入れ替え戦2nd Leg

2007年12月08日

札幌0-0京都

 ……間違えた。広島だった。
 
 イヤ、こう書いてみたくなるぐらいに、広島はかつての札幌に似ていました。最終ラインから繋いでポゼッションを高める、相手の前線のプレッシャーがなければ3バックの一人がガンガンドリブルで押し上げる、そしてシュートは多いんだけれど決めきれない…。始まる前は京都寄りで見てみるかなと思っていたのですが、試合が進むにつれ完全に広島寄りになっていきました。
 
 今年の札幌のサッカーを否定するわけではありません。人件費、J2という特殊なリーグであることなど、様々な要素を考えると今年のサッカーは極めて現実的な、妥当な選択だったと思います。ボク自身も草サッカーでは技術がない分、汗かきをしないと居る意味がないような選手ですし、その点からもハードに闘う今のスタイルにも共感を覚えることは確かです。が、一方でこれが目指す形の最終形だとは思っていませんし、今年初めのサポ集会で強化部長が言っていたように「過渡期」だと思いたい。今のサッカーにもう少し繋ぐ戦術を入れられないものか、と。
 
 今日降格が決まってしまった広島、自動降格の憂き目にあった甲府など、パスサッカーを標榜するクラブが相次いで降格。戦術だけでなくクラブの体制や資金面などピッチ外の事柄も不振の要因だったとは思いますが、個人的には非常に残念です。
 
 ゲームそのものの感想ですが、やはり何かが懸かっている試合というのはレベルがどうであれ見ている側に迫ってくるものがありますね。佐藤寿人や柏木は精一杯戦っていたと思います。


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