埼玉スタジアムにライラック

2008年04月30日

20080430-00.JPG 29日の浦和戦の敗戦は残念でしたが、埼玉スタジアムをしっくり勉強してきました。

スタジアム周辺にはちびっ子広場、もみの木広場、水の広場、練習グラウンド3面、フットサルコート2面などのほか池、滝も配されていてうらやましい施設でした。

敷地の中にはライラックも植えられ、今が真っ盛り。サッポロの花を“敵地”で見ようとは思いませんでした。


20080430-01.JPG キックオフ4時間半前に着いたのですが、スタジアム前の広場ではテーブルを囲んで楽しくランチを味わう人たちが。屋台の車も駅からの道路際に10台近くも店開きの準備をしていました。


20080430-02.JPG ファミリージョインズデーでもあって練習グラウンドではちびっ子サッカー大会で盛り上がっていました。保護者だけでなく観戦のサポーターも取り巻いて声援を送っていたのが印象的でした。


20080430-03.JPG 待機列の周辺はボール遊びをするにはたっぷりの広さ。子供たちをお父さんに任せてお母さんは池の周りの木陰でおしゃべりに興じるなどとても良い雰囲気でした。

札幌ドームでもそうした楽しさを演出できないか、ドームさんと話し合っています。




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17:55

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勝敗分けた執念

2007年10月29日

20071029-00.JPG

 アウェイゲーム参戦のときは翌朝、地元の新聞を買うことにしています。28日の愛媛新聞は「90分間 首位苦しめる」がメインの見出しでした。愛媛側から観るとそうなのでしょう。

 「愛媛FC土壇場失点 札幌に屈す」はいかにも悔しそうです。

 囲み記事Action & Movingでは「これがJ1昇格を懸けたチームの執念か。~~ぼうぜんと立ちつくす愛媛FCイレブン。静まり返るスタジアムに、約600人の札幌サポーターの歓喜の声が響いた」

「首位を死守するため、貪欲に1点を奪おうとした札幌。
一方の愛媛は最終局面で意思統一がとれなかった」「点を取りにいくのか引き分け狙いか」「勝敗を分けたのはメンタリティーの差なのか」
と、こうも書いています。

「引き分けは許されない。なんとしても勝ちに行く」。まん丸の月の下でサポーター、私の横で見ていた三上強化部長、ピッチ上の監督、選手全ての気持ちでした。痛いほど伝わってきていました。


20071029-01.JPG
 角度のないところから決めた西大伍選手はサポーターの前でなんども頭を下げ、握手攻めにあっていました。本当にうれしそうで応援席の前を行ったり来たりしていました。

 また亀井・愛媛FC社長の以下の言葉も忘れられません。

「遠い札幌から、こんなに大勢のサポーターが訪れてくれて、本当に感謝しています」。4079人のこの日の観客のうち、600人以上がコンサ
サポだったのですから。空港からは臨時バスを用意したほどです。





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16:43

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うれしい、うれしいメール

2007年06月20日

“言葉が出ました”

今日、うれしい、うれしいメールが届きました。

「あの試合応援を境に言葉が出るようになりました」。

言葉に障がいがあって、声を出せなかった小学生の女の子
が言葉を発するようになったというのです。

5月19日のドーム・水戸戦に、「言葉の教室」にかよう
言語障害の子供50余と父母を招待しました。札幌・清田
ロータリークラブが取り持ってくれたのです。

コンサの応援に行き、みんなで一緒に大きな声を出す
ことが障がい克服につながればとの願いからでした。

同じような意味から日ハムでも実験したのですが、野球
の応援では、継続的に大声を出す機会が少なかったようで
昨年と今年はコンサドーレにしたのです。

昨年、コンサドーレを応援して、90分間集中して
大きな声を、みんなで出すことの心地よさが言語障がい
の改善に良いと実証され、今年も来てくれました。

声が出るようになった女の子は、緘黙症(かんもくしょう)といって
正常な言語能力を持っているのに、全生活面あるいは一部の生活場面
で言葉を発することが出来ない症状の子供ということでした。

