今年を振り返る4。印象深い試合、ターニングポイントとなった試合

2020年12月28日

 今年はタイトルには近づかなかったが、チームとして1歩前に進んだ試合として印象に残った試合はやはりアウェイ川崎F戦。



 中2日でかなり疲労していたが、マンツーマンDFがはまってリーグ戦22年ぶりに初勝利。個人的にはこれにかなう試合はなかったと思う。宮澤もかなりしんどかったと述懐していたが、涼しかったことが幸いしたとは言え、ホームで前回大敗した相手に、それも史上最強とまで言われた相手に他のチームがやったように引いて弱者のサッカーをやって守って守ってようやく勝った試合ではなく、積極的に前から行って、マンツーマンで相手の動きを封じて勝ち取った誇るべき勝利だったと思う。(何も引いて守るサッカーを卑下しているわけではないが。)

 これでJ1リーグのどこのチームとやっても自分たちのサッカーを貫けば勝てるという自信を持ったと思う。そもそもこの戦術は武蔵が移籍してミシャが編み出した苦肉の戦術という意味合いが強いと思うので、ようやく秋口になって形になってきた。

 それもこれも7月にドームの横浜FM戦でゼロトップハイプレスマンツーマンDFを行って勝ったのがターニングポイントになったことを忘れてはいけないと思う。

  また、もう一つターニングポイントになったのはアウェイ鳥栖戦。9戦勝ちなしでミシャも弱気になっていた試合で相手がサブメンバー中心だったこともあったか、なんとか勝利できたことで、一息つくことができた。 

 そして自信をさらに深めたのはこれも苦手の鹿島を2たてしたことだろう。鹿島の戦術がまだ徹底されていなかったとはいえ、連勝したのは素晴らしかった。
 一方でどうしても克服しなければいけない相手も多かった。引いて守ってカウンターのチームだ。得てしてうちのようなチームは引いて守ってこられるチームには弱い。

  具体的にはFC東京やC大阪のようなチームだ。ただ、そんなチーム相手でも今のJ1で崩して得点をとれるのは川崎Fしかないだろう。
 来年は川崎Fのように崩して得点を重ねるチームになりたい。

 そして昨年から勝てていない大分も苦手のチームだ。ミシャサッカーに精通している片野坂監督には本当に相性が悪い。ここに勝つもの来年の課題だろう。


                    
                       勝手に叱咤コンサ外伝
                                       
      孔明ツイッター 


この記事に対するコメント一覧

loveless

Re:今年を振り返る4。印象深い試合、ターニングポイントとなった試合

2020-12-29 02:21

古参サポにとっては、いまだ富士通川崎のイメージがある相手w。 当時はよきライバルで互角の戦いを繰り広げていたが、いつの間にか水を開けられてしまった。 憲剛の存在が大きかったかな?とも思いますが、その彼も引退ということで、来期も互角以上の戦いをしたいところです。 あと、引いて守る相手から点を取るのは相当難しいので、逆にそのような場合でも守備を意識し、カウンターに気をつけて、0-0ならまあいいか、くらいの余裕ある気持ちで攻めてほしいです。

蹴球素人

Re:今年を振り返る4。印象深い試合、ターニングポイントとなった試合

2020-12-29 11:06

蹴球メガネーズにゲスト出演したノノ社長が言ってましたが、「川崎、鹿島、マリノスは引き籠ることなく、討って出て来るチームだから云々」と言ってました。とは言え、四つ相撲でしたから誇って良いと思います。驕ってはいけませんが。 引いて守るは、古い戦争映画の塹壕戦を連想します。塹壕が切れる端(サイド)を拠点が常識的ですが。 ミシャは戦車で突破したいんだと思いますし、やってました。ただ、川崎みたいな盤石感が、まだない。つまりは質、クオリティーが問題。答えは出ています。訓練、訓練!!

孔明

Re:今年を振り返る4。印象深い試合、ターニングポイントとなった試合

2020-12-29 20:52

◎ lovelessさん。  川崎Fは私もいまだ富士通のイメージが残っていてJFLでは2たてしたのにという感じをずっともっていました。それを払拭してくれる勝利でした。  課題はやはり引いた相手をいかに崩すかですね。来年はこれをどうするか益々問われそうです。 ◎蹴球素人さん。  私も見ました。あくまでもやりやってくれる相手といってくれました。引いて守ってカウンターの相手にいかに勝つかが依然として問われますね。

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