無駄じゃない。

2008年10月21日

6年越しの夢、僅か1年で儚く散る。
1年でのJ2降格。
これが現実。

要因は色々あったと思うんですよね。
他チームと比較して圧倒的に不利な資金力=戦力の差。
怪我人が多く、主力が揃わなかったこと。
怪我や移籍騒動で攻守の要を何度も揺さぶられ続け、折られてきたこと。
そんな中、選手は本当に頑張ってくれていたと思うんですよ。
(それを「頑張り」と認めるかどうかは評価する人それぞれの判断によるところなのですが。)
それでも、やはり力及ばず、降格という結果に結びついてしまって。

ただ、不思議なくらい、その受け入れ難い現実をすっきりと受け入れている自分がいたり。
もちろんサポである以上、降格は悔しいし、悲しい気持ちはあるんですけど。
でも、前回の降格の時のような、絶望感に似た感情は無いんですよね。
何でだろう?

コンサへののめり込み度が下がった?
  いやいや、7年前とは比べ物にならないくらいのめりこんでます!
年をとって心が落ち着いた?
  ん~、あるかもしれないけれど、精神年齢はまだまだ子供ですね。

色々考えてみての結論。
それは、今回の降格を後ろ向きな降格ではなくて、前向きの降格と捉えているからじゃないかと。

結果はボロボロのチーム状況でも、チームとして目指す軸はブレていない。
いたずらな補強で、財政的な傷も増やしてはいない。
数年後にはチームの主軸を担うであろう若手が、貴重なJ1での高いレベルでの戦いを体験できた。

私はチーム創りには最低3年かかると思っているので、この3つは本当に大きな財産になると思っています。
昨年咲かせたJ2優勝&J1昇格という花は枯れてしまっても、その土の中ではコンサの新しい球根が大きく膨らんでいる。
今は、そんな状況なんじゃないかと思っています。
結果として力は及ばなくとも、J1のレベルを肌で感じたこと。
あやふやだったJ1との壁を、体感することによってはっきりと捉えられたことは、決して無駄じゃないはず。
来年は再びJ2での戦い。
J2が甘くないというのは痛いほど身をもって知っているので、1年でJ1復帰なんて都合の良い期待は(それほど)していません。
(いや、三浦監督が来年も続投だったらいけるんじゃないかって言う想いはあるんですけどね。)
でも、近い将来、今年の苦しかった経験が、大きな花を咲かせる大事な養分となってくれることを信じています。
降格はしても、チームは崩壊していないよ!
J1での戦いは終えても、まだまだサッカーは終わらない。
コンサはまだまだこれからなのさ!

後はとにかく、できるだけ選手が残ってくれることを祈るのみですね。(--;
ダヴィ&クライトンは難しいとしても、ベテラン、若手、そしてできることなら箕さん。
地味にいい仕事をしてくれた選手がちらほらいるだけにちょっと心配ですな(´▽`;


ここから残りの5試合。
結果が決まってしまった以上、選手にとってはモチベーションを保つのが難しい、複雑な試合になるでしょうね。
監督は、若手の起用をせず、あくまでベストメンバーで臨むようです。
(「ベテランに失礼」という考え方が、三浦監督らしいというかなんというか。。)
この起用法については賛否両論あるかと思いますが、何はともあれ、この5試合は消化試合ではないと思うのですよ。
プロとして、サッカーで飯を食っていく権利を得るための戦い。
プロとして、男として、意地を見せるための戦い。
ふぬけたプレーを見せる余裕はないでしょう!
私はサポとして、最後まで、ゴル裏で声を出し続けます。
結果云々ではなく、選手の意地を見せてほしい!


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