“若いチームには波がある。” -第14節 徳島戦-

2009年05月11日

前節、2点差をひっくり返したかと思えば、
今節は、前半に2点をとってそのリードを守りきれず3-3で引き分け。


先行してからの同点試合は、これで3試合目。ただ、これで8戦負けなし。

負けなくて良かったともいえる一方で、湘南に水戸が負けていただけに
一気に順位を5位まで上げられるチャンスだったのに・・・(;´Д`A ```

でも、まだ対戦が1巡目で、順位を上げるチャンスはきっと来る。
が、その一方で、浮上するチャンスを逃していては、昇格などできるわけもないわけで・・・(;´Д`A ```

3位以内昇格圏のチームは、きっちり勝点を積み重ねている現状では、
そこに引き離されないようについていくだけでも大変。
しかし、上位についていかなければ、昇格のチャンスは訪れない・・・(;´Д`A ```


その意味で、評価の難しい徳島との引き分け。
アウェイで上位のチームに引き分けたのだから、
最低限は果たせたとはいえそうですが、正直、リードしていただけに複雑です。






“若いチームには波がある。”


とよくいわれます。


若いチームは、良くも悪くも一本調子のため、
調子に乗って勢いが出ると手におえないが、
流れが悪くなると自分たちで修正もまた出来ない。


まず、一旦相手に流れが傾いてしまったら、その流れを変えることは容易じゃない。
傾かない様に、相手に流れを与えそうな要所をきっちり抑える、
芽のうちに摘む努力をまずするべき。

その意味で、西の与えたPKは痛かった(-"-;A ...

3点とって追いつかれたという試合結果を受けて、
選手は口々に気持ちの問題と言われても仕方ないとコメントしていました。
ですが、こういう場合は、得てして頑張る気持ちはあるが、どう頑張っていいのか分からなくなって、
頑張っているのに糠に釘で効果が出ず、気持ちばかりが焦り始めてしまうことが多い。

このように、個々が別方向を向いてバラバラに頑張っても効果は出にくいので、
全員で守るのか攻めるのか、守るならどの地点で守るのか、

まず、『劣勢の時こそ、選手全員の意思の統一をするべき』。

と、以前、とあるサッカー指導者の方に、相手に流れが傾いて押し込まれている時間帯に、
まず選手は何をしたらいいんでしょうか?と私が聞いた時にそう答えてくれました。

その当時は、何かスペシャルな戦術論でも聞けるかと思って期待していたのに、
そんな一般的な話でがっかりした記憶がありますが(苦笑)。

劣勢の時こそ、チームの団結力、底力が試されていると言っても良いかもしれません。


現状では、監督から分かりやすい選手交代というメッセージをもらうことで、
チームの意思統一をしているように見えます。

そして、要所を抑えられるようになるために一番に必要なものは、
おそらく、今チームに一番足りていない経験。

まだ頼りなく、不安も感じてしまう若いチームですが、
開幕の頃に比べると素人目にもよくなっているのは明らか。

きっとこの経験を活かしてくれる日も近いと信じています!



この記事に対するコメント一覧

OWLS

Re:"若いチームには波がある。" -第14節 徳島戦-

2009-05-11 20:15

つまりは、材料に関しては水準以上のものが揃ってるということですね。 この状況を乗り越えるのは、別に大変ではないと思ってます。 『人が仕事をする上で必要な気構え』 そんな類いなモノでしょう。 自分もつい忘れることなんで、あんまり技術的なこととか戦術的なことを考えるほど、外れていく様に思えます。 精神論というのとも違う、要は少しだけ客観視してみるってこと。 選手も、多くのサポも同じ迷い方してないか? そんな風に感じるんです。 気がつけば、どってことないです。

