千葉戦展望(サイドの攻防が勝敗を分ける。サイド攻撃を仕掛けよう。)

2016年06月03日

明日のホーム千葉戦

 対戦する千葉は昨年9位。プレーオフ圏内を出入りし。最後は力が尽きた感じで9位に終わった。これでJ27年目。いい加減にJ1に昇格しないと、サポーターからも見放されてしまうだろう。今年は補強費の関係もあり大改革を実施し。3分の2以上の選手を入れ替えた。新しいチームで新しいメンバーにかける。不透明な状況。ただ、補強した選手の個々の能力は高く。十分にJ1昇格争いに割って入れるはず。千葉は調子を上げると怖い存在。今年のここまでの成績は6勝5分け4敗の勝ち点23。8位と中位にいて、上位を伺っている状況。もっている戦力からすれば力を発揮しているとはいえないだろう。ここ5試合は2勝3分けと5試合負けはない。首位とは9差。ここで是が非でも勝ってその差を詰めたいところだろう。
 千葉とはドームでの相性はいい昨年もロスタイムに上原のヘッドで勝利したゲンのいい相手。しかしながら昨年のメンバーとはほとんど変わっている。能力も高い選手が多い。

 改めて、こちらもチャレンジャーのつもりで戦わないと勝利はないだろう。

 ホームの大声援を受けて勝って連勝を続けよう。

  千葉は前節アウェイで長崎と対戦。

 5分長崎にと突破されシュートを打たれるも優也がキャッチ
  10分井出がドリブルしてシュートするも枠の右。惜しいシーン
 11分エウトンがボールを落とし町田がシュートも枠の上
   千葉がボールを持って長崎がカウンターの様相
 13分長崎の松本がドリブル右に振ってクロスを入れられ佐藤にヘッドを許しゴール。0-1
  15クロスからヘッドでゴールにいれられたと思ったらオフサイドで難を逃れる。
17分スローインからエウトンが落として井出が豪快に蹴り込んでゴール。1-1
37分町田がDFラインの裏を抜けてシュートもGKに防がれる。
前半は1-1で終わる。
47分ペナ付近でなさが気の選手がハンド。FKははね返される。
後半も千葉がボールを持って長崎がカウンターという形
75分右サイドからクロスをいれられ、ヘッドを許すも枠の上
86分右サイドクロスをエウトンがヘッドも枠の左。
終盤長崎に攻め込まれるもゴールを許さず。1-1の引き分け


  千葉のシステムは4-2ー3-1
 ボールを細かく繋ぎ素早くシュートまで持っていく。ボールポゼィションが高い。また、ロングボールをFWに当ててそこから展開していく。サイドからクロスをいれて、シュートまでも持っていく攻撃が得意。注意しなければいけないのはカウンター。カウンターは早い。横パス、バックパスは引っ掛けられるので気をつけたい。
 
  ワントップのエウトンはポストプレーが得意。体が強いのでなかなかボールを奪えない。また、ヘッドも強いので気をつけなければいけない。簡単にポストプレーをさせないようにしなければいけない。

 トップ下の町田は運動量があり、DFの裏を抜ける攻撃が得意。隙を見せれば裏をとってくるのでしっかりラインコントロールしなければいけない。

 右サイドハーフの井出はドリブルが得意。スペースに抜け出る動きもさかん。決定力もあるので、彼にはしっかりマークしたい。

左サイドハーフの船山は一昨年の松本でのゴールゲッターぶりが記憶に新しい。ゴールへの嗅覚をもっていて、シュートの精度が高い。ペナ付近では彼を自由な体勢でボールを蹴らせてはいけない。

 ボランチのアランダはパラグアイ代表。昨年のコパ・アメリカにも出場した実力者。
ボール奪取力に優れる潰し屋。猟犬のイメージ。またミドルシュートも持っているので、注意しなければいけない。

 もう一人のボランチの長澤は攻撃に積極的に参加してくる。全てに能力が高く。しっかりボールを繋ぐ、千葉の攻撃の起点になっている。彼にはしっかりとプレスをかけていきたい。

  右サイドバックの多々良は守備が堅い選手。運動量はないが、チャンスとあらば隙を見せずに攻撃参加してくる。同じ位置に攻撃的な運動量のある北爪がいるが、多々良が選ばれている理由は守備がいいことからだろう。

