ストロングポイントがなくなった今、カウンターの練習の徹底が必要ではないか。

2024年03月19日

 ここまで4戦で1分け3敗。得点は高校生の原の1点だけ。まあよくもここまでチームの状態が悪くなったものだ。

 もっとも昨年と比べて金子、駿汰、小柏、ルーカス、福森等々主力の5人も抜けてほとんどそれに見合った補強ができなかったから当然だろう。昨年の夏も補強をほとんどせず。
 三上さんは現場で補強してくれとの声がなかったと声高に言って補強をしなかった。
 今年の春の補強も出て行った選手に見合うだけの補強はできなかった。これで勝てということはかなり難しいだろう。

 さらにはミシャは相変わらず、自分が認めた?好きな選手を詰め込んでとにかく普段通り、ミシャ式をやっている。選手が変わったらそれに見合う戦術の変化もほとんどない。

 はっきり言って、こんな八方ふさがりの状態では今後もなかなか勝ち点はとれず、残留争いにも加われず、いつぞやの最速J2降格と同様なスピードで行きそうな感じもする。
 それをなんとか変えなければいけない。

 昨年あたりからJリーグの戦術は変わってきて、ポゼッション重視でゆっくり攻めて相手を崩していくという形から、明確に縦に速い攻撃で相手の守備陣の少ない所を突くという戦術がトレンドになっている。

 コンサも一昨年あたりから福森のロングフィードを使ってそのようなことをやっていた。それでも基本は低い位置からの繋ぎで相手を剥がし、サイドから攻撃するパターンが主体だった。

 コンサの場合は大体は右サイドにサイドチェンジをしてからの攻撃が多かった。それを金子やルーカスが受けて、その個人技で打開することが主だった。
 2,3年目からゴール前に侵入するか回数がJ1屈指でそこからの決定率が低いことが問題だった。

 今年は金子やルーカスがいなくなり、右サイドのストロングポイントがなくなった。

 また、祐希のタメを生かしてそこから祐希を後ろから追い越して行っての攻撃もキャンプ中ではやっていたらしいが、リーグ戦ではなかなか上手く行っていない。

 この4試合を見る限りサイドのストロングポイントが消えたのでどうするかと見ていたが、なかなかそれに代わる戦術はできていない。そもそも相手ペナにさえ入れない現在でとてもじゃないが得点は難しいだろう。

 縦に速い攻撃が主流になってきたのは、やはり相手の人数が少ないとスペースがよりあって、シュートが打ちやすく決め安いからだろ。

 当然確率から言っても相手の守る人数が少ないほど得点は決まりやすい。

 コンサの場合にはいわば相手が引いた後に攻める「王様サッカー」が多い。これではなかなか得点はとれないだろう。

 やはり得点をとるには相手の守備が揃う前にシュートまで行くこと。あるいはセットプレーから得点をとること。

 一番得点が取りやすいのは相手が前掛りで攻撃していた所をパスカット等をしてカウンターだろう。しかし、コンサの場合にはカウンターが著しく下手。途中でパスコースがなくて探してるうちに相手が引いてしまうということがほとんど毎回ある。

 町田戦でもチェックがボールを奪ってカウンターというシーンは2度ほどあったが、相手の守備への切り替えの速さもあったが、後ろから出てくる選手も少なく素早い縦パスを入れられずスローダウン。つくづくもったいないと思った。こういうカウンターの拙さは毎年のチームの課題だろう。

 私見だがフルコートを使ってのフルメンバーでのカウンター練習などやっていないのではないか。ミシャの練習は百回以上は見ているがフルコートを使ってのカウンターに特化した練習など見たことがない。確かにハーフコートでの紅白戦ではそのような場面にはなるが、あくまでのハーフコートなので、攻守ともに限界があると思う。

 ただ、何人かがパスをしての相手を崩す練習ばかり。もっとも私が見ていた練習以外でやっていたら申し訳ない。ただ、カウンターに特化した練習をやっていたという他のサポーターの情報もないからやはりやっていないのではないか。

 ゆえにいざカウンターのチャンスになってもなかなかうまく行かない。これはやはり練習していないからだと思う。

 サッカーはとにかく相手の守備人数が少ないうちにシュートまでもって行かないとなかなか得点ができないスポーツだと思う。

 そういう理にかなっていない攻撃ができないからなかなか得点ができない。右サイドからのストロングポイントがなくなり、個の力でロングボールからのカウンターができる小柏もいなくなった今、組織的なカウンターからの得点に打開策を求めないといけないのではないか。
 その意味ではちゃんと普段からカウンターの練習をしてほしい。
 なにも堅守速攻に変えろと言うことではない。基本的にはポゼッションスタイルで良いが自陣で相手に厳しく寄せてボールを奪ってからのカウンター。この精度を高めたい。

