しばらくは完璧なビルドアップからの攻撃は難しい。ロングボールに対処できる布陣を

2023年02月21日

 開幕戦をなんとかドローに持ち込んだが、課題は多く残った。菅野の神セーブ連発で勝ち点1を得たが、本来はこんな試合展開には持ち込みたくなかったはずだ。

 相手の出足が非常に早く、かなりのプレスできたから本来のつなぐサッカーができなかったとは言え、先々を考えればかなり厳しいシーズンの幕開けになった。

 J1はかなり前からプレスをかけるチームが多くなっている。そのことで守りの方はビルドアップを失敗して失点につながる試合が第1節でも多かった。

 J1では横浜FM筆頭に広島や湘南などこのような戦術を用いるチームがこれからも増えるだろう。

 コンサも本来の状態ならばそのプレスを剥がしてパスをつなげて相手ゴールに襲い掛かるシーンをより多く見せなければいけないはずだが、キャンプ中で追い込みの強度が激しく、またミシャの言う怪我人とインフルで選手が揃わず、うまく連係が向上していない。

  今後はもっとよくなるはず。ただ、このキャンプの結果を受けて今後何試合かはうまくビルドアップができない試合が続くだろう。

 そのとき必要になるのがロングボールだが、広島戦ではその使い方がよくなかった。相手のプレスが激しくこちらの調子の悪さもあったせいで過度に適当なロングボールを蹴ってボールを失っていた。

 受け手のゴニちゃんはある程度キープ力があるとはいえ、相手の屈強なCBと1対1ではなかなかキープできず、また広島戦ではシャドーとの距離が離れこぼれ球も拾えない状態が目立った。

  また、昨年のチーム戦術の特長のサイドチェンジがほとんどなかったのも気になった。高嶺がいなくなったこともあるだろうが、縦へのロングボール一辺倒では相手に完全に読まれる。シャドーに小柏がいなかったことも大きい。小柏がいればある程度の適当なボールでもマイボールにできたかもしれない。

 小柏がいないなら雄也を後半相手のラインが不安定になったところで投入するとか 工夫をしなければいけないと思う。

 しばらくは昨年のようなうまいビルドアップができない状態が続くだろう。

 そのため無理にビルドアップだけに拘らず、ロングボールを適度にまぜることができる布陣にすることが必要だと思う。シャドーに雄也やチェックなどある程度スピードのある選手を意識していれるなどした方が良いと思う。


  
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post by 孔明

19:38

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