関東在住サポにとっての開幕戦。

2014年03月16日

久しぶりに見た征也は、良くも悪くもあの征也だった。

関東在住サポにとっての開幕戦、@平塚。
にも関わらず、今日は大人しく家での観戦。
テレビ越しに見る札幌ゴール裏は、相変わらずの大入りで。
キックオフ直後のチャントが「もう焦らさないで我慢できない~♪」だったのが笑えましたな。。。
まさしくその通り!

「2011年の湘南戦同様、今年も平塚は札幌のホーム状態か?」と思っていたけれど、実際はそうではなく。
以前はなかったスタジアムDJによるコール&レスポンスも加わり、湘南を後押しする声が大きくなった印象。
でも、観客数自体は今節が8,269人、2011年の第37節が7,828人…。
2011年は札幌が昇格を争っていたこともあるし、今節より札幌サポの割合が多かったにしても、湘南側の声が大きく感じたなぁ。
以前よりも、元気になった気がする。
これ、地味だけどすごいことだよね。

だって、湘南は降格初年度。
降格といえば、選手がドナドナされて、監督が代わって、ゴール裏の声も小さくなる…というのが常。
だけど、湘南は監督も変わらず、観客動員数はまだ増減が読み難いものの、応援の雰囲気は悪くなっていない。
ディビジョンは変わっても、チームとして後退はしていない。
J1での苦い経験を糧に、もう1段レベルアップしてやる。
そんな自信と雰囲気をぷんぷんさせている。
チームとしての軸がぶれていない。
こういうチームって、怖いよね。
そして、すごいと思う。
こういうチームが増えてきたら、Jリーグってもっと面白くなるんじゃないかなぁ。

対して、札幌。
降格して、2年目。
札幌も、チームとしての軸、スタイルができつつあるところ。
次に湘南と当たる時には、どれだけチームとしての完成度を高められるか。
今日のようにはいかない。
次は、札幌スタイルをみせてやろうじゃないか!


いんたみ。
話と全く関係ないけれど。

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閑話休題。

主観で話せば、正直、悔しいよね。
勝ち点3を取れない試合じゃなかっただけにね。

解説者が言うように、2点目を獲られるまでは湘南ペースで進んでいたとは思わない。
ある程度攻められるのは予想の範囲内。
1失点目も崩されての失点じゃなかったし、前掛かりになるまで完璧に崩されたシーンは僅か。
ポゼッションできているできていないはあるにせよ、それは互いのスタイルの違いもあるし、内容的にはほぼ互角だったと思うんだよね。
だからこそ、あの2失点目が痛かったわけだけれども。

オフサイドじゃないのかとか、都倉の手袋は誰かが拾ってくれたんだろうかとか、何でカメラは前俊が微妙行動をしている時ばかりを抜くのかとか、そんなこと言うのは野暮。
今日の試合の明暗を分けたのは、勝負への執念と集中力じゃないかな。

1失点目、日高がきっちり絞っていれば、ウェリントンにフリーでシュートを打たせることはなかった。
競り勝てと言っているわけではなく、体を当てて自由にシュートを打たせないだけでいい。
これ、日高にできないプレーじゃなかったよね?
広島の森保監督は、できることをしなかった場合は厳しく怒るという。
本当に強いチームになりたいなら、こういうシーンは厳しくいかないといけない。
できることを、きっちり、サボらずにやりきる。
シンプルだけれど、そういうことを徹底してやりきる。
そういう姿勢が、まだまだ足りないと感じました。

まぁ、他にも走り負ける体力(ゲームマネジメント能力?)とか、押し込まれるとスカスカになるバイタルとか、焦ると崩すイメージが全く浮かばなくなる攻撃とか、色々課題が見つかりましたな。

でも、悪い発見ばっかりじゃない。
都倉はきっちりハイボールで競り勝っていたし、ボールが収まるのは実証された。
前ちゃんも球離れのよい配給と精度の高いキックで存在感を示した。

Jリーグはまだ始まったばかり。
まだまだ、これから。
札幌も、まだまだこれから!



