2005年11月28日
今頑張らずいつ頑張る!
全力に悔い無し!
どちらも良い言葉です。全くもって。
これは選手のみならず、サポーターにとっても同様なのではないかと
京都戦、甲府戦で思った次第です。
力を全て尽くす。故に全力。
京都戦では皆選手に拍手を送った。
それは選手が全力を尽くしたようにサポーターが感じたから。
(甲府戦は・・・・まぁいいや。アレは色々あり過ぎる)
ともかく、あの試合を見て、選手もサポーターも全力を尽くすべきだなと、
全力を尽くした後は気持ちがいいなと。そんな風に思うようになったわけです。
至って当たり前な話ですが。
ではサポーターの全力とは何か?
サポーターの全力=90分フルタイム声援。
叫び続けろゴール裏!爆裂ゲバゲバ90分!違うな。なんだっけ?忘れた。ともかくそんな感じ。
具体的なゴール裏での行動指針は以下の通り。
1:溜息をつかない。
2:味方選手に野次をしない。
(相手選手への野次やブーイングは流れを読んで的確に。無理ならしない。
物議を醸すのは大概空気が読めない奴です。鳥栖然り、俺然り)
でも、いきなりそんな事言ってもガッチリ身に付いた野次溜息癖は抜けない!
解ります。そんな諸氏には以下のように行動するよう薦めます。
1.
溜息をつきそうになったら、或いはついてしまった場合
「あぁ~~~~(溜息) ぁぁぁああああ!!!!!!
よっしゃもういっちょ来いや!!さっぽーろ!!さっぽーろ!!(絶叫)」
2.
野次をしてしまいそうになったら、或いは野次をしてしまった場合
「てめぇ砂○!どこにパスして・・・(野次)・・・・
・・・・でもいい狙いだったぞ!さっぽーろ!!さっぽーろ!!(絶叫)」
是非心がけてみて下さい。
野次を言ったり、溜息をついたりと一段高いところから見てるより
よっぽど楽しいし、心地よい疲労感があります。これはマジです。
追記。
1.の応用。
(中盤のパスが思いっきり相手に渡る)
「あぁ~~~・・・・あぁぁぁああああーかーとくーろーのほーこりを!」
※
この時両手を握り、精一杯胸を張って広げてみましょう。
興が乗ってきたら片手を回すのもいいですね。
あっという間に貴方の周りは襷の中ライクな緊張感に包まれる事でしょう。
これは野次や溜息だけじゃなく、誹謗中傷弾幕を出しそうになった時や
或いは特定選手に応援そっちのけでブーイングしたくなった時にも有効です。
「飲酒運転撲滅!○○もJへ」などと書いてる暇があったら、思い直して
「残り2戦、目指せ5位!」とか、「尽くしてみないか!?全力を」とか
なんかそんなん書いておけばいい。
新居のMIP表彰でブーイングしてる暇があったら、選手に精一杯の声援を送ったり
札幌に居る友人に電話したりて、今の喜びを伝えればいい。
俺は友達居ないから出来ないけど。
ともかく、マイナスの感情を殊更に発露する事の無いスタジアム、
特にゴール裏になればいいなとそんな風に思います。
(まぁそれだけで済まない場所なのも承知してはいるつもりだが)
以上。
2005年11月27日
福岡空港→博多駅→鳥栖駅までは、
早く繋がればホントに40分程度で辿り付ける。意外と近い。
来年も福岡空港にはお世話になる事になったけども、
「鳥栖はちょっとねぇ」
などと、参戦を躊躇ってる方がいらっしゃったら是非どうぞ。
本当に福岡となんら変わりません。
鳥栖駅の駅員さんはみんなサガン鳥栖のユニを着ている。
これ、札幌でも何とか真似したい。駅から遠いから余りアレだが。
試合会場に入場すると、
やはり2005年最後のアウエーと言う事もあるせいかとても集まりがいい。
口々に残念だったとか、来年は頑張ろうとか話しながら試合開始を待つ。
練習しに入場してくる選手に精一杯のコール。皆いい顔だ。
いよいよ試合開始と言う段になり、襷を抱え気合を入れたところで
運営の方からとある弾幕をはがす様に言われた。
それが12netの方で言われてた、アレである。
文面を後で人伝に聞いたんだけども
全く笑えないし、何の皮肉にもなっていない。
知性の欠片も感じない、下品でしかない横断幕だった。
サポーターの中には(サポーターというのもイヤだが)、
悲しいかな頭の足りない子が居る。それはもう、厳然として存在する。
沢山の人が、いろいろ頑張って積み上げたもの、作り出した場を
面白半分興味半分で崩し、他とトラブルを起こす事に血道を上げてる人が、
マジでどうかと思うけど、居る。
恐らく本人は問題ではないと思っているのだろう。嫌な話である。
ちなみに試合は一進一退、
互いにビッグチャンスを作りあう好ゲームだったが
そのチャンスを2回モノにした札幌が2-0で勝利した。
選手の活躍と、来期陣営を思うと胸が痛む。そんなナイスゲームだった。
試合の後、鳥栖のセレモニーにおいても新居にブーイングし続けているKittyGuyのせいで
なんか鳥栖の方から腕白な人が多数歩いてきて一悶着。
警備員の対応とか、スタジアムの動線管理とか、KittyGuyの立ち居振る舞いとか、
色々あったらしいけどもリーダーの皆さんの尽力で事無きを得た。
これも本当に後味が悪い要因の一つ。
せっかくのアウエー最終戦。
砂川と池内が決めて2-0の文句無い勝利。
それが何人かの馬鹿のせいで、
本当に、今まで味わった事の無い、酷く快感の小さな勝利になってしまった。
鳥栖戦のまとめ
馬鹿にスプレーとトラメガを持たせるな!
