2009年に期待するものMF、FW編

2009年01月23日

  グアムキャンプが始まったばかりのコンサ。今回は2008年からの在籍メンバーに関して2009年に期待する点のMF、FW編

MF編
 
  まずは征也。サイドバックという可能性もあるとは思うが、やはりサイドハーフとして相手DFを釘付けにする活躍を期待したい。やはり課題は中に入る動き。そして強弱をつける自在な動き。それがどれだけできるかだと思う。もはや中心にならなければいけない選手。本人も十分自覚していると思うが、相手に顔を見るのも嫌になるような選手になってほしいし、J2ではぶっちぎりで相手を置いていくような動きをしてもらわなくては。

 砂川は年齢的にもこれ以上伸びしろがあるとは思えない。昨年のパフォーマンスが継続できればいいが、スーパーサブ的な立場になるかもしれないし、キリノのシャドーストライカー的な位置に入るかも知れない。存在感は十分にあるのでコンディションを高く保ちグランドレベルでは別格のプレーを見せてほしい。

 クライトンの合流がいつになるかが心配だ。しかしそれはそれとして、彼はJ2では反則と言われている存在。ただJ2では激しいコンタクトも多い。持ちすぎは怪我にもつながる。簡単なプレーを心がけてほしい。彼のピンポイントのパスからキリノのゴールを演出してほしいものだ。

 岡本は昨年は悔しいシーズンだっただけに、期するものはあるはずだ。昨年はキャンプでキレキレであったものが、シーズンに入ってから尻すぼみになっただけに、今年にかける意気込みは強いだろう。彼の特徴であるドリブルで左あるいは右サイドからゴールに入る動きに磨きをかけてほしい。

 芳賀は昨年は十分な働きをしたとはいえない。ただ、相棒のクライトンが自由に動けたのも彼のおかげ。今年はもしかしたら手薄のサイドバックへの転向もあるかも知れない。どこでもできる器用な選手だけに守備から攻撃のアクセントをより意識してほしい。持ち味の激しいプレーも期待したい。

 上里は今年は中心選手になってチームを引っ張らなければいけない。昨年の経験を生かし、持ち味である玉離れの早さを生かして、ゲームを組み立ててほしい。ポジションはボランチになるのか左サイドハーフになるのかはわからないが、彼が作り出す「ため」はチームを生かす。ミドルやフリーキックでもゴールをどんどん狙ってほしい。

 西も中心選手になってもらわなくては困る。ボランチかサイドハーフの位置あるいはシャドーストライカー的な位置になるかもしれないが、上里と違って地味ではあるが、チームにとって必要な汗かきのプレーができる選手だけにより強靱な体力で相手選手に立ち向かってほしい。

 岩沼はサイドバックで使われることが多くなりそうだが、左のサイドハーフの位置も層は薄い。十分に割り込んでいくチャンスがある。3年目で今年は正念場。長短のパスの精度を上げてほしい。練習ではプレースキックも蹴っているが、それらに磨きをかけて特徴のあるプレーを見せてほしい。

  FW編

 謙伍も昨年悔しい思いをした選手の一人。昨年は伸び悩んだ。今年はFWのレギュラー争いに勝ち抜く力を示してほしい。ゴール前の落ち着きは十分あるだけにボールキープ力をもっとつけて、我の強いプレーを見たい。裏に抜ける動きももっとしてほしいものだ。

  宮澤はチームからの期待も大きい。背番号にその期待の大きさが現れている。怪我に気をつけてスタメン出場を期待したい。彼のポテンシャルは大きい。ポストプレーにゲームメイク、そしてシュート力。ただ、昨年は体がまだJ仕様ではなかったようだったので、このキャンプでどのくらいたくましさをつけるかが勝負だと思う。

 中山は昨年はサイドでの出番が増えたが、今年はFWでの出番が多いだろう。キリノとのコンビとなると思うが、J1でもある程度キープ力を発揮してくれたので本来のFWとしての力を示してほしい。ゴールはあまり期待していないが、相手DFを攪乱する本来の動きをまた見せてほしい。

  横野は伸びてほしい選手だ。宮澤に比べるとけっして上手ではない。しかし、ゴールへの嗅覚をもっている選手。泥臭さが似合う。練習試合やサテライトでゴールを量産しており、今年はトップでのゴールを期待したい。ストライカーとして一瞬の隙も逃さないでほしい。