はげお

Re:“若いチームには波がある。” -第14節 徳島戦-

2009-05-11 20:33

こんばんは。 コメント長くなってもよいですかね… 言葉少なく語るには…のゲームだったので(-_-;) 後半26分に入ってきた菅原選手(徳島)の試合後コメント→「交代で入る前には、相手がうちのカウンターに付いていけていない場面もあったので、とにかく前線で大きく動いて裏を狙おうと思っていました」 これが全てを物語っていますね。 2点リードがあったのに、カウンターを狙われるサッカー… しかも、コンサが押し込んでいてうまくチャンスが作れないから…ではなく、コンサの守備陣の状況から狙われたカウンター。 2-0が2-1になり、ここまでは、まあ、よくあるかなと(PKだし)。 そのあと3-1にできたのは、力をつけた証拠と思ってもよいかなと。 キリノの2点は、共に"キリノらしい"ゴールなのでしょうね。 後半15分前後に岡本→砂川、ダニルソン→芳賀の交代。 的確な判断(暑さもあって、ここまでだったかと)でしたし、明確なメッセジでしたね。"守備重視"っていう。 >個々が別方向を向いてバラバラに頑張っても効果は出にくいので、 全員で守るのか攻めるのか、守るならどの地点で守るのか ご指摘のとおりの部分が、いただけなかったと思います。守り方も含めて。 コンサが縦ポンに弱い要素の一つに、前からの守備力が落ちていく…ということがあると思っています。 前の守備が弱まれば、縦パスの精度が当然上がる。 イシさんサッカーを貫いて、守備を考えた場合、前線の運動量を回復するということも重要な要素と思っています。 2失点目が一番反省すべき失点(何試合かの継続的な失点の形で課題だから)と思いますが、左サイドの守備は、砂川、芳賀の投入で厚くしたけれど、やられたのは右サイドで徳重選手のダイレクトクロス。 趙が寄せる間もなくクロスが入り、吉弘も中のマークを巧くはずされて…(というか吉弘自身は中の2枚をかろうじて両方見られるポジショニングをしていたと思う) 後半、攻守のバランスが崩れて、苦しくなるゲームが続いています。"選手の気持ちが足りない"などという問題ではなく、90分の中で、いつ、何をするかを判断する部分が弱いと感じています。 今回のゲームは、芳賀投入後から"三浦サッカー"で確実に勝てたと思っています(芳賀はボランチで、クライトンをボランチに下げて、宮澤を上げる4-4-2)。 チャレンジ&カバーは、90分間やり続けるのは、極めてムズカシイ戦術です(選手全員が長友や田中隼なら体力続くかもしれないけれど)。 でも、"攻撃をするための守備"としては、極めて有効な戦術です。是非、こちらをベースとした、楽しいサッカーを成熟させて欲しい。 しかし、90分の中で、"三浦サッカー"を使うべき時もある(というか、使わないと2年間が、昨年の授業料がもったいない)。 私が今回のゲームで最も、むむむ…と思い、やるせないのは、昇格争いの重大なチャンスを逃したことでも、勝ち点2点を落としたことでもなく… コンサのサッカーが"骨太"になっている姿を見られなかったこと。昨年まで2年分+今年のここまでの経験値を、チームとして活かせなかったことです。 "できるはずのこと"をチームでやれば(横浜戦で今年もやっているし)勝てたのに、チームとしての判断("監督が"とか"選手が"とかの個人的なことではなく)がそこに至らなかったことです。 2点リードのチームが堅守からカウンターを狙うならともかく、その逆を、戦術的効果上の判断で、徳島にやられた… 言葉が悪く、不快に思われる方もいるかもしれませんが、私はコンサというチームが、徳島より、歴史や経験値もふまえて、"はるかに骨太"なチームと認識しています。 だから…どうしようもなくやるせない(>_<;) 確かに"若いチーム"なのだけれど、 コンサは13歳になる(のか?)わけで… J2では2度の優勝、JFLからも含めると3度の昇格経験があるわけで… とにかく"チーム"の成長が一番の望みです。 チームの中に、鹿島のような、"古くからの継続性"("人が入れ替わっても変わらないもの"のような)が感じられるような、そんなチームにコンサがなれればよいなあと思っています。 やるせなさのあまり、まとまりのない長文… whiteowlさん、ここを楽しみに読まれている皆様… すみません(T_T) whiteowl