2005年11月25日
2-1でリードしていた甲府戦だが、
まさか3分足らずの間に逆転されているとは思わなかった。
(記録では2分足らずだとか)
思い出せないだけかも知れないが、
点を取られ始めてから、試合が終わるまで
きっと5分以上はあったような、そんな感じだと今でも思っている。
点を取られた。ガックリするドーム。
終わっちゃ居ない。声を振り絞って声援を送る。
座るな!めげるな!凹むな!選手にも、サポーターにも諦めて欲しくない。
まだまだ時間はあると声を張り上げ、自分に言い聞かせながら応援した。
でもまた取られる。
正直言って、この段階(2-3)で勝ちは無いだろう。
無いだろうけど、俺達が萎えたらホントに終り。
ここまで死ぬ気で走って、筋肉は限界を迎え、精神的にもボッキリ折られた選手。
それを助ける、もう一度立たせる事が出来るのは、サポーターだけだ。
等と考えていたら、完全な終戦を印象付けるあのプレイ。
あれはもう誰も責められない。
ホイッスル。
目の前が急に歪み、しゃくり上げるのを堪えるだけで精一杯だった。
(結局堪え切れなかったが)
とまぁここまでが3分だなんて信じられん。
濃密な時間は実時間以上の感覚を与える。
来年は、悪夢じゃなくて、奇跡と呼べる「歪んだ時間」を味わいたい。
その為にも、もっと選手に力を与えられる、そんなゴール裏にしないといけないと
そんな事を思った。
明日は鳥栖戦。きっと必死さでは札幌以上だろう。
だが蹴散らす。そうさせる為に緩まない応援をしなければいけない。
サポーターはファンじゃない。一緒に戦って、一緒に勝つ。
また始発だ。頑張ろう。
2005年11月24日
勤労感謝の日。
例によって早朝の東京を駆け抜け、8時には千歳に着いた。
土曜日とは打って変わって、いい感じに晴れている。
何か吉兆と思えるような、そんな光の差し方だった。
試合が始まる。今までに見た事も無いぐらい飛ばすイレブン。
圧倒的な勢い、裂帛の気迫でもって攻めまくる。甲府とは何かが違う。
そのうち清野が信じられないドリブル突破から、甲府ゴールに突き刺した。
ドームは大沸騰。びっくりするようなドリブルだった。
今年の始めに「無気力」「当たりに弱過ぎる」とか言われていた事が嘘のようだ。
あのドリブルからのシュートを見ていると、
素質というか、持って生まれたものというか、
そんなのが違う奴だという事を感じてしまう。なんつーか、バケモノ。
札幌はその後もボールを支配し、決定的なチャンスを作り続ける。しかし決まらない。
攻め続けて尚攻め続けた果てに、一瞬のスキを突かれて甲府に追いつかれた。
ドームのテンションはガックリと落ちる。
京都戦のような、なにくそ!という気持ちが萎え始めている。
後半が始まり、10分も経たないうちに札幌にチャンス。
前を向いて相手DFラインの隙間に走る選手が3人。
誰かから砂川に渡り、遠いかと思ったところで足を振りぬく。
信じられないファインゴール。
これまで札幌の攻撃を担い、甲府を押し込めてきた砂川のゴール。
サポーターはまた爆発した。ちょっと長いが多分大丈夫なんじゃないかと
その時は思っていた。
しかしそれでも甲府は諦めない。
徹底してサイドチェンジし、藤田にボールを預け、臆せずに上がり、
サイドのスペースを突き、その間に真ん中を押し上げる。
守備は体を張り、軽率なプレーをしない。
一つ一つのトラップと、パスの質が疲労によって落ちない。
札幌は自陣に送り込まれてるボールへの対応がいよいよヤバくなり、
