世界一のSBになる。

2011年02月02日

“目標は世界一のSBになること”

と常日頃から口にしていた日本代表の長友が、
イタリアの名門、昨シーズン世界一のインテルに移籍することが決まった。

今回のアジア杯優勝の活躍も含めた、今までの活躍が認められての移籍だろう。

チェゼーナより更に激しいポジション争いが待っているだろうが、
インテルでレギュラーになれれば、世界一のSBになるという夢は限りなく現実に近づく。


日本にいた頃から、世界で戦うことを常に意識して、
走り方を変えるなど様々なことに取り組んできた長友。

海外でプレーすることが目標と公言する選手は、他にもいる。

長友が違ったのは、

日本で通用していることが、世界でも通用するのかを意識して、

それに実際に取り組んできたからだと思う。






私が昔、空手の師範からよく言われたのは、
自分の技が道場の外に行っても通用するのか?ということ。

確かに、よく考えてみれば、自分に害をなしてくるであろう人間が、
“同じくらいの体重”で“1対1”で“対等な条件”でやって来る
という場合の方がむしろ少ないだろうということに気付く。

まあ、そもそも、アクション映画でもなければ、
この治安のよい日本で、そういう状況になることそのものが稀なんだけれど(笑)

相手が自分よりでかかったから負けたとか、多人数だったから負けたとか、
武器を持っていたから負けたとか、まあ、確かにそうかもしれないが、
肝心な時にそれじゃあ、お前、普段苦労して稽古する意味ないだろと。


まあ、だからといって大体やることが極端なのだが、おそらくそういう対策のために、
何も説明されずに、突然、真っ暗闇の中で稽古をしてみたりする。

当然、まともに動けるわけがないので、稽古にならない。

だから、当時はほとんど意味がわからなかったが(笑)、
今は多分そういうことだったんだろうと思う。






道場(という限られた空間)で通用していることが、他でも通用すると思うな。

今自分がやっていることは、他でも通用するのか考えろ。


当然、長友とは、ジャンルも求められるレベルも全然違うのだけれども、
そういう意識の差がちょっとした差につながり、
その後、大きな差になっていくのだと思う。



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