一捻りすらないのは・・・

2010年10月31日

J2第32節

人  0-1  CAINZ HOME


相手に100%『こうするぞ』と判断されて、実際にそれをやって結果相手の思うツボ・・・
な選手がこうやって普通にいたりすれば、別に不思議でも何でもない結果であって。

バカみたいに捻じ曲げなくてもいいから、頭の一捻りさえあれば・・・
そうなれば試合の中身なんてナンボでも変わってくるのに。






例外もあれど、ディフェンスよりもオフェンスにおいて問題アリなのは
容易に見て取れる所。
そして、『随分と長い事見せつけられているよなぁ』なんて要素から
『最近になって顕著だよなぁ』なんて要素まで実に様々。
主たる要素として挙げてみても


 ・予測容易な教科書プレイonly
 ・目的意識のない球出しや玉受け
 ・味方のボールマンに対する衛星を頑なに否定しているかのようなポジショニング
 ・攻めと守り両方において頭の中で自らを優位な形に持っていかない
 ・選手配置&起用のミスジャッジ


『今のチームに最も見られる』と思われる重症箇所として出て来ます。
これらの要素ってどれも決してボールを扱う技術メインではないんですよね。
野々村氏のような方が見ると最も呆れるパターンなんです。





例えばサイドからクロスを上げる場合を考えても、頭の中が
『縦へ突破してそのままクロスを上げる』
プレイばっかりだから、相手にそれを見越した動きで対応されて、
より難しいクロスを上げざるを得ない状況を自ら作り出してしまっていたり、
(切り返したり一瞬でも止まったり内側に切れ込んだり・・・など選択肢はあるハズ)
またそれに対応する為に『サイドに人数を掛ける』という答えばっかりだから
肝心のゴール前に味方がいなくなる。
(そんな所じゃなく今回であればもっとウッチーに衛星につかないと)
この例に限らず、何をするにも『頭の中での一捻り』がないから、
オフェンス時だけでなくディフェンス時においても相手の簡単な一捻りに対して
全く対応できなく(簡単に引っかかるように)なっています。

それから、相手からボールを奪う事1つ取っても
『どうしてボールを奪う必要があるのか?』
といった部分から組み立てずに、頭の中がボールを奪う事100%になっているから
実際に奪ったとしてもその先が無い。
これはボールに対する競り合いで見たとしても同じ。
だから球出しに目的意識がなくなってしまう。
ボールを受ける側もそう。
元来のポジションを空ける事に対する勇気や、無駄になる可能性があれども
実行する勇気、『第三者は傍観者』といった意識がこれだけ感じられれば、
ボールを出す方も手詰まりになってしまう。
全体の動きを見ても、逆方向のベクトルで動く選手が見られなければ
オフェンスの可能性は尻すぼみ。

純平と芳賀、社長くらいだったでしょうか、フィールドプレイヤーで例外だったのは。
(スナマコは良い悪いの差がが激しい印象)

なので、社長があのタイミングで引っ込むのが当然ながら?マーク。
まぁソレは置いといて、個人的に最もワカラナイのが
現状の西嶋がDFでフル出場する理由。
上記重症箇所が選手起用の部分以外は満遍なく全て見て取れたんだけど。
(相手の得点場面についても微妙な中身にしているのは実は彼の傍観が起因かと)
また、しゅんぴーがベンチメンバーで復帰していたのだから尚更。
自分なんかは
『一人目の交代はもし前線に上げなければ西嶋で決まりだろう』
と思っていたので、彼を引っ込めずに最後までDFとして使い続けた起用に対して
アリエナイ・・・と感じていました。




問題の中心は選手個々の中身の方が強い話ですし、考えているサッカーに関して
特段オカシイとも個人的には思わないので、
(前監督のロボットサッカーの後遺症は尋常ではないでしょうし)
『監督そのものが・・・』なんて事は話の中心には当然ながら来ないのですが、
試合における選手起用に関してのみは大いに腑に落ちません。

監督に対して強めに進言できる立場の人
(例えばメジャーリーグで言えばベンチコーチ、三国志で言えば軍師)
の存在が必要になってくるかな、と思っています。
今のベンチの顔触れではそれが弱いんじゃないでしょうか。




試合終了後はまぁいろいろとありましたが、少なくとも今回に限っては
別に説教バージョンになろうが、罵声バージョンになろうが
拍手バージョンになろうが何でも良かったです。
(逆に統一されている方がある意味気持ち悪いですし)
ですからそれらを見てどれに対しても情けないなんて全く思わなかったです。
文化が根元にありさえすればスタイルなんて人それぞれ。