沖合で阻止していた守備が、段々と水際になり、それが砂浜での上陸作戦阻止になり
終いには本丸まで攻め込まれるようになってきた。
ロスタイムの表示は3分だったと思う。
そこから先は、忘れようにも忘れられない。
ゴール右側に誰かが抜け出して、決められた。2-2同点。
甲府の選手、ベンチが沸き立つ。
この時の札幌はまだ死んでは居なかったと思う。だが、心身ともに疲労しきっていたのだろう。
疲労ゆえ再開後雑に攻めようとしたところ(これは仕方ない)すぐさまボールを奪取された。
真ん中にボールが行ったと思ったら、決められた。2-3。まさかの逆転。
完全に大部分のサポーターの気持ちは、切れた。恐らく選手も切れただろう。
再開。甲府もリスクはもう負わない。
林にボールが渡る。パントしようとしたら、項垂れたDFに当たり、押し込まれた。2-4。
試合が終了する。札幌ドームは力無くどよめいていた。
センターサークルで整列した後、チームをブーイングで迎えるサポーター(の半分)。
ゴール裏の真ん中辺りから、怒りに満ちた声が飛ぶ。
「お前らブーイング出来る程応援したのかよ!やれるだけやったのかよ!」
ちょっとした(看過出来んのもあるけども)ミスでスタジアム中が大きな溜息をし、
ゴール裏なのに応援を放棄して味方に野次を飛ばしまくる。
審判の判定に異議を唱え続け、負けて帰ってきたらブーイング。
負けたから思うのかもしれないが、甲府のサポーター、選手は諦めていなかった。
奪い取る、勝ち取る、掴み取る。相手が持っている「勝ち」をふんだくる。
それまでは絶対に諦めない。無様に見えても声を張り上げ前を向く。
そんな思いで一つになっているチームに、叶うはずも無かったのかも知れない。
試合が終わった後は、結果やら何やら色々悔しくて動けなかった。
まだシーズンは終わらない。ある意味終わったが、まだ2試合ある。
この2試合、来年、どんな気持ちでサポートをするか、
コンサドーレに関わる全ての人、一人一人が試される。
2005年11月22日
禁止!禁止です!禁止ー!
中盤の組み立てで狙い澄ました強いパスが
ビックリするほど相手の足元にビタで入って
失望の余り溜息するの禁止ー!
禁止禁止!禁止ッ!禁止ー!
上から見てるとあからさまに狙えそうなスペースが右にあって、
でも選手が選択したのが
ギチギチに詰まって神でもない限りは(一人居るが)通せそうにも無い
厳し過ぎる左で、あっという間にカットされてカウンター喰らってる時に
「あぁっ!そこだろーがそこ!んっだよ畜生!右、右だよ!バッカ野郎!」
とか愚痴ったり野次ったりするの禁止!
禁止禁止!マジ禁止!ヤバいほど禁止!
もう負けも、引き分けも許されず、勝ちしかあり得ない状況。
どんな時間でも勝つこと、プラス、圧倒的ポジティブしか許されない
そんな状況でネガティブな感情を選手にぶつける事は全部禁止ー!
溜息禁止、野次禁止!札幌ゴール裏はダウナー禁止!
甲府戦も鳥栖戦も草津戦もその次の2連戦も
前向いて胸張って声張り上げ!喉が枯れたら音域変えてもう一発!
思ってる以上に喉は使える範囲が広い!
自分のプラス感情を全て、音と身振りで選手に伝えよう!
奇跡を自らの手と足と喉で起こすんだ!レッツゲットゴーイン!
つー事でちょっと寝てまた札幌だ。
ヒリ付く感情は人生の一大事のあの時のようだ。
少年のドキドキを今も感じて飛べ!熱烈だけといわず札幌ドームその全体!
宇宙船のような形のあの銀盤が、コンサドーレの力で宙を飛ぶ。
その瞬間を見届けろ!
