コンサドーレ公式ブログと“バカの壁”。

2010年05月12日

数年前、ベストセラーになった脳科学者 養老猛司大先生の“バカの壁”。


“バカの壁”というと、“バカは難しいことはわからない”。

と理解している人も多いかもしれないし、確かに、それも壁の一つらしいが、

養老さんは、“バカの壁”は、誰にでも存在するという。


単純にいえば、そばアレルギーの人間は、そば屋の場所を知らないとか、
スポーツが嫌いな人間は、スポーツを見ないとか、
居酒屋に行っても、日本酒好きは他の酒には目が行かないとか・・・


つまり、“バカの壁”とは、自分が興味のないことに対して、
人間は“バカになる”ということらしい。

(※↓は、“バカの壁”の説明。飛ばしてもらっても問題ないです。)





人間の脳みそを単純化すると、“ Y=aX ”という関数でモデル化できるらしい。


“X”は、外からの刺激や情報という“入力”。

“Y”は、それに対する反応、“出力”に当たる。


情報“X”に対する、反応“Y”は、その人が持つ係数“a”によって変わってくる。


つまり、その人の脳内係数“a”が高ければ、
その情報にすぐ反応するし、係数“a”が低ければ反応は鈍くなり、
係数“a”がマイナスなら意図的に遠ざける。


極論すれば、

係数“a”が、∞(無限大)であれば、その情報はその人にとって絶対になり、
係数“a”が、0(ゼロ)であれば、その情報を無視する。


例えば、宗教全般が良いか悪いかは別として、
宗教というのは人間の脳内係数“a”が∞である可能性がある。
神がいうことは絶対というのは、この状況に近いからだ。


だから、養老さんは、話せばわかるというのは嘘だという。
その情報を信じて疑っていない人間を変えるのは難しいと。



あと、脳内係数“a”が、“0”の場合、
これを“1”にすることはすごく意味がある。

要は、今までその情報を無視していた人間が、その情報に興味を示すことを意味するからだ。

どうやったら観客動員を増やせるかというヒントにもなりそうですね。


(※↑までで、“バカの壁”の説明終了)





さて、この“バカの壁”理論(?)で、コンサドーレ公式ブログを眺めなおしてみると、
色々と納得のいくことが多い。


その一つに、タイトルとアクセス数の関係がある。

この公式ブログのアクセス数は、タイトルによってかなり変わる。


きちんとデータをとったわけではないけれど、
今まで3年ブログをやってきた体感としては、

このブログを見ている人の平均的脳内係数“a”は、

“欧州サッカー<W杯、日本代表<日常ネタ<コンサドーレ関連<選手ネタ”

(※ただ、その選手の人気による)

という傾向があると感じている。

まあ、“コンサドーレ公式ブログ”なので、当然の傾向かもしれませんが(-"-;A ...


ユーロの話題を書いたときは、更新していないときとほぼ同じくらいのアクセス数だったので、
常連さん以外は来なかったと考えれば、限りなく係数は“0”に近かったといえる。

また、昨日、日本代表の話を書いたら、普段の半分くらいのアクセス数だった。

この傾向は、3年間ほとんど変わっていない。


この現象を逆手にとって、脳内係数を利用して、
あまり内容と関係なくてもタイトルをコンサドーレ関連や
選手の名前を書くとアクセス数の増加も期待できるということもいえる。

ただ、あまりにタイトルとかけ離れた内容ばかりでは、
その内、読者に飽きられてしまうでしょうから、内容も重要でしょうけれど(-"-;A ...


最近、チームも元気がありませんが、公式ブログもあまり盛り上がっていないので、

というか、この状態で盛り上がるのはまずいのか?(苦笑)

今までも意図的にタイトルをつけていた方はいるかもしれませんが、
参考にしていただければと書いてみました。


ちなみに、私は、このテクニックを使う時もありますが、だいたいいつも自分が書きたい内容を書いております(笑)。




post by whiteowl

12:15

Column コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

チームがある限り

Re: コンサドーレ公式ブログと“バカの壁”。

2010-05-12 15:13

こんにちは。「公式ブログとバカの壁」のお話おもしろかったです! たぶんコンサを応援する前の私の「サッカー」に対する脳内係数は‘0‘だったと思います。今は完全に‘1‘以上になってはず! だから、コンサの戦術に「?」と感じるときは、このブログに来て「ほぉほぉ、なるほど」と参考にさせてもらってます(^^)

whiteowl

Re: コンサドーレ公式ブログと“バカの壁”。のお返事。(チームがある限りさんへ)

2010-05-13 14:34

>話おもしろかった ありがとうございます!励みになります。 脳内係数の話は、結構色々なことに応用できるし、 それを意識することで自分も変わりますよね。

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