 そのためには組織的なカウンターの練習が必要だろう。


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post by 孔明

17:49

戦術 コメント(9)

この記事に対するコメント一覧

love2003

Re:ストロングポイントがなくなった今、カウンターの練習の徹底が必要ではないか。

2024-03-19 18:50

こんにちは 確かにストロングポイントがなくなってしまい 移籍した選手の偉大さを痛感させられてしまう4試合でした ただ憶測ではあるのですが 三上さんが「現場が補強は必要ない」と言った部分 これは記事で当方も見たのですが、、、 どうしても信じられません 三上さんが全責任丸投げしてるように感じるのです もちろん証拠はありませんが、状況として本当に補強必要ないと言うとは思えません シーズン中に来季の所属が秘密裏に決まる事って普通にあるみたいですし と、いう事を主人様に伝えても答えは出ないですよね すみません(⌒-⌒; ) 希望は「現在良い若手が複数いる」という事なので いかに早くチームにフィットさせられるか?に注目していきたいと思いました

豆板醤

Re:ストロングポイントがなくなった今、カウンターの練習の徹底が必要ではないか。

2024-03-19 23:10

今週、サポーターさんに同じ説明を何度もしています。 今季はまだ対戦が限られていますので傾向を言うには尚早ですが、例えば2023年シーズンで言うと、コンサはJ1でショートカウンター指数で2位(1位は広島)。ロングカウンター指数は1位です。 コンサがカウンターをせずにゆっくり攻めているとかカウンターが下手というのは客観的データ的に違います。 先入観や思い込みで批判するのは、自由ですが、的を射ていないことになるのでご注意を。 とはいえ今季、カウンターが効果的ではないのには理由がありますので、孔明様は当然、分析済みと思います。修正ポイントなどもご解説なされば有用かもしれませんね。

孔明

Re:ストロングポイントがなくなった今、カウンターの練習の徹底が必要ではないか。

2024-03-20 01:13

豆板醤さん。  なにも私はロングカウンターの回数を増やせとかショートカウンターの回数を増やせとは言っていませんよ。フットボールラボでとりあげているロングカウンター指数とは「ディフェンシブサードでのボール奪取から15秒以内にアタッキングサードを狙った攻撃」で ショートカウンター指数とは「ミドルサードもしくはアタッキングサードの後方でのボール奪取から10秒以内にアタッキングサードを狙った攻撃」 ですよね。  いいですか。このことをちゃんと書いて、また、その内容を詳細に説明しなければ、一方的な意見になりますよ。いい加減注意してください。  そもそもこの指数は10秒とか15秒とか一般的に見るカウンター攻撃からするとかなり遅く見積もった数字だと思います。ゆえにサポータが感じる「ザ・カウンター」よりは遅く感じる攻撃も包含しているのではないかと感じています。  しかし、あなたにまた、「先入観や思い込みで批判するな」と言われかねないので、今回はこのことについて議論するつもりはありません。  ただ、この数字だけを書いても何もならないのはさすがのあなたでも分かっていますよね。  私は数ではなく精度のことを主に指摘しています。 昨年は小柏らがいたときにはカウンターはある程度はできていたと思っています。ただ、彼らがいない時や今年に関してはアタッキングサードに入ってもそこから逡巡してシュートまでなかなかうまく行っていないということを意図して書いています。  ゆえに個人頼みではなく組織的なカウンターの精度を高めた方がよいと書いています。  このフットボールラボで需要なのは「指数」ではなくてその指数と比べての「シュート率」だと思います。指数はいわば回数と考えてもよいと思います。  2023年のロングカウンターの指数の71に比べてシュート率は18.2%です。18チーム中7番目です。           ↓ https://www.football-lab.jp/summary/team_style/j1?year=2023&data=22  上位ではありますが、さほど成功しているとは言えないのではないですか?確かにゴール率は高いですが、もっと練習してシュート率を上げていけば得点はとれると思います。ショートカウンター指数も同じような感じなのでここではあえて記載しません。  ちなみに2020年のデータなので古いですが、SPORTERIAでフットボールラボ指数を偏差値になおして分析しているデータがありますのでしっかり読んでみてください。             本当は2023年の項目の偏差値を1項目、1項目作成してなおかつ相関係数を作成してデータを作り上げるべきですが時間がかかり面倒なので作成してはいません。        ↓  https://sporteria.jp/blog/yagoto-10/6719615842830520321 2020年でもコンサは「北海道コンサドーレ札幌は指数(62)は高いがゴール率(44)は低く、ショートカウンターによる攻撃はできても得点には結びつかないようである。」と言われていますね。    これは今とはほとんど違うメンバーなので本当は参考にはまったくなりませんが、あなたのまず批判ありきでの無理やり断定している穿った見方の論法と同じように書いてみました(笑)  先入観や思い込みで批判するのは、自由ですが、的を射ていないことになるのでご注意を。  それから今後も批判ありきで粘着するならあなたのコメントは削除します。あなたのコメントに対するコメントを書くのもかなり時間がかかりますので、その時間が私に非常にもったいないので。