奇跡を見るなら、今だ。
2005年11月21日
金曜夜21:00東京自宅 たった一試合への期待感で夜も眠れず。
眠い目擦りながらレッツスタートホームゲームフリープラン札幌二日間。
土曜朝4:00東京自宅 出発。
土曜朝4:30東京 山手線駅ホームにて京浜東北線を待つ。
土曜朝5:00東京 モノレール駅ホーム。始発は五時。
土曜朝5:30東京 羽田空港第一ビル団体受付でチケット受領。
土曜朝6:00東京 羽田空港第一ビル12番搭乗口で食事+燃料補給。
土曜朝6:30東京羽田JAL1001便機内で爆睡。
土曜朝8:00新千歳空港着。
土曜朝8:30新千歳空港ローソンでクラシック購入+高速バス乗車+雪で50km/h規制
土曜朝9:30札幌ドーム北側通路到着。
土曜昼11:45札幌ドーム北2ゲート到達。
土曜昼12:00札幌ドームホームゴール裏@必勝弁当とクラシックで食事。
土曜昼14:00札幌ドームホームゴール裏@GO WEST
~~~~~~~~~二時間弱バモバモ+清野ゴール~~~~~~~~~~
土曜昼15:50札幌ドームホームゴール裏@拍手+他会場の結果にビックリ
土曜夕17:20狸小路西9ホテルチェックイン。
土曜夕18:00すすきの飲み屋でワッショイ。
土曜夜23:00すすきのオフサイド尚ワッショイ。
日曜朝4:30狸小路路上、雪で転んで大の字&左腕痛打。
日曜朝9:30狸小路西9起床&二日酔い&チェックアウト。
日曜朝10:00札幌駅ホームでエアポート乗車
日曜昼11:00新千歳空港搭乗口でぐったり+土産購入
日曜昼12:00新千歳空港出発
日曜昼13:30羽田空港到着。
日曜昼14:00羽田空港第一ターミナルにてモノレール乗車
日曜昼16:00帰宅
札幌滞在:28時間
家を空けた時間:36時間
遣ったお金:ツアー含めて大体35,000円
見たもの:清野のハットトリック、相川の捌き、一瞬のスルーパス。
中山の競り勝ち(!)とデルリスの必死さ。
智樹の守備、金子の運動量。西谷の煌き、和波の犬走り。
砂川の落ち着きに岡田の切れ込み。
池内のリーダーシップ、加賀のブチ切れドリブル、曽田のカット。
林の鬼セーブ。
ありきたりだがプライスレス。
やっぱりホームはいい。
色んな人と話して色んな人と気持ちが一つになる。
試合後の拍手、諦めじゃなくて本当に感動したから出てしまったものだと思った。
これだけの試合を、諦めずにやれる。
気持ちを奮い立たせて、もう駄目だと思ったところでも頑張れる。
こんなチームを応援できて、俺は本当に幸せだと思った。
そしてこんな熱いチームを応援する事が、もう明後日には出来てしまう。
こんなしょうがなくかっこよくほっとけないチームと一緒に
手作りの奇跡を見る事が出来るなんて、本当に凄いと思わないか?
俺は思う。
何度も言う。俺は幸せ者だ。
2005年11月18日
とても苦しい。
苦しい状況のとき、どうするか。
投げ出して叫んでしまえば楽になる。
でもその先には何も無い。
人に当り散らすのもいいだろう。
でもその先には何も無い。
困難にブチ当たる。
生きていれば当たり前にある事だ。
上手くいかないこと、思い通りいかないこと。
どんな年代どんなシチュエーションどんな人生。
全てに等しくある事だ。
そこでキレてはいけない。
叫んでしまってはいけない。
たまには叫んでもいいだろう。泣いてもいいだろう。
河島英五ならまた一つ女の方が偉く思えてしまうところだが、
如何せん俺は河島英五ではない。セーフ。
ともかくも、サッカーであれ仕事であれ
上手くいかない事が近頃は多い。
ここでキレたら楽になる。でも先が無い。
アウエーの遠征にはお金がかかるのだ。
飛行機にも乗るし、泊まりもする。お酒も飲めば飯も食う。
まだまだ稼がないと。いくらあってもまだ足りない。
なんでこんな事を思ったかといったら、
コンサドーレが勝ち点的に云々とかじゃなく、
てっきり余裕だと思っていた鳥栖参戦の予定が
ツアー各社のチケット枯渇によって頓挫しそうだったからだ。
(コンサに関しては余裕で入れ替え戦だと思っている)
切羽詰った時に、何とか自分を落ち着ける為に、
こうやって自分を誤魔化す作業を怠らない。
大人とは、なんともズルく、矮小なものである事よ。特に俺。
阿ーーー!と叫ぶのもいい。でも今は吽と押し黙り
黙って定価でチケットを買う事としよう。
一泊もせずに往復35000円。どうみてもツアーの1.5倍です。
ありがとうございました。
チーム一丸巌となりて敵を砕け!覚悟完了!
待ってろJ1!チエリア(西区なんとかセンター)ァァッ!
