自信を。

2007年09月23日

湘南ベルマーレ 3-0 コンサドーレ札幌

入り方は悪くなかった。
しかし、たった一つのミスから、失点。
そして、チームの歯車は目に見えてかみ合わなくなって。
見どころと言えば、高木のファインセーブのみ。
正直、6-0で負けていてもおかしくないくらいの試合。
言い訳なんてできないほどの、完敗。
ゴール裏でコールするのすらしんどい暑さの中、ピッチ上の選手はそれでもできる限りのプレーを見せてくれていたと思う。
ただ、チームとしての歯車がバラバラで、無駄走りが多くなってしまっているのが今の状況。
上手くいかない時というのは、同じ距離を走っても疲労というのは何倍にも感じられるものだから、選手にとっては体力も精神力も削られていく、しんどい状況だったと思う。
だから、選手が油断していたとか、気持ちが入っていないとか、そんなことを言うつもりは毛頭なくて。
終了後、ゴール裏に挨拶にきた選手たちの顔は、みんな悔しさに滲んでいた。
その顔を見て、昨年の10節連続で勝てなかった頃のことを思い出した。
あの時も、なんでもないプレーやミスから失点していて。
まさしく、今のチーム状況と同じ、そんな気がする。
それは、自信を失っているということ。
個人個人は精いっぱいのプレーをしているのに、チームとして連動していないから、あと一歩のところで競り負けたり、思い切ったプレーができない。
結果、球際で競り負け、攻撃のリズムは崩れ、相手にゲームを支配され、ミスを招く。
そして、さらに自信を失っていく。

今、チームにとって一番大切なのは、自信を持ってプレーすることだと思う。
確かに、一時は大きく開いた勝ち点差はほとんどなくなってきている。
でも、これまでの41節、積み重ねてきた勝ち点って、もっと誇っていいものだと思う。
運やまぐれでこの位置にいられるほど、J2って甘いものじゃない。
三浦監督の描く絵を信じ、チームとして精いっぱい戦ってきて、少しずつ自信をつけて、積み重ねてきたからこそ、こうして今の位置にいられるはず。
自分たちの志向するサッカーは間違ってない。
もう一度、自分たちを、自分たちのサッカーを信じて、戦ってほしい。
そしてそれは、サポも同じ。
第2クールでは、先制されようとも必ず逆転できると信じて応援できていたのに、いつのまにか、先制されると苦しくなったと俯いてしまう自分。
昨日の湘南戦、失点しても必死で声を振り絞ったけど、本当に逆転できるとチームを信じられたのか?
情けないけど、はっきりYESと言い切れない自分がいる。

まずは、自分がチームを信じよう。
ゴール裏が自信を持って選手を鼓舞できれば、それはきっと、選手の力になるはずだから。


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