金沢戦展望(体力的にはきついが普段どおりの力を出して連勝しよう。)

2015年04月28日

明日のアウェイ金沢戦。

 対戦する金沢は昨年はJ3。J3で長野や町田と競い合って優勝。J2昇格を成し遂げた。補強は山形からボランチの秋葉を獲得、清水からCBの廣井を加え、守備を強化、攻撃では外国人のジャーンモーゼルを獲得して攻撃の幅を広げている。
  もともと堅守は折り紙つき、J3では複数失点はわずか4試合で完封試合は19試合もあった。
  今シーズンはまずJ2残留を目指している。その目標はこれまでの戦いぶりからするとずいぶんと低い目標に感じられほど。
 これまで7勝2敗で2位。J2初参戦にしては十分すぎる成績だ。そしてただいま6連勝中、J1昇格も視野にいれるような活躍ぶり。ほんとにお見事というしかない。
 このなかにはC大阪に2-0で勝った試合もある。もはやJ2の強豪チームと言っても過言ではないだろう。

 加えてコンサは初物に弱い。昨年讃岐にも0-1で敗戦した。このジンクスをいかに破るかにかかっている。ただ、金沢とは今年キャンプで練習試合で対戦している。その経験があるのでまったく未知のチームというわけではないだろう。
 必ず金沢の7連勝を止めなければいけない。勝ってこちらの連勝を3に伸ばさなかればいけない。

 金沢は前節アウェイで熊本と対戦。試合はいきなり動く。金沢のFKが壁に当たり、そのこぼれ球を秋葉がゴール左にけり込んで金沢先制。その後はしっかりブロックを作って相手にシュートを打たせない。危ないシーンは相手のFKからドンぴしゃヘッドだったが危なく枠をそれた。
 熊本がポゼッションしていたが金沢が熊本にボールを回させているという展開が続く。
 そして前半は1-0でリードして後半を迎える。
後半も熊本の攻撃、金沢の守りという展開で推移。そのなかで金沢はまたFKから得点が生まれる。キーパーがボールをはね返してそのこぼれ球を清原がけり込んで2-0
これで試合は決まった。後は選手交代をして守りの意識を高めていった。しかし、危ない場面もあった。熊本コーナーからのヘッドで危なく太田が掻き出した場面。しかしなんとかしのぎきって結局2-0で勝って6連勝を記録した。
 だが、コーナーを与えたのは9本と押し込まれた時間帯もあった。
 決して圧倒したという試合ではなかった。

 金沢のシステムは4-4-2

  堅守速攻を旨とするチーム。ボールを奪ってからが早い。また、チームの得点はほとんどがセットプレーから。パス数やボール支配率では大きく下回るが総得点は3位と手数をかけない攻めに特徴がある。

  相手の守備が整わないうちに攻撃を仕掛けファウルをもらいそのセットプレーで得点している。ほんとうに分かりやすいチームだ。
 攻撃はFWの水永に当ててセカンドボールを拾って攻撃するパターンが多い。
 ただ、ロングボールばかりかと言えばそうでもなく。低い位置からしっかりと繋ぐ意志も持っているチーム。

 FWの水永は体が強くポストプレーがうまい。セットプレーも彼に合わせてくるので空中戦で負けないようにしなければいけない。しっかりと体をつけて自由にさせないことだ。

 また、もう一人のFWの佐藤はセンス溢れるプレーヤー。テクニックがあり決定的なラストパスも出せる選手なので彼には前を向かせないようにしなければいけない。

 左サイドハーフの清原は現在J2の得点王。帯広出身。ゴール前の嗅覚に優れており、飛び出し、ドリブルが得意。体は小さいが当たり負けしない強さとボディーバランスを持っている。彼にはしっかりとマークをつけて自由にさせないようにしなければいけない。