2005年11月17日
※全くコンサドーレ関係無し
今日は仕事の関係で、競合各社との飲み会に出なければいけなかった。
こんな時、個人的にはスレスレのビーンボールを(他社従業員に対して)投げたくなるんだが
いつぞやの山形でも訳わからん連中に〆られかけた(後で聞いた)ように
そんな事はしない方がいいんだろう。(現実先輩に口を押さえられた)
でもやってやった。場内は爆笑だったが、俺は色々言われるだろう。
いいんだよ受ければ。
ともかく、自分なりに色々気を遣い、与えられた場では弾けて
競合各社との飲み会は終了。
皆三々五々に帰途に就くが、俺は一味違う。
何と言ってもチャリンコ通勤なのだ。
来年導入のカッパに合わせている訳ではないが、
去年の今頃松井GKコーチと約束した「腹をへこます」という事に
先月ぐらいから若干なりと本気になっていると言うだけの話だ。
勤務地から自宅までは直通で45分程度。
酒に酔っ払ったせいもあり、皇居で芝生に転んだり(リアルで。芝生は柔らかいね)
車に轢かれかけたり色々あったが、まぁ自宅への目処がつく場所まで到達した。
自転車を漕ぎつつ、アンセブの甘過ぎる歌を絶叫していると
千駄木あたりで歩道にぶっ倒れて居る人を発見してしまった。
見れば、それ程臭くはない、至って普通なおっさんである。
酒が祟って死んでしまった親父を思えば、
こんなみすぼらしいオッサンでも放って置くわけにはいかない。
俺「おい!オッサン!大丈夫か?」
オッサン「おう!おう!おう!んだアンちゃん!オウ!?」
俺「んだよ!元気じゃねぇか!早く立て」(自転車を降りて無理矢理抱え起こす)
オッサン「(何故かガッツポーズ)」
俺「うるさいよ!家どこよ?」
オッサン「湯島。湯島かな?」
俺「聞かれてもしらねぇよ!じゃあこっから戻るんだな?行くぞ!」
オッサンはかなり蕩けて居て、もう話が通じない。
↓こんな感じ。
そんなドリフで言えば馬鹿兄弟的なやりとりをしてると、
通りがかりの兄ちゃん(明らかに俺より若い)が
飲み屋の軒先から出てきて声をかけてきた。
「いや、大変そうですね」
「だったら手伝え馬鹿野郎!この若造が!」
間髪いれずに言ったら若造は爆笑しながら去っていった。
東京砂漠である。俺も正直余裕は無い。
結局大トラのオッサンは、千駄木の南ぐらいで
タクシーを捕まえ去って行ったのであるが
個人的に父親を酒で亡くしている事もあり
知らんオッサンでも、自転車置き場で寝てるのをほっとける訳は無かった。
ほんの10分ほどの同行であったが、色々面白い時間だった。
そのオッサンは俺に「シャキシャキ歩けよオッサンよ!」
「家どこだよ!」「うるせぇ!とっとと歩け!面白い事いってんじゃねぇよ!」
などと罵られる度に、「うへへへ」と訳も解らず笑っていた。
このオッサンは全然俺の父親とは似てもにつかないんだが、
ふと、どうしてこんな気遣いを俺は父親の生前に出来なかったんだろうと
なんかそんな事を思った。
(俺のオヤジは凄い酒飲みで、それを俺は余り好きではなかった)
きっと色んな人が色んな考えを持って
その考えから逃げる為に、或いは考えている末に否が応もなく
お酒を飲むことになっていたのだろう。
弱いといえばそれまでだ。
だけど、他人の事情は他人の事情として尊重できる余裕が無いと
きっと何事も(いい意味で)看過したり、取り込んだりは出来ないんだろうなと
そんな事を思った文京区の路上であった。
以上。
まぁこの時期路上でぶっ倒れて居る人を見たら
声をかけるぐらいはコンサドーレ云々関係無しにしてあげよう。
死人が出たら気分悪いしな。
2005年11月15日
どんな時期であれ、試合が終われば当然仕事が待っている。
ハッキリ言ってどんなもんであれ仕事は嫌いだ。
でも仕事をしてないと遠征にいけない。
故に、誠に遺憾ではあるがサボる訳にはいかない。全く酷い話だ。
負け試合のあとの仕事、しかも東京に戻った足で直接通勤となると
その疲労感と敗北感も相当なものだ。
人と一緒なら無理矢理自分を奮い立たせてポジティブな話も出来るが、
一人でしんみりモノレールの外を眺めていると
どうしても弱気の虫が顔を出す。like a サナダせんせい んん~ス・テ・キ☆
弱気の虫の言うままに来年の移動計画などを何となく考えていると
モノレール車内でやたら魅力的な広告を見かけた。
一瞬、ホンの一瞬だが
「あ、結構ありがたいかも・・・」
と思ってしまった。
俺は、俺は、一体何を・・・・ 俺の馬鹿野郎!
来年は大阪に行く手段だけ考えてりゃいいんだよ!そうだ!そうに違いない!
