2009年08月26日
まぁ、写真はたいしたもんじゃないんですけど、 最近の手ぶれ防止機能は面白いですね、という写真です。 ドームのこの場所のあの明るさで、もちろん手持ちで、 旗があれほどぶれるシャッタースピードで、 人物はそれなりに止まっていますからね。 ちなみに私 ミノルタ→コニミノ→ソニーです。
2009年08月24日
日曜日はショックでした。 まだ立ち直れません。 言葉がなかなか出てこないので、久しぶりの写真がギャラリーです。 開始当初は写真が名物だった赤黒徒然草ですが、ドームも、厚別もアングル的なネタが 尽きてきたところだったのですが、この間、カメラを買い換えたのちょっと新鮮な感じで、 取りました。
2009年08月20日
ハファエルの出番がない。 クライトンが去り、その穴埋を埋める救世主として来日したブラジルのテクニシャンなのに。 なぜなら、うれしいことにクライトンの穴を、18歳の高校生古田が埋めてしまったからだ。抜群のボールキープと自在なドリブル、そして思いっきりの良さ。「末恐ろしい18歳」という声も聞く。 もちろん、コンサポとして諸手を挙げて賛成なのだが、あえて、しかし、と言っておこう。 ユースの先輩、藤田は同じく高校生の時にJデビューし、高卒一年目でレギュラーを取り、2年目には年間7得点取って、J1昇格に大きく貢献した。私は、このとき、この選手がこのまま成長したら、どうなるのだろう、末恐ろしいとはこのことだと期待した。ところが昨年、そして今年も0得点。 同じ、ユースの先輩、石井は高卒1年目で準レギュラーに定着し、2年目には9得点取って大活躍した。私は、このとき、この選手がこのまま成長したら、どうなるのだろう、末恐ろしいとはこのことだと期待した。ところが昨年、そして今年も0得点。 決して古田が二人の先輩のようになると予測しているのではない。 プロに成り立てのルーキーイヤー。失うものは何もなく、勢いだけでフィールドを駆け巡れる。そして回りのプレッシャーも少ない。それが、好成績となって現れる。 しかし、そうした選手でも年数を経ると、求められるものが増え、責任も重くなるのに、相手のマークは厳しくなっていく。こうして、多くの選手がルーキーイヤーの輝きを失ってしまう。どんな名選手でも、一度はくぐるプロの試練だ。「踊り場症候群」とでも名付けておこうか。 コンサドーレ札幌が期待されながらも、今期、中位に甘んじているのも、実はこうした「踊り場症候群」と関係があると思うのだ。 今期、前述の石井、藤田に加え西、岡本、上里が中心選手として期待された。選手としての能力は高く、若いながらすでに多くの経験を積んでいる。これらの若手が、順調に伸びれば、1年でのJ1復帰もそんな難しい目標ではない、と春まで思っていた。 ところがだ。主力とされた若手は、みな同じような年齢、経験。そのため今年、みんな同時に「踊り場症候群」にかかってしまったのではないだろうか。それが現在の順位をもたらしていると。 1年目、2年目の爆発。3年目、4年目の踊り場症候群。ここから、そのままで終わる選手と、復活する選手に別れる。コンサドーレ札幌の若い主力が、そろいもそろって「復活組」になれば、スゴイチームになると思う、と期待せざるを得ない。 と書いたが、中には、3年目、4年目の踊り場症候群を経験せずに、ずっと爆発が続く選手が一握りだけどいる。古田にはぜひそうした選手になってもらいたい。
2009年08月19日