先生の前や周りに知らない人がいると、体がこわばって引きこもり
言葉が出なくなっていました。それが試合観戦では、友達と一緒
の安心感があったのでしょうか、あの雰囲気につられて、自然に声
が出ていたのです。

ケアに当たっている「言葉の教室」の先生にとっても新しい
発見だったようです。同ロータリークラブはこの教室を支援
していて今回も子供たちのためにグッズをたくさん買ってく
れました。

親同士の交流もこれまではあまりなかったようですが、試合観戦を
通して、つながりも出来るようになったと間に立った人からの
メールは語っていました。

コンサドーレの持つ力が、こうした結果を出したことがうれしくて
朝礼で、社員に披露しました。みんなの顔がうなづいていました。

「また、ぜひ観戦に来て、大きな声で応援してください」と
返信しました。



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22:51

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ドーレくんと あの人

2006年08月21日

 19日の仙台戦でドーレくんの新しい芸が披露されました。スタジアムからは笑いと拍手・歓声が上がり、ドーレくんは得意げにクチバシをぴくぴくさせていました。

 私も当日まで知りませんでした。正面玄関を入ったところで
キックスケーターにコンサのエンブレムをつけている人がいるので
何をやっているのかなと思っていたのですが~。

 それがなんとドーレくんの愛車とは!!!  それにしても、あの大きな足が、よく乗ったものですね。メインスタンドからバックスタンド方向まで、けっこうかっこ良かったですね。

 初めはサポーターの皆さんはなにか良くわからなかったみたいです。
でも、そのうちにドーレくんが、荒川静香さんばりに片足を高く上げて滑り、ポーズを決めるとやんやの喝采でした。

 ハーフタイムではエンブレムが落ちてしまうハプニングもあったようですがアウェイの仙台サポからも拍手をもらっていました。米国研修で仕込んだ“とり知恵”はまだまだあるのかもしれませんね。


 それともう一つ。この人はだれでしょう。見覚えありませんか。モンゴルから来たお相撲さんではありません。そうです。あの人です。

 あるコンサ地区後援会幹部から、試合当日、プレゼントされました。
「ファッションショーの表彰式に飛び入りするんだったよなあ」。
ということで、せめてもの記念に写真撮影しました。





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22:07

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10年史制作追い込み

2006年06月08日


 みなさんにご協力をお願いしている10年史制作が追い込みに入っています。今日は担当者から初稿が回ってきました。DVDも先週、デモ版が上がりました。サインを入れる色紙の見本も社内に積みあがっています。

 6月10日、ドームで行われる徳島戦は、予約締め切り(6月16日)
直前のホームゲームです。係りは予約が殺到することを期待しながら
準備を進めています。

 初稿の一部を読みましたが、10年の歴史をしみじみ感じました。
立ち上げに走った若手経営者の苦労、それを支えた31万人の署名。
誕生の歴史をかみ締めながら、「継続は力」を実感しました。

 それだけに今、経営的には苦境が続いていますが、先輩の意思を
受け継ぎ、安定したHFCにすることの大切さが身に迫ります。

 そうした流れがDVDにあふれています。97年の厚別11連勝、不敗神話の出現、J昇格時に行ったパレードを包み込む市民。とても
感動的です。

 毎年の資料写真の中のトップチーム集合写真にはペレイラ、アルシンド、マラドーナ弟、バルデス、勿論エメルソンも。吉原宏太もいます。見ていて飽きません。

 経営状況の推移には入場者数、広告収入、赤字の経過などが数字と
グラフではっきりとわかります。それが未来への掛け橋なのかと思います。この10年史は資料であり、読み物であり、思い出の再現です。

 DVDの映像を見た人から「私があそこにいる」と言った発見が
届くのではないかと期待しています。ぜひ、お申し込みください。10日のドームでお待ちしています。

 (写真は10年史「夢に挑む」の見本とサイン。DVDはデモ版で本物  ではありません。ケースはつかず、本の中に挟みます)








