2023年10月02日
来季は降格チームが3。ましてやチームの経済事情を考えれば現在のチームの状況ではとてもじゃないが来季ACLを目指すとはいえないろう。はっきり言ってこのままだと来季は残留争いに巻き込まれるような気がする。 チームが長期計画を立ててからだいぶたった。また、そこからコロナ等でチームを取り巻く状況も変わった。チームは今こそ長期計画を修正・更新して、新たな長期計画及び短期計画を持つべきだと思う。それに伴ってチームの主力メンバーが高齢化しつつある今、大胆なチームの改革が必要だと思う。 それに伴って勝手に来年以降の監督、会社等のことについて考えていきたいと思う。その第一弾は来年以降の監督をどうすべきか。 まずはミシャは来年は契約更新すべきではないと思う。 ミシャに関してはコンサに多大な貢献をしてくれた。これは間違いない。異論はほぼないだろう。引きこもってカウンターしかないこれまでのいわゆる「負け犬の戦術」から「勝者の戦術」に変えてくれた。足もとの技術を選手に叩きこんでくれて、細かなパスワークや細かなオートマチックな動きを教えてくれた。 なおかつ選手にサッカーの楽しさを植え付けてくれた。どこのチームとやっても圧倒的にボールを握り、攻撃をし続ける。攻撃サッカーの楽しさをサポーターにも与えてくれた。選手もミシャのためならということで頑張ってくれているし、ミシャに教えを請いたいという選手も多い。 それだけコンサに多大に貢献してくれた。 しかし、今こそミシャからチームは卒業しなければいけないとも思う。ミシャとは今年は契約するべきではないとは昨年から言い続けていた。 やはり今年も結果は中位以下に落ち着きそうだ。これがあからさまに悪いというつもりはない。ミシャの続投を要請する人たちは、ミシャがいなくなったらミシャを慕ってくれている選手がこないとか、ミシャを慕ってくれた選手、例えば駒井等がいなくなるとか またミシャがいないと残留できないという人もいる。それは毎年主力選手が引き抜かれているので良くやっている。こんな選手層でやっていけるのはミシャだけだ、ミシャがいるから中位以上を目指せるという声もある。 ただ、それ以上にミシャを監督にし続けることがデメリットが多いということ。 それゆえに憂慮するということのでの私の1個人の意見として長文で申しわかないが興味がある人は読んでほしい。 1 ミシャの引き出しの乏しさ。 確かにシーズン当初は今シーズンの縦に速いサッカーを先取りして前半戦 はまずまずの成績をあげた。前からのプレスを基本にしてフルコートマンツ ーマンを徹底してそこからの素早いショートカウンターが威力を増した。 しかし、その後相手はマンツーマンにしっかり対応し、ロングボールで1 対1をつくることを基本にして対処してきている。いわゆる祐希が「わざわ ざはまりに言っている」と呼ばれる状況だ。これを毎回やられているにも関 わらずなかなか効果的な対策を生み出せていない。 また、攻撃ではこちらが低い位置からビルドアップする場合に、相手は序盤はかなり前からボールを取りにきてボールを奪えればショートカウンター。序盤を過ぎたらだいたいはある程度引いて、こちらのパスコースを切りにくる。 こちらはトップでボールを収めることができないので、サイドへのロングパスくらいしかなくなる。これも相手の策にはまっているといえるだろう。 そして相手はサイドを引き締め、中を固めてくる。こちらは前線に高さがないのでとにかく素早くアーリークロスを入れるか横パスで相手の動きを促し、スペースを作ってそこから入って行くしかなくなる。 よほどのパス精度に期待するか柏戦に見せた祐希のループパスくらいなアイデアある個人の閃きに頼るしかない。金子がいた前半は金子の個人的な技で突破してきた状況も多い。金子がいなくなったこともあって、今年はこれで詰んでしまった。これに対応するような策ができていない。 もっとも金子という選手の放出を会社が幾分でも補強しなかったのももちろん大きい。ただ、やれることはあったはず。早急に祐希を中心に中を意識した攻撃に変える等。最近は祐希を中心に徐々に戦術の広がりを見せつつあるが、その対応が遅いのと、人がなくなってのこの祐希頼みとしか思えないことだ。 こんな状況では得点力など上がるわけがない。この相手の対策を組織上で上回る対策がほとんど出来ていない。このような状況を見るとミシャにはこれ以上の引き出しがないとしか言いようがないだろう。 2 ミシャの選手の固定化、主力優遇による問題点 ミシャは選手を固定化する傾向にある。そんなことはない、大八が出てき ただろう、桐耶も育ってきていて何度も失敗しても起用しているだろうとい う声はある。しかしながらミシャの選手起用はやはり独特で自分の好きな選 手をポジションの適正を二の次にして順番に先発に押し込む。これはミシャ 就任時から見られる特徴だと思う。