要領の悪いまま終戦

2008年10月19日

J1第29節

  0-2  HITACHI


とりあえず来年の居場所が決まった本日。
試合終了後は何故だかガックシともならなかったし悔し涙も全然出ませんでしたよ。
3度目の降格にして初めての経験。

逆に
『もしこれで勝っていたら柏な方たちに対して失礼極まりない』
とストレートに思っていた小一時間ほど。




まぁ選手のヤル気がどうだとか技術がどうだとか云々もあったかもしれませんが、
何よりも監督を始めとして1年を通しての要領の悪さが際立っていましたね。
それが判り易いから、その分ホントは無くてもいいハズの覚悟もできる。
だからこんな気持ちにもなったのか。


すべてにおいて監督の指示通りやるのみの選手に対してもそうかもしれないが、
監督・スタッフのダメさがかなりの割合を占めているでしょう。
今日の『サイドバックのデビ純』なんか、先週のサテの試合を見ていたら、本人には申し訳ないが
とてもじゃないけど坪内をベンチに追いやってまで試合で使う事は考えられないでしょう。
(しかもサテの時とは逆のサイドで)
そして、王様フランサをあそこまでフリーにさせる戦術しかり。
また後半30分過ぎになるまで、カウンター以外で
『これは!』といったことができないような選手を頭から使う事実。


いずれにしても、監督の要領の悪さが特に目だった今年を象徴する結果でしたね、今日の試合も。

理想を追い続ける事もいいのかもしれないが、昨年の昇格の仕方を見たりすると
『理想よりも何とか結果を』
にシフトしているのかとも考えていたのですが、自分なんかは。
昇格自体は嬉しいかと言われればそりゃあ嬉しかったですが、同時に考えたりもしたものです。
『チームの考えは目先なのか? それとももっと先の方なのか?』
なんて。
監督本人を始めほとんどしゃべってくれないから
(当たり前の部分もあるけど、試合を見ててもそれが見えない)
余計に要らないかもしれない詮索も。
そして、もちろん悪い意味での考えも。

ですが、こんなにも早い終戦という形で現実のものになって欲しくは無かったんだけど…


ウチにはランパードもジェラードもマケレレもガットゥーゾもセナもいるわけではないです。
監督のやり方は、理想を前面に持っていって
『ココはこうやれ、でなければ使わん』
てな感じでしたね。まぁ在籍選手依存型とでもいいましょうか。
そして例えば、
『チームにはこういった選手が在籍している。なのでこういう形でやる』
といった引き出しを出さないのが
世間で理論派なんて呼ばれているような人がよくハマる部分だと思う。

とりあえず、『契約の更新はしない』とかいった話もチラホラありますが、
こういった所が改善されないと、仮に来シーズンに指揮を執っていたとしても
自分なんかにとっては全く持って説得力の無い監督になっているでしょう、多分。

良い監督だと思っている他チームのサポもいるでしょうが、
実際に経験すると考えも結構変わるモンです。
その典型でした。
考えが合うようなチームもあるのでしょうが、少なくとも
ヤンツーの後任で札幌の監督に就任
という形は無理があったのかもしれません。

まぁそれでも逆に
考えの合う海外のビッククラブに行った方が結果を残すのかもしれませんね。


それから、
『あと5試合残っている』
という事をフロントはどう捉えているだろうかが気になる。
この残り試合を無駄にはして欲しくないというのが正直な気持ち。
もしもただ消化するように試合をしたとしたら、
降格の事実に対してよりも個人的には怒り狂うだろうなと予想する。

いずれにせよ、この降格をいかにこれからに生かすかが重要でしょう。





話は変わって

不快だった方も結構いるのでしょうが、自分は柏サポの『音出し』については
否定的でも何でもありません。
『選手練習開始時の日テレスポーツテーマ』も正直聞きたかったですし。
また、一連の類だって今日になっていきなり始めたモノでもないのですから。


それよりも
『終了後のグラウンドレベルへの飛び降り』
   や
『ブーイング』
の方がよっぽど不快でした。

飛び降りに関してはもってのほか。
悔しいのは飛び降りたアンタだけではないでしょうよ。
そして、考えが後ろ向きになってドーする。飛び降りて結果が変わるワケでもないのに。
話にならない。
もう二度と来なくてもいい位。

そしてブーイングについて。
(コチラはネタも含まれるが)
菅野に対して執拗にブーイングをしている人がいましたが、

菅野に対してブーイングするのは
猛獣にエサを与えている行為と同じ

という事を理解しておかないと。
さらにヤル気を与えてドーするっちゅーねん。
彼に対しては相手にいた場合は、鼻で笑うのがベスト。
もしかして最近サポになった人なのかな。
横浜FC時代から彼を知っているサポならそうしているでしょう、普通は。
菅野本人は多分、あのブーイングに対してたいそう感動している事でしょう。

まぁ、今日の小林祐三にあまりスポーツマンシップがなかった事については
少々同意しますが。
でもあれだってコンサが試合中常にリードしていれば多分しないでしょう。
ですから、コチラにも問題アリという結論で。


post by しゅ~ちょ~

23:25

コンサ コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

札幌マニア

Re:要領の悪いまま終戦

2008-10-20 00:01

飛び降り、ブーイングがあったんですね。 スポーツマンシップに関しては、今日のアンデルソンはひどかった。ボールのないところのプレーがTVでは見れなかったので、伏線があったのかもしれませんが、TVでも2度ほどひじを出していたプレーが見られました。ひじはまずいでしょう。なぜ、イエローが出なかったのか。 話変わり、良い監督の条件ですが、持論としては、いかに組織的に機能させられるかが、特にサッカーでは大きいのではないか思っております。機能した結果として、力負けするのはそれはもう仕方ないですね。 しかし、今年のコンサは、まったく組織が機能していない。守備もだめ、攻撃もだめ。リーグの中断で修正してくるかと思いましたが、さっぱりで。この選手で、組織機能しなかったら、降格は必然ですよね。そりゃ、涙も出ませんし、悔しくもない。唯一、こんな監督に1年間任せたことに悔しかった。そして、そんなフロントに。 もう失うものはなくなったのだから、試合に出る選手はどんどんチャレンジしてほしい。

しゅ~ちょ~

Re:要領の悪いまま終戦

2008-10-26 19:20

>札幌マニアさん 遅いですがお返事です。 確かにアンデルソンに関してもそうでしたね。 あの辺りのやり合いはボールの無い所でもあった感じはするので、結果はお互い様ですか。 それでも、アンデルソンのプレー自体からは 『おめぇーら、もっと前へ飛び出せや、コラ!』 といったモノもあったような気がします。 少なくとも他の選手と比べたらよっぽど。 確かに力負けに関しては仕方がないとは思います。 それでもコレに関しても『引き出しの多さ』や『如何にその引き出しを使うか』 などで変わる可能性も同時にあるかと考えます。 今の監督はぶん殴ってやりたいほど頑な過ぎる。 ということで要領が悪ければ普通にドツボにはまるという ありがちな流れを1年近く続けただけでしたね。

コメントする