第47節・札幌1-0徳島

2007年10月24日

 もうちょっと楽に勝て…とは言えない時期に来ていることを実感。以下、雑感。
 
【久々に「ハマった」守備】
 徳島は中盤のつなぎが上手いチームなので、そこでどれだけプレッシャーをかけて自由なプレーをさせないか、この点が課題でした。そしてこの課題は見事にクリアしたと言って良いでしょう。前半は押し込まれる場面が多かったですが、クロスに対する応対、はっきりしたクリアと、最後の所でディフェンスラインの面々がノーミスで乗り切ったことが大きかったと思います。鄭はポジショニングが怪しかったですが、立ち上がりに右サイドの深いところでの一対一で体を張った素晴らしい守備を二度に渡って披露、持ち味の粘り強さを見せつけました。
 こうなると、中盤のつなぎは上手いがフィニッシュに正確さを欠く徳島は攻め手なし。後半はコンディションの問題か、前線の運動量がガタッと落ち、今度は出しどころがなく後ろで回し、無理にねじ込んでは札幌にボールを引っ掛けられる、の繰り返し。終盤、選手を代えて圧力をかけてきましたが、決定的な場面は作らせませんでした。
 というわけで守備に関してはかなり良い出来だったと思います。特に後半。点を取られる感じはあまりしなかったので、安心して見ていられたハズです、2点目さえ取れてれば。
 
【やはりイマイチだった攻撃】
 ヒーローインタビューで「イタカレとのコンビは?」と聞かれた中山が「コンビネーションとかよりもとにかく勝ちを目指すということでひとりひとりが…」とわけの分からん理屈で誤魔化したことからも明らかなように、やはり急造2トップ、中盤のパスに対する反応も含めて合ってなかったですね。でもこれはイタカレの問題と言うよりもお互いのプレーの特徴が分かっていないからであって、彼自身のプレーはまずまずだったと思います。ディフェンダーを背負って受けて、反転してドリブル、などといった一月前には考えられないプレーを見せたわけですから、だいぶ日本のサッカーにフィットしてきたのではないでしょうか。
 カウンターのチャンスが何度かあったものの、フィニッシュまで持って行けない場面が多く、攻撃の鋭さはまだまだですね。岡本は思いきりの良い仕掛けが何度もあり、落ち着いたボールキープも良かったですがクロスがメチャクチャです。あと、久々に高いところからみたので「砂川ビジョン」を堪能しました。すごいところ見えてるね。
 


 
【今日のピカイチ君・イマイチ君】

  • ピカイチ君:西嶋。ハイボールに競り負けた場面は記憶にないし、危ないところに良く絞っていた。弱気なミスも減ってきたし、調子上向き。
  • イマイチ君:池内。投入早々にドキドキするよなキックミス・スライディングはやめて欲しい。でもあの時間帯に入るのってむちゃくちゃ難しいよなきっと。

 
【今節の結果】[ ]内は出場記録・()内は通算得点

  • 注目ジョカトーレ・#23岡本:バツカトーレ[▽66]
  • 今節のマルカトーレ:#13中山(6)

 


 
 これが夏場だったら「イヤイヤまた1-0かい」などと余裕を持って試合を見ていられたでしょうが、さすがにこの時期だと、取られそうにないと思っていても1-0は心臓に悪い。アクシデンタルに1点取られるって可能性もあるからね、やはり2点目が欲しかった。でも、残り試合もこれ以上に張りつめた展開が予想されます。11月には観戦中の自分がどうなってしまうか想像もつきません。死んじゃうかもしれませんマジで。皆さん、張りつめていきましょう。


この記事に対するコメント一覧

MasaMaru

Re:第47節・札幌1-0徳島

2007-10-26 07:59

“点を取るために働く(あるいはファーストディフェンスとして身体を張る)という目的が一緒で、そこに邁進していればコンビネーション云々は考えずとも自然に上手く行くはず”と言いたかったのかもしれません、元気は。それが正しいかとかそれでいいのかとかはともかく。 確かに中山自身は誰と組まされようがお構いなしのような気はします(笑)。

tottomi

Re:第47節・札幌1-0徳島

2007-10-26 22:22

>MasaMaruさん イヤ~、アレは明らかに困ってましたね、「そこ聞くか!?」みたいな(笑 中山自身の役割ははっきりしていますからね。明日も彼が前線でキープできればチャンスは増えるでしょう。

コメントする