それよりも、もし重症箇所の主要因を
『(技術が)ヘタクソだから・・・』なんて方向に持っていったとすれば
それが個人的には一番悔しくもなり情けなくもなりますね。


post by しゅ~ちょ~

19:14

コンサ コメント(4)

この記事に対するコメント一覧

統計

Re:一捻りすらないのは・・・

2010-10-31 19:28

今は厳しいチームですが質問です  J1昇格は何年にしますか?  J1優勝は何年にしますか? 又 このようになる時の条件を教えて下さい。  回答待っています

しゅ~ちょ~

Re:一捻りすらないのは・・・

2010-11-01 19:49

コピペで各所に垂れ流しているのでどうしようかと思ったのですが・・・ >統計さん 自分にとっては文化の存在が何よりなので、 それと比較すれば成績については『別に成績なんか・・・』と言えるような人間です。 なので、答えようがありません。 回答は『答える事ができない』になります。

帰り道

Re:一捻りすらないのは・・・

2010-11-01 23:09

こんばんわ 少しはチームとして動けたかな…という前節だったので、ちょいと期待して出掛けた日曜日でした。 システムをいじったことが良かったのか悪かったのか… とりあえずは前の試合をイメージさせる前半だったかなと。 なのにあの後半は…目を疑いました。 思い通りに行かなくなったら、じゃあ次はどうするのか、 どうすれば打開出来るのか。 パスを繋ぐ・裏を狙う・中から・外から…色々やれば良いのになぁ。 >前監督のロボットサッカーの後遺症  これを払拭するのは実は難しいのでしょうか?  中には不器用な選手もいますが、若い頭脳は柔軟な気が するのですが…。

しゅ~ちょ~

Re:一捻りすらないのは・・・

2010-11-02 19:35

>帰り道さん どーもでございます。 (´∀`)/ 個人的には今回の試合、前半終了時であっても 『イメージ出来る選手が個々で良さを出しているだけであって、出し尽くした後がコワイ』 といった印象でした。 なので、後半になって目を疑うという所までいってはいなかったです。 >思い通りに行かなくなったら、じゃあ次はどうするのか コレの必要性を崩壊させてしまったのが前監督だと思っています。 この事を2年間(1年間)叩き込まれていて、その後たかだか1年や2年如きで 払拭できる方がおかしいんじゃないか、と感じていますよ。 ですから、少なくとも09年以降加入組オンリー(+純貴)な形であったり、 08年以前からいたメンバーが中心から少しでも外れた形で試合をやれなければ 中身が劇的に変わる可能性も小さいのではないかと。 それかもしくは前監督当時からのメンバーの考えが根本的に変わっていかない限り、 誰が監督をやっても難しい、というか単なる無理難題になるかと思います。 例えば今回の失点場面での西嶋しかり征也のクロス精度しかりを見ていれば 分かりやすいですよね。 または逆の意味では神戸の石櫃を例に挙げる事もできます。 ロボットサッカーは基本『マニュアルが絶対』になっています。 前監督の場合は『4-4-2の3ライン』とか『自らのエリア(ゾーン)を離れるな』とか 『ディフェンスは基本相手を引き込んで行う』とかですかね、一例だと。 この状況下でそのマニュアルの中身から外れてしまうと、単純に戸惑うかキレてしまうか もしくは黙ってしまうなり相手に構わず我が道を行こうとして うまくいくかの要素は『運のみ』といったお決まりパターンになってしまいます。 資産目的マンションの購入勧誘電話なんかと似たようなものですね。 そもそもこのマニュアルから卒業できなければ良化はないんですよ。 そしてそれがなかなか難しいのは、未だにマンション勧誘電話が巷で鳴り止まない事と 同じような中身かと思っています。 (まぁ我が家に勧誘電話が来ているワケではないですよ念のため・・・) ですから、少なくともこの事に染まっていない選手がチームの中心に 完全にシフトしていくのが現状で最も近道であるだろう、ともし捉えれば 当然ながら『払拭するのは難しい事になってしまうでしょう』という印象ですね。 選手を丸まんま総取っ替え出来る程ウチは裕福なクラブではありませんし、 指導者方向からの強引な変化が別の新たなマニュアルを生み出す可能性もあります。 多分誰が指導したとしても時間が掛かると思いますよ。 現神戸監督の和田さんの現状が (お金の部分以外は)チラホラと今のウチと重なって見えたりしています。

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