拾得物・勝ち点3

2007年08月05日

 夏の甲子園の組み合わせ抽選が行われました。夏の風物詩、今年は実家に帰る時期が重ならないので球場ではみられないけれど、熱戦を期待…などと悠長に考えながら日程をみていたら……よりによってどこ引いとんねん駒苫(激怒)。開始時間まであわせやがって。
 


 
 さて、今日の草津戦、某所でテレビ観戦でした。結果は申し分のない3-0。大事な勝ち点3をしっかり獲得しました。が、試合後の砂川のインタビューが物語るように、選手一人一人の出来、チーム全体の出来ともに、ほとんど収穫のない内容でした。
 
 開始直後からスリッピーなピッチと草津の速い出足にボールを全くつなげない札幌。が、最大の問題は「セカンドボールを拾えない」ところにありました。中盤でのルーズボール、DFラインがはね返したボールに、札幌の選手はほとんど競りかけて行くことができず、草津の重圧に押されっぱなし。フィールドプレーヤーは全員高木に感謝の言葉をかけなければいけません。
 だいぶ暑そうだったのも確かです。気温はともかく湿度80%は厳しかったのではないでしょうか。とにかく、足が動かなかった前半30分までに失点しなかったことが今日の勝因だと思います。
 先制点はまたしてもセットプレーからでした。相変わらずの決定力には感心するとともに、このあとの時間帯にアグレッシブにボールを追えるようになったことは評価して良いと思います。草津が下を向いた時間に2点目を取って優位に進めようという意図が見え、こういう勝負所を逃すまいとするしたたかな試合運びをしていくことが大事です。
 後半、飛ばし気味に来た草津は運動量が落ち、札幌がボールを持つ時間が増えますが、なかなか攻めが形にならず。大塚は今日は前線に顔を出す場面が多かったですが、芳賀・砂川は出来があまり良くありませんでした。ただ、それでもゲームの流れを完全に渡してしまわなかった要因は、前半できていなかったセカンドボールへの寄せができていたこと。これを継続することでリズムを掴み、相手のミスから追加点。最後はしっかりゲームを締めることができました。
 
 ただ、こっちから崩して得たチャンスはほとんどなし。今日は相手の自滅。あんなミス、上位チームはやってくれません。某所では京都が負けたことに喜んでいる人が多かったですが、ボクはC大阪が勝ったことの方が気になりますけどね。調子を上げてきて、自信を持って乗り込んでくるでしょう。客が何人はいるかも含めて、週末に向けてあんまり明るい材料はないですね。だからこその張りつめた雰囲気を、11日のドームでは作りましょう。


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