フォワード⇒サイドバック。

2014年03月09日

オフィシャルで公開されているの山形戦の写真、見ました?
「さすがプロ!」という写真や、「なぜこれを載せた?」というような写真もあり。
なかなか楽しいものです。
ちなみに、山形戦、一番気に入った写真は、日高のボレー。

あのシュート、もうサイドバックじゃないよね。
抑えつつ、完全に枠をとらえたあのシュート。
完全にフォワードだったもの。
考えてみれば、うちのサイドバックってかなり特殊。
どちらもフォワード出身。
しかも、プロ入り前にコンバートされたわけではなく、プロになってからのコンバート組。
どちらも、フォワードで伸び悩んで戦場を変えた男たち。
持ち味はもちろん、攻撃。
だからこそ、守備はイマイチ苦手。。。

テクニックのある相手にあっさりやられることもある。
思わぬタイミングでゴール前に上がっていて、あっさり強烈なシュートを決めることもある。
ただ、共通して言えるのは、攻撃参加に躊躇がないということ。
だって、それが彼らの生きる道だから。
守備では生粋のサイドバックや、センターバックからのコンバート組にはかなわない。
フォワードからのコンバート組は、攻撃参加してナンボ。
だからこそチャンスがあればサボらずに何度も激しいアップダウンをするし、攻撃に絡む。
チャンスになれば、必ず後ろから駆け上がってくる背番号2と14。
これこそが、ある意味、札幌の一番の武器なのかもしれない。


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さて、2014年ホーム開幕戦、モンテディオ山形を迎えての試合は、1-1のドロー。

ブランクがあってもディエゴはディエゴ、石さんのサッカーは石さんのサッカーでしたな。
怖いものは怖い、鬼プレスは鬼プレス。

どちらにも決定機があり、どちらにとっても勝ち点3を逃したような、勝ち点1だけでも得られてよかったような、そんな試合。

個人的には、結果云々よりも、ホームでありながらあまりにもポゼッション出来ない事が一番のショックでしたな…。
ショートカウンターの鋭さは増していたものの、ゲームをコントロール出来ていたかというと…ちょっと疑問。
磐田戦同様、後方からのビルドアップは相変わらずの精度。
もうちょっとプレスをいなすようなパス回しができないと、高いレベルのチーム相手じゃ厳しいよね。
まぁ、まだシーズンは始まったばかり。
これから、ですな。



理想の補強。

2014年03月08日

待望のポストプレイヤー、獲得。

都倉 賢が、札幌へ。
これ、相当でかい補強だよね。

都倉 賢、27歳。
幼稚園から慶応の生粋慶応ボーイは2009年、草津でブレイク。
長身でフィジカルが強く、強烈なヘディングと左足が武器。
運動量もあり、ポストプレーが上手い。

これ、ずっと札幌が欲しかった選手そのものだよね。
日本では稀有なこういう選手が欲しくて、ジオゴとかフェホとか、海外選手を獲得するものの、なかなか理想の選手には巡り合えず。
そこへきて、まさかの都倉獲得、と。
Jリーグでの実績は十分。
後は、通用するかしないかよりは、活かせるかどうか。
これ以上無い補強といえるよね。

都倉の補強は、将来性ではなく間違いなく今現在を見ての補強。
海外志向の強さと選手としての力量を考えると、長いこと札幌でプレーする可能性は低い。
いわば助っ人。
だから、求めるのは短期的な結果。

最低でも、10ゴール。
それくらいは期待したい。

そして、都倉獲得でもう一つ期待したいのが、若手の成長。
都倉は、これまで札幌にはいなかったポストプレーが得意なタイプの選手。
しかも、最盛期のバリバリ。
学ぶところって相当多いはずだよね。
一番学んでほしいのは、伸び悩んでいる彼。
似たような体格で、プレースタイルも似ている若手がいるじゃない。
都倉は身長187cm、80kg。
彼は、身長183cm、72kg。
前線からがむしゃらに走り、体を貼ってボールを納め、泥臭くゴールを狙う選手が。

そう、じゅんきですよ!

金山じゃなくて、横野!
横野 純貴!