あー来年仙台いけなくて寂しいなあ!!!!うおおおお!!!!!
山形と仙台両方いけないなんて、面倒がなくなるけど寂しいなあ!!あああ!!!!!
仙台「ねんがんの 3位のざ を てにいれたぞ !!」
そう?かんけいないね!
メ几
木又してでも うばいとる
ゆずってくれ! たのむ!
後は野となれ山となれ!有給ならまだ腐るほどは無いけどそれなりにはある!
絶対12月は有給使うぞ!
2005年11月14日
夕焼けの向こうにはもう月が出ている。
冷えた空気に心地よい緊迫感。
博多の森は、両軍にとって負けられないギリギリの戦いを前に
どこか落ち着かない、張り詰めた空気が充満していた。
試合が始まる前、やや散らばり気味だったゴール裏は一箇所に固まった。
今日は決戦だ。とにかく集まって力を選手に送りたい。
打たれるシュートは声で跳ね返し、打ったシュートは声で後押し。
そんな気持ちが高まってきていた。
試合は一進一退の攻防。やや福岡が押し気味かと言う状況で
札幌の伝統とも言うべき、集中が切れた瞬間のセットプレーから失点を喫する。うむ、ドフリーだ。
その後札幌も福岡も相手陣内には行くものの弾き返される展開のまま
試合は折り返しを迎えて0-1。悔しいが、まだいける流れだと思っていた。
しかし、見ていればプレーの精度(当てる、下げる、開く、上がる)が違うのは目に付いてしまう。
ここが実力かと思わない向きも無い。でも無理矢理テンションを上げる。
いけるいけるいけるいけるいけるいける。全然余裕。超リラックス。
そう。俺達には相川と清野と言った飛び道具が居る。
ハマったときの奴らはあり得ないゴールをする。奇跡が起きる。
こんな奇跡を起こせるチームが昇格できるのだと自分に言い聞かせて後半。
結構押し込む。どうせ相手はバテるだろうから、札幌の時間もあるに違いない。
そう思っていたらホントに押し込んできた。凄いな札幌!最高だぜ!
と思ってたらゴォォォオオオーーーーール!!!!やった!ボケ!見たかコレ!
これが札幌の相川だよこの野郎!てめぇ水谷!変なスパッツ穿きやがってこの寒がり!
長ズボン穿きゃいいだけじゃねぇか!この面白ゴールキーパーが!
が、オフサイド。酷いよ。酷すぎ。残酷すぎる。これは映像見てないので何とも言えんが
まぁ完全に抜け出してたからきっとそうなんだろうな。ああ、残念。
だけども、結構いい感じに崩していたのでこれからもこういうチャンスはあると思っていた。
しかし四分六ぐらいで相手の流れの中、またFKのチャンスを相手に与えてしまう。
イヤ~ンな予感がしていたが、ホントに決められた。何この予知能力。
だがまだまだ。ここから逆転出来ちゃうのが昇格争いに勝てるチームなんだよ!
そう思っていても時間は過ぎる。
ヤバい。ヤバいが俺のこの不安は杞憂に終わる。そうに違いない。そうに決まった!
自分を鼓舞してたら、なんか向こうの方でバーに当たって落ちたボールがサイドネットに刺さっている。
? ん?やられた!?マジ!?ショックでかまる!
ふと目の前を見ると、水谷(寒がり)がピッチを両手で叩いている。怒ってる?
ああ、なるほど。きっとオフサイドなんだな。水谷、3点目入らなかったぐらいで切れるなよ。
と、考えた瞬間水谷の野郎がガッツポーズしやがった。
なんだコイツ!紛らわしい喜び方してんじゃねぇよ!
結果としては0-3。完敗である。
福岡の選手は抱き合って喜んでいる。
ここまで急にボロボロやられ始めて、今日のこの勝利。産みの苦しみか。
あと一つぐらいで念願の昇格なのだからそりゃそうだろう。
数字上はかなり厳しい。だが未来の事は解らない。
何度も言うが、奇跡を起こせるチームが昇格をする。
これ以上奇跡と呼ぶに相応しいシチュエーションが思いつくかい?
奇跡は起きるんじゃなくて起こすもの。
その為にも試合中であれ、試合後であれ、選手もサポもチームもフロントも
みんな諦めちゃいかんのだ。
次は京都戦。ノルマ5-0。精一杯後押ししよう。
後半清野のシュートがちょっと枠を逸れそうになったら皆で押し込む方向に息を吹け!
それぐらいやって選手を後押しして行こう!うおおおお!書いてたら盛り上がって来たぁぁぁ!!!
断固昇格!断固昇格ぅぅぅうううっぅ!!!