遅ればせながら三浦監督の現場復帰を歓迎したい。 コンサドーレの残留に失敗し、浪人になった三浦さんが、このまま監督業から遠ざかるのは、日本サッカーの損失だと思っていた。一方、三浦さんの特徴的な守備戦術が嫌われ、このままどこからも呼び声がかからないことも懸念された。事実、一時代前に脚光を浴びたJの監督でも、現在まったく指導の第一線から姿を消して、久しい人は何人もいる。 三浦さんは、代表経験、プロ経験はおろか、高校時代まで遡っても選手としての実績がない。選手の実績としてはほとんどアマチュアレベルだった。たしか、意を決してドイツ留学をするまで養護学校の先生だったはず。 そうした身でありながら、プロの監督業の第一線で活躍するのは並大抵のことではない。それだけに結果を残さなければならないという意識は強く、徹底的に確率論に立脚したあの独自の戦術になったのだろう。 そしてこの戦術が一昨年のコンサドーレに見事にはまり、前年に6位だったチームを就任一年で見事優勝・昇格に導いた。きらびやかなサッカーエリートが支配するプロサッカーの中で、ほとんどアマ同然のところがからのし上がり、これだけの実績を示した能力・手腕はやはりたいしたものだ。 これだけの才能を、たった一回の失敗(去年のうちだけど)で葬り去るのはあまりにも惜しい。貪欲な三浦監督のことだから、2007年までの自身の戦術、サッカー観を冷徹に分析し、次のステップを見出しているはず。指導者としての成長の加速度が、引き続き伸びていけば、いずれは代表だって任せられてのではと思う。 そうした意味で、神戸のフロントが三浦監督を指名したことを歓迎したいし、無条件で監督を応援したい。もし来年戦うことになったら別ですが・・・ トハイエ イマダカライウケレド、アノサッカースキデアリマセンデシタ ヤンツーサッカーガスキデシタ
2009年08月17日
いやー3連勝。うれしいです。 今日のポイントは、「ゲームのコントロール」。 相手の岐阜は、著名選手こそいないものの、順位は近く、ここまでホーム11戦負け無しという。最も暑い時期に、暑い場所で行われるアウェイゲーム。そうした難しい条件の中で、絵に描いたようにゲームプラン通りに試合ができたことをまず喜びたい。 序盤、まず先制点を狙って札幌が攻勢に出る。この攻撃は見事。これまでずっと攻撃のコンビネーション向上を狙って、練習を積み重ねてきた成果と見たい。縦横無尽の攻撃には、J1の香があった。 そうしてダニルソンのゴールで1点を取ったわけだが、ここからどうするのか。以前の石崎さんなら2点目をねらいに行っただろう。 ところが、今節の札幌は2点目を狙わず、ペースダウンして試合を膠着状態に持っていこうとした。三浦さんの時代にはよく見られた光景だが、あからまにギヤを切り替えたのは、石崎さんになって初めて。 ところが、あまりにも露骨にギヤを落としたので、相手につけ込まれる。つけ込まれる。この辺がチームが若いというのか、慣れていないというのか。それでも、ゼロで抑えたのは幸運だ。 後半もギヤを落としたまま、カウンターの機会を狙い、砂川の個人技で追加点。後半30分以降の危ない時間になっても、スローダウンを続けてきたため、懸念された息切れもなく、逆に相手の足が止まって楽な逃げ切り。 早めの先制点、守りながらの後半早々の追加点。無理せずにゲームをコントロールしつつ確実に勝ち点3を獲得するというサッカーは、まるで三浦監督時代みたいだった。 これまで、着実に課題を消化してきた石崎コンサドーレも、「得点を意識する段階」から「勝点を意識する段階」へ、着実にステップアップしてきたことを実感させる試合だった。 一方の岐阜。メンバー表を見ると、決してタレントを揃えたチームではない。それでも、先制点を奪われてからの攻勢は迫力があった。ホームで無類の強さを発揮する訳がわかった。 攻撃は至ってシンプル。ボールを奪ったらすばやくサイドを縦にボールを動かす。 そして時間をかけずにゴールに向かう。ゴールが近づいたら迷わずクロス。こうしたシンプルな約束事がチームに浸透している。これに札幌はけっこう手を焼いた。 こういうのを見ていると攻撃にもっとも必要のないものは「迷い」だということを教えてくれる。これまでの札幌だと、ゴールに近づくと、もったボールをどうしたらいいのか、ドリブルなのか、クロスなのか、パスなのか、キープなのか、選手が迷ってしまっていた。 ボールを保持する選手が迷ってしまうと、受ける方も迷う。その結果、全体として攻撃が停滞し、相手はそのスキに楽々、守備網を構築してしまう。これが、7月の低得点、チームの不調なわけだ。 しかし、この数試合、練習の成果か、特に古田が入ったことによるのか、全体的に攻撃時の「迷い」が少なくなってきているように思う。なにはともあれ、第3クールの大反撃を期待したい。