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18:33

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フェアプレー賞

2006年04月15日

どきどき、はらはらのゲーム運びから解放されました。
3連勝の湘南戦。どっと肩から力が抜けました。
勝つのはいいものですね。みんなが笑顔でした。握手攻めでした。

この日のゲームにはJリーグから、野村六彦規律委員会委員長が
来ていました。その後のフッキ選手の観察が主な狙いのようでした。
一発退場のシーン、それに先立つ伏線もビデオで確認してくれた上での来札です。

試合後、わざわざ私を探して話してくれました。
「今日のフッキ選手はよいプレーでした。いい選手になりそうですね」
そう、言ってくれました。

柳下監督の指導が行き届いていることにも言及してくれています。
そして、「札幌は戦い方がフェアです。ぜひ、今季のJフェアプレー賞を
狙ってください」とも。うれしいですね。

シュート数は札幌28本、湘南5本、フリーキック25:10。圧倒的だったのは
もちろんうれしかったけれども、イエローカードの枚数で湘南5札幌2。
みごとなフェアプレー。野村委員長の言う通りです。

神戸戦、草津戦も警告なし。
フェアプレーを続けて、J1へ。
夢が広がります。夢がつながります。


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22:05

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笑顔に出会えたのに

2006年03月11日

20060311-00.JPG
1万7千人の笑顔に出会えたのに。
とても残念でした。後味の悪い結果となってしまった。
押し込みながら、ゴールをわれず、コナーキックでの失点。

しかもフッキのレッドカード。
「今年はいけるよ」と笑顔で言ってくれたサポーターの
期待を裏切ったことに、申し訳ない気持ちです。

「残念ですけど、あとはテレビで見ます。今年はJ1行きですね」と
言ってタクシーで帰った高橋はるみ知事もきっとがっかりしている
ことでしょう。

知事はキックインの前に、スタンド下の一塁側ブルペンで
キックの練習を、小亀・コンサコーチの指導を受けて臨みました(写真)。「これまでのキックインでは1勝1敗だから、今日で勝ち越しですね」。そういっていたのに。

知事には「しまふくごはん」(写真)を持ち返ってもらいました。
食育と言う言葉で包んだお弁当はJリーグ初です。

地元の食材を多く使った優しい味。真ん中のチキンライス
その回りのおかず。食卓を囲んだ温かい家族のように
思えました。

食の安心安全条例を作り、食育にも力を入れる知事に、ぜひ
食べてもらいたかったからです。

コンサ戦士も、寮のご飯、家族の食卓で、今日の疲れを癒し
次の山形戦に備えてほしい。明日からが出発です。


20060311-02.JPG




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22:37

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うれしいプレゼント

2006年03月05日

20060305-00.jpg 300人は超していただろうか。赤と黒に染まったアウェースタンドから二つのコンサ・マフラーが降ってきた。

「社長、よかったね。ほら、受け取って」の言葉と共に。

1-0。うれしかったので、胸の高さまであるコンクリートを
這い上がって、スタンド下まで飛び出してしまった。ズボンは汚れたが。
赤と黒の勇者の合唱に沸く、サポーターの皆さんと一緒に両腕を突き上げた。

3階席から見ると、アウェーゴール裏とホームゴール裏のサポーターの数は
そんなに変わらないように見えた。熱烈応援席だけを比べれば鳥栖側より
札幌のほうが統制取れて、かっこよかった。身内ひいきかな。

鳥栖駅を降りたら、コンサドーレの歌がスタンド方向から聞こえて来る。
「おやっ」と思ってよく見ると、選手のバスが着いたところだった。
待ち受けていたコンサ・サポ集団が大歓声と歌声で迎えている。

