ヘアピンってそんなに追い抜きできるような場所か?

2010年10月10日

今年の鈴鹿、TV観戦終了~~~
いや~、堪能しましたですよ。




これまでの日本GPって印象に残るのが
『接触』や『コースアウト』 もしくは 『淡々と最後までレースが進む』
といったパターンが多かった気もするんですが、今回は
先頭のフェテルが珍しくトータルでのマネジメントを見せてくれたおかげで
ラストラップには上位3台が詰まっていて、
まるで2輪のフィニッシュのような感じでしたし、
(ファステストはラストラップのウェバー)
ハミルトンがギアトラブル抱えながらも最後まで走らせきったのにも
ある意味感嘆モノ。
あれだけGPを通して(というかここ数戦)彼はツイていなかったのに、
腐らない姿に対しては個人的に見慣れていなくてビックリ(爆)

そして可夢偉がアレだもの。
ラスト10ラップはもう神レヴェルですよ。
いくら軽くなってきてソフトタイヤだからって、サイドポンツーンにヒットを受けてから
その後に1周で2秒近くタイムを詰めるって何さ(驚)
ザウバーの空力担当が地味に泣きますよ(笑)
ハードタイヤがもうチョイ持ってくれていれば多分ミハエルも抜けただろうなぁ。

また、相手とのストレートスピードに優位性がなければ、普通は
スプーンやシケインのコース取りでいかに立ち上がりで優位に立つか
を考えるような気がするんだけど、
そもそも別の場所で追い抜く
なんて発想をアッサリとして、尚且つそれを実行するのがスゴスギマス。
でもってその場所がヘアピンなんだもの。
2コーナーならまだしも。
(昔よりもレスダウンフォースなのもあるのでしょうが)
あのヘアピンでの追い抜き方は2輪や箱車でしか見れないモノだと思っていました。
まさかフォーミュラでやるとは・・・


あの可夢偉のラスト10ラップは、まるで
88年のセナ(叔父)の追い上げを見ているようで。
(あの当時はホームストレートでプロストを抜いた時に鳥肌)
また89年アデレードでの中嶋(父さん)を彷彿とさせましたよ。




接触リタイアがドンとあったり派手なマシントラブルがドンとあったりと、
まるで20年程前のレースのような部分もありましたが、だからなのか
何だか懐かしさも感じるようなレースでした。
(それでも16台がチェッカーを受けているからモチロン信頼性には違いがありますね)
まぁフェラーリ好きにとっては
『アロンソが最後までなかなかカメラに抜かれない』
『マッサは速攻で終了』
で面白くなかったかもしれませんが。


それにしても、リアウィングが小さくなってから
デグナーの出口は確実にキツくなっているんだろうなぁ。


post by しゅ~ちょ~

19:27

スポーツ コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

フラッ太

Re:ヘアピンってそんなに追い抜きできるような場所か?

2010-10-11 01:48

 いやもう、今日は可夢偉でおなかいっぱいでしょう(笑)。  「今一番速く走っているのは・・・ウチのド新人じゃねーか!」をリアルにやってのけた可夢偉。  ありゃもう空力がどーとかいうレベルじゃなくて、腕っぷしオンリーでしょう。  フェラーリはさすがにムリでも、戦闘力のあるクルマに乗せてあげたいなあ。  フジテレビとしては予選&決勝のダブルヘッダーよりも、競馬のGIレースとカブらなかったことに感謝したかも(いや、毎日王冠だってレベルは高いんですけどね)。

しゅ~ちょ~

Re:ヘアピンってそんなに追い抜きできるような場所か?

2010-10-11 08:16

>フラッ太さん どーもでございます。 (´∀`)/ 競馬中継(というかメインの毎日王冠)とは地味にモロかぶりだったんでございます。 そのため地上波は1時間遅れ放送でしたよ。 フジテレビNEXT(CS)では生中継でしたが。 競馬中継では細江さん(元女性騎手)が出ていて 個人的にチョットだけ萌えだったのはまぁ内緒です(爆) モチロン可夢偉でおなかイッパイなのですが、負けないくらいに ハイドフェルドの仕事ぶりにもおなかイッパイでしたよ。 ザウバーのマシンですし。 自分なんかは他チーム移籍も良いとして、例えばレッドブルのように チームとして戦闘力を上げていって欲しいなぁ。 昔のCカー時代のザウバーを少しでも知っている身としては、 もしこの先トップレヴェルのチームになったとしても 不思議さも違和感もないんですよ。 『可夢偉がそれに加わっていれば嬉しいな』てな感じです。 少なくともワークスチームがトップにいると大いに不満なので、 とりあえずザウバーにはメルセデスやルノーを蹴散らして欲しいですね。 レースは企業論理でやるものではなくレース屋がやるものですから。 (ちなみにフェラーリはワークスではなくレース屋でございます。車販売は単に資金作り)

コメントする