第20節・札幌1-2鳥栖

2009年06月07日

 同じことは二度は続きませんわな、そりゃ。

【試合を決める力のない攻撃陣】
 あれだけワイドに振って良い組み立てをしていながら一点しか取れない。クロスへの入り方も悪いけれど、上がるボールの質も悪い。藤田は前節と今節のゴールがいずれもDFラインとGKの間への早いグラウンダーのクロスであったことからしっかり学んで、キックの種類を増やすことを課題として頑張って欲しい。
 一方で、中央を崩そうという試みが今節は多く見られました。が、コンビネーションはまだまだ。出してからのランニングが足りないのでワンツーが通らない。落としのボールも中途半端に弱いから引っ掛けられる。スピードと精度、両方を上げていかなければ厳しい。

【リンクの役目を果たしていない中盤の底】
 この二人で一体いくつあったでしょうか、くだらないミス。

 ダニルソンはまぁ前々節の厚別を底として少しはマシになってきましたが、今節から定位置に戻った上里は良くなかったです。判断が遅い、悪い。彼は初速が早いタイプではないので、ボールを晒す持ち方は止めた方が良いんじゃないかと思うのですが。真ん中の危ないエリアで遠いところにボールを置いて、相手が足を出してきたところをかわそうとするものの一歩目が遅れて引っ掛けられる…という場面が今日は非常に多かったです。節目の試合でしたが、残念な出来でした。ちょっとコンディションが悪いのかも知れません。一週間空くので、失点前から足がつっていた吉弘共々良くケアして次節に望んで欲しいと思います。

 サッカーに判定勝ちはない、というのは押していながら勝てないチームに対して良く使われるフレーズですが、それを地でいった感じです。勿体ない。どこかで無理して取り戻さねばなりません。次に期待です


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