眼差し

2005年11月24日

 今日、いつも顔を合わせている少年に聞いてみました。

 彼とは二度、スタジアムで会ったことがあります。一度目は厚別で。彼の方は気付かなかったようなのですが、見かけたことを後で伝えると、寡黙な彼は、それでもニッコリ笑ってくれました。
 二度目はドームで。引き分けに終わった後、地下鉄に向けて歩いていると、なぜか人の流れに逆らって歩いていた彼と、今度はお互いに目を合わせることが出来ました。
 すごい偶然だよな。いささか興奮気味に語る私に、彼は前よりも大きな笑顔で答えてくれました。

 彼に聞いてみたい、でも、答えを聞くのが怖い…

 昨日、行った? 「…はい」。
 …ちょっと、無様な負け方だったよな… 「…」。
 マフラー、もらった? 「…はい」。

 次の質問を、思い切ってぶつけてみました。

 あれで、もう行くのイヤになっちゃった?

 すると彼は、きっぱり答えました。

 「いや、そんなことはないです」。

 小さな瞳はオマエらのこと見てるぞオイ。



この記事に対するコメント一覧

Re:眼差し

2005-11-24 23:48

いい話ですねえ かくいう私も昨日の帰りに地下鉄で少年と会話してきました 夢プラン応募なんだっていうから、 持ってた来週の試合の招待券をふるまってきました。 サポも若手育成したいです(^^)

tottomi

Re:眼差し

2005-11-26 00:48

ああ、招待券にはそういう使い方もありますね。 今年はいろんな所から見てみたくて、送られてきたSA二枚は、水戸戦でアウェイ側(だってヤンツーがサイドから攻めるって言うもんだから)、11.23でホーム側(「みんなの闘い」をいつもより近くで見たくて)と、自分の為に使いました。 来年、いままでほとんど使うことのなかった持ち株会員枠を有効利用しようかな。 >地下鉄で少年と… エントリーでああは書いたものの、私は地下鉄で、車内の混雑に対し文句を言って「おっ、しゃがむとちょっと涼しいぞ」などとと目の前で遊んでいた少年三人組に「(私の)足踏んでるよ。立ちなさい!」と注意していました。 「!」には、試合に負けた苛立ちが込められていました、自分では押し殺したつもりでしたが。本当は靴先にちょっと触れただけなのに。 ダメですね、修行が足りん(苦笑)

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