駒井をシャドーに置くことや、駿汰を依 然として右CBにおいていること、菅を不調でもなんでもずっと先発で起用 すること等々。ゆえになかなかポジションを争いが起こらず、チーム全体の 力が上がらないということも言えるのではないかと思う。これはやはり今 年、夏に大量の選手が移籍してしまったことでもわかる。もちろんこれらの 選手はチームで成長できなかったから居場所を求めて出ていっただけという ことも言えるかもしれない。 サブの能力がそもそもなかったと言う声もあるだろう。ただ、ミシャの場合 には練習でもあまりにも主力優先でサブの面倒を見ることもあまりない。サブに機会を与えることもあまりしない。ゆえにサブの能力が伸びないということも言えるのではないかと思うし、そんなミシャのいるチームにいても到底出場の機会がないと踏んで移籍したということも言えるのではないかと思う。 3 ミシャ独特の練習方法の問題点 練習を毎日見ているわけではないので正確なことを言えないので間違っ ていたら申し訳ない。間違っていたら訂正するが、当ブログでも再三書いて いたが、守備練習をほとんどしないことと、セットプレーを重視しないこ と。これはかなり致命的だと思う。 守備練習をしないことについては攻撃練習をすれば自然に守備練習をする ことになるという反論はもちろんあると思う、しかし、守備に重点を置く練 習と攻撃に重点を置く練習とは明らかに違うと思う。守備を重点にする練習 ならミスしたらその都度練習をストップしてでもなぜダメだったかというこ とを反省できるし、そのための復習もできるだろう。しかし、攻撃が主体だ とどうしても攻撃が良かったか悪かったかだけがクローズアップされ、守備 側の問題点はなおざりになるだろう。 また、これだけのセットプレーの機会がありながらただただ、ノルマをこ なしているだけの練習。本当にもったいない。 また、紅白戦の多くがハーフコートと言う問題。現在、人も足りなくて練習 試合もなかなか行われておらず、紅白戦が主に実戦感覚に近いと思うがその 紅白戦がハーフコートばかりと言うのが問題だと思う。ハーフコートばかり だとどうしても細かな崩しはうまくなるが、カウンターの攻守の練習にはな かなかなりにくいと思う。このチームの場合にはロングボールからの1対1 になる場合が多い。それに対処するためにもフルコートでの紅白戦は是非と も1週間に1度は必要だと思う。 3 ミシャの試合の指揮能力の問題 ミシャの試合の交代の遅さについてはサポーターの中でもよく言われてい ることだと思う。また、交代枠をフルに使わずによく残すこと。 監督の能力を見極める方法としての重要なポイントの一つはやはり実際の 試合でいかにしてチームを勝たせるかだと思う。勝てなければいかに引き分 けに持ち込むか、ミシャはその能力が低いとしか思えない。 試合の流れとして、後半に流れを変える手段としてはやはり選手交代だと 思う。しかし、ミシャの場合には選手交代で試合の流れをこちらに引き寄せ たという試合が少ないように思われる。またこの場面でこの選手を入れれば 流れを変えられる可能性が高いというポイントを逃しやすい監督だと思う。 そして交代枠をいつも残すこと。現在のけが人が多い状況では仕方ないが、 それ以前でも交代枠を残す試合が多くあった。サブも少しでも実戦の機会を 与えることで伸びると思う。その機会を与えないことはやはりチームとして もデメリットが多いと思う。 4 若手選手を果たして育てているのかという疑問 ミシャは広島、浦和時代から若手選手の育成には定評がある。しかしな がらコンサに来てからのミシャの言動から思えばかなり疑問がある。 確かに大卒3羽ガラスや小柏等の成長を促した面はミシャにはあると思う が、それはやはり彼らが既にある程度既に成長していたからという面もある からではないかとも思う。ミシャには既に成長が明らかな選手にはより成長 を促すことができる監督だが才能があってもくすぶっている選手を果たして うまく成長させることができる監督かという疑問がある。確かにミシャは広 島の青山、槙野など高卒の選手の育成の実績はある。 しかし、コンサの時代ではなかなかそのような選手が出てこないことも事実 だ。もっともコンサの若手には青山や槙野などの能力を持っている選手がい ないと言われればその通りなのかもしれないが、近くは大嘉やふじれん等々 の選手をなかなか成長させることができなかった。これらのことを考えると やなはりミシャには大きな疑問がある。 またミシャは若手が思いかけない結果を出すとすぐマスコミに過大に持ち上 げるなと釘を刺す。これもどうなのかと思う。これは大嘉や出間の場合がこ うだった。周りから褒められて伸びる選手も多いだろう。これをいちいち釘 を刺すのが果たして監督がやるべきなのかといつも疑問が湧いていた。 