 右サイドハーフの大槻はテクニックがあり、スペースに飛び出す動きがうまい。嫌なところに入ってくるので注意しなければいけない。

 金沢はサイドからの攻撃も活発
右サイドバックは辻尾。クロスの精度が高く、フリーにさせると怖い選手。決して自由にクロスを上げさせてはいけない。

 左サイドバックのチャヨンファンはテクニック溢れる選手。足元の技術が高い。上背があってごりごりと進んでくるのでファウルには気を付けてとめなければいけない。
  ボランチは秋葉がしっかりとバランスとってくる。ボール奪取力にすぐれ、パスも出せるので彼にはしっかりプレスをかけて自由にパスを出させないようにしなければいけない。
 そして後半出て来るであろう。田中パウロ惇一はドリブルが得意。疲れていたときに入ってくるとどんどん仕掛けてくるだけに要注意。彼のドリブルはしっかり止めたい。

 新外国人のジャーンモーゼルは得点力があるFW。ポストプレーがうまいし、ヘディングが強い。裏に抜けるスピードもある。



      金沢予想スタメン
    
          水永  佐藤  

 清原           大槻 

                        
     山藤   秋葉

チャヨンファン  作田 太田   辻尾
 
原田


  金沢はセットプレーが強い。セットプレーから総得点16点のうち実に13点もとっている。J2では自分たちに力がないということを十分に認識しており、弱者のサッカーを駆使し完全に自分たちのサッカーの形を作っていて、その戦い方が徹底している。
  セットプレーのキッカーは辻尾。正確なキックを持っており、直接ゴールに叩き込んだ得点はここまで2点。FKはほとんどFWの水永に当ててくる。直接、入らなくてもそのこぼれ球を生かして攻撃してくる。
  また、カウンターが鋭い。ボールを奪ってからが早いのが特徴、ゆっくり横パス、バックパスをしていたら突っかけられてボールをとられショートカウンターを浴びてしまうだろう。
 
  守りはできるだけカウンターを浴びないようパスミスを最小限に。またボールを奪われたら素早く戻ってカウンターを浴びないようにしなければいけない。
また、セットプレーをさせないようにファウルはしないように。クリーンにボールを奪おう。 
  セットプレーは集中して守ること。そのセカンドボールは必ず奪うことだ。セカンドボールがとれなければ波状攻撃を浴びることになる。そうならないように注意したい。
 ホームなので積極的に前に出てくる可能性も高い。そうなったときに慌てないようにしなければいけない。
 ロングボールで出足を奪い、後ろに引かせ、左右を揺さぶって攻撃していきたい。
 金沢はボールが低い位置でも繋いでくる。そこがチャンス。高い位置でボールを奪ってこちらもショートカウンターをしかけていきたい。

 こちらとしては岡山戦でやったように前線からのプレスを厳しくやっていきたい。過密日程で体力的にたいへんだが、メンバーを代えてしっかりとやりきりたい。
  そしてボールを支配して、最後はシュートまでもっていきたい。
 サイドの主導権争いで負けないように。相手のサイドを押さえつけて攻撃をしていきたい。

 相手の守備は堅いのでなかなか得点をすることが難しいかも知れない。しかし、じれないことだ。絶対にチャンスは来る。そのチャンスを決して逃さないことだ。
  昨年のアウェイの讃岐戦のような戦いぶりではだめだ。最後まで集中してやりきること。
これにつきる。
 まずは先取点をとろう。相手は失点すれば前掛かりで攻めてくるはず。そこを逃さずカウンターで追加点をとって逃げ切りたい。
セットプレーもチャンス。
相手はコーナーはゾーンで守る。
 精度の高いボールを蹴って、スペースに飛び出してゴールを狙っていきたい。
 
 上位に追いつくためには金沢を走らせないことだ。ゆえにこの試合はアウェイだが勝利が絶対必要。
  連勝しなければ上にいけない。

  アウェイ連戦できついが選手達が自分たちの力を出しきれば勝てるはず。
 選手個々の能力は金沢をはるかに上回っている。
 敵は相手ではない。自分たちだ。いつもの調子を出せば必ず勝てる。
 頑張って連勝してホームに帰ってこよう。



   コンサメインの展望は勝手に叱咤コンサ外伝

  孔明ツイッター