日本は沈むのか?

2006年08月13日

先日、JRタワーに昇った日に映画「日本沈没」を見てきた。

小松左京原作のこの話は1973年に発表され、映画も同年の12月に公開になった。今回の映画はこのリメイク版である。ネットによる情報を得ると、小野寺俊夫役は藤岡弘(草彅剛 )、田所博士役は小林桂樹 (豊川悦司)、阿部礼子役はいしだあゆみ(柴咲コウ)である。[()内は今年のリメイク版。]この時の映画は特別スタッフとして地球物理学者の竹内均さんが名を連ねていた。(実際に出演もしていた。)1973年と言えば私が就職した年である。30年以上も前の話であるが、地震が多くなってきている今日この頃、現実味のある話である。

映画自体の内容は日本が海中に沈むというコンセプトは同じであるが、今回のものは人間に重きを置いて描いている。最近の邦画の描き方としては人間ドラマとして重きを置いて描いているが故に、科学的根拠がなかったり、おかしな場面が多くなっている。科学者の端くれとしては歯がゆい思いをしています。で、今回も・・・・。

ネタばれありで、続きへ


・小野寺が探査船で深海へ潜るのであるが、「しんかい4000」が使えなくなり、旧式の「しんかい2000」を使うことになる。この船で4000mまで潜るのであるが、これは可能なのであろうか?海洋研究開発機構(JAMSTEC)が協力しているので、大丈夫なのかもしれないがそうだとしたらその当たりの説明が欲しかった。
・洋画ではパニック映画の場合、必ず生きて帰ってくることを前提に、色々と策を弄するのであるが今回のリメイク版は帰れない覚悟で行動している。最後まで生きて帰ろうと努力していないのが私には不満である。その結果として帰ってこれないのは仕方のないことであるが・・・。
・逃げていくシーンで、富士山も危ないというのに富士山の方へ向かって逃げているのはどういう事?まぁ、何処へ逃げても同じではあるのだが・・。

最近、映画を見るとこんなことが気になってくるcomchanでした。
こんな事、気にしないで、映画は楽しんで見ると良いのだが(^^;


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