とんでもない新居がやって来た!:第16節サガン鳥栖戦

2006年05月27日

この度は、7度に渡りこのような試合をやらかしてしまい大変恐縮であります。
このチームのレベルなら昇格ぐらいはOKだろうという開幕前の安易な考えが、
サポーター、選手、クラブを傷つけてしまった事を深く謝罪したいと思います。
事の発端は、函館でロスタイム逆転負けをやってしまった際、
「とんでもないロスタイムがやって来た!」
と思ってしまった事に始まりがあるのです。
そもそもロスタイムというのは、誰にでも得点を許す札幌の伝統的悪癖でありまして、
そんな時間が来たと思ったら「アラ、曽田ですね」が何度も押し寄せてきてしまいまして
5回目の「アラ、曽田ですね」まで持たなくなってしまい、
逆転のゴールを許す事になってしまいました。

さらに、札幌は、昇格を狙うクラブではあり得ないような
いっちょ前の被虐殺フェロモンを笠松厚別辺りから出してきたので
ドームの鳥栖戦では「大事な試合の割りにルーズなマークなんだ」とか
「なんだこの****!」というゴールが決まり、
1度目2度目とループを許すという形になってしまいました。
今回、私的には、「この試合レベルでもドーム一万人割りはないんだな」
という事が分かった事は大きな勉強となりました。
   コンサドーレ札幌サポーター アラブの旅人


     √ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\  「弱過ぎたかも」
   / ̄          |
  /   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\|  これは5月のコンサドーレの成績です。
  |   /         |  6戦16失点とか7戦勝ち点3とか、"J1昇格候補として"という
  |  /   ` | | ´  |  くくりでは考えてほしくないんです。
  | /  <・)   <・)  |  破滅的な経営状態からの健全経営への回復と
  (6       つ.   |  J1昇格の二兎を追うチームというものは他にはないんですから。
  |     ___     |   例えば、超絶外人3人並べて行ってらっしゃいというクラブと、
  |     /__/   |   他クラブで燻っていた選手を効果的に補強して、
  |_______/     非常に緻密繊細センシティブなサッカーで経済的修正をしつつも
. / \ \ ◇、/ |\   昇格を狙うクラブを比べるのはナンセンスですよね?
               これは極端な例ですが、まさにそういうことなのです。
               それと同じこと。


本文:とんでもないオサセがやってきた!のガイドライン
追記:安すぎたかものガイドライン


post by アラブの旅人

06:01

観戦記 コメント(3)

海外的観戦のススメ

2006年05月17日

えー、沖縄の奄美諸島では既に梅雨入りをしたそうで。
日本と言うのは大変南北に長い国なのだなぁと思う次第でございます。
もっともコンサは奄美諸島に先駆けて4月半ばから梅雨入りを致しましたが、
今日の試合はドームだし、大丈夫ですよね。きっと。

一度でいいから見てみたい ドーム歓喜の涙雨。 歌丸です。

・・・そんな座布団五枚クラスの前振りはどうでもよく、チームに負けが込んでる昨今
「野次と罵声ばっかり声がデカイ」※1 だとか
「地蔵はUSシャツとかマフラーつけるな」※2 だとか
「何だよ!いつも同じ歌しかやらないくせに!」※3 だとか
「ゴール裏巻き込むような応援するようにしろよ!」※4 だとか
非常に不毛極まりない話を伺います。困ったもんですね。
チームがヤバいこの状況で、ゴール裏が楽を求めてはいかんのに。

で、私が一番気になっているのはゴール裏運営方針以前の問題です。
誰もが耳にする、あの非常に耳障りで、ゴール裏の熱をゴッソリ削る憎い奴。
「失望の溜息」についてでございます。

「失望の溜息」が有益なものかどうか、考えてみれば馬鹿でも解ると思いますが
あれは有害無益以外の何者でもありません。
完全な自己満足です。
試合中に知った顔で解説してる馬鹿と同じです。
勝つ為にスタジアムが一つにならなきゃいけないのに
「あ~~~・・・・」「えぇ~~~・・・・」
コンサ中盤のパスが相手に渡るたびに
「ああ~~~~・・・・」「えぇ~~~~~・・・・」
何回も言うが、そんなもんはアクションサッカーの仕様なんだよ!!!!!
・・・酷いのになると、ゴール裏に居るのに応援放棄して具体的に野次り出します。
「そっち出してどうすんだよ!」(←お前が何してんだよ)
・・・ともかく酷い。
この状況に対して、私は昨年第4クールに「野次溜息禁止」を掲げましたが、
これは札幌サポーターの現状を見るに、余りに難易度が高かったんじゃないかと思います。
なので非常に不本意ながら方針を変えます。
言うなれば、禁煙する為にニコチンパッチを当てる様な、製品名で言えば二コレット的対応です。

「野次溜息禁止キャンペーン」改め
「どうせ溜息つくならプレミアとか海外っぽくやろう!」キャンペーン!!!