2009年08月12日
ヴェルディ戦のことなんですが、遅くなってしまいました。 さて、今節、自分的にもっとも興味深かったのは、古田の活躍はもとより、藤田が左サイドに回ったことでした・・・ 毎度、石崎監督の采配には驚かされる。西をでフェンダーにしたかと思うと、次はFW。そして今節はMFだった。上里もボランチとバックの間を行き来し、宮澤も前と後ろで使われた。コンサドーレ札幌を見てきて10年を超えるが、こんな監督見たことがない。 そんななかでも、古田が頭角を現すと、いよいよ藤田もスタメン落ちかと見ていた。他の選手と違って、藤田ほど右サイド以外が想像できない選手はいない。ところが、フタを開けてみると、なんと左サイドだった。 一般に、監督には「人」を取る監督と、「カタチ」を取る監督がいるように思う。カタチヲ取る監督の代表格は、いうまでもなく前三浦監督。まず4-4-2の3ラインというカタチがあって、そこに人を当てはめていった。ところが、石崎監督は、カタチにはこだわりはないらしい。試合中でもめまぐるしくシステムが変わる。 反対に、「人」に対しては強いこだわりがあって、同じポジションに古田が台頭してくると、ポジションをずらしてまでその「人」を使おうとする。もっとも今期、札幌が得点力不足に苦しむのは、こうした用兵が一因であることは間違いない。コンビネーションを高めようと思えば、選手とポジションはできるだけ固定した方がいいからだ。 J2で結果を出そうとするならば、フィールドの約束事はできるだけシンプルにすること。それを三浦監督は教えてくれた。今期の湘南も試合を見ていると、約束事は実にシンプル。ボールを奪ったらまずアジェルにあずけ、アジェルに渡ったと思ったら・・・というように、シンプルな約束事が徹底されている感じがする。 ところが、DFの西がFWになったかと思うと、宮澤になったり、するようなうちの戦い方では、約束事を徹底させようと思っても、約束する相手がくるくると変わって、徹底しない。これではなかなか形が出来ない。 しかし、約束事をシンプルにすると、応用が利かなくなることも昨年学んだ。J1の強力な攻撃陣が、いとも簡単にラインデフェンスの裏を取ると、昨年のうちはどうしようもなくなった。シンプルな約束事の反対は、応用力、選手の戦術眼だ。J1の選手は、技術もさることながら、これが明らかに高い。 石崎監督の目指すサッカーはJ1に定着できるサッカーだという。なるほど、複数のポジション、複数のシステムを実践の中で経験することは、応用力、戦術眼を高めることに確かに結びつく。 縦の突破だけが売りだった藤田が、まったく別サイドを経験する意味は将来に向けて大きい。
2009年08月06日
厚別から帰って、さっきまでプレイバックを見ていた。 前節のセレッソ戦が屈辱的だっただけに、本当に溜飲の下がる試合だった。 今期のベストゲームではなかったか。 何よりもうれしいのが、コンビネーションで得点が生まれたこと。 ここで、ずっと主張していたが、今期の札幌は(前からそうかもしれないけど)、選手の連携によって相手を崩すゴールが、これまでほとんど見られなかった。 ところが今日、1点目も2点目も、コンビネーションによっての得点だった。 1点目は、高校生ルーキー古田と西嶋の右サイドの崩しから、西嶋が上げたクロスを宮澤が粘って入れたもの。 特筆すべきは2点目で、起点となる球出しから5,6回ボールが繋がれて、宮澤が決めた。