J1各チーム戦力補強状況 3

2012年02月03日

 各チームの戦力補強状況の3

 今回は最終回(清水、磐田、広島、新潟、鳥栖の6チーム)

 清水の目立った補強は甲府からSB吉田、八反田、白崎という前評判のよい新人を獲得した。ただ、ボスナー、児玉、太田が移籍しており、マイナス感が否めない。 特にボスナーがいないとセットプレーの得点力が低くなるだけにかなりのマイナスだろう。
 期待は左サイドバックの吉田位か。新人は他にもいるので新人がどのくらい戦力になるかというとこだろうか。


 磐田は出入りが多かった。特にDFは加賀犬、古賀、岡田、イカンジンが抜けて心配されたが、仙台からCBチョ・ビョングク、名古屋から千代反田、横浜FCから宮崎をとって目途をたてた。
 MFは西、那須、船谷の移籍が痛いが、韓国からペクソンドンを獲得、岐阜から押谷、福岡から松浦を戻した。
FWは荒田とジウシーニョが抜け甲府から阿部だけの補強だが、もともとFWの層が厚いので問題はないだろう。

 広島は李の海外移籍が大きい。代わりに大宮から石原と東京Vから平繁をとったが、李の代わりはなかなかできないだろう。一番の補強は新潟からCBの千葉か。これで懸案だったCBの補強がされた。他に韓国人のファンソッコは韓国のU-23の代表サイドバックだが、3バックの場合はどこで使われるのだろうか。

 新潟は酒井、チョ・ヨンチョル、千葉の主力の抜けた穴は大きいが、G大阪からFW平井、湘南からCB大井、そしてブラジルからSHアラン・ミネイロを獲得。なんとか穴を埋めた格好。
 新潟はいつも優良ブラジル人を獲得するがアラン・ミネイロはどの程度活躍するだろうか。韓国人のU-23代表のSBキム・ジンスとSHキム・ヨングンも先発を争う力はありそうだ。

  鳥栖は目玉となる補強はなかったが、堅実な補強をした。SHには仙台から高橋、栃木から水沼、ボランチに甲府から犬塚、DFに同じく甲府から小林、MFには磐田から船谷、CBにキム・クナンとレギュラーと控えの差を埋めうような確実な補強をしている印象だ。