簡単に説明すると、海外の試合をCSとかで見てる時に聞いている、
あの『オーゥ!』とか『ワーオ!』とか、ああいう嘆き方をしようと。そういう事です。

馬鹿らしいでしょうか。馬鹿らしいですね。
でも馬鹿にしか見えない地平は確かにあります。
まず溜息を短く切るとかなり心情的に違ってきます。気持ちの切り替えが早いというか。
しかも外人っぽくやる事で、何故かスタジアムに本場感が漂います。

想像してみて下さい。
スカパーの中継見てたらコンサがミスる度にプレミアっぽい歓声があがる。
ゴールが決まった後も、あの黄色い感じのワーーー!ってんじゃなくて
『ぅぉおおオオオオォォォオォォゥゥゥオォォォl』
みたいな野太い声が響き渡る。

どうですか?本場でしょ?モノホンでしょ?

最初は恥ずかしいと思いますが、いずれこれが当たり前になる時代が来ます。俺達がそうするのです。
スタジアムからあの激萎えな糞溜息を全廃して、選手にも何か
「あ、俺いつのまにオールドトラフォードに来たんだろ?」とか
「あれ?俺何時の間にチャンピオンズリーグで戦ってたんだろ?」
などと勘違いさせられるような、そんな雰囲気を作っていきましょう!

最後にもう一回。

砂川がパスミスしたら・・・・「オーゥ!」
曽田のパスが相手に渡ったら・・・・「ワーオ!」
(出来たらブーイングも「ブー」って言うんじゃなくて、
 「ゥゥウーー!」「ウォウウ!」と、喉で篭らせる感じでお願いしたい。)
ほぼネタみたいなエントリですが、俺はいつでも8割方本気です。
どうか御一考下さい。ではごきげんよう。

(前半部分に対する個人的な考え)
※1 その声が出るなら応援で出せ。
※2 USシャツとかUSマフラーは免罪符じゃない。寧ろ覚悟を要求されるもんだ。
※3 簡単に切り替えるべきではない流れもある。変えればいいってもんでもない。
※4 最近は凄く周りを巻き込むよう努力されてると思う。自分から絡むぐらいで行こう!


雰囲気:第15節ヴィッセル神戸編

2006年05月15日

絶対昇格しなきゃいけねーんだよ!
俺らはその力があるんだよ!←特にこの辺。

と、チーム(選手、フロント、サポ)を捉えている人(マスコミ含む)はとても多いものと思う。
・・・俺もそう。
が、この状況にあってはその認識と結果のアンバランスさに心の平衡を保つだけで精一杯。
なのでちょっとだけ冷静になって振り返ってみる。

・2002年 J1でブッチギリ最下位
(2シーズン制廃止により、不滅の完全降格は破られない)
・2003年 J2で9位
(何億かけたか忘れたけど、最後には匙を投げられる体たらく)
・2004年 J2でブッチギリ最下位(12位)
・2005年 J2で6位

J2にドップリ浸かって、負ける事に無意識の内に慣れてしまったチーム。
一試合一試合を勝っていく事だけが昇格への道なのに、
ちょっと連勝したら「次も勝って4連勝か」などと何故か物凄く雰囲気の緩むチーム。
2004年にブッチギリで最下位だったのが、
2005年にたまたま6位に「浮かんだ」だけで昇格候補だと騒いぐ、札幌を取り巻く環境。
もうね、俺が一番浮かれてたけど、もう浮かれるなと。

 参考:札幌より上位のチームとの対戦成績
 京都 2分2敗
 福岡 1勝1分2敗
 甲府 2勝1分1敗(←例のアレ)
 仙台 1勝1分2敗
 山形 1勝3敗


つまるところ、一見すると物凄く強かったように見えた2005年でも
上位チームに伍していくどころか、ほぼ鴨扱いだったという事で、
上が抜ければ3位には入れますよねと言っても、当たり前だが降格チームが居るわけで。
そこに目を向けず、シーズン前には昇格昇格と浮かれ騒ぎたてる。
サポーターも選手もどこかで
「俺達は昇格候補なんだぞ!」
というわけの解らない驕りみたいなものがあったんじゃなかろうか。
(昇格しなきゃ、所詮は候補。
 競馬で言えば、北海道開催の二歳重賞一番人気並にどうでもいい)

