2009年12月14日
昨日は一日散歩きっぷを使って室蘭へ帰る、と書きましたが、本当の目的は秘境駅No.1として有名な「小幌駅」へ出かけることでした。 自動車を所有していなかった頃は実家の函館へ帰るときにJR(国鉄)を利用していたので、トンネルとトンネルの間に駅が存在していること自体は知っていました。しかしながら停車する列車も少ないですし、用事もないのでわざわざ出かける気にはなりませんでした。 ところが昨日は夕方に豊浦へ出かける用事もあり、ふと気づいて時刻表を調べてみたところ、札幌発8時55分のエアポートに乗れれば、一度家に戻って荷物を置いてからでも小幌へ行って豊浦へ戻ってくることが可能でした。これならCVS交流会で飲み過ぎても何とかなる、ということで実行することとなりました。 小幌へは東室蘭13時45分発の長万部行きに乗車しました。1両編成のディ-ゼルカーは旅情をかき立ててくれます。豊浦からの帰りに車を運転しなければならなかったためビールを飲めなかったのがちょっと残念でしたが、学生が多く乗り合わせていたのでそれで良かったのかも。 豊浦までにほとんどの乗客は降りてしまい、手前の礼文を出発したときには4名となっていました。 長いトンネルを走行するなか小幌が近づいてきたというアナウンスが流れ、無事小幌に到着、下車したのは当然のことながら自分だけした。秘境駅とは言っても下車する物好きは結構いるようで乗務員さんも普段通りの対応でした。 ホームに自分だけが残り、乗ってきた列車はトンネルの中へ消えていきました。帰りの列車は23分後に到着するので今回は洞窟移籍や岩屋観音の見学はできませんでした。崖下に広がる海岸を眺めにいったりホームに括り付けてある時刻表を撮影したりと慌ただしい時間が過ぎていきます。そのうち警報機が鳴り始めて列車の接近を告げだしました。函館方面からは貨物列車が、室蘭方面からは北斗が相次いで通過していきました。トンネルの中にあった速度標識は115というのを見ていましたから少し離れて撮影したつもりだったのですが、それでも迫力がありました。
やがて帰りの列車がやってきて短時間の秘境探検は終わりました。今度訪れる時には釣り竿持参でじっくり楽しんでみようかな。