秋春制、先送りについて。

2009年03月11日

犬飼会長が秋春移行を継続検討の考え表明

この問題については、犬飼氏は、秋春やりたいなら、
そのメリットを明確にして、地道に主張して理解を得ていくしかないでしょう。
メリットよりもデメリットが多ければ、そこまでして誰もやろうと思わない。

さらに、性急にトップダウンで上からものを言っても、下は反発しまっせ。


会長が主張している、秋春のメリットが、暑い夏にサッカーをしなくてすむとか、
秋春にすれば、北海道がキャンプ地になる程度じゃ、誰も賛成しないと思うし。


あと、デメリットは、冬場の観客動員だけが、問題といっているが、
その認識がそもそも甘すぎだろうと・・・(・・;)

そこが最大にして、秋春の実現を不可能にしている理由なわけで。
1、2月を休みにせずにシーズンを継続する前提なら、
色々と設備に多額の投資せにゃならんわけで、
そのお金を各クラブ持ちにされては、
北国のチームはJリーグに参加するなと言っているようなもの。

そこを協会が、全額負担するとかじゃない限り無理。
そして、協会がその資金を出せないなら、秋春の実現も無理。

※私の基本的なスタンスは、↑ですので、お間違いなきようお願いします。





ただ、犬飼氏がほとんど言ってないメリットもあるわけで、

秋春制はどこへいったのか【西部謙司】2009年03月04日
ヨーロッパからの選手獲得は現状でも可能だが、
Jがメインの補強をする冬はマーケットの規模が小さい。
“ショウウインドウ”に並ぶ選手たちが少ないし、値段も割高である。
逆に、夏は“出物”が多いかわりにJのほうがシーズン途中ですでに編成が終わっている。

選手の移籍の問題です。日本人が海外へ移籍することもさることながら、
西部さんが指摘してますが、世界不況の折、海外から日本への移籍が実現しやすくなっている。

で、Jリーグの質が上がる可能性があると。日本人の海外移籍も進み、
そんでもって、結果的に日本代表が強くなるかもしれないと。


この手の話をすると、大体、実力あるやつはほっといても海外に移籍するし、
日本人の出場機会が奪われるだろうで一蹴されるんですが(笑)。


でも、私は、秋春制が再燃する可能性があるとすれば、
それは、日本代表が、2010年W杯南アフリカ大会に参加するも
グループリーグで3戦全敗したときだと思っています。
まあ、最終予選でこけたら、もっとすごいことになりそうですが・・・(・_・;


今回、鬼武さんがきっぱり無理って言ったのは、その時議論が起こっても
秋春導入は無理という流れを強める可能性はあります。

ただ、その時、犬飼氏の作る予定の委員会が、きっちりメリットを指摘してきたら、
また再燃する可能性はあるんじゃないかとも思ってます。


日本がWBCで活躍し、W杯でこければ、野球とサッカーの人気の格差も広がるでしょうし。
(※WBCの盛り上がりとサッカー日本代表戦の視聴率の低下。)
秋春制が、サッカー人気拡大に貢献するという明確なメリットと具体的な道筋を示せるか。
犬飼氏側に、それができなければ、今後も秋春の導入はないと思っています。


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