彼が目指す選手像って、都倉に非常に近いと思うんですよね。
純貴にとっては、身近に具体的なお手本ができるわけで。
これ、地味だけれど、ものすごく大きいと思うんだよね。
百聞は一見に如かず。
期間は短いけれど、純貴には少しでも多く、都倉から学んでほしいなぁ。

……ん?純貴?

……って、純貴、タイだったぁぁぁ!!

ああ…もったいない……(´Д`;


純貴が戻ってくるのは8月から。
都倉に学べるのは本当に短い間かぁ…。

でも、常に全力で臨む純貴だからこそ、短い期間でも多くを学んでくれる気がする…期待したい!
2015年、タイで得た経験+都倉からの学びで、純貴が大ブレイク。
そして、喜びのバロテッリパフォーマンス。
そんな姿を期待しています!


悔しいような嬉しいような。

2014年03月04日

春、新しい環境がスタートする季節。
そして、Jリーグ開幕。
2014年シーズン、新しい環境に挑むのは3チーム。
徳島ヴォルティス、カマタマーレ讃岐、そしてジュビロ磐田。

開幕戦、昇格を狙う札幌の相手はジュビロ磐田。
ヤマハスタジアムに乗り込んでの開幕戦、結果は知っての通り、大方の予想を裏切り0-1で札幌が勝利。
J2新入りの磐田にぼこぼこにされながらも、J2先輩である札幌が挨拶代わりの一発をかました試合となりました。
まさしく、「J2なめんなよ」と。

アウェーで格上相手に勝ち点3を奪取。
結果は100点満点。
でも、試合内容をみると…正直、酷かったよね。
磐田がJ2レベルを超えた戦力を有することは明白。
ただ、磐田の戦力がJ1で図抜けているかといえば、決してそうじゃないよね。
J1であれば、あれくらいの戦力を有するチームはごろごろある。
つまるところ、J1で戦うつもりがあるなら、磐田相手に五分の試合を演じることができなければ、J1定着は厳しいと言えると思うのですよ。
磐田戦、得点は砂さんのフリーキックのみ。
終盤、磐田が前がかりになったところで何度かカウンターからいい形は作れたものの、イーブンの状態ではシュートどころかほとんど攻撃の形すら作ることができなかった。
これが、今の札幌の現在地。
悲観することはないけれど、もっと成長しないとね。
目指すべき目標はどこか?
J1昇格?それとも、J1定着?
まだまだ、道のりは遠いなぁ。



と、客観的に見てみた。

でもさ…正直、やっぱり嬉しいよね。。。。。
どんな形にしろ、勝利っていうのは嬉しい♪
それに、ほぼベストメンバーに近い磐田に対して、札幌はベストとは程遠いメンバーだよ?
それでも、磐田相手に勝ち点3を獲れた。
櫛引&小山内の若いCBは磐田を完封し、上原拓は堂々としたJリーグデビュー。
金山はまさしく神になっていたし。
ここに、奈良が戻り、薗田が馴染み、パウロン…は相変わらず痛がっているかもしれないけれど、小野が加わる。
まだまだ、伸びる要素が沢山ある。
次に磐田とぶつかるのは、何と最終節。
果たして、どこまでその差を詰めることができるのか。
今から楽しみですな!



ちなみに、新しい環境に挑む他のチームたちは。

徳島は鳥栖に0-5で完敗。
J1の先輩に追いついたと思ったのに、いざ蓋を開けてみればその差を思い知らされたというリアル。
まぁ、徳島がベストメンバーじゃないことを考えると、この点差がそのまま実力差ではないんだけれどね。
昇格組がスタートでこけるとかなり厳しいのは、札幌サポなら身を持って知っているところ(涙)。
これから良くなるなんて悠長なことは言っていられない。
徳島さん、次節ホーム開幕戦、勝負ですよ!
J2の意地、期待しています。


讃岐は岐阜に1-3で敗戦。
岐阜が新体制になっているため、J2でどれだけできるのかはまだまだこれからかな。
逆に、岐阜はどう化けたのか、次節の富山戦が楽しみになりました。
ナザリトは本物なのか?
こちらも楽しみですな。