるが、私が把握していないだけかもしれないが、 USが今のところHFCのビジョンに対して前もって対案を出した形跡はないし、 これから出すというアナウンスもない。 そこまで表明して行動に移すのならば、 HFCが例え11月中にお粗末なビジョンを出してきたとして、 彼らはそれでも評価して受け入れるか、 納得できないのなら、ダメだしするのではなく、対案を示さねばならないだろう。 その覚悟があるのなら、大いにやればいいのではないかと思う。 そこが抜けてしまっては、ただ現状に対して文句が言いたいだけの批判と同じになる。 建設的な意見があるなら、大いに出せばいいと思う。 行動や要求だけして、その結果から生じるであろう 自らの責任を回避するというのなら、私は彼らの行動に賛成できない。 また、USが応援を主導しないことで、普段彼らに依存して応援している ということが実感できるかもしれないし、 ほほやんさん(等々力で思ったこと)ではないが、雨降って地固まればいいのだが・・・。
プロフィール
当ブログは、ただのサッカー好きが、地元北海道のプロサッカーチームであるコンサドーレ札幌の情報を中心に、サッカーの話やそうでないものをチラシの裏的に書いたものです。 “whiteowl”の由来は、“ドーレくん”から何となく。 特に、サッカーの戦術やプレーに興味があり、他のスポーツも観ます。空手は、黒帯。 最近は、気分転換も含めて、スタジアムの色々なこところで観てます。 始めは純粋にサッカーだけに興味があったのですが、このチームは経営がもっとしっかりしないと強くならないと感じるようになってからは、HFCの経営に関する記事も書いてます。 尚、記事が長いのはデフォルトです(-"-;A ... コメントについて: 当ブログでは、長文コメント大歓迎です。 頂いたコメントに、すぐ反応できない場合が多くて申し訳ないのですが、極力返事をする方針です。 ただし、感情的なコメント、悪意が感じられるものについては、スルーするかブログ主権限において削除する場合があります。 ※当ブログはリンクフリーですが、コメント欄にでもこそっと書き込んで頂けると嬉しいです。
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