気が乗らないが、選手のことも考えてみる。
今年補強してメンバーに入った選手のうち他のチームでバリバリのレギュラーだったのは
J2山形の不動のボランチ 大塚真司
J2水戸の左右両刀遣い  関隆倫
の二人で、彼らのうちでも昇格争いに噛んでいた事があるのは大塚ぐらい。
後の加入選手は、確たる実績も何も無いチャレンジャー揃いなはずである。
つまり、必死こいてやっとJ2でまともにやれる戦力の筈なのだ。

なのに愛媛。なのに水戸。なのに神戸。

どうにも「まぁ今日も勝ちますか」的な抜けた試合が多い。
勝ちたかったら必死にならないと駄目。一丸にならないと駄目。
コンサドーレは決して抜けた実力があるチームじゃないんだから。

散々酷い事を書いたが、選手だけが悪いと言うつもりは毛頭無い。
大事なのは、選手を常にギリギリの緊張感でやらせる事だと思う。
サポーターが出来る事。それは会場の雰囲気作り。
去年宮の沢から応援して送り出したように、
今年開幕の鳥栖で大声張り上げてスタジアムに迎え入れたように、
昇格するために「みんな」で戦うと言う事をやっていきたい。
戦って戦って、一個一個勝って行く以外に昇格への道はないと言う事を
胸に刻んで、今後の試合に臨みたい。

これだけ冷たい水を被ったんだから、これで起きなきゃ死んでるのと一緒だ。


観戦記忘れてた。

朴が凄いと言うより、左サイドのザルっぷりが凄かった。朴も凄いけど。
もう凄いマーク放棄。もう凄いフリー。もう凄いボールウォッチャー。
何それ?なんてラグビー?
今日日のラグビーでもそこまで逆サイドフリーにしないよ?
どうして三浦が居るのに、徹底してマークしないの?
どうして朴に引っ付いて走らないの左サイドの人?
どうして3トップのマークの受け渡しが適当なの?事前にリサーチした?

などなど、今日に関して問題点を挙げると凄く時間がかかる。
曽田のパスとか、受け手がいきなり居なくなったとか色々あるけど
面倒なので手短に。


全員頭丸めて詫びろ。 

  で、二度とこんな試合見せんな。って笠松でも言ったっけ。

  俺はあんまり頭に来たのと自分にムカついたのとで頭を丸めた。
  もうやる事は一つしかないんだ。血反吐吐いてでも勝て。勝とう。
  その為ならどんな応援でもしてやる。
  たかがJ2中位のチームで一生やってくつもりか?俺はごめんだ。
  「応援してるチームはJ2なんだ。でもさ、みんな凄く頑張ってるよ☆」
  なんて死んでも言いたくない。

  言いたい事は纏まらんが、なんていうか、
  これまでの考え方を大幅に切り替えて覚悟する必要があると、
  そう思った。


post by アラブの旅人

01:52

観戦記 コメント(4)

バモス連呼で:第14節水戸ホーリーホック戦

2006年05月12日

さっき、笠松でやった水戸兄貴凄かったです!
札幌の赤黒兄貴が水戸のロングパス連発でゴール前にボール放り込まれ、
DFラインが見事にゆさぶられてました!
DF三人ついてたけど、3人とも止めもせず眺めてシュート食らい無様に失点さらしました。
河野にPKファウルされたときは一瞬引いたけど、
水戸9番兄貴の「それなら決めてもいいんだぜ!」の一撃で突き放され、
生まれて初めて相手のハットトリック見ました。
その後、林の脇抜き・FKからの失点も決められ、
昇格する気ビンビンの札幌思いっきり蹂躙され、
派手に赤黒勇者の顔に罵声飛ばしました!
スッゲーJ2らしくて気持ちよかったです!
また笠松行くときはカクゴして下さい!
帰ってからボロ負けのビデオ見て、また失望感じまくってます!


参考:ガチムチ六尺兄貴のガイドライン(18禁につきリンク無し)


当たり前だが諦めたりしない。
こんな時期すら乗り越えられなくて、何が昇格か!
笠松での戦績が悪いのは、選手を後押し出来ず、
良い雰囲気を笠松でつくれない(無意識に水戸を舐めたりしてるかも)
俺たちの責任でもあるだろう。

こんなもんで諦めたり、現体制の批判とかに逃げたりしねぇぞ!
うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!バモスバモス!!


あ、そういやジュニーニョのハットトリックは見てたな。
うそついてました。ごめんなさい。


post by アラブの旅人

00:15

観戦記 コメント(2)

同点詐欺:第13節ベガルタ仙台戦

2006年05月07日

試合の感想
「うおぉぉぉお!!!決まった!やった!やったぁぁぁああ!!!
  誰!?誰が決めた!???アシストは西谷だよな!?あれ?相川?謙伍!?
  ・・・・・・・・でも引き分けなんだよな?
 ま、まぁいいか!やったぁあああ!!オラ仙台おらあぁあああ!!!」

冷静に考えて、J1に昇格するならホーム引き分けで満足しちゃいかんのですが
なんか敗色濃厚だったんで誤魔化されました。まだまだ甘い俺である。


当日の思い出
・前日の練習見学時からは考えられない気温の上昇にホッと一息。
・厚別の入り口は長蛇の列でございまして、熱気を感じる。

・試合開始前は念願のしまふくごはん。ご馳走様でした。

・選手入場時は赤黒の手旗でバモス!毎回思うが、これは燃える!

