キリノの孤立は解消されず

2009年07月08日

J2第26節

エリール  1-2  


久しぶりの勝ち点3ではありますが、個人的には手放しで喜べなかったです。
結果至上主義人ではないですから。
得点はどちらもスクランブルにて取った点であって、
『前線の孤立』という肝心な問題は解決できぬままでしたし。
(『スクランブルで点が取れる』のも強みの1つではあるでしょうが・・・)


ヤッパリの如くクライ㌧は獲物がなければ動かないので、そうなると
今回で言えば岡本&スナマコの位置の選手がサイドにポジショニングする比重が大きければ、
よりいっそう一人ぼっちになってしまいますね。
それを少しでも解決する為には、サイドバックがキモになるでしょう。

後半に入って大伍をリベロとした3バックとなって、本来はサイドバックであった
芳賀&カズゥ(元々は大伍の位置)が一気に攻撃に絡むようになり、
それにプラスして物理的に前線の人数を増やしたために、
前半とは別のチームになっていたというカラクリですかね。

ウチはずっとディフェンス3枚でやった方がいいのでしょうか?(爆)

今回の芳賀のようなプレイがサイドバックにおいてもチョクチョク出てくるようになれば、
元々のフォーメーションでもすごく良くなった印象が出てくると思う。
(そうなると得点というご褒美も出てくるでしょうし)
それくらい前半のキリノに対してはいろんな事を求めすぎの感があります。
あれじゃあただただキリノが可愛そう。

岡本もサイドばっかりではなく、もっと場所の広い所でプレイする頻度を増やしてあげれば
いいプレイがバシバシ出てくるような気がします。


それから感じたのは、
クライ㌧とカズゥのポジションを入れ替えたらどうだろうか?
という事。

オフェンス時に基点となりやすいのはボールキープ能力の高い選手だ、というワケで
(『くれくれ』ともらいに来るのも多大にあるでしょうが・・・)
クライ㌧にボールを渡す回数が多くなっていますが、
中央で彼を追い越す選手がいないので、それであればハナからカズゥを
もっと前に置いておくのもアリかと思います。
ダニルソンをもっと信じて。
(前に出て行く選手はなぜかサイドに流れてばっかり)
またこれは、せっかく上原や謙伍が前線でいい動きをしても、
そこに素直にパスを出さないクライ㌧をよくみたのも理由の1つとしてはあります。

前半のカズゥとダニルソンの2人は、かなりの割合で
『2人が横に並ぶ』
という形でした。
(これも前線の孤立を生む要因の1つかと思います)
これをもっと縦や斜めの関係にできれば、やってる本人達も楽しくなり
チャンスも増えるのでは?という感じがします。


まぁ何にせよ、この勝ち点3がこれから先の問題解決に繋がるのであれば、
個人的にはそれが一番ウレシイです。


P.S.

今回、一番手放しで喜んだのは
『ヤッパリ中山元気はダミー役をやると世界有数の選手だ!』
という所ですね、間違いなく。


post by しゅ~ちょ~

22:55

コンサ コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

菅利徹

Re:キリノの孤立は解消されず

2009-07-09 12:13

>上原や謙伍が前線でいい動きをしても、 >そこに素直にパスを出さないクライ㌧ これは本当にイライラしましたね 謙伍がDFラインと絶妙に駆け引きしながら裏へ抜ける動きをまさに目の当たりにしてもキープし続けるクライトンには本当に本当に...

しゅ~ちょ~

Re:キリノの孤立は解消されず

2009-07-11 20:03

>菅利徹さん これは、プレイにアクセントを全然つけられない周囲の選手達に対して、 彼が身を持って示している、と受け取る事も出来ます。 まぁFWの犠牲も大きいので出せる時はパスしては欲しいんですが・・・ そんな事を今日の試合で感じた次第です(泣)

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