追伸
空港から博多の森までタクシーに乗ったが、
運転手さんが思いっきり「やっぱり福岡でサッカーはねぇ・・・はやらんとよ」の人で
大変楽しかったです。
「井口はねぇ・・・ 所詮東京の人ったい」
「松中だの城島だの九州モンが頑張ると嬉しいがねぇ。みんな出て行ってしまうと」
大変、大変楽しかったです。こういうの聞くと地域に密着するって大事だなと思う。
(その辺の意味合いでアビスパ頑張れ。コンサも頑張らないと。)
※今回はフィクションは入れてないつもりです。
2005年11月13日
福岡に来たならば、やはり博多のラーメンは食べておかねばならない。
そう思い立ち、地下鉄福岡空港駅で地下鉄の一日乗車券を購入し
天神の向こう、赤坂に赴いた。
福岡の地下鉄一日乗車券は札幌で言うところのドニチカきっぷより
若干値段は張る(600円)が、初乗り料金が札幌の1.25倍なので
お得感で言えばこっちの方が多分あるのだろうか?
と思ったが、計算してみたら大した違いも無かった。残念。
閑話休題。
赤坂駅をおりると、よく解らん城址っぽい堀がある。
木々は色づき、秋の訪れを東京よりも強く感じる。
(すいとうとう。せからしか。よかろうもん。なんばすっとね。とんこつ。)
道行く人の会話から、色々な方言が耳に入ってくる。こういう事も遠征の楽しみだ。
10分も歩けば元祖ラーメン長浜屋に到着する。
店の前の駐車場には、普通の車に混じって
明らかにサイズオーバーな一台のコンボイ(上から排気する奴)が駐車されていた。
ガラガラ・・ カタ。 みっつ。ズズズ バリカタで。ふたつ。
ガラガラ・・・ 玉。ズズ 半分ね。 ガラガラ・・・
店に入ると謎の言葉以外は全く会話が無い。完全なるアウエー。
テーブルはビールケースを積み上げた上に板を乗せたようなもの。
予め独特の注文の仕方(脂の量、麺の固さに独特の呼称がある)を学んできたし、
東京には二郎がある。ヤサイマシマシニンニクアブラなどなど。
まさか精神的に負けることもなかろうと思ったが
予想以上にハードでブルージーな店内の雰囲気は俺の心を折るに十分だった。
「す、すいません、麺柔らかめで・・・」
明らかに場の雰囲気が変わった。
(なんね。「麺柔らかめで」て。なんかきさん。他所モンとね。すかーん。ホークス。)
店員は「・・・ヤワで?」と聞き返してくる。
「あ・・はい」
もう最悪だ。机に突っ伏して自らの情けなさに頭を抱えていると、
向こうのテーブルのヤクザっぽい恰幅のいいオッサンが近寄ってきた。
「兄ちゃん、このストラップ、なんね?」
完全アウエーで失態を演じた上に、携帯電話につけていたコンサドーレのストラップを発見されてしまった!!
(こいつ札幌やと。なんかこいつ。九州独立。ジョージア。ありみつ。)
今や長浜屋は昼前とは思えないヤバすぎる雰囲気だ。
オッサンは替え玉をバリカタで注文し、尚も俺の隣の席で睨んでいる。
死を覚悟したその瞬間、オッサンの顔、まさに破顔一笑。
焼け過ぎて硬くなった皮膚に刻まれた年輪が、ますます深くなるほどに
それほどに頬を上げ、目じりを下げ、笑っている。呆気に取られる俺。
「今夜はよか試合にしような」
オッサンはそう言うと、脊椎がどうにかなる程の強さで俺の背中を叩いた。
鼻からヤワ麺を出し、咽こむ俺。緊張が解けた涙と咽こんだせいで顔はまたベトベトだ。
オッサンは替え玉を持ってきた手鍋をそのまま店員から引ったくり、丸呑み。
口をモゴモゴしながら、やや店内を振り返りつつ、不器用なウインクをして去っていった。
物凄い音と共に一台のコンボイが駐車場から走り去る。その音、まさに山笠(聞いた事ないけど)
ここは博多。人情の街。
敵は強大だが、負ける訳にはいかないなと、俺は思った。
※斜体部分はフィクションです。
2005年11月13日
福岡行きの朝は早い。早いなんてもんじゃない。超早い。
何せ日が昇ってない。ヤバすぎ。植物すら光合成できないなんてヤバすぎる。
何せ鶏も鳴いてない。街に響く音は
仕事に向かう暴走ダンプカーの走行音ぐらいのものである。
フジテレビは試験電波で、テレ東は深夜映画のクライマックスぐらいの時間。
そんな寝静まった街を、一人でかいバッグを抱えて電車で移動する。
周りは酔客や釣りに行くおっさんなどカオス極まりない。
今日は決戦だ。血で血を洗う血戦だ。
