うまくハマった

2009年08月10日

 昨日の東京V戦、テレビ観戦でした。

 チャンスの数は多かったものの、フィニッシュの数がそれほどでもなかったこと、三点目が取れずに最後にはもつれた展開にしてしまったことなど、まだまだという点はありますが、それでも終始札幌ペースでゲームを進めることができた点は良かったと思います。

 ペースを握れた理由は前線からのプレスが効いていたからですが、相手のフォーメーションがこっちの形にハマったというのも大きかったのではないでしょうか。

 東京VはCBにケガ・出場停止が出て、本来の形とは異なる3バック。若いストッパー二人と服部を組ませることで後ろを安定させようとしたみたいですが、昨日の札幌に対しては完全にミスマッチだったと思います。
 まず守備。札幌の1トップに真ん中が三人では二人余る形になる。さらに札幌の両SHはいつもより高い位置にいるため、3バックの横のスペースを簡単に使われ、うまく対応できていませんでした。
 次に攻撃。どうやら後ろからのビルドアップも考えての3バックだったみたいですが、服部にはキリノ、両ストッパーには札幌の両SHがプレスに行く形となり、うまく組み立てられていませんでした。だから後半頭から4バックにしてくるのかなと思って見ていたのですが、後半もかなり進んでから変えてきました。それだけ今の東京Vは後ろが信用できないということでしょう。

 というわけで、相手の事情もあって昨日はうまく守れた、という話でした。でも、SHが高い位置から守備を開始できるこの形は、案外他のチームにも効果的かも知れません。ま、そのためにはダニルソンが昨日の化け物のようなパフォーマンスを保ち続けなければならないわけですが。


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