プリオール

Re:“若いチームには波がある。” -第14節 徳島戦-

2009-05-11 20:37

なんか複雑な心境だ!? 勝てる試合を、引き分けると言うのもそうだが。。。 相手チームに知ってる子が、2人も居てそのうち一人に、点数を入れられたと言う事だ! 特に菅原は父さんもおじさんも、仲良かったので複雑です!! 彼と同期で、当時U-17に召集された子と、よく店に顔を出していた!のを、思い出す! コンサ勝った上で、菅原のゴールがベストなのになと思いながら、今日はコメント終了です!!

whiteowl

Re:“若いチームには波がある。” -第14節 徳島戦-のお返事。

2009-05-11 22:22

>OWLSさん >精神論というのとも違う、要は少しだけ客観視してみる そうだと思います。ただ、そういうある程度落ち着いた心境になるには、 経験も必要だとは思うんですけどね(-"-;A ... 一方で、状況にあわせたサッカーが出来るようになれれば、 もっと勝点を拾えるのにと非常に歯がゆい思いで見ています。 ただ、何事も一足飛びには行きませんから、 気長に応援していくしかないんですけどね(-"-;A ... >はげおさん はげおさんの無念さを感じる文章です!私も本音で書きますね!(苦笑) まず、同じく菅原選手のコメントを引用しようと思ってすっかり忘れてました(;´Д`A ``` >2点リードがあったのに、カウンターを狙われるサッカー… >コンサが縦ポンに弱い要素の一つに、前からの守備力が落ちていく 前線からのプレスが落ちているのに、DFラインの裏にスペースを作れば、 3-3の結果をみるまでもないと思うんですけどね! その意味で、もう後半は付いていけてなかった。 だから、西だけの責任とは思いませんが、PKを与えて失点したことによって、 裏を狙っていけるぞと徳島に思われたことが原因だと思っています。 ご指摘の通り、長距離遠征、夏の暑さ、こんな戦い方を続けていては、 今後も勝ちきることは難しいでしょう。 >明確なメッセージでしたね。"守備重視" そこが、わかんないんですよね。結局、選手交代によって どうしたかったんだというのが。 選手の疲労が濃い状況で、選手の交代そのものは的確であったとしても、 戦い方そのものも継続して良かったのか。 >コンサのサッカーが"骨太"になっている姿を見られなかったこと。 上手くいかなかったら、我慢する時はして修正しないとずるずる行くだけ。 そこで戦い方を変える、我慢するということをしないと 今後勝点を図太く拾っていくことは出来ない。 あそこで三浦サッカーへのシフトというのは、私も同感です。 ただ、もしかしたら、あそこで引いたら、ノブリンは、そのまま徳島に押し込まれると思って、 敢えてラインは高いままにしたのかもしれませんが。 開幕前に本人も語っていましたが、アウェイでの戦い方、 今後暑さも本番を迎えますし、このままだと鬼門になりそうな予感です。 私は、そういう戦い方が出来るようになることが、昇格への近道だと思っています。 >プリオールさん >菅原は父さんもおじさんも、仲良かった そうですか、それはまた私とは違った複雑な心境でしょうね(苦笑)。 私も同じ道産子が活躍する姿は見たいですけど、チームには勝って欲しい(;´Д`A ```