隣でいちゃつくカップルにやられつつ、テンションをあげていく。
負けるわけには行かない。
羽田に到着し、挫けそうになる自分に気がつく。
畜生、負けちゃ駄目だ。
今日は、いや今日に限らないが、ともかく今日は絶対に勝たなければならない。
勝てればいい。じゃない。マストだ。マストに行きマストだ。照瑛だ。筋肉番付だ。
絶対に勝たなければいけない試合がそこにあるのだ。
そう思っていると、不意にあの歌が口をついた。
バモ札幌 行こうぜ 我らと共に 自らの力信じ 熱い気持ち見せて戦え
止まらない。
バモ札幌 行こうぜ 我らと共に 自らの力信じ 熱い気持ち見せて戦え
段々大きくなってきた。
バモ札幌 行こうぜ 我らと共に 自らの力信じ 熱い気持ち見せて戦え
もう止められない。
バモ札幌 行こうぜ 我らと共に 自らの力信じ 熱い気持ち見せて戦え
搭乗待合室の人たちは何事かと俺を見る。
空港警備隊の屈強な男二人が走ってきて俺を取り押さえた。
だが止める訳にはいかない!潰れる喉でなおも歌い、叫ぶ。
大男に組み伏され、涙と鼻水と血反吐で汚れなおも歌う俺。
しかし喉を押さえられては声も出ない。
もう駄目かと思ったとき、誰かが歌った。
バモ札幌 行こうぜ 我らと共に
自らの力信じ 熱い気持ち見せて戦え
それは、徐々に人数を増やし、大きな輪となり、雄大に羽田を包んだ。
ふっと俺を抑える力が抜けた。
警備員に迷惑をかけた事を謝り、一般客に頭を下げる。
余りに感動的な光景に、俺は搭乗を許可された。
搭乗待合室の一般客と共にWe are SAPPOROコールを繰り返し、搭乗。
羽田を発つ。轟音に包まれる機内で、俺は自然と敬礼していた。
勝って帰って来ます。
差し込む朝日は涙で歪んでいた。
※斜体部分はフィクションです。
2005年11月11日
思えば長かったこのシーズン。色々あった7ヶ月。
スタートダッシュに失敗した1stクール。マジやばいと思った。
上里が爆発し、クール別成績で言えば2位につけられた2ndクール。マジで?と思った。
水戸の得点王デルリスが加入し、クラブの本気を感じたが
如何せん結果がついてこなかった3rdクール。何だよお前らと思った。
そして、負けは無いものの
勝つべき相手に引き分け、負けると目された相手には
きっちりと引き分けてる4thクール。なんだこの状況と思ってる。
さて、どうなる事か。
もし神がいるなら勝たせて欲しい。
出来ればと言うか、絶対五つ。それでヨロシク。
何?五つも勝たせられない?
そんな貧弱な神は去れ。ハナっから頼る気もしねぇ。ふざけろ糞が。
ともかく結局のところサッカーな訳だし、選手がやってくれるのを
俺みたいなサポは見てるしかないのが現実だ。
でもちょっとだけ信じたい。
「あの瞬間、サポーターの声が僕の足を動かしてくれました」
と、札幌の選手(上位チームを破る決勝ゴールを決めた奴:相川なら最高)
が試合後に言ってくれる事を。
札幌という街が好きだ。
そこで頑張るコンサドーレ札幌が好きだ。
故郷を離れても札幌の事を応援している人たちが好きだ。
だから明後日も福岡に行く。
その週末に札幌にも行く。
更にその後また札幌に行く。
そして鳥栖に行って、その翌週は札幌に行くだろう。
そしてその札幌行きの3日後にはまた札幌に居るだろう。
その後は何処に居るんだろう。今は解らない。
ただ、これだけの予定は既に組んでいる。
後は全力を皆がつくすだけだ。今はその方針さえ確認出来ればいい。
ほんの少しだけクラブに言う事があるとすれば、
ニッカをスポンサーに引き入れて下さいお願いします。
余市は世界のウイスキーの権威に一つの産地として認められています。
これは本当に凄い事なんです。是が非でもお願いします。
CMキャラは札幌No.1渋過ぎダンディズム体現者曽田雄志で。
プロフィール
厚別在住35歳。 よく食べ適当に働きやたら寝る #####FORZA4SODAN##### いつでもどこでもいつまでも 全 身 全 霊 全 力 で 札幌と曽田雄志を応援します。 曽田さんは引退したけれど、 だからこそ彼の愛する札幌を 全身全霊全力で応援し続けます この度札幌に引っ越しました。
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