U-23代表v.s.アメリカ戦

2008年08月07日

 アメリカにとってはこれ以上ない理想的な展開になってしまいました。前半のうちに得点していれば、というのが全てではないでしょうか。

 明らかに後半勝負のゲームプランのアメリカに対し、日本はボールはつなげるものの、緩急に乏しい攻め。アタッキングエリアに入ってもスピードアップしない。ピッチの悪さが気になったのでしょうか。ミスをしても良いので思い切って崩しに行く姿勢が欲しかった。
 25分頃からゲームが動き、アメリカの攻めにスピードが出てきましたが、一方で日本も立て続けにサイドを突破しチャンスを作りました。特に右サイドから良いクロスが何本か上がっていたのですが。20分のCKからのトリックプレーも含めてどれかをものにしていれば…

 後半、開始早々に失点。アメリカが前半とは違う入り方をしてくるのは容易に予想できただけに、これは稚拙といわざるを得ません。その後、動揺したのか体力的な問題からか、セカンドボールが拾えなくなり、さらにパスにも積極性が無くなってきました。この失点直後の時間帯がもったいなかったですね。
 終盤、前線の人数を増やして何度かチャンスを作りましたが、不運な笛もあって得点できず。ジャッジに関しては言いたくありませんが、客観的に見ても公平さを欠いていたと思います。87分の豊田のプレー、角度的にユニを引っ張られているのが見えなかったのだとすればシミュレーションをとるのが妥当なジャッジでしょう。

 なでしこ共々、初戦で所期の戦果をあげることはできませんでしたが、まだ終わったわけではないので、次のゲームに向けてしっかり準備をして臨んで欲しいと思います。


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