孔明

Re:ストロングポイントがなくなった今、カウンターの練習の徹底が必要ではないか。

2024-03-20 01:23

love2003さん。 私も三上さんが「現場が補強は必要ない」と言ったのは三上さんが嘘を言っていると思っています。  なぜなら昨年はミシャは敗戦後のインタビューで毎回出て行った、ロペスやチャナ、金子や武蔵らのことを言っていましたし、さすがのミシャも補強してほしいと三上さんに言ってるんではないかと思ったからです。ただ、サポーターオンラインミーティングでの公けの発言なのでさすがに嘘とは考えたくはないのですが。  そんなことを言ってももはや出て行った選手はすぐには帰ってこないので、新たに選手を獲るしかないのではないかと思います。それができないのならその理由をサポーターに説明すべきと思っています。

タコ社長

Re:ストロングポイントがなくなった今、カウンターの練習の徹底が必要ではないか。

2024-03-20 08:19

ホントその通り! 全ての試合でカウンター主体にせよってわけじゃないんですが、ケースバイケースで使い分けてほしいですね! カウンターに入れる場面でも、上りが遅く遅攻が目立ち正直もったいないシーンがあって・・・・ あと気になるのが、移籍して加入した選手が良く言う「札幌の選手は仲が良い」という言葉。 悪いよりはよいのですが、仲良し軍団である必要はなく、もっとお互いに言い合える集団になってほしい(相手のことをリスペクトしつつ)。と思っております。

孔明

Re:ストロングポイントがなくなった今、カウンターの練習の徹底が必要ではないか。

2024-03-20 17:18

なにも理屈で返せない豆板醤が悪口を言ってきたので削除しました。

剛蔵

Re:ストロングポイントがなくなった今、カウンターの練習の徹底が必要ではないか。

2024-03-20 17:35

サイドから個人技で打開できる選手がいなくなったので、 攻撃の手法を変える必要があるとは思います。 逆に宏武や原ちゃんは個でもっと仕掛けてもいいのかな、 と町田戦を現地で観ていて思いました。 攻撃のバリエーションを増やしたいところです。

風の中のアイオ

Re:ストロングポイントがなくなった今、カウンターの練習の徹底が必要ではないか。

2024-03-20 17:57

なんか豆板醤ってやつイタイな。しったかぶりで行ったら見事に反論された論破されてる(笑)ここの管理人にはうわっぺらの理屈だけじゃ勝てないぞ。

孔明

Re:ストロングポイントがなくなった今、カウンターの練習の徹底が必要ではないか。

2024-03-20 19:16

◎タコ社長さん。  相手のボールを奪ってなんぼが我がチームの特徴の1つでもありますが、せっかく良いチャンスでもっても途中でとまってしまう場合が多いと思います。昨年までは小柏や福森がいて精度の高いカウンターをやっていた時もありますが今年はこれに特化できる選手がいないので、みんなでやらなければいえkないと思います。そのための練習はしっかりやってほしいと思います。確かに「仲の良い」関係は良いのですがメリハリをつけないと「戦う集団」にはならないですよね。 ◎剛蔵さん。  いままでの攻撃のやり方を変えないとだめですよね。昨年までのことは一回忘れて新たに戦術を構築しなければいけないと思います。とにかく三上さんもミシャも含めて白紙に戻してやるしかないと思っています。 ◎風の中のアイオさん。  この豆板醤という輩は以前からHNを変えて私のブログを荒らしている人間だと思います。最初は口汚い言葉で罵り、削除するとある程度丁寧なコメントにするも揚げ足取りに終始する。こういう人間です。ある種可哀そうな輩とも思いますが、つねにどんなことでも私に批判することから始めるのでその理屈はとくわからないものばかりで、今後もHNを変えて粘着してくると思います。これに関しては見ている人があまり良い印象を得ないのでこの輩のようなコメントは即刻削除するつもりです。申し訳ありませんでした。

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