これまでの移籍市場を見てもかなり厳しい。金の使いどころを間違ってはいけない。

2023年12月24日

 今回のストーブリーグで気になる移籍があった。それはJ3の今治から補強したFWのヴィニシウス アラウージョ選手だ。
 今年は途中から今治に移籍して13試合出場、先発は6回でノーゴール。3,4年前にはJ2山形では連続して14ゴールと活躍したが、昨年は町田でわずか2ゴールと30歳にしては下り坂というような選手だろう。
 もちろん鳥栖としては彼の実績から期待、そしてなにかしら川井さんのサッカーに合うとしてとったのだろうが、他人様のことを言えるような立場ではないが、鳥栖のお金のなさを示しているのだろう。

 しかし、鳥栖のこの実態を見ても、それこそ過去に実績のある選手をとるのは難しそうだ。円安が大きいのだろうが、外国人の新規で結果を出している選手の獲得は難しいのかもしれない。

 今年も福岡のウェリントンとか京都を満了になったパトリックとか全盛期を過ぎた選手でもかなりの競争があるらしい。

 そのなかで我がチームはジェイがいなくなったから、ミランやゴンちゃんは獲ったがさほど実績のある選手ではなく、いわばある程度の選手をとってきた印象だ。過去数年でJ1での外国人の奪い合いに参加したのか参加してないのか。参加したけどやはり金で負けたのかはわからないが、結果としてJ1で実績のあった選手はとれていない。

 今年も過去3年間のコロナの影響で累積赤字が大きくなっている。財政的にはかなり厳しいだろう。三上さんはほとんど夏の補強をしなかったことにお金がないわけではなく、現場の声がでなかったためと言い訳をしていたが、それを真面に信じるサポーターは多くはないと思う。
 多くのサポーターはかなり財政的に厳しいということはわかっているはず。

 過剰な期待は禁物だが、来季の降格枠は3。このまま主力が抜かれていき、真面な補強をしないと残留争いになる予想は十分できる。
 一旦J1から落ちれば、J2からJ1に昇格するのは相当に難しいことはフロントももちろんサポーターの多くも身に染みているだろう。

 とにかく来季は正念場。金の使いどころを間違ってはいけないと思う。主力が次々と抜けるであろう来季は本当に正念場だ。
 それこそ借金してでも残留しなければいけない。その位の覚悟がない来季は乗り切れないと思う。


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この記事に対するコメント一覧

ああ

Re:これまでの移籍市場を見てもかなり厳しい。金の使いどころを間違ってはいけない。

2023-12-24 20:33

去年GXいましたよ

蹴球素人

Re:これまでの移籍市場を見てもかなり厳しい。金の使いどころを間違ってはいけない。

2023-12-24 20:43

人の行く裏に道あり花の山 相場の格言だそうですが、今のコンサにピッタリな気がします。そもそも助っ人はクジよりリスクのある相場みたいなものでしょう。と言うことで、中国、韓国で助っ人をピックアップはどうでしょうか。アジア圏文化での生活という経験がありますし、何より少林サッカー、テコンドーサッカーと言われているリーグですからフィジカルあるんじゃないかなと。 ACLの武漢を見ましたが、助っ人たちはなかなか強そうな感じでした。全員、瞬間湯沸かし器系統でしたが、そこは調教次第w

目覚まし時計

Re:これまでの移籍市場を見てもかなり厳しい。金の使いどころを間違ってはいけない。

2023-12-24 20:45

累積赤字って、利益剰余金を指されていると思いますが、そのことは財政の厳しさには関係ありませんよ。 他方で「借金をしてでも残留」というのは「赤字でも残留」以上の決意ということでしょうか。Jリーグのライセンスには財務基準があることもお忘れなく。 そんなことわかって書いていますって反論されるでしょうが正確に理解されていないですよね(T_T)

