「前からのプレス」はいったいどこにいってしまったのか。

2012年08月28日

 G大阪戦で大敗したチーム。

 まったく消極的なプレーに終始したのでサポーターからのこれに対してかなり批判があった。

 やはり消極的に見えたのはプレスをかけに行かなかった?行けなかった?ことが大きかったのだろうと思う。

 プレスに行けなかったのは相手のパスワークについていけなかったことが大きいと思うが、アウェイでそもそも気持ちが消極的になったこともあると思われる。
 やはりプレスにいかないと試合は消極的に見える。試合を見ていたサポーターも「戦わなかった。」と映ったのではないだろうか。

 守備の方式として積極的に前からプレスを行く方法としっかりブロックをして守る方法がある。これも試合のその場面、場面によっても変わり、前からのプレスがかからなかった場合に次は後ろでしっかりブロックをつくることをするが、G大阪戦では前からのプレスを放棄して後ろに下がってブロックを作ることに専念してしまった。

  序盤こそ前からのプレスに行っていたが相手のパスワークに翻弄されそれをやらなくなってしまった。

 やはりそこが問題だっだと思う。

 J1はパスワークがうまい。個人の技術も高く、なかなかボールが奪えない。そういうことで後ろに引いて守ってしまう気持ちはわかる。しかし、後ろに引いてばかりでは簡単なほころびから相手に弱い部分を見つけられてそこが大きな穴となって突破されてしまう。

  これまでの昇降格した経験から守るばかりでは結局やられてしまったということを十分に学んだ。

 そのためチームはポゼッションをある程度できることを目標にチームを作ってきた。(今はそうなってないるとはお世辞にも言えないが)

 チーム戦術としての「前からのプレス」はいったいどこにいったのだろうか。

 昨年の最終戦は前からのプレスが効いて、ボールを奪いショートカウンターで得点を重ねた。その基本戦術はどこにいったのか。

 J1ではJ2のとおりにいかないことは重々承知

 しかし、今一度前からのプレスを心がけてほしい。

 何がなんでもプレスをかけろと言うわけでもない。時と場合によりブロックを引くこともあるだろう。ブロックを引いて相手を網にかけることも必要な場合もある。しかし、基本は前からのプレス。前からのプレスを忘れてはいけないと思う。

  このところハモンやテレが前から守備をあまりしないので前からのプレスが効かない場面が多い。しかし、G大阪戦では一番注意しなければいけない右サイドの倉田のところにもほとんどプレスがかかっていなかった。サイドへのプレスも必要。しっかりサイドの選手へのプレスをかけて相手をタッチライン際に追いこまなければいけなかった。

  次の相手は清水、清水のパスワークも巧み、これと戦うにはしっかりとした前からのプレスが必要だと思う。

  もう一度「前からのプレス」を仕掛けてほしい。


post by 孔明

19:50

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