第23節・札幌3-3G大阪

2008年08月27日

 伝わったよ、伝わった。だから箕輪、もう泣くなよ、な?以下、雑感。

【かなり積極的だった守備】
 失点はいずれもミスを突かれたもの。一点目は高木のファンブル、二点目はこれまた高木が足を滑らせてプレースキックをミスしたボールから。反対サイドで見えづらかった三点目は明神にボールが渡る前に誰かが足を滑らせていますね。
 雨ということでこういうアクシデントにも似たミスは、いくら気をつけていても起きてしまうものですから、そこは仕方ないとして、試合を通しての守備はそんなに悪くなかったと思います。前節に比べれば球際は厳しくいけていたし、中盤もしっかりボールにアプローチしていた。得に後半はヨンデ君のところで上手くボールを引っ掛けて攻撃につなげることができていたと思います。欲を言えば、彼が思いきってドリブルで押し上げてくれれば攻撃にもっと厚みが出たのにな、と。とにかく、細かい修正点はあるでしょうが、点を取られたわりには守備にはあまり悪い印象はありません。高木もビッグセーブでチームを救ってくれました。

【さらに積極的だった攻撃】
 あんな美しい展開からのゴールはいつ以来でしょう?今日の藤田は良かった。前半終了間際、右サイドから思い切りよく仕掛けて見事なクロス。半分藤田のゴールと言って良いでしょう。前半は右も左もサイドの攻防は札幌の勝ち。やっぱりSBが積極的に行かないと攻撃の形はできない。
 二点目も特筆すべきでしょう。ボランチがゴール前に飛び込む、こんな形を見たのはこれまたいつ以来?さっきヨンデ君についても書いたのですが、ここの選手が守備もしつつ前線のサポートを欠かさないことが大事です。次節はクライトンが出場停止。誰を組ませるか。
 先制点まではボールをつなげず苦しい展開でしたが、その後はみんなが怖がらずにボールを受けていました。前節はこれがなっちゃいなかった。その点では修整ができていたと思います。


【今節の結果】

  • 注目ジョカトーレ・#19坪内:バツカトーレ
  • 今節のマルカトーレ:#10ダヴィ(11)・#15クライトン(2)・#11アンデルソン(2)


 とまぁ内容的には誉めても良さそうなゲームでしたが、厳しいことを言うと勝ち点を落とした試合でした。10人になってかえって最後まで守れたのは間違いないでしょう。それでも、リードしていたのだから勝ちきらなければ。セットプレーも前後半共に惜しいのを決めきれなかったし。投げちゃいないのは十分すぎるほど伝わった。次は結果につなげられるように、万全の準備をしてもらいたいと思います。


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