フラッ太

Re:“若いチームには波がある。” -第14節 徳島戦-

2009-05-12 01:27

 誰かが「これが・・・若さか。」と書くと思ったので自重しました(苦笑)。  同じ引き分けでも逃げ切れる可能性が高かっただけについついイライラが募るんですよね。  それでも、引き分けで終わることができたということは一応は進歩の跡があると思いたいです。  徳島の監督さんも4-3に出来そうな雰囲気だったとコメントしているし、石崎監督も逆転されてもおかしくなかったとコメントしていることから実は思った以上にギリギリの勝負だったのかも。徳島戦に限っていえば、選手交代が結果としては裏目っぽかったですし・・・。  はげおさんもちょっと触れていますが、ある意味三浦戦術とは真逆の石崎サッカーですからその遂行に手一杯でパッと切り替えられないというか、状況判断までする余裕がないというのは感じます。ゾーンとプレスの使い分けなんてそうそう簡単に出来る話ではないんですけど・・・。  両極端なやり方を習得してそのサジ加減を見極めるまでにはそれ相応の時間(≒経験)も要するはず。コンサはいってみれば勉強中なワケで、その習得が早いか遅いかということではないかと。しばらくはやきもきさせられるでしょうけど、J1に定着するためにはそれが少しでも早くなることを願いたいですね。

はげお

Re:“若いチームには波がある。” -第14節 徳島戦-

2009-05-12 16:31

こんにちは。 皆さんのコメントを読んで、救われました(笑) イシサッカーと三浦サッカーの使い分け… うまくいかないんですよね… でも、退場者を早くに出した、横浜戦ではできた。 明確な状況変化だったから当然といえば当然ですが、今のチームで"できること"なんですよね。 90分間の中で"試合の流れ"を読める(これが"サッカーがうまい"ということだと思っています)リーダーが、選手の中に必要ですね。 ゲームが動いていなかったり、負けているときは、最後までチャレンジ&カバーで積極的にやってもらいたい。 けれど、リードしていたり、守備を落ち着かせたほうが効果的な場面では、意図的な切り替えは絶対に必要と思っています。 思いつく切り替えの"鍵"は… ①前線の運動量低下 ②必要なポゼッションができない時(ゲーム序盤を除く) ③CBが左右に振られている状況の数と対応の様子(前後はよい) まあ、相手チームが"カウンターをしかけたい"という空気を敏感に読んで対応するしかないんですよね…。 イシサッカーでやるなら、徹底的な出所つぶし&効果的なオフサイドトラップ。 動けない状況なら、三浦サッカードン引きバージョン。 気持ちで運動量を上げるのには、限界があるので、試合中の選手間コミュニケーションが大切ですね! カウンターでの失点はずっと課題になっていますね。 そろそろ、ひとつの解決策を、ゲームの中で見せてもらいたいなと願っています。 そして、チームとしてできることを試合の中でしっかり見せて、勝ち点を取っていただきたい!

はげお

Re:“若いチームには波がある。” -第14節 徳島戦-

2009-05-12 16:34

↑言葉の訂正 カウンターというよりは"縦ポン"の方がしっくりくるかなと。 すみません。

whiteowl

Re:“若いチームには波がある。” -第14節 徳島戦-のお返事。その2

2009-05-13 17:46

>フラッ太さん 『認めたくないものだな…、自分自身の…若さ故の過ちというものを…』 というタイトルにしようか、若干悩みましたが(笑) 試合状況によって、ラインの高さをチームとして コントロール出来れば良いんでしょうけどね(;´Д`A ``` まあ、ラインコントロールやったことありますが難しいっす(笑)。 それまでの高さを変えて、上げたり下げたりするのは怖いんですよね。 >はげおさん >90分間の中で"試合の流れ"を読める(これが"サッカーがうまい"ということだと思っています)リーダーが、選手の中に必要ですね。 まあ、これに尽きるんでしょうね。 いないなら経験を積んで出来るようになってもらうしかないんで、選手に期待しています! >相手チームが"縦ポン"をしかけたいという空気を敏感に読んで対応 そういう空気をまず与えないようにしないといけないんでしょうけどね(;´Д`A ``` 課題ははっきりしているので、そろそろきっちり修正してくれることを期待しています。

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