見なれぬ風景。

2010年09月16日

2010-2011シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(CL)で、
5人制審判が試験的に導入されている。

従来の主審と二人の副審の3人に+して、
各ゴールマウスの向かって左側に一人ずつ配置で計5人。

予備審判を入れれば、1試合に6人もの審判が必要に・・・。
審判集めるだけでも大変だこりゃ(;´Д`A ```


事の発端は、ゴールにまつわる誤審。

W杯でも90%以上は正しい判定だったとFIFAが言ってましたが、
入ったはずのゴールが入ってないことにされたり、
明らかに手を使ってゴールしたり・・・

ほとんど正確なジャッジであったとしても、そのわずかな誤審が、
勝敗に直結する場合は“世紀の誤審”なんていわれて、
今までも問題にされてきました。

“世紀”の割に数が多すぎる感じもしますが(笑)。






そこで予てより言われていた審判5人体制の試験的導入となったわけですが・・・。


これが実際に見てみると見なれていないせいもあるのでしょうけれど、
結構違和感があったし、追加になった審判もほとんど動かないからか何だか暇そう(笑)。

それでいて、あくびなんかして一瞬を見逃せば、
ゴール前という勝敗に直接関わる重大なエリアの判定をするだけに責任は重い。

ただ、今までどうしても主審の死角になりがちだったゴール前で、
選手の目の前に審判がいれば、それが圧力になって
ゴール前の不正な行為そのものが減るかも(笑)。



誤審を減らす工夫として、とりあえず審判を増やす判断をしたサッカー。

あくまで機械の力は借りずに人間の判断で行うことにこだわる。

今年から日本のプロ野球でも、ホームランの判定に限ってビデオ判定が導入された。
ただ、試合の途中でビデオ判定に入ると、数分のことなのだが試合が途切れる感じはやはりする。

これが攻守の切り替えが絶え間なく行われるサッカーであれば、
数分でも、かなり興醒めになりそうではある。


誤審が注目されるようになったのと映像技術の発展はおそらく無縁ではない。

審判が判定を下した直後に、観衆はスローで鮮明な映像を確認できる。
最近はオフサイドラインまで表示してくれる(笑)。


人間の判断だけで、どこまで正確性を高められるのか。
5人制審判の試み、果たしてどうなりますか(;´Д`A ```




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