J2最高レベルのポジション争い。

2013年12月12日

「あぁ、ホスンがいればなぁ…」

今シーズン、こう思っていたのは僕だけじゃないと思うのですよ。
いや、別に、杉山がとりたてて悪い訳じゃないですよ。
38試合に出場し、43失点、防御率1.13。
今シーズン出場したGK43人中、12番目。
J2各チームのレギュラーGKで見れば、8番目。
決して悪くはないのさ。
でも、なんか物足りないんだよね…。
杉山には、高原のような安心感も、優也のようなスーパーセーブもない。
キックは下手だけど、シュートストップはまずまず。
ハイボールの処理が不安だけど、凡ミスは少ない。
悪くない。
悪くはないけど…物足りない。

本気でJ1昇格を、J1定着を目指すなら、今の杉山では、物足りない。

これは、札幌サポなら一致する意見だと思う。
本気でJ1を視野に入れるなら、GKは間違いなく、札幌のウィークポイント。
じゃあ、杉山の成長にかけるのか?
杉山は今年、32歳。
来年33という年齢を考えると、ここから劇的に伸びるとも考えにくい。
じゃあ、ホスンの復帰を待つのか?
アキレス腱断裂の大けが、試合勘も戻っていないだろうし、不確定要素が多すぎる。
阿波加は、まだまだ経験不足。
将来的に守護神を担ってほしい逸材ではあるが、まだ早い。
ノノさんは、来年はJ1を狙うことを明言している。
なら、今必要なのは、J1でも通用するレベルのGK。

そこで、白羽の矢が立ったのが、長崎のGK、金山 隼樹。

今シーズン、JFLから昇格したばかりの長崎を6位に押し上げたのはリーグ1位の40失点という守備力。
その守護神だったのが、金山。
39試合に出場し、34失点、防御率は何と0.87。
もちろんこれは、J2各チームのレギュラーGKの中ではNo.1の数字。
いわば、J2でNo.1のGK。

そんな金山が、札幌へ完全移籍。

これ、最高の補強だよね。

来シーズン、時期は分からないけれど、恐らくホスンが復帰してくる。
ホスンだって、2011年は防御率0.83を記録した最高クラスのGK。

金山とホスン。
来シーズンの札幌のゴールマウスは、この二人がメインで争うことになる。
J2トップレベルでの、ポジション争い。
そこに、安心の杉山が控えていて、育成枠で阿波加がいる。

これ、面白いよね。
想像するだけで、わくわくしてくる。
札幌のゴールマウスを奪い合う、ハイレベルな競争。
これでこそ、成長するってものでしょう!

久しぶりに、守護神と呼びたくなるGKが現れるか。
期待です!


この記事に対するコメント一覧

屋根裏部屋の住人

Re:J2最高レベルのポジション争い。

2013-12-13 00:00

ホスン・金山のポジション争い。 いいね! 阿波加…??????????って感じかな。 15.18と彼で落としたゲームがどれほどあったか! 大バケがなければ…

nefty@管理人

Re:J2最高レベルのポジション争い。

2013-12-14 19:26

年齢的にも将来性に期待できるので、育成枠争いでは曳地を切って阿波加が残留。 ユース年代では代表クラスでも、トップチーム全体でみればまだまだ阿波加は力不足ですね。 彼に期待するのはもう2年くらい後でしょうか。 阿波加にしてみれば、金山、ホスンというお手本が身近にいるのは大きいはず。 この二人の評価が上がれば移籍してしまう可能性が高い分、阿波加にかかる期待も大きい。 何にせよ、まずは守護神争いが楽しみなオフシーズンですね。

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