また、活躍してもすぐには使わないというのもミシャの特徴。今旬な選手を すぐに使わない。熟成しつくしてから、ある程度完成させてから使おうとす るから選手の能力を大きく伸ばせないとも言えるのではないか。 5ミシャの勝ち負けの考え方ではこの厳しいJリーグを生き残れない。 ミシャがよく例えでバスを何台も並べて守るサッカーなどしない。あくまでも攻撃サッカーだと言うが、やはり最近さらには勝敗を二の次にしているとしか言いようがない状態ではないかと痛切に感じている。 自分の信じるサッカーを持つのは監督としては当然だと思うが、それをどんな時でも押し通して勝負度外視の試合をするのはやはり間違いだと思う。 確かに攻撃サッカーは見ていて楽しいが、この勝敗や得失点差で順位が決まって降格制度があるJリーグではその考えをいつまでも貫くのは現実的ではない。やはりサポーターが一番望むのは勝利。 あまりも内容がよくなくて押されぱなしで勝ってもうれしくない場合もあるがせっぱ詰まった状態で負けてばかりだと不満もたまる。 やはり勝利するためにどうすべきか、勝利のためにはどうすることが、肝要かを第一に考え、実戦でそのための手段を講じていくことが監督には必要だと思う。 もうミシャの考え方ではこの厳しい競争のなかで良い成績を収める難しいと思う。 また、ミシャはギリギリの状況でなければ現実的な戦いができない監督だとも思っている。昨年も残留争いになってから少し本気?を出したようにも思えるが外から見るといつも本気を出していない監督としか思えない。常に勝利のためにのベストを出しているように思えないからだ。 以上長文になってしまったが。これ以上チームはミシャに頼ってはデメリットがかなりあるということを述べたつもりだ。 もっともミシャを今、辞めさせたらミシャみたいな監督など呼べるのかという反論ももちろんあるだろう。 しかし、ミシャのおかげである程度チームが完成した状況で引き出しの乏しい、デメリットが多い監督を引き続きやってもらってはたしてチームの成長があるのかという疑問が常に付きまとう。そして、いつまでもミシャにチームの面倒をみて貰うわけにもいかないし。 このタイミングで違う監督にかけるのが一番良いのではという気がする。 もっとも新たに監督を変える危険は重々承知している。ミシャから監督を代えたから良くなるという保証はない。 ただ、心配は来年のミシャのままでは降格争いの可能性がかなりあると思うからだ。しかし、チームがほぼ完成したこの状況でさらに上を目指すにはミシャでは難しいと思う。 もっともこんなまったく金がなく補強もできないチームにミシャ自身愛想をつかしていることはかなり可能性が高いと思う。自ら契約を更新しないということの方が確率的には非常に高いか。 この財政難で良い選手が来ないかもしれない中で新たな監督を迎える危険性があることも十分にわかる。 だがこの閉塞感を破るには何らかの変化が必要だ。そのためにも新たな可能性にかけるのが妥当ではないかと思う。 座して死を待つわけにはいかない。長文でいろいろとミシャのデメリットを書いてきたのはこういう理由があるからに他ならない。 勝手に叱咤コンサ外伝 孔明ツイッター
プロフィール
名前:孔明(まさあき) リンクはフリーです。 「あ」とか「ああ」、「あああ」 とかいうHNには基本的には削除するかコメントを返しません。 「通りすがり」も同じです。 また、ふざけたHNやコメントは削除します。 コメントはコテハンでお願いします。 そして誹謗中傷のコメントは有無を言わずに削除します。 コンサとの出会いは1996年6月2日の日本電装戦。 それまでコンサの試合はテレビでは見ていたものの、妻とスタジアムに見に行ってすっかり生のサッカー観戦にはまってしまった。 それ以来、アウェーにも何度か出かけ、妻と共々コンサを応援し続ける。 これまでのコンサの思い出は、 1996年9月12日の本田技研戦、ペレイラの負傷退場後の厚別にこだました救急車の音、 1997年5月25日川崎F戦、バルデス3連発の間で厚別のS席で自発的に出たすさまじい声援 1998年12月5日福岡戦、3点目をとられた時の室蘭の静寂 2000年3月12日、エメ3連発で鳥栖のサポータに「幼稚園児の中に大人がいるのは反則だ」と言わしめた鳥栖スタジアムでの開幕戦 2000年7月29日浦和戦、殴り込んでやろうか思ったお行儀の悪い狼藉ファンをだまらせた両サイドの得点 2001年9月15日清水戦、堀井の移籍後初試合でのVゴールに歓喜する劇場(ドーム) 2007年最終戦試合終了後ドームの電光掲示板に写ったCHAMPIONの文字 2011年最終戦で決めた内村の2ゴールで昇格を確信したこと。 など数えきらず。もうコンサなしではいられない。
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