南アフリカW杯 雑感

2010年07月10日

W杯で新しい戦術なりがでてくるということは、もうないのかもしれないなあというのが印象で。

それはクラブチームで行われることなんでしょう。

世界最高水準の戦いは欧州選手権ということとなるのかなあ。

マラドーナの大会と言われたメキシコ大会だって、たしか、目新しい戦術は出てこなかったといわれていたように記憶している。

まさに、マラドーナの大会だったといわれる所以です。

逆に言うと、それまでの大会は、世界最高の戦術等を披露する場所だったはずです。



ブラジルがらしくなく堅守でボールを奪って数人のアタッカーで速攻を仕掛けるチームで優勝を狙った。

ドゥンガさんが監督をした段階でこういうチームを作ることは予想できるよ思う。

ブラジルは本当にW杯で勝ちたいんだなと思う。

それだけ、ペレの後、ロマーリオさんまで勝てなかった事が効いているのだなと思う。

それなのに、センターバックとキーパーの連携のミスから崩れていった。

センターバックとキーパーに弱点があるというう伝統のみ引き継いだと後世言われるのかなあ。



ドイツは執拗なサイドからの攻撃で相手が根負けしてくれるチームとは違うチームで戦ったのに、負けるなんてねえ。



オランダもいつもの華麗なオランダじゃないよね。

今までのスーパースターが多士済々いたオランダではないように思えるけれど。

オランダの蹴球をやりたいというより勝ちたいと思っているのかなあ。

毎回、無敵艦隊と呼ばれるスペインが初戦つまづいて、いつものスペインかなと思ったのだけれど。

決勝に勝ち上がった。一番見てて面白いチームかなあ。

アルゼンチンは上手くて、がんばって、試合巧者のイメージがあるけれど、今回のチームは綺麗にプレーしすぎの感。



独逸か伯剌西爾か伊太利か亜爾然丁か。

この国々の中で持ち回りで優勝を決めていたW杯ですが。

英蘭と仏蘭西は自国開催での優勝なので超はつかないかな。

超強豪国の中でW杯に対するモチベーションが崩れている感じがしますね。


パラグアイ戦後

2010年07月09日

今更ながらのパラグアイ戦をいうことで。
試合結果は順当だったのでしょうね。悔しさ半分ですけれど。
日本のミスにつけこめなかったパラグアイというところでしょうか。

パラグアイにも決着をつける力はなかったのかもしれないな。
でも、PK戦までもつれこんだら、勝てないだろうなって思いましたね。
そこらへんの戦いの経験値は明らかに向こうのほうが上だろうから。

このキリキリする戦いとPK戦を経験して敗退する経験値と。
このPK戦を制し、次の試合、たぶん明らかにボコボコにされるだろう試合を経験するのと。
この場合、どちらが、良かったのだろうかなんて妄想を巻き起こしていますが。
岡田監督は、もう一試合って言っていたように、もう一試合見たかったかなあとも。
でも、なんとなく、納得している自分自身もいるのかなあ。

一歩一歩でよいでしょう。
でも、その一歩一歩が凄いことなんだけれど。

代表の戦いは。
アジア予選を勝つ取るチームとW杯予選3試合をしのぎ切るチームとの2種類作らねばならないなかなと。
そして、アジア予選と親善試合で鍛練・熟成させていく代表チームを作るのには、開催国で予選免除する場合を除いては。
もう無理だろうなって思います。

予選を突破して。まあ、圧倒的にアジアを突破したことは一度としてないのでそれをまず実現させてほしいかな。
で、そのチームを一度ご破算して、対戦国を研究して、その時の状態の良い選手を選んでW杯本戦3試合を戦いぬく。
そんな戦い方をしていくのではないかなあと。