  左サイドバックの阿部は攻撃的な選手。上下動があり、ボールをもらうとどんどん上がってくて、クロスをいれてくる。クロスの精度も高い。セットプレーのキッカーにもなっている。彼にはしっかり対応してクロスを上げさせないようにしなければいけない。

 サブでは吉田に着目。裏への抜け出しが得意で強引なドリブルと強烈なシュートを持っている。途中出場してくるので注意したい。
 また、オナイウは高さがあり、身体能力が高い。瞬発力も持っており、ヘッドが強いし、一瞬のスピードがある。マークは気をつけないといけない。


 千葉予想スタメン、サブメンバー
    
        9エウトン 

        
11船山     14町田     8井出
         
          22アランダ   10長澤    

27阿部  3近藤   24イジュヨン  5多々良

        23優也
                                                                
控え GK21藤嶋、DF17大久保、4北爪、MF16小池、FW18吉田、32菅嶋、19オナイウ

 千葉の個々の選手の能力は高い。この個で戦ってくる。特にボランチから前の選手はどこからでも得点がとれる面子が揃う。故に1対1で負けてはいけない。個の戦いで勝つことだ。
 
 DFラインを高くして両サイドバックが飛び出してくる。サイドからの攻撃が盛ん。

 特に左の阿部のところからの攻撃は質が高い。まずはしっかりマークしてアタッキングサードに侵入させないようにしたい。そしてクロスを上げさせないようにしなければいけない。千葉はクロスからの得点が多い。サイドでの争いにはしっかりと人数をかけて守りたい。そしてパスのリズムが早い。テンポ良くワンタッチツータッチでパスを回してくる。中盤でそれをやってきて守備陣を崩していく。ボールばかりをマークすれば人の動きに付いていけない恐れがある。人の動きにはしっかりついていきたい。

  町田と井出の若手2人の動きがいい。決定的な仕事をさせないようにしなければいけない。
 ボランチのアランダは能力が高い選手。中盤でボールを刈り取られるとなかなかボールが持てなくなる。セカンドボール争いには負けてはいけない。アランダに対抗してしっかりボールを奪わなくてはいけない。

 千葉とはドームでは負けたことがない、しかし、それはもはや過去の話。千葉はこれ以上上位に離されると厳しい。この試合こそは勝つつもりで戦ってくるはず。まったくの難敵だ。
しかし、今年の千葉はアウェイは得意ではない。ここまで1勝1分け4敗。やはり積極的に前に出てこられると受けに回ることが多く、なかなか自分たちのペースで試合を出来ていない。 
  千葉に勝つにはまずは前線からプレスに行ってパスワークを乱すこと。そして遅攻では千葉はプレスがさほど厳しくないのでしっかり回してスペースを作ってそこに飛び出していきたい。
 中盤でボールを奪えるかもポイント。中盤でセカンドボールを奪いたい。
 プレースタイルはやりやすい方だろう。山口のように徹底的にパスを回してくる相手でもない。適度にロングボールがある。
 気をつけなければいけないのがカウンター。カウンタ-は素早い。パスミスを極力しないようにしなければいけない。
  千葉はサイドからのクロスとセットプレーからの失点が多い。サイドからのクロスには
15失点中5失点。セットプレーからの失点は15失点のうち6失点と多い。
  サイドの攻防が勝敗を分けると言っても過言ではないだろう。いかにサイドから攻撃するか。
  前節、マセードのクロスに内村がヘッドで得点した時のように。おとりで進藤がサイドを駆け上がってDFをつるというような形が面白い。
また、サイドを駆け上がったCBにパスをしてサイドを深くえぐってマイナスのクロスをいれていきたい。
コーナーはマンツーマンで守る。ショートコーナーやトリックプレーで揺さぶり、ゴールをいれていきたい。
 千葉が強い相手だが勝てない相手ではない。勝つためには先取点をとっていきたい。
  先取点をとって追加点が肝心。追加点をとって押し切っていきたい。

 首位を守るつもりではなく千葉に胸を借りるつもりで戦ってほしい。とにかくホームなので積極的にいこう。何度でも言うがチャレンジャーのつもりで戦ってほしい。


    コンサメインの展望は勝手に叱咤コンサ外伝  

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