それも、グランド一杯をつかった大きな展開による崩しで、これを見た時、石崎監督が求めていたゴールのカタチは、こんなカタチなのかと思った。苦しみながらも、攻撃のカタチが少しづつできあがっている手応えを選手も感じただろう。 サッカーというのは実にメンタルゲームで、フィールドの中の気持ちが前向きになればすべてが良い方向に回り、後ろ向きになればとたんに悪循環を起こしてしまう。それを象徴したのが3点目の上里のスーパーゴール。これは前半の札幌の選手のポジティブな気持ちがもたらしたものに違いない。 こうしたメンタルの活性化は、18歳の高校生ルーキー古田がもたらしたものだ。前節も、大阪に痛めつけられても古田が登場した後半以降に、選手のモチベーションが回復した一瞬があった。 やはり、運動選手にとって「高校生に不座なま姿を見せられない」という気持ちは強いのだろうし、古田にしても「当たって砕けろ」の精神で伸び伸びとできるのだろう。これの相乗効果が、今節の完勝を生んだと言える。 本当に、サッカーはメンタルスポーツだ。
2009年08月03日
若さは、時に心の脆さをともなう。 勢いに乗った時、若さは大きな武器になるが、いったんマインドが悪い方向に転がりはじめると、止めどもなく転がってしまう。 シーズンという大きな流れでも、試合という短い流れの中でも、若いチームはいったん心の調子を崩してしまえば、それを短期間にリカバリーするのは難しい。 今節、優勝街道をひた走るセレッソとアウェイで戦った。第1クール、ホームでのセレッソ戦が、札幌復調の切っ掛けになったとすれば、抱き2クールで、中位に低迷する札幌が、再び上位を覗う切っ掛けをつかむとするならば、この試合だった。 開始早々のキリノの、西のシュートが決まっていいれば、若いチームだけに勢いに乗ったかもしれない。しかし、前半に先制されると、テレビを見ていてもわかるほどマインドを落とし、相手にゲームを預けてしまった。 そんな札幌が後半、少し元気を取り戻したのは高校生の古田の投入が知らされてからだ。おそらく、フィールド上の選手たちは、古田だけにはふがいないところを見られたくないと、奮起したのだろう。しかし、古田の投入の甲斐無く、なんの見せ場もなく無得点で試合を終えてしまった。 札幌とセレッソとの差は、個々の技術はさることながら、攻撃に移った時の思い切り、勢いだ。ここで再三、札幌には攻撃のカタチがないと嘆いて来たけれども、セレッソにも確たるカタチがあるようには見えなかった。 それでも個々の能力に絶対の自信があることが感じられた。ボールを持つと、まずはドリブルで前進する。そこに迷いがない。そして個の力だけでゲームを決定する能力がある。 一方札幌と言えば、せっかくボールを奪っても、ゴールに近づくほど、迷いが膨らみ、前に進む勢いが萎え、相手に守備体系を作られてしまう。せっかくの好位置でボールを保持しても後ろに下げるか、自信なさげに中途半端なパスを出して相手に渡してしまう。 これらは、自信喪失の現れた。もし、札幌の選手が自信に満ちあふれ、若さの勢いを保持していたならば、セレッソとの差は、ほとんどないと信じたい。
プロフィール
コンサドーレの試合をはじめて見たのは、招待券で見た1996年伝説の厚別初戦。ペレイラのフリーキックと、オテーロのVゴールを目撃しました。娯楽の少ない北海道で、それは衝撃的な体験でした。そして実際に自分がファンからサポーターになったのは98年に、オフィシャルサポータークラブに入ってから。以来、今日までホーム全試合観戦を目標に、シーズン券を買って、応援を続け、たとえJ2の最下位になろうとも、年間に5回しか勝てなくとも、(実際になりましたが)、チームがある限り、サポであり続けることを誓って、今日まで生きてきました。
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