実際は、ありもしない線。

2011年03月21日

今回の大震災が起こってから、
日頃から低い更新意欲がさらに下がっていたのですが・・・

ある方のブログを読んで、私もブログで何かを発信しようと思い、
そして、私のブログを読んでブログを書こうと思った
という奇特な方もいるそうです(笑)


個人的には、そうやって周囲の人に声をかける余裕の出来た人から
声を出していって、少しでも日常を取り戻す人が
増えていけばいいのかなと思います。






一方で、こういう時、この国は、とにかく何でも自粛して目立つことは極力避け、
実際は実態がない世論という“空気”の下に、それに逆らうものを排除しようとする。

そして、よくそういった“空気”に国全体が一斉に包まれる時がある。


確かに、一丸になることも必要だとは思うんですが、
本当は、一人一人が回復するペースを許せる“空気”も必要なんだと思うんです。


実際、各個人によって、被災の程度も精神的なダメージもそこから回復するスピードも違う。

これらがある時点で一斉にみんな回復するわけでもないし、
まして、どこかでここから大丈夫という線が引けるものでもない。


日常でも日本ではよくあることですが、日本中が“ありもしない一つの線”を想定して、
そこから出ないかビクビクしながら、そこからはみ出たとする人を攻撃する。


むしろ個人で実情が違うのだから、お互いの立場を考慮した上で、
みんな同じではなく、違ってもいいんだという“空気”があってもいい。



まあ、だからといって震災に関係ない人は、
もっとドンチャン騒ぎしろって言ってるわけでもないんですけどね(-"-;A ...





post by whiteowl

17:00

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