孔明

Re:これまでの移籍市場を見てもかなり厳しい。金の使いどころを間違ってはいけない。

2023-12-24 23:04

◎ああさん。 私のプロフィールには >「あ」とか「ああ」、「あああ」 とかいうHNには基本的には削除するかコメントを返しません。と書いています。 削除しようと思いましたが、今回は削除しません。 実は本文にFWという言葉を入れることを忘れていました。シャビはFWではないのでシャビを入れませんでした。次回以降真面なHNを書いてください。 ◎蹴球素人さん。  アジアということで日本に来やすいかもしれませんね。韓国でやっていた選手は結構日本にきています。 ロペスもそうでした。韓国の環境が非常に悪かったと言っていましたね。今の中国や韓国の選手たちでそんなに高額なサラリーをもらっていない実力がある選手も多いでしょうから確かにそういう手もありますね。 ◎目覚まし時計さん。  まあ、以下のこの文章を書いているときにここを指摘してくる人がいるとは思いました。 >それこそ借金してでも残留しなければいけない。その位の覚悟がない来季は乗り切れないと思う。 3期連続赤字が2022年度末から復活したという話だと思います。↓ https://aboutj.jleague.jp/corporate/release/24748/ 確かに正確に認識しているとは言えません。それでちょっと曖昧な文章にしたんですが(笑)。ダメでしたね。  正確に認識していないと言ったのはこの3期連続というのは2022年末、2023年末、2024年末だと思いますが、コンサの場合は5年連続赤字なので間違いなく2022年末は赤字です。そうなると2023年末までは2期連続となります。     ↓ https://www.doshinsports.com/article_detail/id=9467   あいまいだと言ったのはこの冬の補強費は2023年度末までの決算に入るのかどうか曖昧だったからです。そこで年度末締めだからこの冬の補強費はこの2023年度の決算に入るのではないかと思ったからです。それが2024年度末の決算に入るなら私の認識不足です。

目覚まし時計

Re:これまでの移籍市場を見てもかなり厳しい。金の使いどころを間違ってはいけない。

2023-12-25 07:34

補足します。 まず利益剰余金は仮に100億円のマイナスでも(過去およそ30年の収支の累積がおよそそれというだけで)それ自体は現在の財務の健全度に全く関係がありません。という安心側のお話。 次にまず3年連続の起点は2024年度末からです。最速24,25,26年度末の3か年連続赤字の場合に2027年度ライセンスがっていうことです。但しシーズン移行絡みで変わるかもしれません。 https://web.gekisaka.jp/news/jleague/detail/?384996-384996-fl 3つめに補強に関するお金にはご承知のように2種類あります。1つは年俸のように毎年発生するお金。こちらが原因で来季に赤字の場合には、(収入が増えない限りは)再来季以降も赤字可能性が高まります。よって赤字でも補強、借金してでもというのは(主旨は理解できますが)なかなか攻めています。そしてもう1つは移籍金です。こちらはサポーターには獲得時に発生するように見えますが、実際には例えばこのオフに決まった移籍金は会計上は来季から(基本は)3年間に渡って1/3ずつ発生します。(現金支払い自体はこのオフになされても、いったん資産計上され、3年で減価償却されます)。もちろんこれも赤字の一因になり得ます。 このあたりはクラブにとって実際に何がどのくらい負荷になっているかの理解のベースです。ご参考になれば幸いです。

孔明

Re:これまでの移籍市場を見てもかなり厳しい。金の使いどころを間違ってはいけない。

2023-12-25 13:38

目覚まし時計さん。 私の勉強不足でした。 24年度末から始まると改正されたんですね。それならなおさら借金してでもという話は有効になりそうですが(笑) ただ、おっしゃるように赤字が増えることはどちらにしてもかなり後々に影響を与えるんですね。それは良くないですね。御教授ありがとうございます。  それにしてJチームの内情に詳しい方ですね。どこかのチームのスタッフの方ですか?もしかしたらコンサの方?  いずれにしてもまた教えてください。よろしくお願いいたします。

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