完全実力勝負のプロの世界。
1年毎に結果を求められ、結果が出せなければ容赦なく戦力外を通告される。
わかってはいることですけれど、今年はまだまだ見たかった選手が多いだけあって、非常に残念です。
特に驚いたのが、岳也、田畑、桑原の3人。

・岳也
怪我がなければ…悔やまれる、1年でした。
シーズン序盤は運動量も多く、体がキレていただけに、今年は得点を量産してくれると期待していたのですが、第1クールで大怪我。
結果、11試合で2得点という数字でした。
単純計算すると、44試合で8得点はとれていたと考えると（もちろん、そう上手くはいかないでしょうが）、まだまだ、やれたのではないかと思ってしまいます。
恐らく、30歳という年齢と、相川、清野の存在、来期補強されるであろうＦＷを見越して、来期の出場は微妙と判断されたのでしょうが…。
彼には是非、まだ1サッカープレーヤーとして、ピッチを駆け回ってほしいです。
お疲れ様。本当にありがとう！岳也！

・田畑
一瞬、目を疑いました。
今でも、「何で？」という気持ちで一杯です。
パスは下手だし、魅せるようなプレーもないけれど、彼の高さと強さは、他のメンバーにはない長所のはず。
確かに、智樹、金子に押されて出場機会は減ったけれども、それでも今期は32試合に出ている選手。
ＣＢもできるし、いくらでも使いどころはある選手です。
というか、来期のボランチどうするのでしょう？
智樹＋金子＋補強選手では、1ボランチでも選手層薄いのでは…？
きっと、チームには何か構想があるとは思うのですけれどね。
好きな選手だっただけに、悔しいです。
今期開幕戦の甲府戦で彼が決めた同点ゴール、今でも目に焼きついています。
なんで田畑を…orz

・桑原
彼には高校時代から期待していただけに、いかにレンタルとは言え、赤黒のユニから離れるのが非常に残念です。
今の札幌とのスタイルの違いで出場機会に恵まれないのだとは思うのですけれど…。
どこにレンタル移籍するのかはわからないけれど、是非、彼にはそこで大活躍を期待します！
そして、一皮もふた皮もむけてまた札幌に帰ってきてほしい。

最終節も終え、これからどんどん世知辛い話しが増えるのでしょうが、
お願いだから、これまでと同じ過ちは繰り返さないでほしい。
来期Ｊ１昇格を目標にするからといって、単純な補強（名前だけの外国人、名前だけのＪ１プレーヤー）をしているようでは、せっかく根付いてきた選手育成の意味がない。
一時ではなく、長い目で見たチーム作りを、心から願います。