・この日の応援は大変に一体感があったように思う。とても燃えた。
・試合は仙台の野郎がPA内8人でガチ守りに入ろうとしたのがビックリした。
・外人3人で行ってらっしゃいやってる癖にどういうこったよ。
・でも、昇格するならあれ位の試合はする必要がある事は間違い無い。

試合ではキッチリ騙されてしまったのだが、まぁ気分を下げる必要は無い。
という事で試合後は祝引き分け会(半残念会)を行い、
例によってオフサイド様にライン際の攻防をかけに行く。
そうしてススキノの夜は更けていくのであった。

「水戸では相手の防御を完全に破壊してやるぜ!」

と息巻いていたのだが、現実は甘くなかった・・・・
俺が現実を知るのは、この試合の3日後。本当にありがとうございました。



post by アラブの旅人

21:54

観戦記 コメント(2)

それでもバモスは続く:第12節東京ヴェルディ1969戦

2006年05月01日

東京ヴェルディに完敗コンサドーレ

こぼれ球は悉く押さえられ、自分のボールはトラップやパスのミスで失い、
相手のロングボールは跳ね返せずにリズムを作られ、
それでもまぁ押し込んだ後はシュートをミス。
相手は(少なくもない)チャンスを確実にものにして、札幌を下した。
そんなヴェルディ戦でありました。

相変わらず初物献上が好きなコンサドーレの面目躍如と言ったところだろうか。
(※今回のヴェルディ2得点は両者ともJ初ゴール)

以上、試合の話終了。負けた試合の事なんか思い出したくもない。


以下バモス面で思ったこと。
・入場者は実際の人数こそ大した事なかった(4239人)けど、ギチギチ感は「それなりに」あった。
・縦に薄く、横に長いゴール裏は難しい。
・人の声は縦にこそ通るが、横には通らないのでコールの密度が横に行くにつれ薄くなる。
・そういう条件は言い訳であり、横の方でもっと頑張りたかった。力不足を痛感。
・今後の昇格ロードを歩む上で、ホームでもアウエーでも問題になっている
 「ゴール裏席の端っこが五百羅漢状態」を何とかしたい。
・それはサブリーダーの配置がどうとか色々あるけど、やっぱり最後は
 「一人一人が如何に己を奮い立たせて自発的にバモって行くか」が問題だ。
・一人一人がチームの為にゴール裏に集まって、全力でバモる事。
 「ゴール裏はただの安い席じゃない」という認識を皆で共有したい。しやがれ!
・昨日ゴール裏に居た人のうち、今日喉がかれてない人腕や足や腹筋とかが筋肉痛じゃない人は猛省頂きたい。
・ただし、筋肉痛が2日後に来る人はその限りではない。
・厚別、水戸では限界突破バモスで行きましょう!

以下バモった後の件
・新宿は人がいっぱい。店もいっぱい。
・関東後援会主催の宴会は大変に楽しく、飲み過ぎた。
・というか隣の部屋がウィーアーレッズな方々だった。
・そうと解っていれば、もっとブチ壊れたのに。
・試合はもちろん、宴会も負けてはいけません。
・新宿宴会の後、結局朝まで飲んだのだが体がしんどい。
・始発待ちの新宿駅コンコースで一眠り。路上生活者の気持ちを少し理解。
・家に着いたのは30日の午前6時。
・起きたのは午後6時。喉が死んでるのと全身筋肉痛なのはいつもの事。
・ビデオを見て、読売クオリティな映像に萎える。アップ多過ぎ。訳解らん。
・でもいつもの映像より心なしか綺麗だった。発色がいい。
・ゴール裏の襷(≠褌)を洗濯&乾燥。水戸戦への準備はバッチリだ。


負けたのは悔しいが仕方ない面もある。
どこに負けようが、最後に昇格してりゃそれでいいんだから。
でも応援は負けちゃいけない。
もっともっとやれたはずだけに、本当に悔しい。
今後はもっとやれる事を高いクオリティと志でやっていきたい。
3日は厚別、6日は笠松(押韻)GWはコンサ三昧。
是非とも連勝で行きたい。


  さいごに J1にたっていたやつが かちだ


post by アラブの旅人

01:28

観戦記 コメント(5)