東京V戦は今の戦術ではかなり厳しいが、これが上回れば勝利の芽は出てくる。

2024年05月31日

 6月のリーグ戦での試合はルヴァンンカップや天皇杯があってかなり日程は厳しい状況になっている。そのなかでリーグ戦は2日(日)の東京V戦(A)、15日(土)の京都戦(A)、23日(日)横浜FM戦(H)、29日(土)の新潟戦(H)
と続く。

 このなかで順位が近く、勝ち点3を獲りたいチームは最下位の京都と16位の新潟ともはや順位が近いとはいえないが12位の東京Vだ。

  次の東京V戦と京都戦で少なくとも勝ち点4はとらないとこのまま、何かないとずっと降格圏を低迷して行くと思う。

 東京V戦を何試合か見たが、選手の能力の高い選手は少ないが、選手の能力を最大限に使いつつ戦っているチームに見えた。

 基本的には後ろからチームで伝統の足元のうまさをもった選手が多く、一見、今の縦に速いサッカーに逆行しているような感じがするが、パスの精度が高く、相手のブロック巧みに崩すことがうまく、またシュートに対する意識が高い。j1で枠内シュート率が1位

 今シーズンの東京Vは昨年はJ2でそれも入れ替え戦で勝ち上がったチームで前評判は極めて低かった。そして開幕から惜しい試合もありながらロスタイムに失点し続け精神的なダメージを受けた。

 しかし、それを返って教訓にしたのだろう。勝負にかなり貪欲になってきていて、勝利はまだ4だが引き分けが多く、地道に勝ち点を稼いでいる。そして敗戦はわずか3。

 かなり勝負強いチームになってきている、川崎Fにもアウェイで引き分け。アウェイで鹿島に3点リードされながら3点取ってドローにしたし、前節はアウェイで神戸に攻め込まれながらもオウンゴールで勝利とうちのチームと正反対のにそういったダメージをうまく勝負強さに生かしてきている。そして残留争いのチームには負けはなく、勝ち点3を上手くとっている。そし現在12位で降格圏から7点差をつけているチームだ。

 この試合に勝つのはかなり厳しいだろう。勝負にこだわっている危機感を持っている監督も下で戦うチームは強い。これはあたりまえだ。

 また、こちらのいつもの構造的な欠陥をついてくるだろう。
 しかしながら、こちらは武蔵を使った縦に速い攻撃を中心にすればかなり勝利に近い形が作れると思う。東京Vは1対1に強く、粘り強い守備をしてくる。これをかわすにはやはり中盤に人数をかけての速いパス回しが必要になってくる。また、近藤や菅でサイドで圧倒できるようになれば、ラインが上がってセカンドボールを拾えうようになって攻撃の回数が増えて勝利のチャンスが出てくると思う。

 ただ、相手のカウンターは鋭い。特にミドルサードでの好守の切り替えが速いのでここをどう防ぐかポイントだろう。

 鹿島戦の後の選手のミーティングでは選手の気迫が必要だとの結論になっていたが、気迫だけで勝てるほどJ1は甘くないが、この試合に限っては、1対1で負けないことと全員が運動量を増して上下だけでなく横も動き回る気迫が必要だろう。ミシャの戦術など一旦おいてまずは1対1で自分が相手に勝つんだという気持ちを見せれば勝利の可能性が高くなると思う。

 東京Vはここぞと言う時に気迫を出してくるチーム。これを上回る気迫を持つことが必要だ。

 とにかくミシャの戦術に関わらず、全員が1対1で絶対勝つんだという気持ちを持って特に中盤で動き回れば勝利できる可能性は高くなると思う。


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post by 孔明

15:00

戦術 コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

クライングダッチマン

Re:東京V戦は今の戦術ではかなり厳しいが、これが上回れば勝利の芽は出てくる。

2024-06-01 09:48

書かれている通りだと思います。 正直、去年の入れ替え戦を見た時は、清水が上がってこなくてラッキーと思いましたし、その後の移籍状況を見てもそれ程の上積みも感じませんでしたので、東京Vは一番の「安パイ」と思っていましたが、全く予想に反してしまいました。 先日のレアル・ソシエダ戦を見ても、サブメンバーだったからか精度は低かったですが、守備も攻撃も非常に統率が取れていたように感じ、正直少なくとも総合力では今のコンサより強いのは確かだと思います。 相手に合わせて戦術を変えるようなことをしない今のコンサでは、書かれている通り1対1で勝つことが勝利の条件になると思い、特に古巣との対決で燃えると思われる馬場ちゃんに期待したいところです。

孔明

Re:東京V戦は今の戦術ではかなり厳しいが、これが上回れば勝利の芽は出てくる。

2024-06-01 18:21

クライングダッチマンさん。 東京Vは伝統である足元のうまさ。パスの精度の高さがある非常に良いチームだと思います。おっしゃるとおりJ1あがりのチームだと侮ったらひどい目に合うと思います。 うちのチームはパスの精度も低く、攻撃もそ遅いのでとにかく気迫を全面にだして1対1で勝つしか手はないと思っています。

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