「佐賀にもずいぶん北海道関係者がいるのだな」。
そんな声が鳥栖クラブ関係者から聞こえて来る。
「大部分が札幌や東京からですよ」と誇らしげに言ったらびっくりしていた。

この日の勝利は大きかった。開幕戦の勝ち点3。
後につながる。11日のフォーム戦は盛り上がるだろう。
お客さまも多くなる。つい、顔がほころびてしまう。

駒大苫小牧高の事件で、暗くなった気分を吹き飛ばし、
道民に明るいニュースを提供できた。そう思うと余計に
うれしい。

二つのマフラーと「1-0」。
サポーターと選手からもらったプレゼントに心から感謝している。




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00:32

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「勝つ」  強い意志

2006年03月03日

先週末、わが家に珍しいお客があった。
クリスティーナ・デイツトフルトさん。1000年の歴史を誇るオーストリアの
貴族、第15代デイツトフルト男爵家の長女である。
20060303-00.jpg彼女は16歳の1960年からオーストリアのナショナル・スキーチーム
のメンバーとしてワールドカップ・アルペン競技で、6回優勝して
いる名選手だった。2度の両足骨折を克服しての優勝トロフィーは100
を超える。
2月26、27日、ニセコで一緒だったが、濃霧と大風の26日、それに猛吹雪の27日もびっしり滑っていた。そのガッツには敬服した。こちらは、とても危なくて結局、ひとすべりもしなかった。

夕食時の会話の中で、「よく6回の優勝が出来ましたね」と訊くと、
「絶対に勝つという強い意志があったからだ」とこともなげに語った。
「その気持ちが、弱まっているときは勝てなかった」とも。

戦争中はナチスに、戦後はソ連軍に追われてサウンド・オブ・ミュージック
さながら一家でウイーンを逃れ、山中に隠れた。そこでの遊びの中で
身につけたのがスキーだった。

「体のバイオリズムに合わせながら、勝とうという気持ちを最高に保てば、必ず勝つ」。トップ選手になれば、技術、体力で大きな差はない。最後の勝利を左右するのは、勝とうという気持ちの差だと何度も繰り返した。

悪条件下での滑りの中に、その強い意志を見た思いだ。
コンサドーレは4日、鳥栖と開幕戦を戦う。
「必ず勝つ」。強い意志で勝利をもぎ取ってほしい。



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00:29

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ありがとうございました

2005年12月03日

募金1
ありがとうございました。この一言です。

シーズンが終わりました。

勝てる試合を落とした第1クール。そして連休明けの悪夢。
お詫びの水戸戦から勝ち上がって、3位を望める位置での折り返し。
第3クールは苦戦したものの、第4クールは42節まで昇格圏で争った。
選手のがんばりにありがとう


20051203-01.JPG
昨年は最下位の5勝、今年は17勝の6位、目標に一歩届かなかったが
最後の2試合を勝ちきって、来年につなげることが出来た。

温かい声援を送り続けてくれたサポーターがチームを押してくれた。
不祥事のときも、連敗のあとも励ましの声が聞こえた。

最終日のサンクスウオークを見た東京のスポンサーさんは
「札幌のサポーターはいつ見ても、独特の雰囲気がある。それは
選手に寄せる気持ちの温かさ。ほかのチームには見られませんよ」
そう語っていた。

そうそう、忘れられないことが今日もあった。
パキスタン地震支援募金では、なんと787,650円が集まった。
救援を呼びかけたパキスタンの学生達は、まさかこんなにと喜んでくれた。
あやかちゃん募金はまだ未集計だが、募金の列に切れ目がなかった。

インドネシア地震で孤児となった子供たちへのサッカーボール集めも
2000個に及ぶボールが集まり、今、船で海を越えている。
地震が起きた昨年の12月26日までにはみなさんの善意が届く。
北海道盲導犬協会への寄付金も多額になった。

温かったサポーターのみなさん、本当にありがとうございました。
来シーズンもよろしくお願いします。
このあと、勝利の録画放送をゆっくり安心して観ます。




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23:19

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