第32節・札幌3-0福岡

2009年08月05日

 集中力の差が出たと思います。以下、雑感。

【中盤での守備が効いた前半】
 両チームとも中盤でボールがつながらずペースをつかめなかった前半立ち上がり。その中でも札幌が徐々にゲームを支配できるようになったのは、取られた後の切り替えが良かったからだと思います。両サイドハーフが特に頑張っていたんじゃないでしょうか。
 攻撃に関しては、福岡の右サイドが攻撃的に来て押し込まれていたため、必然的にそこで奪ってから札幌の右、というパターンが多かったわけですが、古田と西嶋のコンビネーションはなかなか良かったんじゃないでしょうか。これまでは縦へプレーする藤田が前にいたためアーリークロスが多かった西嶋ですが、今日は左利きの古田が中へ切れ込むことでスペースができ、エンドライン近くまで行くことができていました。前半の二点はその形で取ったものですね。

【カウンターをフィニッシュまで持って行けない前線】
 取られた後の切り替えは良かったものの取った後の切り替えが遅いってのはどうかと思います。後半になって、体力の問題もあるでしょうがかなりペースダウンし、苦しい時間が続きました。
 そういう状況では、相手が前がかりに来るところをカウンターで、というのが定石ですが、これがなかなか決まりませんね。前半にも石井が惜しいところまで行っていましたが、一対一の局面では最初のタッチをゴールに、相手ディフェンダーに向かって行くようにしなければ、相手にとっては怖くありません。スペースに出せばそりゃ前に進みますが、ゴールからは遠ざかる。ドリブルでの仕掛けはもっと積極的に行かなければ。


 上里のゴールを見られただけで今日は行った甲斐があったというもの。最後の吉田コールがなければもっと良かった。


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