2009年12月03日
日刊スポーツの報道だから眉唾だけど(去年のオシム報道は忘れない)、ゴンがくるかもしれない。ゴンがくるかどうかは置いておいて、今期の補強テーマは、どうやら「メンタルの強化」にあるように思う。 11月13日の「報知新聞」だが、こんな記事があった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『コンサドーレ札幌が来季J1昇格へ“勝負魂”を磨く』 札幌・矢萩竹美社長(59)が「今年は試合数も多く、具体的なメンタル強化のプログラムが組めなかった。 現場スタッフに(必要性を)聞いてみたい」と今後、メンタルトレーニング専門家の招へい、講義を検討する方針を明かした。 若手主体の経験不足からか、今季の逆転負けと追いつかれての引き分けは10試合(第48節終了現在)。 勝負どころでの精神的もろさも露呈し、勝ち点を取りこぼした。 また、18チーム3回戦制51試合の過密日程ということもあり、開幕後の練習は必然的にコンディショニング重視に。 来季はJ2新規加入クラブがあれば、2回戦制に移行することが濃厚で、きめ細かな強化をにらんだ日程も組める。 残り3戦も「消化」ではなく「強化」試合にする。 石崎信弘監督(51)は「ここはいい子、優等生が多い。もっとガムシャラにやってほしい。 好きでサッカーをしているのだから、出たい勝ちたいは当たり前」と精神面の物足りなさを指摘。 リーグ戦が空く14日には、練習試合を急きょ設定した。今季の苦い経験をふまえ、心身ともに鍛え上げる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 常々サッカーはメンタルスポーツだと思ってきた私だが、今期は、若い札幌のメンタルの弱さを痛感させられた。優勢に戦っていても、ちょっとしたことで気持ちを落とし、勝ち点を落とした試合を何度も見た。こう思っていたのは私だけではなく、実は強化部も同じ考えなのでないか。 いくら札幌が育成型と要っても限度を超えると、甘えが生じてしまう。ユース出身の鈴木を何年もサテライトに温存し、戦力外通告をしてもフロントスタッフとして救った。ところが、今年、石井が戦力外通告を受けたが、これは「ユース出身でも切るときは、切る」というサインのように思う。 30歳を大きく超え、リハビリを続けている箕輪に戦力外通告をしないのも、若手に対する教育効果を優先していることのように思う。36歳の藤山竜仁が入るのも、これと同じ文脈なのだろう。 こうしてみると、ゴン中山の加入は、集客増や露出強化よりも、若手のメンタルを向上させることが第一の目標のように思える。
プロフィール
コンサドーレの試合をはじめて見たのは、招待券で見た1996年伝説の厚別初戦。ペレイラのフリーキックと、オテーロのVゴールを目撃しました。娯楽の少ない北海道で、それは衝撃的な体験でした。そして実際に自分がファンからサポーターになったのは98年に、オフィシャルサポータークラブに入ってから。以来、今日までホーム全試合観戦を目標に、シーズン券を買って、応援を続け、たとえJ2の最下位になろうとも、年間に5回しか勝てなくとも、(実際になりましたが)、チームがある限り、サポであり続けることを誓って、今日まで生きてきました。
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