勿体ないお化け

2009年05月10日

 テレビ観戦でした。勿体ない。高い授業料と考え、今後に活かしてもらいましょう。

 前半、前線からの厳しいプレスからペースをつかんだ札幌。CKから西のビックリドッキリヘッドで先制すると直後にDFラインの裏へ飛び出したキリノがGKのミスにも助けられ追加点。
 ただ、前半のうちに三点目を取れれば、という雰囲気ではなかったですね。運動量が落ちたというのもありますが、積極性を欠き始めた40分頃からは危ない時間帯が続いて前半終了。

 後半、明らかにテンションをかけてきた徳島をいなすことができずにPKから失点。これでゲームが生き返ってしまいました。キリノのゴールで3-1とするも、中盤の守備で後手を踏み始めて流れは徳島に。最後はGKのミスのお返しで同点。

 試合後の監督会見にもあるように、芳賀の投入から中盤の真ん中の守備が弱くなったと思います。ダニルソン・宮澤が芳賀・宮澤になったんであればまだマシだったでしょうが、芳賀は左サイドのパッチとして投入され、したがって中盤は西・宮澤に。それまでSBで奮闘していた西にダニルソンの様な対人の強さを求めるのはかなり酷でしょう。スタメンが痛んだりして、今回はベンチワークも厳しかったですね。

 負けなかったのを良しとするしかないでしょう。現状、スタメンではボールの収まりどころがクライトン一人なので、時間を作って試合そのもののペースを落とす、ゲームを殺す戦術眼を持った選手が出てこないと、今日のようなバタバタした試合が続くでしょう。それまでは先手先手で押し切るしかなさそうです。不安定な戦いは当分続くのではないでしょうか。やれやれ。


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